コーエーテクモゲームスは、2020年2月22日・23日に「金色のコルダ」シリーズを題材にしたイベント「ネオロマンス♥フェスタ 金色のコルダ 15th Anniversary FINAL」をパシフィコ横浜 国立大ホールで開催した。ここでは22日夜の部についてお届けする。
本イベントは、2018年9月に15周年を迎えた「金色のコルダ」シリーズをファンと共に祝うイベントの締めくくりとして実施。ライバル・クラスメイト・先輩と後輩・幼なじみといった作品内で描かれた「つながり」にフォーカスし、全公演で「金色のコルダ」から「金色のコルダ4」までの内容を楽しめる。
谷山紀章さん(月森 蓮/東金千秋 役)
伊藤健太郎さん(土浦梁太郎/八木沢雪広 役)
森田成一さん(火原和樹/火積司郎 役)
岸尾だいすけさん(柚木梓馬/水嶋 新 役)
日野 聡さん(衛藤桐也/冥加玲士 役)※2月23日のみ
石川英郎さん(金澤紘人/土岐蓬生 役)※2月22日夜、2月23日昼夜
小西克幸さん(王崎信武/如月 律 役)※2月23日のみ
内田夕夜さん(吉羅暁彦/榊 大地 役)
佐藤 朱さん(冬海笙子/ニア役)※2月22日のみ
増田ゆきさん(天羽菜美/七海宗介 役)※2月23日のみ
大原さやかさん(都築茉莉/御影諒子 役)※2月22日昼、2月23日昼
保村 真さん(不動葉介/長嶺雅紀 役)※2月23日のみ
岡本寛志さん(狩野 航 役)※2月22日のみ
山本圭一郎さん(伊織浩平 役)※2月22日のみ
高木礼子さん(日野香穂子/小日向かなで 役)
室屋光一郎さん(ヴァイオリン)出演回:2月23日夜
加賀谷綾太郎さん(ヴァイオリン)出演回:2月22日・2月23日
日高航太さん(チェロ)出演回:2月23日昼
有田紘平さん(フルート)出演回:2月22日昼
徳富 豊さん(トランペット)出演回:2月22日夜
松井大夢さん(トロンボーン)出演回:2月22日夜
田中和音さん(ピアノ)出演回:2月22日・2月23日
福山 潤さん(志水桂一/如月響也 役)
宮野真守さん(加地 葵/天宮 静 役)
水橋かおりさん(リリ/水嶋悠人 役)
Kanさん(アンフィニ)
まずはゲームでお馴染のマップ画面に合わせ、出演者全員が挨拶。ドラマパートへの合間にはゲームのスチルが「Now Loading」で表示され、ファンからは大きな笑いやため息がもれる場面も。続いて、ドラマ「『金色のコルダ3』~始まりのディヴェルティメント~」では東金と土岐、大地といった3年生のメンバーにフォーカスした内容を展開していく。
全国音楽コンクール後の菩提樹寮でくつろぐ東金と土岐の前に、送別会の日程調整のため律を探していた大地が現れる。神南高校の送別会はどのようなものか聞かれ、3年生のリクエスト制となっていると答える東金。芹沢なら無理難題も簡単にクリアしてしまうだろうと、どんなリクエストをするか頭を悩ませているようだ。
そこへニア、かなで、ハルの3人も登場。「送別会の企画がきちんと喜んでもらえるか不安」といった2人にニアが「本人に聞いた方が早い」とアドバイスし、同じ3年の東金と土岐を頼ろうとするが、大地は全力で止めに入る。かなで、ハルが席を外した間に3年生のメンバーはこっそり企画内容を確認するが、その内容は「ツンデレになって」「語尾にニャン」「神南のファンの子になって」というリクエストばかり。しかしこれには、ニアのある真意が隠れていて……。もちろんお願いごとはしっかり実演され、ファンからは大歓声が巻き起こっていた。
ライヴコーナーでは、石川さんが土岐の新曲「秋愁(しゅうしゅう)の円舞曲(ワルツ)」をセクシーに歌い上げ、内田さんが「SKYWALKER」で一緒にダンスを踊っているようなエスコートと華麗なステップを披露。谷山さんの歌った「KALEIDOSCOPE」は、なんと11年前に発売されたCD「ネオロマンス・フレンズ」に収録されていたもの。ファンの前での歌唱は初めてとなり、イベント内では谷山さんが曲に対する想いを語る場面も見られた。最後は森田さんが「PRECIOUS」を熱唱し、会場のテンションも最高潮に。
バラエティコーナー「『金色のコルダ』思い出のアルバム」では、ゲストがファンから寄せられた思い出にちなんだトークを繰り広げる。香穂子と冬海の振り返りドラマを交えつつステージに現れたのは司会の伊藤さんと高木さん、ゲストの谷山さん、石川さん、内田さん、佐藤さん。福山さん・宮野さんのキャラクターボイスも効果音として用意されていて、司会の2人がさまざまなボイスを会場内に響かせていた。
最初のテーマは、ファンから届いた「マップの加地がいつのまにかヒロインに近付いてくる」という、香穂子を好きすぎるあまりの行動にちなみ「好きすぎて○○してしまったこと」について。石川さんは低糖質にハマっている一方、甘いものが大好きな内田さんは気にしないと笑顔を見せる。谷山さんから「お米は野菜」という理論が飛び出すと、響也の「そんなわけねえだろ!」というツッコミが響き渡り、会場は大きな笑いに包まれた。
次は、アンサンブルの練習中に「歯磨き粉の味」などのユニークな理由で対立したという思い出に触れ、ゲストたちも「目玉焼きに何をかけるか?」で大いに紛糾。しょうゆ、塩、コショウなどお客さんも巻き込みながらそれぞれの主張をぶつけ合う。作品の影響で実際にヴァイオリンを習い始めたという話が出た際、ステージ裏では演奏者一同が大きな拍手を送っていたそうだ。
ピアノの生演奏をバックに、旅や旅立ちにまつわるシチュエーションで届けられた愛のメッセージには柚木、火原、土浦、金澤が登場。生演奏とセッションしたり、懐かしのゲームスチルが流れたりするスペシャルライヴコーナーでは、トロンボーンやヴァイオリン、ピアノに合わせて岸尾さんが「TE AMO! TE AMO! by ハイパー☆ラッキーマン」、内田さんが「BORDER LINE」、佐藤さんと高木さんが「Heartful Sweets」を歌い上げる。
ドラマ「『金色のコルダ3』~旅立ちのカンタータ~」で描かれたのは、至誠館のメンバーだ。何がなんでも優勝しなくてはならない東日本大会を目前に控え、気負う火積と伊織に部長の八木沢は「絶対に大丈夫」と断言して励ます。しかし、その前向きな強さに一抹の不安を覚えた狩野は自分なりのやり方で後輩をさりげなくサポートし、副部長として部を支えていく。
そんな熱いドラマを締めくくったのは、八木沢・火積・新・狩野・伊織が心をひとつにして歌う「Ambitious -青雲の志で-」。マイクスタンドを使い、腕を大きく振り上げながら吹奏楽のマーチングのように息ピッタリのパフォーマンスを展開する。さらにステージへ内田さんも現れ、ファンもここだけでしか見られない演出を楽しんでいた。
出演者が勢揃いしたエンディングの後は、ファンも一緒に「BLUE SKY BLUE」を合唱。生演奏と共に、キャラクターや出演者&ファンなどさまざまな「つながり」で盛り上がったイベントは大きな拍手に包まれながら終了した。
6月24日には早くもイベントの内容を収録したライブビデオの発売が決定しているので、楽しみに待とう。
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