ユービーアイソフトから発売予定のPS4/Xbox One/Nintendo Switch/PC用オープンワールドアクションアドベンチャー「イモータルズ フィニクス ライジング」。メディア向け体験会で分かった本作の魅力をお届けしよう。

「イモータルズ フィニクス ライジング」は、「アサシン クリード オデッセイ」の開発チームが新たに手掛ける、完全新作のオープンワールドアクションアドベンチャーゲーム。2019年に「ゴッズ アンド モンスターズ」のタイトルで発表された作品だが、このたび改題されたことが明らかになった。

ゲームの舞台は、ギリシャ神話をモチーフとした広大な島。主人公のフィニクスはゼウスやプロメテウスといった神々に導かれ、島中を探索。謎解きに挑戦したり、能力を強化したりしながら、神話上の怪物たちと戦いを繰り広げることになる。

なお、体験会でプレイしたのはPC版。使用したコントローラーはXbox One用のものだったため、本記事でのボタン表記はこれに準拠したものとする。また、掲載するゲーム画面には体験会で録画されたものを使用している。開発中のバージョンのため、今後の仕様変更の可能性があること、インターフェースは英語表記、字幕は日本語表記という状態であることにもご留意いただきたい。

神話モチーフの美しいオープンワールドを飛び回るのは、格別に気持ちが良い

ゲームがはじまると、さっそく美しく広大な世界が、眼前に広がる。遥か遠くまで見渡せる、様々な“遊び”が詰まっているであろう起伏に富んだフィールドの景色には心が躍った。

「アサシン クリード」シリーズのほか、「ウォッチドッグス」シリーズや「ファークライ」シリーズなど、ユービーアイソフトのオープンワールドタイトルはフォトリアルなグラフィックのものが多いが、本作は適度にデフォルメが効いている。このスタイルの選択には、神話モチーフの世界観や、ダイナミックなアクションの表現を重視したこと、そして遊びが敷き詰められたフィールドを違和感なく表現するためといった理由があるように感じられる。

Rスティックの押し込みで“遠くを見る”ように指示されていることに気づいた筆者は、これを実行。すると、眼下の赤く光る大穴の存在に気づいた。本作では“遠くを見る”ことで目についた場所に、RTボタンでマーカーを設置できる。マーカーを置いた場所は、画面上部に方角と到着までの距離が表示されるようになるので、広い世界の冒険でも迷うことはないだろう。もっとも、向かっている道すがらに興味を惹かれるロケーションをいくつも見つけ、寄り道を繰り返してしまって一向にたどり着けないという事態はあるかもしれない。

フィニクスの背中には翼があり、空中ではスタミナゲージを消費しながら、ある程度の距離を滑空できる。空中での操作は、滑空がBボタン、空中ジャンプがAボタン、加速はXボタンに割り振られており、滑空中に再度Bボタンを押すと急降下。操作に慣れるまで少々時間が掛かったが、高所から飛び立ち、フィールドを見下ろしながら飛び回る気持ちよさは格別だ。

多彩な立ち回りが楽しめる、歯ごたえ満点の戦闘システム

滑空を駆使して大穴の近くに降り立つと、次々に現れる怪物たちと戦うことになった。RTボタンで斧による攻撃、LBボタン+A、B、X、Yのいずれかのボタンの組み合わせでスタミナを消費してさらに強力なスキル攻撃が繰り出せる。RBボタンは小剣による攻撃が割り振られており、攻撃力は低いが、ヒットすればスタミナを回復できた。LTボタン+RTボタンでは弓矢を放てるので、近接攻撃が強力な敵にはこれを駆使して遠距離からダメージを与えていくことも可能だ。

これらの攻撃手段に、Xボタンによる回避や、LBボタン+RBボタンによるパリィ(タイミング良く入力すれば敵の遠距離攻撃を弾き返したり、近接攻撃を弾いてひるませたりできる)を組み合わせて、プレイヤーは敵の種類や数に合わせた多彩な立ち回りをプレイできる。慣れればスキル攻撃で地面から無数の槍を生み出して敵を打ち上げ、空中での連撃で追い打ちをかけるといったコンボも繰り出せる。試行錯誤の末、スタイリッシュに敵をなぎ倒せるようになったときはとても痛快だった。

なお、体験会で使用したデータのフィニクスは、ゲーム中盤以降に手に入るスキルも獲得しているとのこと。製品版の序盤での戦闘はもう少しシンプルなものになるかもしれないが、その分、ひとつひとつのアクションに徐々に慣れていけるものと思われる。また、今回は難易度ノーマルでプレイしたため、どの敵も手強く歯ごたえがあったが、イージーモードも用意されていたので、アクションが苦手な方も楽しめるはずだ。

大穴の中では、ひらめきが試される謎解きが待ち受けていた

敵を蹴散らすといよいよ大穴に入れるように。中ではちょっとした試練への挑戦が待ち受けており、クリアできればアイテムが手に入った。大穴の正式名称は“Vault of Tartaros”とのことで、日本語にすると“タルタロスの迷宮”といったところだろうか。

最初に訪れたこの迷宮の試練は謎解き系のものだった。ブロックを動かす、遠くの的に矢を当てて仕掛けを起動させるなど、思考力と操作精度の両方を要求される。フィニクスには遠くにあるブロックを引き寄せたり、狙いを定めて放り投げる能力があるので、これらのアクションも駆使して、奥へと進んでいく。

また、ここではLTボタン+RBボタンで射出後の軌道を操作できる“アポロの矢”のチュートリアルもあった。障害物で遮られた的など、通常の矢が届かない的を射抜く必要があるときに、今後も頼ることになりそうだ。

