Championship 2021 Autumnの激戦を勝ち抜いたのは…？「プロジェクトセカイアニバーサリーフェスタ 2021」DAY2の模様をレポート

セガとColorful Paletteが2021年9月26日に幕張メッセにて実施した「プロジェクトセカイアニバーサリーフェスタ 2021」DAY2の模様をお届けする。

「プロジェクトセカイ Championship 2021 Autumn」本戦
優勝・たくあん選手インタビュー
準優勝・三田皓介選手
「プロジェクトセカイワンダショちゃんねる出張版」
閉会式

会場模様などをチェックしたい人は以下の記事も併せて参照いただければ幸いだ。

白熱のスペシャルチームマッチも！「プロジェクトセカイアニバーサリーフェスタ 2021」DAY1の模様をレポート

「プロジェクトセカイ Championship 2021 Autumn」本戦

予選を勝ち抜いた面々が白熱の対戦を繰り広げた「プロジェクトセカイ Championship 2021 Autumn」。前日の解説でも活躍し、準決勝アッパーブラケットを勝ち抜いた三田皓介選手、そして前大会の優勝・準優勝選手を代表決定戦で下したたくあん選手が決勝に進出した。



当日の実況・MCは柴田将平さん、アシスタントMCは中島由貴さん（日野森志歩役）、解説は社築さんがそれぞれ務めた。

1曲目は「六兆年と一夜物語」。MASTERではLv.33とその難度も高い同楽曲では、たくあん選手はALL PERFECTを出した経験がなく、三田選手も中々安定しないということで、緊張感のあるプレイが披露される。その中でもFULL COMBOを達成したたくあん選手が一歩リードした。

そして当日発表となった2曲目は「ロストワンの号哭」。MASTERのLv.32と1曲目よりは数字上の難度は下がっているものの、初見でのプレイというハードルがどのように作用するかに注目が集まる。ともに着実にPERFECTを積み重ねるものの、やはり要所でコンボの途切れる箇所があるなど、どちらが勝ってもおかしくないギリギリの攻防が繰り広げられる。その中でも着実にポイントを重ねたたくあん選手が差を広げて、見事に優勝を飾った。

試合後には優勝のたくあん選手、準優勝の三田皓介選手への囲み取材を実施したので、そちらの内容も紹介しよう。

（左から）三田皓介選手、たくあん選手

優勝・たくあん選手インタビュー

――優勝した今のお気持ちをお聞かせください。

優勝できるとは思っていなかったのですが、実力を発揮できて優勝という結果を得られたことはとても嬉しく思います。

――大会に出場するにあたって取り組まれたことはあるのでしょうか？

日々の練習はもちろんなんですが、実は大会前に端末を変えて臨みました。新しい端末なので慣れも必要ということで、これまで以上に練習しました。

――優勝賞金（1,000,000円）はどんなことに使いますか？

大金なので焼き肉に行くほかにも、PCを買ったりしたいと思います。

――解説の方々がメンタルスポーツと仰っていましたが、緊張を乗り越えるための工夫はありますか？

僕自身緊張しっぱなしではあるのですが、日々の努力でしっかり体にクセをつけて動けるようにしたというのが重要だったと思います。

――練習量はどのぐらいやっていたのでしょうか？

一日に2時間以上はやっていましたし、ほかのゲームも含めれば8時間ほどになります。

――対象曲が多かったですが、どのように練習していきましたか？

全曲一通り練習して、結果がいまいちだったものを改めてプレイしていき、結果がでるまで続けていました。

――決勝の2曲目（「ロストワンの号哭」）は今回初プレイとなりましたが、譜面としての印象などあればお聞かせください。

「ロストワンの号哭」自体はもちろん知っていて、どんな譜面が来るのかもある程度予想がついた上でプレイしていたので、予想通りの部分もあれば、こんな譜面が降ってくるんだみたいな部分もありました。僕の得意な縦連が多くて自分にとっては有利だったかなと思います。

――最後に「プロジェクトセカイ」の魅力と、今後の意気込みをお聞かせください。

「プロジェクトセカイ」は、音ゲーの面としては初心者から上級者まで、まんべんなく取り揃えている譜面が数多くあります。そして音ゲーの部分以外にも、キャラクターたちの魅力やストーリーもありますので、ぜひ読んで推しを作ってもらえればと思います。

