2020年3月6日に発売されるNintendo Switchソフト「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」を紹介。絵本のようなやさしいビジュアルと世界観が特徴のダンジョンRPGです。

目次
  1. 絵本のような世界でポケモンになって、救助隊を結成!
  2. ふしぎなふしぎな「不思議のダンジョン」を仲間と一緒に探検!
  3. キミはどのポケモンになって冒険する?

「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」は、2005年11月17日にニンテンドーDSとゲームボーイアドバンス向けに発売された「ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊」が1つのソフトになったリメイク作品です。主人公自身がポケモンとなって物語を進めるストーリーはそのままに、Nintendo Switch向けに新しく描かれる、絵本のようなやさしいビジュアルと世界観が特徴です。

現在体験版も配信中の本作ですが、ここでは体験版の内容を含むゲーム序盤から、その少し先の部分をプレイ。そこで見えてきた「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」の魅力をお届けしていきます。

絵本のような世界でポケモンになって、救助隊を結成!

本作の舞台は、ポケモンだけが暮らす世界です。何かのきっかけでこの不思議な世界に迷い込んでしまったプレイヤーは、ポケモンとして目を覚まします。この世界では、突如、各地で起き始めた自然変動により、さまざまな事件が起こっているようです。プレイヤーは、パートナーとなるポケモンと救助隊を結成し、困っているポケモンたちを助けていくことになるのでした。

本作の最大の特徴は、なんといってもプレイヤー自身がポケモンになって冒険できること! ゲームの最初に出てくる「ポケモン診断」で質問に答えていくと、自分にぴったりのポケモンになることができます。ここで選べるポケモンは、ピカチュウやヒトカゲ、ワニノコやキモリなど全部で16匹。どのポケモンも可愛いくて思わず迷ってしまいます。

「ポケモン診断」の結果とは違うポケモンになりたいときは、選びなおすことも可能です。
「ポケモン診断」のあとは冒険のパートナーとなるポケモンを決めましょう。
今回はフシギダネになることにしました。救助隊を結成するとスカーフを身につけるのですが、フシギダネは頭の上につけているように見えるので、リボンみたいで可愛いです。

この世界には人間はおらず、ポケモンたちが言葉を話し暮らしています。そのためポケモンを実際に自分の手で操作することが可能です。「ポケットモンスター」は、スピンオフタイトルを含めて幾つもの作品がありますが、ポケモン自身を自由に操作して遊べるゲームは意外と少ないです。自分自身がポケモンになりきって、さまざまな場所を冒険していくというのは本作ならではの楽しみで、それだけでも何だか嬉しくなってしまいます。

ポケモン同士の掛け合いも本作の魅力。さまざまなポケモンたちが生活しています。
ポケモンの目線で物語が進行していくので、普段とは異なる発見があります。

また、本作の大きな魅力は絵本のようなホンワカしたグラフィック。リメイク元となる「ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊」では、ドットで世界が描かれており、そちらはそちらで魅力たっぷりなのですが、Nintendo Switchソフトとしてリッチな表現で描かれる世界は、初めての人はもちろん、「ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊」をプレイした人も一見の価値ありです。

そんな世界観ですから、物語ではポケモンたちが元気に、コミカルに描かれます。基本はそのような雰囲気で進行していきますが、なぜ人間からポケモンになってしまったのか? 各地で起き始めた自然変動の原因とは? ……などなど、シリアスな展開もあり、目を離せないストーリーも本作の魅力です。

また、本作では、主人公たちが結成する救助隊以外にも、さまざまな救助隊が活動しています。時には彼らと関わりながら、この世界の謎を解き明かしていきましょう!

フーディン、バンギラス、リザードンと強力なポケモンによるゴールドランクの救助隊「FLB」。みんなから尊敬されています。
ダーテングと、コノハナ2匹からなる救助隊「テングズ」。がめつい性格で、お金をたくさんもらわないと救助を引き受けません。
ゲンガー、チャーレム、アーボの3匹からなる救助隊「イジワルズ」。悪いことばかりしているようですが……?

ふしぎなふしぎな「不思議のダンジョン」を仲間と一緒に探検!