最深部で手に入ったアイテムは、集めるとスタミナが強化できる“ゼウスの雷”。強化アイテムにはほかにも、体力を強化できる“アンブロシア”や、新たなスキルを解禁できる“カロンのコイン”など、いくつかの種類があるようだ。

迷宮はフィールド上に点在している。これらを見つけ出し、内部の試練に挑戦するのは本作の醍醐味のひとつと言えるだろう。今回は3つほどしか見つけられなかったが、謎解きだけじゃなく戦闘系の試練もあり、バリエーションは多種多様となっている模様。プレイヤーの、本作を構成するあらゆる要素の腕前、それから困難を突破するためのひらめきが試される場所と言えそうだ。ちなみに試練の難易度は三段階に分かれている。難易度は貯蔵庫進入時に表示されるので、まだ手に負えなそうならばフィニクスをもっと強化できるまで、いったん保留にしておくのもアリかもしれない。

パズル、強敵、装備品集め……“どこへでも行ける”フィールドには、いろんな遊びがもりだくさん!

最初の迷宮をクリアすると、新たなメインクエストがふたつ追加された。いずれかの攻略に当たっても良いし、気ままなフィールド探索を満喫しても良いという。ここで筆者は、本作の冒険のさらなる自由度の一端を垣間見た。

筆者が試した限り、本作のフィールドではほぼすべての壁に対して、スタミナの消費と引き換えによじ登ることができた。よじ登りと滑空を駆使した自由な探索はとにかく楽しい。好奇心が赴くまま、気になる場所を目指して縦横無尽に動き回ることができるからだ。

また、Yボタンを長押しすれば、馬を召喚して高速で地上を駆け回ることもできた。馬はスタミナも多く、フィニクスで走るよりも長い距離を全力疾走し続けられる点も快適。搭乗できる生き物はほかにもいるとのことだったので、製品版ではより速く走れる生き物に出会う機会もあるかもしれない。

「あれは何だろう?」と引っ掛かりを覚える地形やオブジェクトにたどり着けば、アイテムやアクティビティなど、そこに向かった見返りがしっかり用意されている。フィールドの密度感もとても高く、高所から見渡せば、行ってみたくなる場所が無数に一望できるはずだ。アクティビティの種類も豊富で、筆者は絵合わせパズルや、“アポロの矢”の軌道を変えてすべての輪っかを通過させるなどの挑戦を楽しめた。迷宮同様、そのバリエーションの豊富さには期待して良さそうだ。

方向パッドには各種、回復薬が割り振られている。戦闘で体力が減ったときはこれで回復できるほか、スタミナの回復によって滑空やよじ登りを長距離に渡って継続することも可能だ。回復薬はフィールドに落ちている素材を元に、“cauldron of circe(サークの大釜)”という場所で生成できる。

ただ、この素材がなかなか見つからない。体験会後半は体力回復薬の所持数が見る見る減っていき、敵との戦闘がはじまるたびに焦ってしまった。個人的には、もう少し気軽に戦闘を楽しめたほうが好みのバランスだが、製品版ではほかの救済措置も見つかるかもしれない。この点は今後の情報に期待したいところだ。

フィールドには固有の名前を持った者をはじめ、思わぬ強敵が待ち構えていることも。身体が赤く光った直後に繰り出される攻撃は強力かつパリィで弾けず、強敵にはこういった攻撃を多用してくる者が多い。こういった相手にはより慎重な戦い方が求められ、時には撤退するのも勇気ある決断と言えるだろう。

イベント戦闘でなければ、見つかる前に気配を消して敵に近づけば、ステルス攻撃を繰り出して大ダメージを与えることもできた。強敵は一撃では倒せなかったが、覚えておけば戦いの幅がさらに広がるはずだ。

クエストのクリアやネームドモンスターの撃破では、剣や弓、鎧や兜といった新たな装備品が手に入ることもある。装備ごとに性能は異なっており、グラフィックに反映させるかどうかの設定もできる。入手した装備同士であれば、見た目はお気に入りの装備、性能はより強力な装備といった組み合わせも可能だ。いちばん強くてカッコいいフィニクスを目指そう。

いつまでも遊んでいたい!ユービーアイソフト製オープンワールドの新境地

結局、フィールドに配置された様々なロケーションやアクティビティ、高難易度の迷宮への挑戦といった寄り道が非常に楽しく、メインクエストとは無関係なプレイが大半を占めたまま、体験会の時間は終了となった。

今回プレイできたフィールドは、本作のマップのほんの一部。製品版ではさらに多くの美しいロケーションや、やりがいのあるチャレンジが楽しめそうだ。

現時点でのバージョンでも“自由度の高さ”と“遊びの密度の濃さ”が高いレベルで両立されており、プレイ中はわくわくさせられっぱなしだった。製品版もクオリティに関しては安心して良さそうだ。操作の複雑さや敵の強さはどちらかと言えばコアなゲーマー向けの調整という印象を持ったが、難易度イージーを選べばもう少し幅広い層が楽しめるように思う。

物語の全容は明かされなかったが、ゼウスたち神々のナレーションは独特のユーモアがあり、良い意味で神としての威厳はあまり感じられなかったのが印象的。ギリシャ神話の荘厳なイメージとは一線を画す軽妙な作風が楽しめそうだ。

「イモータルズ フィニクス ライジング」は、過去のユービーアイソフトのどのタイトルにも似ていない、意欲的なゲームとなっていた。また、こういったオープンワールド作品こそを求めていたゲーマーは、決して少なくないのではないだろうか。

製品版をプレイするのがとても楽しみだ。

(C) 2020 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Immortals Fenyx Rising, Ubisoft, and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.

※画面は開発中のものです。

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