DMM GAMESは、1月23日に北海道・稚内港北防波堤ドームにて、PS4版「Frostpunk」の先行体験会を開催した。ここでは、本体験会の模様をお届けする。
11Bit Studiosが開発する「Frostpunk」は、凍てついた世界で生き残るため、地球最後の都市を築き上げるサバイバルシミュレーションゲーム。蒸気の動力を使い、圧倒的な寒さの中で生き残るために必要な手段を確保しなければならない。すでに配信されているSteam版は全世界累計140万本を突破し、2020年2月27日にはDMM GAMESからPS4版が発売される予定だ。
ここでは、1ヶ月後の発売を前に極寒の地・北海道稚内にある稚内港北防波堤ドームで行われた先行体験会の模様をお届けする。
会場となった稚内港北防波堤ドームは、日本最北端の駅・稚内駅から徒歩10分ほどにある防波堤。波から埠頭や鉄道の施設を守る目的で建設され、巨大で太い円柱の柱が特徴となっている。2001年には北海道遺産に指定され、観光地としても有名な場所だ。
稚内港北防波堤ドームは、船の向こうにある柱が特徴的な防波堤。遠くからでも確認できる。 | |
近くで見ると巨大さが実感できる。太い柱に支えられ、たしかにドームのようになっている。 | |
防波堤の向こうはもちろん海だ。 |
ただ、防波堤ということもあり、電源なども存在しない。しかも、1月の夕方に行われるということで、どれだけの来場者が訪れるのか。そんな不安の中、訪れた会場では、発電機がPS4とモニターに電力を供給していた。
休憩用のテントの中を覗いてみると、すでに来場者の姿が。イベント冒頭、DMM GAMESのプロデューサー 早稲田誠氏とディレクター 小守寛章氏、そして、11Bit Studiosのマーケティングディレクター パトリック・グジェシュチュク氏が挨拶を行った。開始時点での来場者は20人ほどで、稚内在住の人が多く、若い人や女性など幅も広かった。早稲田氏は想定よりも多い来場者に驚いている様子だった。
小守氏によると、当初は東京近郊の冷凍倉庫で開催するアイデアもあったそうだが、人工的な寒さではなく、本物の寒さを体験してもったほうが良いと、稚内の地を選んだそうだ。
本作のコンセプトが生まれた経緯について聞かれたパトリック氏は、寒さではなく、社会をどのように構築していくのかがテーマだったと明かし、サバイバルゲームというジャンルを再構築したいとの考えがあったという。サバイバル要素に寒さというスパイスを足すことで、楽しめるゲームとして作ったそうだ。
挨拶と本作の紹介を終えると、いよいよ体験会へと移る。2台用意された試遊台に来場者が並び、順番にプレイしていく形式。会場によういされた2つのテントでは、ストーブや温かいスープで暖をとることができるのだが、試遊台はテントの外に設置されており、まさに極寒の中でのプレイとなる。そんななかでも与えられた試遊時間をめいいっぱい使ってプレイする人ばかりで、システムの詳細を聞いたりと熱心な人が多かったようだ。男性は黙々とプレイをし、女性はリーダーの立場で選択肢に悩むなど、時間を忘れて集中してプレイする姿が印象的だった。
会場では、パトリック氏へのミニインタビューを行うことができたので、その模様もお届けする。2018年にリリースされたSteam版は世界中で多くの人にプレイされ、今回、日本でコンソール向けにリリースできることが嬉しいと語ったパトリック氏。日本のゲームとともに育ったそうで、「ストリートファイター2」や「ファイナルファンタジー7」などを好きなゲームとしてあげていた。
今回は、コンソールでもベストなゲーム体験ができるよう、1年間の開発期間を経てゲームパッドなどに最適化し、ベストなシミュレーションゲームになっていると自信を見せていた。
すでに発表されているDLC「The Last Autumn」のコンソールでの展開については、まだ公式なアナウンスではないと前置きしながらも、リリースに向けての準備はしていると明かしていた。
今回、DMM GAMESより、「Frostpunk」グッズセット(USBメモリ、Tシャツ、ビニールレコードディスク:開発サイン付き)のプレゼントを提供いただいたので、Gamer読者にプレゼント。以下の応募要項を確認の上、応募してほしい。
「Frostpunk」グッズセットプレゼント概要
賞品
「Frostpunk」グッズセット
提供
DMM GAMES
当選者数
1名(抽選)
応募期間
2020年1月27日(月)~2020年2月10日(月)23:59
Published in Japan by DMM GAMES. 2020 (C) 11 BIT STUDIOS S.A., FROSTPUNK and 11 BIT STUDIOS are trademarks and/or registered trademarks of 11 BIT STUDIOS. All other marks and trademarks are the property of their respective owners. All rights reserved.
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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