ポケモンが7月29日よりNintendo Switch向けにサービスを開始したチーム戦略バトルゲーム「Pokémon UNITE」。ここでは、対戦ゲーム初心者の人に向けて、本作の遊び方や対戦のいろはをレクチャーしていきます。
待望の正式サービスがスタートした「Pokémon UNITE」。本作は、多数登場するお馴染みのポケモンたちを操作してチームで戦う5vs5の戦略バトルゲームです。すべてのプレイヤーがレベル1からスタートし、野生のポケモンを倒してレベルを上げ、手に入れたポイントをゴールに決めて得点を競いあうのが基本ルール。いわゆるMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)と呼ばれるジャンルのゲームとなっています。
ポケモンの新たな対戦ゲームということで、大きな盛り上がりをみせている本作。しかし、対戦ゲーム初心者にとってMOBAという未知のゲームは少々不安だったりするのではないでしょうか? ここでは、そんな初心者に向けてゲームの遊び方を紹介。まだ始めたばかりで分からないことが多いという人に向けて、基本的な立ち回り方を解説していきます。
MOBAならではの考え方を覚えよう
まずは、基本的なゲームのルールについて説明していきます。本作の対戦は、試合終了後のスコアが多いチームが勝利となります。チームのスコアは、野生のポケモンを捕まえることで手に入る“エオスエナジー”を、相手チームのゴールに入れることで獲得可能です。相手のチームのポケモンもゴールを防ぐために妨害をしてくるので、相手がいない隙をついてゴールする、相手ポケモンを倒して復活するまでの時間にゴールするというのが基本的な動きになります。
ゲームの基本的なルールは以下の記事でも紹介しているので、初めて本作を遊ぶという人はまずはこちらをチェックしてください。
MOBAというジャンルのゲームの面白い要素として、全てのキャラクターがゲーム開始時はレベルが1からスタートするという点があります。本作でもそこは一緒で、野生のポケモンを倒したり、ゴールを決めたりすることで経験値を獲得し、ポケモンたちは成長していきます。全てのプレイヤーがまったく同じ条件でスタートし、その中でいかに相手に差をつけていくかという戦略要素がMOBAの面白さです。
そこで、常に意識しておきたいのが“スノーボール”という概念。日本語でも「雪だるま式に~が増える」という言い回しがありますが、小さな雪玉が転がってどんどん大きくなっていく様子を表現しています。もちろんこれはプクリンを使って“ころがる”を連打しましょうという意味では無く、小さな有利を掴んだらそれを次の有利に繋げていこう、という考え方です。
では、実際の対戦でよく起こるシーンを例に説明していきましょう。ゲームが開始すると5人のプレイヤーは上・中・下それぞれのルートに分かれて進むことになりますが、道中にはエイパムやタブンネといったポケモンたちが生息しており、これを倒すことでレベルが上がります。この配置はスタジアム全体で左右対称になっており、対面する相手と差がつかないようになっているのです。
しかし、そんな中で唯一、自分と相手のゴールの真ん中に一匹だけタブンネが出現します。もうお分かりだと思いますが、このタブンネを倒すことができたチームはその分だけ相手チームに経験値的な有利を付けたことになります。これは本当にわずかな有利ですが、確実に相手よりも先にレベルアップすることが可能です。この時のレベル差を活かして相手を倒すことができれば、その隙にゴールを決めることができるかもしれません。そうすると、また相手に経験値の差をつけることができますよね?
