本日10月20日にバンダイナムコエンターテインメントより発売された、Nintendo Switch用ソフト「ウルトラ怪獣モンスターファーム」の先行体験レポートをお届けする。
目次
本作は、シリーズ25周年を迎えたコーエーテクモゲームスの人気育成シミュレーションゲーム「モンスターファーム」と国民的特撮作品「ウルトラマン」に登場するウルトラ怪獣を融合したタイトルだ。
先月開催された「東京ゲームショウ2022」の会場でも、本作の試遊が行われた。そのときはわずか15分間のプレイであったが、それでも十分すぎるぐらいゲームの魅力が伝わるものであった。しかし、限られた時間で多くのユーザーに遊んでもらうために、いくつかの機能はあえて省略されていた。今回は、リリースに先駆けてたっぷり2時間分のプレイ時間をもらえたので、そこからわかった本作の魅力と特徴をご紹介していく。
また、後半では「ウルトラ怪獣モンスターファーム」のプロデューサーである又野健太郎氏と開発プロデューサーのコーエーテクモゲームスの藤田一巳氏にもお話をお伺いしたので、そちらも合わせてチェックしてもらいたい。
複数の方法から育成するウルトラ怪獣が誕生
先ほどもチラリと触れたが、この「ウルトラ怪獣モンスターファーム」は、ウルトラ怪獣を自分だけの方法で育成していく怪獣育成シミュレーションだ。ベースになっているのは「モンスターファーム」で、そのシステムを踏襲した遊び方ができるようになっているというのが特徴である。
「東京ゲームショウ2022」の試遊で体験出来なかったポイントのひとつが、育成していく怪獣を生み出すところだ。新たな怪獣は、街の「祭壇」に行くことで手に入れることができる。ちなみに一度に育てることができる怪獣は1体のみだが、他の怪獣を育てている間は教会に預けておくこともできる。
「モンスターファーム」では、ゲーム機に様々なCDを読み込ませることで新たなモンスターを生み出すことができた。当然のことながらNintendo Switchにはディスクドライブが搭載されていないので、まったく別の方法が複数用意されている。
本作には、25種類以上のおなじみのウルトラ怪獣と、合成によって生み出される合成怪獣が存在し、合成のバリエーションを含めると全部で200種類以上の怪獣が登場する。たとえばゴモラの柄をしたゼットンなど、見たことがあるようで見たことのない怪獣が生まれるというのもユニークなポイントといえるだろう。
祭壇のメニューで選べる「追憶版を読む」は、交通系ICカードなどNFC対応機器を読み込ませて怪獣を生み出すものだ。同じ交通系ICカードを読み込ませても、必ずしも同じ怪獣が生まれるとは限らない。ゲーム内部で様々な条件が設定されていることから、ユニークな組み合わせの怪獣が生まれるようになっているのだ。
「楽曲を探す」は曲名検索で怪獣を生み出す方法だ。「コードを入力」は、別売りの玩具「ウルトラディメンションカード」の怪獣カードに書かれているUMF Codeを入力する方法である。ゲーム内では3ヵ月おきに季節が変わるが、「支給を受ける」を選ぶとその単位で新たな怪獣を入手することができる。1度でも誕生させたことがある怪獣は図鑑に登録される。そこから生み出したいときは、「図鑑から選ぶ」を選ぼう。
ちなみに前回の試遊ではバルタン星人を選んだのだが、このときは育成できた期間も短く、ライフが低すぎたこともあってか、ほとんど勝てなかった。しかし、これならいけそう感じである。
えっ?ウルトラマンも登場するの!?
