スクウェア・エニックスが2021年9月28日に配信予定のiOS/Android向けアプリ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」。サービス開始を間近に控えた本作の魅力を、先行プレイを通じて紹介しよう。
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」はどんなゲーム?
アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(以下、「ダイの大冒険」)の世界を追体験できるスマートフォン向けゲームとして、まもなくサービス開始を迎える「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」。ダイやポップ、マァムといったおなじみの仲間たちとともに、3つのレーンで構築されたフィールドの敵を倒しながら突き進んでいく、シンプルな操作感のバトルが特徴だ。
ストーリーは、アニメ「ダイの大冒険」に沿って進む「竜の軌跡」と、「ダイの大冒険」の生みの親である三条陸先生が監修するオリジナルストーリー「絆の旅路」の2つが用意されている。竜の軌跡でキャラクターに関するストーリーを追体験する事で、絆の旅路のミラドシアにそのキャラを召喚することができる。
主人公はプレイヤー自身。名前や容姿はカスタム可能で、装備品によって見た目も変化する。もちろん、キャラクターによって異なる固有の育成ボード(主人公は職業ボード、ダイたちは仲間ボード)や装備やスキルの付け替えといった、育成要素も用意されている。
これらの要素はCBT実施時に掲載したプレイレポート記事でも紹介しているので、併せてチェックしてもらえれば幸いだ。
なお、上記では触れていないものの、本作ではキャラクターと一緒にバトルにいくことで絆Lv.がアップする。仲間となったキャラクターとの絆は「絆の天輪」で確認できるようになる。絆Lv.が上がるとキャラを強化できるほか、キャラクターのエピソードも見ることができる。
「魂の水晶」でキャラクターをさらに強化!
サービス開始時に新たに追加される新要素が「魂の水晶」。これは「絆の天輪」とともに開放される要素で、キャラクター1体に対して最大3キャラクターの「魂の水晶」をセットできる。
単純にセットするだけでも問題はないのだが、実はセットした「魂の水晶」のキャラクターの組み合わせによって、「共鳴度」が変化する。「共鳴度」が高いほどに強化される数値が上がっていくのだが、その数値は物語上のつながりともリンクしているので、例えばダイの場合はアバンの使徒やブラス、ゴメちゃんなど関係性の深いキャラクターをセットしていくといいだろう。
ちなみに、開放時点での装備枠は1枠だが、絆Lv.によって1枠ずつ開放されていく。つまり、キャラクターの強化において、絆Lv.をアップしていく必要性がより高まっているのだ。
なお、「魂の水晶」にはそれぞれキャラクターのプロフィールが記載されており、ここからもキャラクター同士の関係性が見えてくる。今作で「ダイの大冒険」に触れるという人もここからキャラクターの背景をうかがい知ることができるだろう。
もう一点触れておきたいのが「魂の水晶」に紐づく“魂スキル”について。発動中の魂スキルは、バトルクエストなどをクリアすると入手できる魂スキルポイントによって強化することが可能だ。
ただし、ポイントを消費して入れ替えられる魂スキルはランダムとなっているため、より効果の高い魂スキルを入手する上ではより多くの魂スキルポイントを使用する必要が出てくるだろう。魂スキルポイントは何度もバトルに挑んでいるうちにすぐに溜まり、1キャラにつき10までストックできるため、積極的にチャレンジしたいところ。
細かい部分のアップデートも!サービス開始時にぜひチェックしよう
サービス開始にあたっては、さまざまなアップデートも施されている。その中でもゲーム進行に影響を与えそうなのが、バトルにおけるオートの仕様とスキップチケットの存在だ。
バトルはCBT時にはManual、Auto、Full Autoの3つが用意されていたが、サービス開始時にAutoとの切り替えのみになった。通常時には前進・通常攻撃のみ自動で、ラインの切り替えや奥義・特技などの操作は手動で行うことになるのだが、Autoにすることで、全ての操作を自動にすることが可能。よりシンプルに切り替えやすくなったため、活用のシーンも増えてきそう。
また、スキップチケットは素材集めにおいて役立ちそうだ。「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」では育成ボードによる強化に必要な素材が多岐にわたるため、周回プレイへの対応は必須。CBTでも周回のしやすさや素材の集めやすさに関する声はあったようだが、スキップチケットによってこれらの問題点が改善されるのは間違いないだろう。
上記を踏まえ、改めて「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」を遊んでみて感じたのは、「ダイの大冒険」の世界でのストーリーが楽しめるだけでなく、バトルとしての戦略性もしっかりと練られている点だ。単純な力押しだけではすぐにつまづいてしまう分、ラインの切り替えやガードや奥義・特技のタイミングが重要になってくるし、より育成をしておくことで戦局が有利に働くこともままある。
そして、バトルにおけるスキルや奥義の原作再現度も注目してほしいポイント。「アバンストラッシュ」「獣王痛恨撃」「ブラッディースクライド」といった「ダイの大冒険」オリジナルのものから、「ドラゴンクエスト」シリーズおなじみの呪文・特技も再現されているので、視覚的にも楽しめることだろう。
ちなみに、サービス開始後には最大3人でのマルチプレイ要素や、「戦友グループ」と呼ばれるプレイヤー間でのコミュニケーション要素も用意されており、ゲームとして遊べる要素がどれだけ拡張していくのかも気になるところ。9月28日のサービス開始に向けて現在事前登録も受付中となっているので、詳細は公式サイトでチェックしよう。
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」公式サイト
https://www.dqdai-souls.com/