アニメ「カードファイト!! ヴァンガードオーバードレス」は2021年4月放送スタート！「ヴァンガードプロジェクト2.0発表会」レポート

0 2021年1月19日 15:00

担当：TOKEN

ブシロードは本日1月19日、「カードファイト!! ヴァンガード」の今後の戦略や新たな展開をまとめて発表する「ヴァンガードプロジェクト2.0発表会」を実施した。

先導アイチ役の代永翼さん、櫂トシキ役の佐藤拓也さん、DAIGOさんからのビデオメッセージから始まった今回の発表会。森嶋秀太さんの進行のもと、新たに統括プロデューサーに就任した森慶太氏が挨拶。グローバルIPとして、引き続き「カードファイト!! ヴァンガード（以下、ヴァンガード）」を展開していく意気込みを述べた。

続いて、原作者の伊藤彰氏が登壇し、原作に関する情報が公開。舞台となる惑星クレイに新たなる時代が到来する。3000年後の世界となり、国家はケテルサンクチュアリ、ドラゴンエンパイア、ブラントゲート、ダークステイツ、ストイケイアに再編されている。「天輪聖紀」と呼ばれるこの時代では、未来を担う神格「天輪聖竜」が物語の鍵を握るとのこと。

今後はカードだけでなく、Twitterおよび公式サイトで小説や漫画、コラムなどを通じて世界観を広く描いていくとのこと。これらの公開にも期待しよう。

続いて、カードに関する情報が森氏から紹介されていく。カードファイトの舞台も3000年後の惑星クレイとなり、新シリーズから24のクラン制から5つの国家制へと移行。これに伴い、4月1日以降の大会レギュレーションも変更となる。また、これからの国家制では1つのブースターに五大国家を収録でき、ブースターの発売ごとに各国家の強化が可能になる。

新シリーズからのカード仕様も変更。レアリティを見直すほか、コレクション性を高める新レアリティ「H（ホロ）」「DSR（ドレスシークレットレア））」の追加が予定されている。また、必ず好きなユニットにライドできる「確定ライド」や、デッキに1枚だけの最強トリガー「オーバートリガー」も新仕様として追加される。

そして新作アニメとしてタイトルだけが明らかになっていた10周年記念作品「カードファイト!! ヴァンガードオーバードレス」だが、発表会にてPVがお披露目。本作は世界観を一新した完全新作として制作されており、キャラクターデザイン原案にCLAMPを起用、アニメーション制作はキネマシトラスが担当している。

さらに、本作のキャストを務める蒼井翔太さん（近導ユウユ役）、小野友樹さん（桃山ダンジ役）、内田雄馬さん（江端トウヤ役）、進藤あまねさん（大倉メグミ役）、伊藤昌弘さん（石亀ザクサ役）、遠野ひかるさん（瀬戸トマリ役）、中島由貴さん（御薬袋ミレイ役）が登壇。また、森嶋さん自身も伊勢木マサノリ役として出演する。

発表会では作品のあらすじを紹介しつつ、少人数で役者間の距離に配慮したり、ファイトでの魂のぶつかり合いを感じさせる掛け合いなど、別のスタジオを分けて行う、今の環境ならではのアフレコ収録についてトークを展開した。

4月3日からシーズン1（全12話）、10月からシーズン2（全13話）のいわゆる分割2クール形式で、テレビ愛知・テレビ東京系列で8時からの放送となる。第1話についてはヴァンガードチャンネルで3月24日より先行配信が決定している。

オープニングテーマはRoseliaの「ZEAL of proud」、エンディングテーマはArgonavisの「Y」がそれぞれ起用されている。そのほか、「ヴァンガード ZERO」に近導ユウユ、大倉メグミのファイトスキンが実装されることも明らかになった。

キャスト陣の降壇後は、商品情報として3月25日から展開するスタートデッキ5種、4月17日発売のブースターパック第1弾「五大世紀の黎明」をはじめとした今後の発売スケジュールも公開に。なお、本発表会では話しきれなかった内容については、週刊ヴァンガ情報局にて9週に分けて公開していくとのこと。

発表会の終わりには、TCGプロジェクトの総責任者である木谷高明氏が挨拶。「D4DJ Groovy Mix」に「ヴァンガード」楽曲を追加すること、「ヴァンガード」関連全映像作品を各配信サービスにて配信することを紹介した。

さらに、先ほど公開されたスタートデッキ5種を各333円（税込）で展開することも明らかに。売れば売るほど赤字になるということだが、これは「ヴァンガード」10周年への感謝を込めたものになっているという。特に3月25日に発売となる3種は、みな3の数字で、かつ9つ並ぶということから「みなさんサンキュー」の語呂合わせになっているとのこと。

そして木谷氏は、「ヴァンガード」のおかげでオリジナルのTCGを作るという自身の夢を叶えられたことや、世界中の店舗に足を運ぶなどの貴重な経験ができたことへの感謝を述べつつ、これからも最大限の努力をし、未熟だった部分を改善した上で、人と人をつなぐということをメインに次の10年を展開したいと、今後の「ヴァンガード」に対する抱負を述べて、会を締めくくった。