自分が育てていく怪獣が誕生した直後、ノラ怪獣とのチュートリアル的なバトルが行われる。バトルでは、LとRボタンで前進と後退ができ、敵との間合いを調整することができる。繰り出せる技は4種類まで設定しておくことができ、それぞれ敵との距離で選べる技が変わるといった仕組みだ。基本的に、制限時間合いに相手のライフを多く削った方が勝ちとなる。
ただし、すべての攻撃が必ずしも当たるとは限らない。技の当たりやすさは「HIT」のパーセンテージでチェックすることができるので、可能な限り当たりやすいタイミングで繰り出した方がいいだろう。もうひとつ重要な要素がガッツである。ガッツが足りないと技が出せない。また、ガッツが高いほど、より技が当たりやすくなるという要素も含まれている。ガッツ自体は時間で回復していくので、HITのパーセンテージと合わせて的確なタイミングで攻撃を仕掛けていくようにしよう。
また、敵との間合いは敵に近づいた後でBボタンを吹き飛ばしたり、ガッツを消費してしまうがYボタンでダッシュして詰めたりすることもできる。これらを組み合わせていきながら、戦っていくのだ。
ということで、今回は比較的スペックの高い怪獣だったということもあり、初陣はなんとか勝利を勝ち取ることができた。
……と思ったら、なんとノラ怪獣のバードンが起き上がってきた。しかし、我らがシンドはすっかりバテバテの状態だ。そこで現れたのが、なんとウルトラマン!? このゲームではウルトラ怪獣は出てくるものの、ウルトラマンは出てこないものと思い込んでいたので、かなり驚かされた。しかも激強。はたして、育てた怪獣でこれに勝つことができるのか? といろいろと想像が膨らむが、何はともあれウルトラマンのおかげで窮地が救われた。
怪獣たちのコンディションを整えながら育成していこう
チュートリアルのバトルが終わったら、いよいよウルトラ怪獣の育成がスタートする。ゲームの基本的な流れとしては、生み出した怪獣をファームで育成していきながらトレーニングなどを重ねていき、大会に出場。そこで優勝して、さらに上位の大会に出場していくといったサイクルを繰り返していくことになる。1週間に選べる項目はひとつだけだ。たとえばトレーニングを選べば、その週はそれで終わりで次の週に移っていくといった感じである。
お決まりのイベントとして、毎月第1週は怪獣にエサを与える日となっている。エサは怪獣によって好みが分かれるほか、甘えや恐れ、体重の増減など様々なパラメーターにも影響を及ぼす。最初の「Eグレード公式戦」で無事優勝を果たすと、通常のエサに加えて調味料も付加できるようになっていく。調味料は、体調などを考慮しながら最適なものを選んであげるといいだろう。
トレーニングは全部で6種類のエリアが選べる。上げたい能力によってトレーニングの場所も変わるといった感じだ。トレーニングには大成功からサボりまで4段階の結果があり、サボりや失敗してしまったときは能力が上がらない。
また、トレーニングでは能力が上がるが、その分怪獣の疲労も溜まっていく。体調が悪いときなどはサボりやすくなってしまうため、ときおり休養を取ることも大事だ。
それとは別に大会のスケジュールは決まっているため、能力を伸ばしていきつつ怪獣のコンディションも調整していかなくてはならない。競馬育成シミュレーションゲームを遊んだことがある人ならば分かると思うが、それに近い感じでしっかりとマネージメントを行っていく必要があるのだ。
年に4回開催される公式大会で優勝を目指せ!
公式大会は年に4回開催され、Eグレードから始まりSグレードまで6種類のグレードが用意されている。最初にエントリーできるのはEグレード公式戦だが、そこで優勝するとグレード昇級が認められるという仕組みである。また、大会によっては総当たり戦やトーナメント戦、団体戦やシングルバトルなど様々な種類が用意されている。最初に参加することになるEグレード公式戦は、総当たり戦だ。
総当たり戦は、その名の通り、参加している他の3体の怪獣たちすべてと戦い、その戦績によって優勝が決まるというルールである。トーナメントよりも時間が掛かるが、すでに1度試遊版のほうでも体験していたということもあってか、今回は思ったよりも楽に優勝を果たすことができた。これにより、いよいよ上のクラスのDグレードにも参加が可能になった。
公式大会で優勝した後は、ふたたびトレーニングなど育成のルーチンに入っていく。ちなみに、大会自体は割と頻繁に行われているので、育成の腕試しで参加してみるのもいいかもしれない。
上のクラスの敵と戦っていて驚いたのは、体力が少ないにもかかわらず手強く感じる敵がいたことだ。動きが速くてこちらの攻撃もかわされてしまう。これは負けかな? と思いながら戦っていたものの、最後はギリギリで逆転して勝つことができた。
このように実際に戦ってみると意外と苦戦することもあるので、トレーニングなどで常日頃鍛錬を行うことと、プレイヤー自身のバトル経験は必要になってくることを痛感させられた。
街のクッキー屋で特徴を追加しよう!
