ソニーは、ヘッドホン「LinkBuds」シリーズの新商品として、ノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレス型ヘッドホン「LinkBuds S」を2022年6月3日に発売する。

目次
  1. LinkBudsシリーズとは
  2. 主な特長
  3. パートナー企業からのコメント
  4. 先行展示
  5. YouTubeライブ配信
  6. 主な仕様

「LinkBuds S(リンクバッズ エス)」は、自然な外音取り込みができることに加え、ノイズキャンセリング機能とハイレゾ音質に対応している。これにより、装着したまま高い没入感と「ながら聴き」を自由に切り替えできるなど、オンラインとリアルを繋ぎ快適な常時装着が可能な世界最小・最軽量※1のノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレス型ヘッドホンとなっている。

また、シリーズ共通の特長であるセンシング技術がさらに進化し、装着や歩行開始といったユーザーの使用環境を検知し、SpotifyやEndel※2など、連携する配信サービスの音楽を自動再生する新機能「Auto Play(オートプレイ)※3」を搭載している。

さらに、センシング技術を組み合わせることで、音声ARや3Dオーディオを使ったアプリケーション※4やNianticの「Ingress※5」といったARゲームを音でも楽しめる。今後、対応アプリのパートナー企業が増えることで、さまざまな音体験が提供される予定だ。

なお、本体とケースの樹脂素材には、工場回収の樹脂を活用した再生プラスチックが使用され※6、個装パッケージにはプラスチックを使用しない※7など、環境負荷の低減にも取り組まれた商品となっている。

LinkBuds S(上段左からホワイト、ブラック、下段 エクリュ)

商品名:ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「LinkBuds S」
カラー:ホワイト、ブラック、エクリュ
発売日:6月3日
価格:オープン

※1:2022年5月9日時点、ソニー調べ。LDAC対応完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングヘッドホンにおいて。
※2:LinkBuds シリーズに対応するアップデートを予定しています。対応時期を含めた詳細はこちらをご確認ください。<https://code.endel.io/sony?code=SONY>
※3:対応時期:公開当初はベータ版となります。Android版は本発表日時点で入手可能、iOS版は2022年6月上旬リリース予定です。
※4:ソニーのSound ARアプリケーション「Locatone(ロケトーン)」やマイクロソフトが提供する3Dオーディオマップアプリ「Microsoft Soundscape」に対応しています(2022年5月19日現在)。
※5:対応時期:2022年夏頃を予定しています。
※6:ヘッドホン本体および充電ケースの外装部品。商品に採用する再生材は、変更する可能性があります。
※7:個装パッケージの範囲は、個装カートン、個装カートン上および中の包装材です。

以下、発表情報をそのまま掲載しています

LinkBudsシリーズとは

小型軽量で快適な装着性と自然な外音取り込みができる特長により、ヘッドホンの常時装着という新しい使用スタイルと音体験を提案します。さらに、センシング技術とパートナー企業のアプリケーションとの連携により、さまざまな音体験を提供します。

主な特長

常時装着しつつ、没入感と「ながら聴き」体験を自由に切り替え

「LinkBuds S」は、ノイズキャンセリング機能とハイレゾ音質に対応しながら、世界最小・最軽量※1で快適な着け心地を実現しています。耳からの飛び出しを抑えた構造で、本体の重心を頭に近付けることで、安定性のある装着が実感できます。LinkBudsシリーズのコンセプトである自然な外音取り込みを実現しつつ高性能なノイズキャンセリング機能も搭載しており、手動で簡単に切り替えられるだけでなく、ユーザーの使用環境に応じて自動的に切り替えます(アダプティブサウンドコントロール)。

これにより、ヘッドホンを付けていても環境音が自然に聞こえる一方で、コンテンツを楽しむ際には高い没入感を実現します。また、高音質コーデック LDAC に対応し、ワイヤレスでもハイレゾ音質を楽しめます※8。ストリーミング等の圧縮音源も、DSEE Extremeによってアップスケーリングすることで、ハイレゾ相当の高解像度音源で楽しめます※9。なお通話時は、高精度のボイスピックアップテクノロジーに加え、ヘッドホンの外側だけでなく内側にも配置されたマイクがクリアな音声を相手に届けます。

※8:LDAC対応機器と接続して使用。
※9:DSEE Extremeは「Sony | Headphones Connect」アプリから機能を有効にすることで使用可能です。DSEE Extreme ON時にCD音源やMP3などの圧縮音源をSBC/AAC/LDACのコーデックで Bluetooth再生する際、最大96kHz/24bitまで拡張します(再生機器の仕様によっては圧縮音源をLDACで伝送する場合でもDSEE Extremeが無効になる場合があります)。

進化したセンシング技術とパートナー企業との連携により広がる、新たな音体験

進化したセンシング技術の活用とパートナー企業との連携が、新たな音体験を提供します。新機能の「AutoPlay」※3は、「ながら聴き」の多い世代である大学生の声も反映して開発しています※10。装着や歩行開始といったユーザーの行動の変わり目をセンシングし、連携している音楽サービスであるSpotifyや集中やリラックスを促す音楽アプリを提供するEndel※2のコンテンツを自動で再生したり、スマートフォンの通知を読み上げたりします。