今後については、僕自身「プロセカ」でまだ達成できていないこともあるので、それを突き詰めていきたいと思います。

準優勝・三田皓介選手

――大会を振り返ってみていかがでしたか？

僕は音楽ゲームのYoutuberとして、音楽ゲームの界隈全体を盛り上げたいという気持ちがある中で、準々決勝ではLv.32をAP（ALL PERFECT）したり、準決勝では2曲ともAPして場を盛り上げることができたので、そこが達成感として一番大きいところです。

当然悔しいところとして、最後まで勝ちきれなかったというのはありますが、ある意味ゴールを与えないという風に神がしてくれたんじゃないかなと考えて、また絶対この場に帰ってきて優勝を狙おうと思っています。

――大会に出るにあたって取り組まれたことはありますか？

ほかの選手は学生さんが多いのですが、僕の場合はフリーでエンジニアとしてのお仕事をしながら、YouTuberをメインでやっているという感じなので、人より時間が使えるというのが有利な点だと思っていたので、それを最大限活かせるようにめちゃくちゃ練習してきました。

――Youtuberとしての配信の経験は本番の緊張を乗り越えるにあたって役立ちましたか？

正直に言うと全然空気感が違くて、動画とは違う緊張感でした。Youtuberをやるにあたって、お呼ばれして撮影をしたり配信に参加したりといった経験が少しはあったので、そういうところはプラスに働いたかなと思っています。

――大会でたくさんの楽曲をプレイされた中でどこが一番緊張しましたか？

やはり最初ですね。準々決勝の1曲目（「モア！ジャンプ！モア！」）がすごく緊張していて、それが表れたのがあのミスでした。ただ、前日に解説をしていたこともあって、緊張している時は目線が下がって譜面が見づらくなるというのを客観的に見れた部分があって、それが自信につながってそこからは緊張せずにプレイできました。

――解説の時間も練習にあてたかった部分はありますか？

解説のお仕事を受けたのがChampionshipの2次予選の前で、その後に本戦出場が決まったかたちでしたが、音ゲーを盛り上げるという意味では両方出るのが盛り上がるかなと思って、キャンセルはせずに自分のできることを全力でやりました。

――昨日の解説を経て、今日の試合に役立った部分はありますか？

観客の前で何かをするというのを前日にできたというのはものすごく役に立ちましたし、自分を客観的に捉えて緊張を解くことができたので、それがとても良かったと思います。

――最後に「プロジェクトセカイ」の魅力と、今後の意気込みをお聞かせください。

こういう質問が来た時に一言じゃ答えられないくらいに魅力がたくさんあるのが「プロセカ」だと思っています。当然音楽ゲームを楽しんだり、実力を上げていくというのも面白い部分ではありますが、キャラクターやストーリーの魅力だったり、こういうイベントが開催されて人が集まれる場があったり、その全部含めて楽しいと思います。

今その全部を楽しんでいる人はそこまで多くはないと思うので、自分がまだ触れていない部分もぜひ深みまでいってほしいなと個人的には思っています。特に音ゲー部分に関してはめちゃくちゃハマってほしいなと思います。

また、今は音楽ゲームで食っていける人がめちゃくちゃ限られていて、プロと呼べる選手もほぼいないので、音楽ゲームで食っていける人が増えていって、僕もその中の一人にさせていただけたらと思っています。音楽ゲーム界隈を盛り上げるために今後も頑張ります！

「プロジェクトセカイワンダショちゃんねる出張版」

情報盛りだくさんだった「プロジェクトセカイワンダショちゃんねる出張版」の内容は、以下の記事にて別途まとめているのでチェックしてほしい。

「プロジェクトセカイ」Eveさんによるアニバーサリーソングやまさかのあの楽曲が追加！コネクトライブなどのアップデートやミニアニメの制作も

閉会式

2日間を締めくくるかたちで行われた閉会式には、「プロジェクトセカイワンダショちゃんねる出張版」にも出演した中島由貴さん（日野森志歩役）、降幡愛さん（桃井愛莉役）、秋奈さん（小豆沢こはね役）、廣瀬大介さん（天馬司役）、Machicoさん（草薙寧々役）、佐藤日向さん（暁山瑞希役）が続けて登場し、2日間のプログラムを写真とともに振り返っていく。そして最後は、会場に足を運んだファンと、配信を見ているファンに向けて感謝の気持ちと今後の抱負をメッセージとして届けるとともに、閉会宣言を行った。