怪獣を生み出すときに、NFCや曲名検索などを利用したが、それとは別に街のクッキー屋でクッキーを購入するときもこうした機能を利用することができる。怪獣たちには、それぞれ種族特有の能力がひとつ付いているが、年齢に応じて最大4つまで追加することができる。その特徴を追加するときに利用するのがクッキーだ。
クッキー屋で新たなクッキーを作るときは、「お任せで焼く」か「追憶版」のどちらかを選ぶことになる。NFCに対応した交通系ICカードなどが無い場合は、お任せで焼いてもらうこともできる。今回は、ためしに交通系ICのアプリを入れてあるiPhoneを利用してみることにした。
画面にタッチする絵が描かれているので、それに合わせてタッチしよう。その後、成功の文字が出てクッキーを焼くか尋ねられる。クッキーを焼く場合は、ゲーム内のお金が掛かるので注意しよう。焼いたクッキーは怪獣に食べさせてあげることで、特徴を追加することができるというわけである。
限られた育成期間の中でどれだけ高みを目指すことができるのか?
今回は2時間弱というプレイ時間の制限もあり、育成でいうと2年目の春先辺りまで遊ぶことができた。実は育成するウルトラ怪獣たちには、活躍できる期間は3~4年ぐらいとかなり短い。それを過ぎてしまうと選手寿命を迎えて引退となり、育成や大会に参加することはできなくなってしまうのだ。これらは怪獣ごとに異なるほか、育成の仕方によっても変わっていく。
この限られた期間内で、どれだけ怪獣を育て上げてより上の大会で活躍できるようになるか、といったところもブリーダーとしての腕の見せ所ということになるのだ。
「ウルトラ怪獣モンスターファーム」の開発陣に直撃!
2時間の試遊後、「ウルトラ怪獣モンスターファーム」プロデューサーの又野健太郎氏と、開発プロデューサーのコーエーテクモゲームスの藤田一巳氏に、いくつか気になったポイントについてお話を伺ってきた。
――ちょうどひと月前にも試遊とインタビューが行われていますが、今回発売に合わせるという形でふたたびメディア向けの体験会が行われた理由を教えていただけますか?
又野健太郎氏(以下、又野氏):今回はしっかりとゲームをプレイいただいたうえで、インタビューにご回答させていただければと思い、開催させていただきました。また、開発を担当しているコーエーテクモゲームスの藤田さんもお招きして、一歩踏み込んだ内容をお話できればと考えています。
藤田一巳氏(以下、藤田氏):初報が発表されて、「東京ゲームショウ2022」と重ねていく中で、おかげさまで皆様からポジティブな感想を頂きました。
ウルトラ怪獣と「モンスターファーム」をどうやって組み合わせてゲームにしたの? という点については、開発元のコーエーテクモゲームスとしても「モンスターファーム」を作ってきた中で、ぜひお話ししたいと伝えました。やはりウルトラ怪獣に対するリスペクトは、僕らも一ファンとして持っています。そういう話もしたいなと思いました。
――開発側からみて、今回の「ウルトラ怪獣モンスターファーム」はどのようなところに苦労されたのでしょうか?
藤田氏:「モンスターファーム」は今年25周年です。その中で一番面白かったといわれるのが、「モンスターファーム1」から「2」にかけてです。正直、その後に出た作品よりも「モンスターファーム2のほうが面白かったね」といわれることが多いんですね。
又野氏:「ウルトラ怪獣モンスターファーム」のパッケージには、「モンスターファーム2」のパッケージをリスペクトしたものです。「モンスターファーム2」はモンスターが飛び出してくるデザインになっていたので、本作では怪獣が飛び出してくるイメージにしています。
藤田氏:ウルトラ怪獣で「モンスターファーム」のシステムを使ってゲームを作りませんかといわれたときに、ファーストインプレッションで面白いなと思ったんですよね。25周年にあたって「モンスターファーム」の新作を出したいなと思っていました。今回のNFC再生なども含めていろいろなやりたいロジックがあるなかで、キャラクターを増やしていくことに関しては自分の中で消化できてなかったんです。
キャラクターの数を増やすこと=新作みたいなことにはしたくなかったんですね。単純に面白さを伝えるということでいうと、ロジックをしっかりしたいと思ったんです。ウルトラ怪獣って、ものすごくインパクトがあって、IPとしても強くて強力です。
怪獣って強くて怖いイメージがある中で、それが可愛くて愛おしいものになるとどんな表現ができるんだろうというのが、純粋な作り手の欲求としてありました。そこから先大変だったんですけど……ぜひ、やらせてくださいと握手しちゃいました(笑)。
――みなさんもちろん、ウルトラマンで育った世代なんですよね?