ヘッドホンがタイミングに応じて音楽再生や通知をする新しい体験の創造で、ユーザーがスマートフォンやヘッドホンを触って切り替えなくても、オンラインとリアルがシームレスに繋がります。また、ソニーはパートナー企業であるNiantic社と音声AR領域で協業し、視覚だけでなく音声でもARゲームを楽しめるよう開発を進めています。

「LinkBuds S」を使って同社のゲーム「Ingress」をプレイすると、「LinkBuds S」本体に搭載されたセンサーと立体音響技術により、プレイヤーの向いている方向に合わせて音声が届く新しい体験が楽しめるようになります※5。

※10:米国フォーダム大学(Fordham University, Gabelli School of Business Marketing Faculty)との協業による。

次世代BluetoothオーディオのLE Audioに対応

ゲームに最適な超低遅延などを実現する次世代Bluetoothオーディオ「LE Audio」に対応予定※11です。

※11:2022年内に本体のファームウェアのアップデートにより対応予定。対応するスマートフォンとの接続が必要。

環境に配慮した本体とパッケージ

ソニーグループでは、2050年までに環境負荷ゼロを目指す環境計画「Road to Zero」を策定しており、この達成に向けて段階的に環境中期目標を設定しながら行動しています。現在は、2021年度から2025年度までの中期目標「Green Management 2025」を定め、製品のプラスチック使用量の削減を1つの目標としています。

本製品は、本体とケースに使用する素材に工場回収の樹脂を活用した再生プラスチックを使用しています※6。また、個装パッケージにはプラスチックを使用せず※7、環境負荷の低減に取り組んでいます。

パートナー企業からのコメント

「LinkBuds S」に搭載されたセンサーやソニーの立体音響技術などを活用し、パートナー企業との連携を通じて新たな音体験を届けます。各社からのメッセージを紹介します。

Niantic, Inc.製品マーケティングディレクター アーチット・バーグバ氏

Nianticは現実世界にARなどのデジタルのレイヤーを重ねた「リアルワールド メタバース」というビジョンを持っています。現在は視覚的レイヤーが中心ですが、ここに音声という聴覚的なレイヤーも加わることで、現実世界がより楽しく、便利になると考えています。ソニーのLinkBudsは、現実世界の視覚的情報と聴覚的情報を損ねることなく、音声のレイヤーを重ねることができる製品です。

Nianticの提供するさまざまなゲームと一緒に利用いただくことで、より楽しくリッチなゲーム体験を実現いただけます。今年10年目を迎えるIngressにも夏前目標に新しい機能が追加されますので、シリーズ化されるLinkBudsとともにお楽しみください。また、Nianticのゲームタイトルの基盤となるLightshipプラットフォームとLinkBudsシリーズを組み合わせたAR体験もお試しいただけるようになりそうですので、こちらもご期待ください。

Spotify プロダクトディレクター エドワード・ラユン氏

Spotifyは、どんな時でも最高にシームレスなオーディオ体験を提供できるように常に取り組んできました。ですから、ソニーとの継続的なパートナーシップには、とてもワクワクしています。「LinkBuds S」に搭載されたSpotify Tapによって、スマホに触れることなく簡単に音楽をお楽しみいただけます。ヘッドホン本体をタップするだけで簡単に音楽をスタートすることができ、さらにタップすると、あなただけのためにパーソナライズされたおすすめの音楽が再生されます。私たちは今後もソニーと共に、革新を続け、よりシームレスな体験をお届けすることを楽しみにしています。

Endel Sound GmbH, 共同創設者兼 CEO オレグ・スタヴィスキー氏

Endelのビジョンは、サウンドの力ですべての人に心身の健康を提供することです。Endelはパーソナライズかつ環境に適応したサウンドによって人々の集中、リラックス、睡眠をサポートする、科学に裏付けされたテクノロジーです。ソニーのLinkBudsシリーズやセンサー技術と連携することで、移動中、休憩中のリラックス、仮眠、集中作業など、一日のさまざまな瞬間に対してシームレスに機能するサウンド体験をお届けします。

先行展示

今回の新商品を、ソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌、ソニーストア 大阪、ソニーストア名古屋、ソニーストア 福岡天神にて、5月19日(木)より展示します。
PR:https://www.sony.jp/store/retail/exhibition/202205/220519/index.html

YouTubeライブ配信

「LinkBuds S」の魅力をソニーストアのスタイリストが紹介するライブ配信を実施します。リアルタイムで視聴者の質問にも回答します。ライブ配信終了後は、同URLにて録画を公開予定です。

日時:2022年5月19日20時開始
URL:https://youtu.be/p-xNlZ8XLBM

主な仕様

主な仕様や詳細については、商品サイトをご覧ください。
PR:https://www.sony.jp/headphone/products/LinkBuds_S/

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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