救助隊を結成した主人公たちは、困っているポケモンたちの依頼を受けて「不思議のダンジョン」に足を踏み入れます。山や峡谷、森などさまざまな場所にあるダンジョンは、入るたびに地形や落ちているどうぐが変わるので、毎回新鮮な気持ちで冒険することができます。

依頼はペリッパー連絡所の掲示板や、救助基地のポストから受けることができます。

ダンジョン内は一見するとアクションゲームのように見えますが、実はターン制になっています。プレイヤーが移動や攻撃をすると1ターン消費、相手のポケモンも1回動きます。自分が動かなければ相手も動かないので、ピンチの場面でもじっくり考えることが可能です。

また、ポケモンたちは「ポケットモンスター」シリーズでお馴染みの「わざ」を、4つまで覚えることができます。敵を攻撃するだけでなく、仲間を回復させるもの、特殊な効果があるものなど、その種類はさまざま。わざには、効果の範囲(正面の敵だけに有効なのか、部屋全体の敵に有効なのか、など)や、タイプが存在します。自分の救助隊のポケモンにどんなわざを覚えさせてダンジョンに挑戦するのかという育成要素は本作でも重要であり、楽しい部分でもあります。

つるのムチは遠くの相手を攻撃できるので先制攻撃をしたい場面で役立ちます。

ダンジョンに挑戦する際、最大3匹のポケモンで救助隊を結成することが可能ですが、ダンジョン内で戦ったポケモンと友情が芽生え、仲間になることがあります。仲間の数はやはり多いほうがいいので、積極的に増やしていきましょう。ダンジョン内では、最大8匹まで仲間のポケモンを連れて歩くことができます。

なかまのかずは そりゃ やっぱり ぜったい がっちり おおいほうがイイ!

ダンジョン内で仲間になったポケモンはダンジョン探索終了後、冒険のお礼に「ポケ(この世界のお金)」を置いて去っていってしまいますが、そのポケモンと相性の合う「救助隊キャンプ」を作っていると、そこに待機してもらいダンジョンに挑戦する際にいつでも呼び出せるようになります。「救助隊キャンプ」はプクリンから購入することができます。できるだけ早めにゲットしておきたいですね。

救助隊キャンプでは、ポケモンたちが可愛いドット調で表現されています。ここではグミを食べて強くなったり、ニックネームを変えることもできます。

本作のゲームジャンルは、ダンジョンRPGということで、もしかしたら少し難しい印象があるかもしれません。しかし、本作からの新要素として操作をアシストしてくれる機能が追加されていますので、シリーズを初めて遊ぶ人でも簡単にダンジョンを冒険することができます。

Lボタンを押すと救助隊が自動で探検してくれる「オートいどう」に。敵に近づくとオートは解除されるので、バトルはしっかりと自分でプレイできます。
ポケモンのわざは4つから選んでいく必要がありますが、Aボタンを押すと、相手に応じて自動でわざを繰り出してくれます。

また、もしダンジョンで倒れてしまっても、自分のほかのチームや、ほかのプレイヤーに救助をしてもらうことで、倒れたのと同じ場所から冒険を再開することが可能です。これで安心してダンジョン探索に出かけられますね!

※インターネット救助には、救助するプレイヤーと救助されるプレイヤー、どちらもNintendo Switch Online(有料)への加入が必要です。
※加入していない場合でも、発行したパスワードを他のユーザーに伝えることで、救助してもらうことができます。

キミはどのポケモンになって冒険する?

「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」は、15年の時を経て蘇る、「ポケモン不思議のダンジョン」シリーズの記念すべき第一作目をリメイクした作品です。今回実際にプレイをして、「ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊」が持つ魅力をしっかりと抽出しつつ、グラフィックの進化や便利機能の追加によって、また新しい感覚でプレイすることができました。

残念ながら今回のプレイ範囲では確認することができませんでしたが、「ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊」のときは、最強の救助隊として石像でしか登場しなかったルカリオをはじめ、新しく進化が発見されたポケモン、さらにメガシンカポケモンも登場。その数なんと400種類以上ものポケモンと出会うことができます。

「ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊」では使用できなかったルカリオなども、今作では仲間にすることができます。
メガシンカポケモンも登場!

「ポケモン」の新たな魅力がたっぷりの「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」。ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか?

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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