このように少しずつ有利を積み重ね、最終的に試合に勝利するというのがスノーボールです。MOBAというゲームは相手とのレベル差が非常に重要なので、どうやってアドバンテージを得ていくかを考えながらプレイすることが上達への近道です。
レベルとあわせて、もう一つ覚えておきたいのが“人数差”。MOBAではレベルが絶対的な指標になるのは間違いないのですが、その差を人数で覆してしまおうという考え方です。詳しくは後述しますが、本作では上ルートに2人、中央ルートに1人、下ルートに2人のプレイヤーが分かれて移動するのが定石なのですが、中立ポケモンであるカジリガメが出現するタイミングや中央ルートに行ったプレイヤーのルート介入などによって一時的に人数差ができる場合があります。
もし自分のチームの人数が多いのであれば、多少のレベル差があっても強気に攻めて大丈夫です。逆に、人数差をつくられたときは無理に応戦するのは避けてゴール下で防衛に徹するのが良いでしょう。焦る必要はありません。自分たちが人数不利ということは、どこか別な場所が人数有利になっているはずです。
操作にも慣れてきて、試合の流れがわかってきたら、まずはレベル差と人数差、この2つを意識しながらゲームを遊んでみるのがおすすめです。
試合の流れ
それでは続いて実際の試合内容に沿ってゲームの基本的な流れや、現在の定石といわれている立ち回りについて紹介していきましょう。もちろん、全てこの通りにする必要はありませんし、状況に応じて立ち回りを変えていくのがMOBAの面白さのポイントではあるのですが、基本的な立ち回りを知っておくことで、よりスムーズにゲームに慣れていくことができるはずです。
バトル開始前
マッチング後は、まず使用するポケモンを選んでいくことになります。本作では同チーム内で同じポケモンを使用することはできないので注意しましょう。使用するポケモンは、チーム内での役割を考えながら選ぶとバランスの良いチームが作れます。アタック型/バランス型が2人、スピード型が1人、ディフェンス型が1人、サポート型が1人という構成がおすすめです。
また、ここではZLボタンを押すことで、試合が始まってから自分がどのルートに行くか宣言することができます。バトル会場となるレモータスタジアムは以下の画像のようになっており、上と下にルートが設定されています。「アタック型/バランス型」「ディフェンス型/サポート型」からそれぞれ2人がペアになって各ルートに分かれていきましょう。スピード型の人はルートの間の草むらエリア、中央ルートに行くのが一般的です。
なんでルートを分けるの?
MOBA初心者の人にとっては、なぜチームメンバーがバラバラに分かれて試合を行うのか少しわかりづらい部分かもしれませんが、本作では野生ポケモンを倒した際などに得られる経験値は周りのプレイヤー全員でシェアする仕様になっています。
例えば下ルートに3人、上ルートに1人のように分かれてしまうと3人側は多い人数で経験値をシェアすることになるので、レベルが上がりづらく相手に経験値差をつけられて最終的には不利を背負ってしまうのです。
バランスよく分かれて効率よく経験値を稼ごう! というのが、この2、1、2の考え方です。
試合開始~7分まで
試合が開始したら上ルートと下ルートに行く4人は、先ほど宣言した通りのルートへ進んでいきましょう。ルート沿いには野生のポケモンたちが出現するので倒しながらレベルを上げていきます。基本はスタジアムの中央線から自陣のゴールの間付近で出現する野生ポケモンを倒してレベルを上げ、あわよくば相手のポケモンを倒してゴールを狙うというのがバトル時間7分までの流れです。
深追いは禁物!
相手を倒せそうだとついつい深追いしたくなってしまいます。ただしゴールエリアではHPの回復効果があり、ここに逃げ込んだ相手を倒すのはかなり困難です。また、自分のゴールエリアから離れてしまうので、中央ルートにいる相手のポケモンからの奇襲を受ける可能性も高くなります。
相手を倒すことだけが全てではないので、例えば相手が回復をしている隙に相手側にいる野生のポケモンを倒して経験値差をつけるということでもしっかりとアドバンテージが得られます。無理のない範囲でどうやって有利になっていこうか、ということを考えてみましょう。
中央ルートに行く人は、決まった持ち場が無いので自由に考えて動き回ることができますが、試合での影響力を上げるためにしっかりとレベル上げをしていきましょう。まずは中央に一匹だけ出現するヨーテリー→ルンパッパ→バッフロン→ヘイガニ×2を倒します。
その後は、上下どちらかのルートに顔を出してレベル上げを助けてあげます。どちらに顔を出すかはその時々で正解が変わるのですが、「ゴールまで押されているルート」=「相手がゴールまで逃げる距離が長いルート」になるので奇襲が成功しやすくなります。画面左上にあるミニマップを確認して判断してみましょう。
また、ここで長々と戦いを続けていくと自分のレベルを上げる機会を失ってしまいます。バトル時間7分のタイミングでは大きなバトルが発生するので、バトル時間8分頃になったら戦いを切り上げて一度自陣の中央ルートに戻りましょう。先ほど倒したルンパッパやバッフロンが再出現しているはずなので、またレベリングを行い次のバトルに備えます。
バトル時間7分~
バトル時間7分になると上ルートにはロトム、下ルートにはカジリガメが一匹ずつ出現します。現環境では、このカジリガメの重要度が非常に高く、倒したチームメンバー全員がシールドと経験値を獲得できます。特に経験値を貰えるという効果が大きく、カジリガメを倒したチームはこの経験値差を活かして、その後の試合をさらに有利に運ぶことができるのです。
そのため、7分のタイミングでは中央ルートの人はもちろん、上ルートにいる2人も一時的に下ルートへ集まりカジリガメを倒せるよう準備をしましょう。
ここで相手チームが人数を割いてこなかった場合は人数差を活かしてカジリガメを倒してしまいましょう(その場合、上ルートのゴールが破壊されたり、ロトムが倒されたりしているかもしれませんが必要経費として割り切れる範囲です)。逆に、相手も5人全員が揃っている場合、ここで初めて大きな集団戦が起こることになります。
集団戦で大事なのは、とにかく倒されないこと。倒されてしまうと一定のリスポーン時間とルートに戻るまでの時間で、人数差ができてしまいチームがどんどん不利になってしまいます。自分が倒されそうになった時は迷わずゴール下まで避難してHPを回復しましょう。
集団戦のポイントは?