藤田氏:もう、世代ですよ。だからピグモンぐらいだったら可愛いのはわかるんだけど、ゴモラが可愛いってどういうことなんだろうとか最初はすごく思いましたね。
又野氏:可愛いですけどね、ゴモラも(笑)。
藤田氏:怪獣が地団駄踏んで暴れたり、カワイイに繋がるシーンはあったので、これはやれるぞとなりました。
――ゲームに登場する怪獣たちには、どれも可愛らしさは持たせているんですよね?
又野氏:もちろんです。可愛らしさと持たせている…というよりも、育てていく中で愛着が湧いてくるように意識しているので、気づいたら可愛くてしかたなくなっているんですよ。
藤田氏:可愛いところから遠い怪獣ほど、可愛かったりしますよね。
――なるほど。愛着が湧いてくるんですね。
又野氏:どちらかというと無機質な怪獣たちも気づけば可愛くてたまらない…ということを目指しています。
――今回オリジナルの怪獣は25体ぐらいでてくるそうですが、どのように選ばれたのでしょうか?
又野氏:「モンスターファーム」とのコラボなので、ウルトラ怪獣にあまり詳しくない…といったお客様もいらっしゃるかなと思っていました。なので、いろいろな比較的たくさんの作品に出ていたり、本編だけではなく様々なメディアに登場していたりするような怪獣をメインで選んでいます。ゴモラとかバルタン星人、ゼットンなどは、ウルトラマンシリーズに詳しくなくても認識しているはずだと思いますし。
――今回の試遊で一番驚いたのは、ウルトラマンってこのゲームに出てくるんだ? というところでした。しかも鬼のように強いという。
又野氏:そうなんです(笑)。ウルトラマンは…強いんです!
藤田氏:ウルトラマンは憧れのような存在なので、怪獣たちにとっても憧れの存在ということに今回の世界ではなっています。
――オープニング近くと、もう1回別のシーンでも出てきたのですが、結構ウルトラマンが登場するシーンは多いのでしょうか?
藤田氏:たくさん出てくると価値観が下がると思っています。ただ、ここか! というところで出てきてくれます。そのため、登場の仕方は大事にしていますね。
――ウルトラマンは何体ぐらい登場しますか?
又野氏:そこは是非皆さんに実際にプレイして確認してみてほしいところです。
――怪獣で紹介分がハテナで表示されている部分がありましたが、これは後から埋まっていくものなのでしょうか?
又野氏:そこは埋まっていきますよ、もちろん! まだどのような条件にすればすべてが明らかになるか、は発表していないので、ぜひ探してみてください。
藤田氏:遊んでいて気付いてもらえればいいかなというところを、いっぱい残しています。元々の「モンスターファーム」シリーズもそうですが、今回の「ウルトラ怪獣モンスターファーム」はいい意味でユーザーに暴いていってもらうゲームです。そこはユーザーに任せようと思っています。
――こういう仕掛けがいろいろなところに仕込まれているんですね。
藤田氏:そうですね。今回の楽曲再生やNFC再生もそうですし、この文字が埋まっていない図鑑もそうです。だんだん見えてくるものがあるというのがポイントです。ユーザーが遊ぶ中で、どんどんいろんなことを見つけてもらえればいいなと思っています。
――あと、スマートフォンに交通系ICのアプリを入れていたのですが、そちらでも読み込めたのも感動しました。
藤田氏:はい、読み込めますね。状況によって、同じスマートフォンでも状況によって結果が変化しますので、ぜひ何回もやってみてください。
――今回体験できなかった二人プレイはどのような形になるのでしょうか?
