角川ゲームスは、2020年7月30日に発売予定のPS4/Nintendo Switch用ソフト「Root Film」について、著名人ゲームレビューの第1回を公開した。
「Root Film(ルートフィルム)」著名人ゲームレビュー第1回公開のお知らせ
今回は、「著名人ゲームレビュー」として5名の著名人に「Root Film(ルートフィルム)」をプレイしていただき、論評を行っていただきました。著名人ゲームレビューの1回目として先陣を切るのは、「Wizardry」を題材にした小説「隣り合わせの灰と青春」などでおなじみのベニー松山氏です。以下はベニー松山氏のレビューとなります。
「Root Film(ルートフィルム)」著名人ゲームレビュー第1回「ベニー松山氏」
「ルートフィルム」、紛うことなく傑作である。こうしたレコメンドのレビューは話半分、誉めてくれと頼まれて書いていると疑うかも知れない。
私も大概、眉が唾液でべたべたになるくらいに疑り深い。だがしかし!その猜疑心に凝り固まった男が適当に遊び始めて、気がつけばエンディングを涙ぐみながら眺めていたのだ。
ミステリーものはどうしても後半のほうが盛り上がる。そうでなければいけない。だから本作の序盤をひと区切り遊んで、もしかするとそのまま積んでしまう人もいるかも知れない。
でもそれはあまりに勿体ない。張り巡らされた伏線、鳥肌ものの構成の妙、そしてどんどん好きになってしまう魅力的な登場人物たち……絶対に完走すべきだ。
この傑作ミステリーを楽しみ尽くさないのは人生にとって損だと請け合ってもいい。そして私はすでに、まだ行ったことのない島根を訪れたくなっている。自分にそういうところがあったのかと、本作の効能に驚いているところなのだ。
第2回以降、レビューを担当する著名人は以下の4名を予定しています。
・ローリング内沢
・しまねっこ
・バカタール加藤
・平林久和
(敬称略)
ぜひ、この著名人ゲームレビューにて「Root Film(ルートフィルム)」の魅力を感じ取っていただき、第2回以降もお楽しみにお待ちください!
「Root Film(ルートフィルム)」著名人ゲームレビュー
http://www.root-film.com/special/