相手に倒されないようにする上で重要なのが、1人で浮いてしまわないということです。集団戦ではHPが満タンだったとしても、多数から集中砲火を受けてしまうと一瞬で倒されてしまいます。このように集団戦では瞬間的な人数差を作る戦い方が重要です。
そこで覚えておきたいのが相手の移動を阻害するわざの存在です。「Pokémon UNITE」では、相手の移動速度を低下させる、打ち上げて一時的に操作不能にする、などのわざがあります。これらを相手のポケモンに当てることが出来れば、チームの歩調を乱すことができ、一気に倒しやすくなるはずです。
集団戦で相手のポケモンを2~3匹倒すことができれば、相手が戻ってくるまでにカジリガメを倒しましょう。説明が前後してしまいましたが、「Pokémon UNITE」では野生のポケモンを倒すときに、最後のトドメとなるダメージを与えたプレイヤーが倒したことになります。そのため、人数差がないと相手に横取りされてしまう可能性も高く非常にリスキーです。
確実に自分たちのチームがカジリガメを倒せる状況を作ってから攻撃を始める、というのが大事です。
負けているときも……
自分は生き残ったものの集団戦で負けてしまい、相手チームがカジリガメを攻撃しはじめる……。というシチュエーションも多くあります。ここでは気を取り直して、上レーンでロトムを倒して差を広げられないようにするといいでしょう。
もしくは、トドメのダメージを与えた人が倒したことになるというシステムを利用して、思い切ってカジリガメに飛び込んでラストヒットを狙うというのもアリです。特に遠距離から攻撃できるポケモンや、遠くから飛び込んでいくわざを持つポケモンを使っているときはオススメです。
以上が、バトル時間残り2分までのおおまかな流れです。カジリガメ戦が終わった後は、各々が各ルートに戻ってレベリングを行い、倒してから2分後にカジリガメが再度出現するときに下ルートに集まって……という流れが繰り返されます。
バトル時間2分~
バトル時間残り2分になると試合もいよいよ終盤。これまでに出現していたロトムとカジリガメは消え、スタジアム中央のレジェンドピットにサンダーが出現します。このラストスパート状態ではゴールしたスコアが通常の2倍となるので一発逆転のチャンス。最後までどちらが勝つかわからないハラハラドキドキ感が味わえます。
最後に出現するサンダーを倒すと、味方全員に大量のエオスエナジーが付与され、一定時間ゴールにかかる時間が0になります。上記のスコア2倍の効果と合わせて一気に大逆転をすることが可能ですが、サンダーを攻撃するかどうかは一旦落ち着いて考えましょう。
というのもサンダー自体の耐久力や攻撃力はなかなかのものがあり、倒すのは少々大変です。そんな中で相手チームと戦うと、サンダーからの攻撃もあって一方的に不利な状況に陥ってしまいます。できることならサンダーには自分たちから触りたくないという前提を覚えておきましょう。
なので、残り2分になったらまずは流れるアナウンスを確認します。自分たちが勝っているのであればサンダーに頼る必要はありませんのでサンダー付近で様子を見て有利なタイミングで攻撃をしかければ良いですし、負けているのであれば無理矢理にでもサンダーを倒して逆転を狙いましょう。サンダーも他の野生のポケモンと同じくトドメのダメージを与えたチームが効果を受けることができるので、最後の最後まで粘るのも大事です。
「Pokémon UNITE」を遊んでみよう!
ここまで、「Pokémon UNITE」を始めるにあたり覚えておきたいことがらを紹介してきましたがいかがだったでしょうか? 正直に言うとかなり難しい部分もあるため完全に理解するのは難しかったかもしれません。ですが、ここに書いてあることをサラッと読んで実際にゲームを遊んでみるくらいの温度感で全然大丈夫です。
実際にゲームを遊んでみないと分からないことも多いですし、体験してからもう一度この記事を読むとしっくりくる部分もあるはずです。
……ということで、ここまで読んでくれたアナタならもう大丈夫! 次はエオス島でお会いしましょう!
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