藤田氏:オフラインで怪獣同士のバトルが楽しめるようになっています。育てた怪獣をアップロードすれば、他のユーザーがアップロードした怪獣をダウンロードすることができます。友達が育てた怪獣を自分のニンテンドースイッチにダウンロードすることもできます。
対戦はマニュアル対マニュアルでもできますし、オート対オートでも戦わせることができます。
――今回何回か大会にも出場してみたのですが、体力が低いから弱いのかと思ったら手強かったりと、いろいろ強さが変わってくるんですね。
藤田氏:怪獣の成長の仕方は細かくはいえませんが、いくつかパターンがあります。早熟なタイプや大器晩成型などいろいろといるので、トレーニングでどのパラメーターを上げていくかということと同時に、甘やかせたり厳しく育てたりといったことによって能力値の伸び方が全然変わってきます。
――目に見えてないパラメーターは存在していますか?
藤田氏:ないとはいえないです。内部ロジックとしては持っていますね。基本的にはそれを、目に見えるパラメーターで表現するようにはしています。
――開発中、お互いにもめたポイントはどこでしょうか?
又野氏:もめてはないですが、毎週意見はぶつけ合ってましたね。もっとこうしたいという欲が出てきて…たくさんお願いしましたからね(笑)。
現実的に作り込まなければいけないコーエーテクモゲームスさんにとっては、毎週無茶ばっかり言ってきて…と思っていたと思います。(笑)。
藤田氏:ほんとにたくさん言っていただいたので…そりゃ、大変でしたね。(笑)。真面目にいうと、「モンスターファーム」ってコミカルなものをカッコよく見せるなんです。でも「ウルトラ怪獣モンスターファーム」はカッコイイものをコミカルに見せるので、やっていることは一緒でもまったく逆なんですよ。
また、バトルをしていても「モンスターファーム」の場合はもっとスピード感があります。でも、ゴモラがバク転をしたり空飛んでいたりするとおかしいですよね。そこは重厚感が必要です。でも、重厚感があって「モンスターファーム」の持つスピード感を出さなければいけないというのを、どうやって表現するのかというのは……。
――前回は15分の試遊プレイでしたが、今回は2時間ぐらいたっぷり遊ばせてもらっても、本当にやめ時がありませんでした。
藤田氏:ありがとうございます! それが一番嬉しいですね。
又野氏:そこから合成をし始めると、もっともっとやめどきがわからなくなってくるんですよ。「もうちょっと、あと少し…」とずっと遊べてしまうところが、今回のゲームの魅力の一つかなと思います。
――本日発売ということで、最後にファンに向けてメッセージをお願いします。
藤田氏:僕は純粋にウルトラ怪獣がこんなに可愛く感じるゲームはないと思うぐらい頑張って作っているので、そこをまず見てもらいたいですね。もうひとつは、「モンスターファーム」のファンの皆さんから「新作って出ないの?」とずっといわれてきましたが、今回の「ウルトラ怪獣モンスターファーム」では「モンスターファーム」シリーズの目指す方向性の結晶、と言っても過言ではないほど、様々な要素を入れ込むことができました。
とにかく遊んでもらって、プレイすればするほどいろいろなことに気が付いたり、やめ時がわからなくなるゲームを作りました。まずは手に取って、是非本当にプレイしてみてください。そうしてユーザーの皆様が、色々な発見要素を良い意味で暴いていってくれればうれしいなと思っています。
又野氏:今回、「ウルトラ怪獣モンスターファーム」を正式なコラボレーションとして、どちらのファンのみなさまにも納得いただけるゲームになっているかと思います。
ウルトラ怪獣ファンのみなさまは見たことのないウルトラ怪獣の感情表現や、見たことあるようで見たことのない合成バリエーションを、「モンスターファーム」ファンにはモンスターファームのシステムをとてもリスペクトして制作してきたので、このプレイ感を楽しんでいただければと思います。絶対に楽しんでいただける内容になっていると思っています。デカくてかわいいウルトラ怪獣、ぜひ育ててみてください!
――ありがとうございます!
インタビューの中でも触れているが、最初は2時間もプレイするのは長すぎるんじゃないのかと思っていたのだが、実際はあっという間に時間が過ぎてしまった。その間、ほぼやめ時もなく、ずっと楽しむことができたのは、やはりゲームがそれだけ面白いということなのだろう。
ウルトラマンやウルトラ怪獣のファンはもちろんのこと、「モンスターファーム」のようなゲームが大好きな人もハマることは間違いなしなので、ぜひ本作を遊んでみてほしい。