Cygamesは、「Shadowverse」のプロリーグ「RAGE Shadowverse Pro League」に所属する選手の引退後のキャリアを支援する制度「セカンドキャリア支援プログラム」の活用事例として、NTT-WESTリバレントに所属していたSurre(サレ)選手が4月1日付でSekappyに入社したことを明らかにした。
「セカンドキャリア支援プログラム」は、「シャドウバース」のプロ選手を対象に、引退後の就業サポートを行うものとなっており、プロ選手との面談を重ね、同社がこれまでに付き合いのある企業への紹介など、選手の希望に応じた、新たなキャリアのスタートをサポートするプログラムとなっている。
紹介先の企業は本プログラムの参画企業として協力を受けている企業となり、eスポーツ関連企業をはじめ、PCメーカーやeスポーツ活動に力を入れている一般企業など、幅広く参画している。
今回のSurre(サレ)選手の事例は、本プログラムの活用事例の第1号で、「シャドウバース」ユーザーにはなじみのあるカードゲーム好きが集まるIT企業・Sekappyへ入社する運びとなった。また、他にも3名の選手が現在プログラムを利用しており、新たなキャリアに向けて踏み出そうとしているとのことだ。
プログラム発足の背景
近年、eスポーツ業界は急速に発展を遂げ、プロ選手やチームスタッフを志望する方が増加傾向にあります。「シャドウバース」においても、2018年にプロリーグが発足、数多くのプロ選手が大会に参加しておりますが、業界が発展していく反面、選手の入れ替えも頻繁に行われるようになり、現役中に得た収入だけで生涯を通して生活をしていくには、トップ選手でも困難であることが課題としてあるのが現状です。
そこでCygamesは、現役プロ選手、そして今後プロ選手を目指すプレイヤーたちがより安心してプロとしての生活に専念できる環境作りを重視し、選手たちのセカンドキャリアを支援できるよう、当プログラムの発足を決定しました。
当プログラム活用第1号誕生
「シャドウバース」のプロリーグ「RAGE Shadowverse Pro League」でNTT-WESTリバレントに所属し活躍していたSurre選手(31)。チームのリーダーと、家庭では一児の父として二足の草鞋で歩んできましたが、チームの解散を機に21-22年シーズンをもってプロ引退を決意。「プロ選手セカンドキャリア支援制度」を活用し、面接の末、2022年4月から株式会社Sekappyへ入社することが決まりました。
Surre選手自身、これからプロとして続けていくかを考えていた時期に転職サイトを眺めていたものの、いまいち条件に合う企業が見つからず、思い悩んでいたところ、セカンドキャリア制度の参画企業の中からいくつか気になる会社があったため、活用する決断をしたとのこと。内定の連絡を受けたのが「シャドウバース」ユーザーになじみのある企業で、第一志望だったことも最終的に引退・就職の決め手となったと語っています。