ソニー・インタラクティブエンタテインメントが2020年11月12日に発売する、次世代コンソールゲーム機「PlayStation 5(以下、PS5)」。その発売に先駆けて、PS5本体がGamer編集部に到着したので、その外観を筆者の印象から紹介する。
超高速SSDの搭載によるロード時間の短縮やシステムの再構築、ハプティックフィードバックの採用によって触覚領域に大きな変化をもたらす新型ワイヤレスコントローラーDualSense、PS4タイトルの後方互換など、これまでさまざまな情報が届けられてきたPS5。いよいよその発売が間近に迫る中、一足早くPS5本体がGamer編集部に到着した。
PS5の外箱は、本体同様に白を基調としたデザインになっており、シンプルながらもひと目に分かりやすいデザインだ。全面にはロゴとともに本体とDualSenseが大きく映し出され、背面にはその特徴が紹介されている。
箱を開封すると本体とDualSense、コード類が入っている。本体以外の内容物は横長の箱にまとまっており、個別にスペースが用意されているため、分かりやすいかたちだ。
PS5をそのまま縦置きで撮影。正面から見ても分かる通り、独特のフォルムとなっているが、意外とバランスは悪くなく、そのまま立てられるほどだ。
黒いデザインのためやや分かりづらいとは思うが、電源ボタンとディスクの排出ボタンは物理的なものになっている。また、USBポートについてはType-Aだけでなく、Type-Cのポートも用意されている。
ディスクドライブは先ほど触れたディスクの排出ボタンとほぼ並列した位置に存在。表面の上部は給気口となっている。
背面は排気口が大半を占めているが、USB Type-Aポートが2つとLANポート、HDMIポート、電源端子が順に並び、端子がひとまとめになっている。
PS5のベースは縦置き、横置きの両方に対応。写真は横置き時のもので、縦置きの際は端のストッパーをスライドさせ、下部をネジで固定することでしっかりと設置できる。
大きさの比較のため、PS4とも並べてみた。縦置き、横置きともにPS4よりもかなりスケールアップしているため、設置する際のスペースは一考しておいたほうが良さそうだ。
新型ワイヤレスコントローラーDualSenseは流線型のデザインを採用しており、手にとった感触も馴染みやすい。ボタン配置におけるDUALSHOCK4との違いとして、SHAREボタンの進化系となるクリエイトボタンとOPTIONボタンの配置がやや上部にあるように感じられた。
タッチパッドの周囲にライトバーが配置されたため、DUALSHOCK4のタッチパッドと比べると、やや段差があるような印象。分かりづらいところではあるが、スティック部分もより指にかかりやすいようになっていた。実際の操作感はまた別の記事で紹介したいと思うが、ハプティックフィードバックやL2・R2に採用されたアダプティブトリガーに留まらない、細かなこだわりが感じとれる。
コントローラーの充電、接続にはUSB Type-Cを採用しているほか、内蔵スピーカーに加えて新たに内蔵マイクも搭載されている。なお、マイクはコントローラー上のミュートボタンによりオンオフをコントロールできるとのこと。
開封した時点ではその大きさに驚かされたが、一つ一つの要素を見ていくと、改めて洗練されたデザインだと感じるとともに、本機を通じてどのような体験ができるのかという点に、改めて期待が高まった。今後も発売に向けて情報を届けていくので、引き続き注目いただければと思う。