スクウェア・エニックスが2022年に発売予定のPS5/PS4/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Xbox One/Steam用ソフト「The DioField Chronicle」。本作の世界観やゲームの流れ、バトルシステムを紹介する。
「The DioField Chronicle」は、一瞬で戦況が変わる奥深く戦略的な「リアルタイムタクティカルバトル」が特徴の完全新作シミュレーションRPG。ファンタジー・中世・現代を融合した独自の世界観と重厚なストーリーを美しいグラフィックで表現。戦場はジオラマティックな質感を融合させ、リアリティと視認性が両立されている。
開発陣には、スクウェア・エニックス制作陣に加え、キャラクターデザインにタイキ氏(代表作:ロード オブ ヴァーミリオンIII、IV)、コンセプトアートに上国料勇氏(代表作:ファイナルファンタジーXII、XIII)、サウンドコンポーザーにラミン・ジャヴァディ氏(代表作:ゲーム・オブ・スローンズ) 、ブランドン・キャンベル氏(代表作:ゲーム・オブ・スローンズ)を迎え、独自の世界観をより豊かに彩る。
今回、本作の世界観や物語の舞台、奥深い戦略が体験できる“リアルタイムタクティカルバトル(RTTB)”の詳細、登場キャラクター情報が明らかとなった。
世界観
神話の時代が終焉を迎えた混迷の時代
戦乱に燻るロウテイル大陸の片隅で、ある盗賊が興したシュヴィア帝国と僭称するその国は、統制が取れた兵と近代魔術と呼ばれる兵器を駆使し瞬く間に大陸北西部を支配するまでに至った。
帝国の勢いに危機感を持った大陸の各国はロウテイル連合を結成するも、敗戦を重ね、領土を削り取られていった。
大陸が激しい戦禍に見舞われる中、唯一、その戦禍の対岸にある国があった。大陸北西の近海に浮かぶ島ディオフィールドを統一するオルティナ王国である。
大陸の戦況は連合国側に大国ヴィルマ連邦が参戦すると一気に膠着することになった。
帝国、連合ともに決定打を欠く中、近代魔術に必要な資源であるジェイドを求める局地戦が激化する。ジェイドが地中に眠るとされるディオフィールド島を帝国、連合の各国は俄かに注視し始めた。
古獣オーガスに護られし国――オルティナ王国、そこがまさに戦地となろうとしていた。
ロウテイル大陸 勢力図
オルティナ王国
ロウテイル大陸北西の近海に浮かぶ島、ディオフィールド島をシェイファム王朝が統一を果たして建国。王政は200年以上が経過している。
他国からの不可侵を唱えてきたため最低限の国交しか開かず、その独自の栄華を守ってきた。島には近代魔術に必要な資源、ジェイドが眠るとされる。
ロウテイル連合
シュヴィア帝国の勢いに危機感を持った大陸の各国が結成した連合軍。帝国の勢いに敗戦を重ねるが、大国ヴィルマ連邦が参戦したことで戦況は一気に膠着。
帝国と同様に、ジェイドが眠るディオフィールド島を注視し始める。
シュヴィア帝国
盗賊トルベルト・シュヴィアが興した国。統制が取れた兵と近代魔術と呼ばれる兵器を駆使し、瞬く間に大陸北西部を支配する。
連合軍とのジェイドを求める局地戦が激化する中、ジェイドが眠るディオフィールド島を注視し始める。
物語の舞台 ディオフィールド島
ロウテイル大陸から海を挟んで存在する世界で6番目に大きな島。人類が存在する遥か太古から存在した古獣オーガスの死骸が多く残っており、魔術、魔法の源となる資源ジェイドが豊富にある。
王都や大聖堂があり政治の中心であるセントラルフィールド、未だ開拓されていないフロンティアを除いて、東西南北の区間に分かれており、それぞれ独自の特色を持っている。
オルティナ王国王都
セントラルフィールドに位置している王都は、国王が住居する城と川を挟んで大きな城下町で構成されている。さらに、千年以上前に大陸で生まれた原理教から分かれ、ディオフィールド島内で独自に広まった宗派グランベル聖教の総本山グランベル大聖堂がある。
ゲームの流れ
本作では物語の中でさまざまな人から傭兵団に依頼が届く。受理することでフィールドバトルが発生。拠点で編成や強化など準備を整え、作戦の概要が説明されるブリーフィングを経て戦地へ赴くことになる。課せられたミッションをクリアすることで、さまざまな報酬が得られ、それらを使って拠点でさらに装備を整えたり、武器や兵科スキルを強化したりしながら物語が進んでいく。
ストーリー&イベント
ディオフィールド島の傭兵団「ブルーフォックス」が戦禍に巻き込まれていく軍記物語。ファンタジー・中世・現代を融合した独自の世界観の中で絡み合う重厚なストーリーの行く末を見届けよう。
フィールドバトル
フィールドバトルは「リアルタイム」で進行する。戦況を素早く判断し、部隊の特徴を活かしながら的確な命令を出すことで、戦闘を有利に進めることが可能だ。
拠点
拠点では傭兵団の長の一人であるアンドリアズを自由に操作し、傭兵団の仲間と会話したり、装備の購入、強化や兵科の強化などミッションに向けて準備を整えることができる。
キャラクター
アンドリアズ・ロンダーソン
CV:岡本信彦
Age:20
Height:176cm
Weight:66kg
傭兵団「ブルーフォックス」の4人の長の一人。沈着冷静で智謀に優れている。
幼い頃にある貴族の目に留まり素質を見出され、兵士としての教育を受けた後、第四王子レヴァンティア・シェイファムの侍従兼護衛となった。
戦略や戦術への心得もあり、ディオフィールド島に古来より伝わる古代魔術にも精通している。有能な密偵を複数抱えており、策略や搦め手等も得意とする。
フレドレット・レスター
CV:諏訪部順一
Age:21
Height:184cm
Weight:78kg
傭兵団「ブルーフォックス」の4人の長の一人。中級貴族レスター家の長男。
アンドリアズとは幼い頃から死地を共にしてきた盟友で、固い絆で結ばれている。直情的で裏表のない性格のため、民衆から慕われることが多いが、熱くなると周囲が見えなくなることもある。
身体能力に優れ体躯も戦士として申し分ないが、特に馬術が得意で、戦場では騎馬兵として縦横無尽に駆け回る。
イスカリオン・コルチェスター
CV:福山潤
Age:23
Height:180cm
Weight:72kg
傭兵団「ブルーフォックス」の4人の長の一人。下級貴族コルチェスター家の嫡子。
十代の頃に近隣の騎士団に所属していたが、ある事件を機に脱退し、その後自由騎士と名乗って王国内を独りで旅をするようになった。他人に寄り過ぎず、独特の飄々とした雰囲気を持ち合わせるが、弱者を放っておけない優しさもあり部下には慕われやすい。
弓の扱いにかけて天才的な腕を持ち、その能力を活かして傭兵家業を営んでいた。
ワルターキン・レディッチ
CV:水瀬いのり
Age:17
Height:164cm
Weight:43kg
傭兵団「ブルーフォックス」の4人の長の一人。上級貴族レディッチ家の息女。
サウスフィールド有数の貴族の娘として育ったせいか、身勝手な振る舞いが目立つが、隠しきれない気品と知性、そして生まれ持った美貌を持つ少女。
幼い頃より古代魔術に興味を持っていたため、独学であらゆる研究を重ね、若い身の上ながらも絶大な力を持つ魔術兵として大成した。
アイゼレア・ウィガン
CV:前田佳織里
Age:16
Height:160cm
Weight:46kg
傭兵団「ブルーフォックス」の一人。稀代の傭兵として名を馳せたゾルアック・ウィガンの一人娘。
父譲りの戦闘の才を持ち、その神速の剣術は卓越したものだと定評がある。殺し合いは本意ではないが、腕試しには積極的。
心優しき良識人だが、それ故か戦争の苛烈さから眼を背けたいという心根の弱さも併せ持つ。
ロレイン・ルクシオ
CV:伊藤美来
Age:22
Height:168cm
Weight:48kg
傭兵団「ブルーフォックス」の事務方で、政府への連絡役も担う。
中流貴族ルクシオ家の才女として評判の娘だったが、幼い頃から男尊女卑の貴族社会に疑問を持っていた。16歳に政略結婚で嫁ぐことを父親から強要されるも「自身も社会に出たい」と反対して家出、ヘンデ公が出資していた学院へと入学する。
卒業後はヘンデ公爵派閥の高官として働く中で次第に貴族社会においても注目を浴びる。
ヘーザリア・シェイファム
CV:山田美鈴
Age:13
Height:153cm
Weight:38kg
シェイファム王家の王女。オルティナ王国国王ラガルトの第四子であり、母親はラガルトから最も寵愛を受けたと言われる第三妃ステラ。
生まれて間もなく、ラガルト王が病床に伏せたため、国内の権力闘争に巻き込まれることになる。
その際、第二王子ヴィクトルと彼に近しい元老院大臣キンブル公によって捕えられ、以来、ヘゼルの塔に幽閉されることになった。
ウィリアム・ヘンデ
CV:津田健次郎
Age:37
Height:175cm
Weight:65kg
一代で上級貴族へと昇りつめたヘンデ侯爵家の主。
若い頃に大陸へと留学し、そこでの経験を活かして帰還後に一族を繁栄させていく。ジェイドの取引によって外貨を獲得、その資金で国内の領地を拡大すると共に、大陸の様々な技術を取り入れた独自の事業を成功させ、稀代の資金を得た。
数年前に元老院大臣に昇格すると、自らの騎士団を設営するなど、武力増強も積極的に行ってきた。