「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」DAY2レポートチーム＜カノープス＞が全員集結！思いを込めた感動のステージは次の物語へと続く！

「ウマ娘 プリティーダービー」（以下、「ウマ娘」）は、ゲーム、アニメ、漫画などさまざまな展開をしているメディアミックスコンテンツ。東京公演（2022年3月5日・6日）、横浜公演（2022年5月4日・5日）と走り抜けてきた「4thイベント」も、ついに千秋楽となる「4thイベントEX」DAY2。この日も天気は良好で、会場には多くのトレーナー（「ウマ娘」ファンの呼称）が詰めかけた。

今回の「4thイベントEX」は、東京公演や横浜公演と同様に感染症対策をしっかり施した上での現地有観客に加えて、両日ともABEMA PPVとStreaming+でのオンライン配信を実施。配信ではARによる演出や、ABEMA PPVではマルチアングルによる映像も楽しむことができる。DAY2の配信チケット販売は2022年11月13日（日）20:00まで、アーカイブ視聴は同11月13日（日）23:59までとなっている。

アーカイブ配信情報ページ
https://umamusume.jp/event/sd4th/broadcast/

「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」DAY1レポート

DAY1同様、開演前に舞台裏で円陣をするメンバーの声が聞こえると、集まったトレーナーから拍手が起こる。そして時間となり、解説席に登場したのはこの日のシークレットゲストである沖野さんだ。

毎公演、ナビゲーターとしてシークレットゲストが登場してきたし、「ウマ娘 プリティーダービー 3rd EVENT WINNING DREAM STAGE」で沖野さんが土下座をして「4thイベント」に出たいと頼んでいたと知っているトレーナーであれば、DAY2は沖野さん来るのではと期待したかもしれない。沖野さん本人もその時のことを振り返りつつ、同じトレーナーであるみんなへ気合を注入して、高らかに「4thイベントEX」DAY2の出走を宣言した。

ウマ娘ブラスバンドの演奏、ファンファーレを合図に、この日も最初に披露したのは「うまぴょい伝説」。沖野さんからのエールや集まったトレーナーたちの気持ちを力にして、みんなハイテンションに歌い踊る。身にまとっている新衣装「Snowy Integrity」も素敵で、彼女たちの魅力をさらに引き出していた。

曲後には出走者からひと言ずつ挨拶。その中で、例えば花井さんの挨拶中にMachicoさんが反応するなど、アニメやゲームのシナリオで関わりのあったメンバーが反応していたのも面白い。前田佳織里さんからは、“やっと会えたね”という気持ちと“ネイチャ”をかけたひと言も飛び出していた。

個人的に印象深かったのは和氣さんだ。トラックに散らばるメンバーは人数も多いわけだが、誰が挨拶している時にも毎回その人に向けて手を振っていて、無意識かもしれないが彼女の気持ちが伝わってくるようだった。

DAY2で大型イベント初出走だったのは、松岡さん、青山さん、山根さん、春川さんの4人。さらに、今回は「黄金世代」と呼ばれるウマ娘が多いことや、チーム＜カノープス＞が勢揃いしたこと、チーム＜シリウス＞のメンバーも多いことなどを明坂さんが紹介し、これから始まるステージへの期待はさらにあがっていった。

そして、ライブパートの最初に登場してスタートダッシュから逃げ切りを図ったのは、逃げウマ娘たちを演じるLynnさん、長谷川さん、大和田さん、のぐちさん、山根さん、花井さん、矢野さん。歌うのはもちろん「逃げ切りっ！Fallin' Love」だ。センターステージで軽快で可愛く歌う彼女たちは、指ハートもいっぱい作って可愛さと愛を振りまいていき、カメラアピールもバッチリ決まる。

そのまま、今度は同級生組の和氣さん、前田玲奈さん、髙橋さん、佐伯さん、青山さんによる、わちゃわちゃ賑やかな「ぴょいっと♪はれるや！」。青山さんは初出走とはいえ、彼女自身のこれまでの経験も活かした歌やダンスのキレは抜群で、間奏での寸劇のようなセリフもコミカルで楽しい。曲の途中にはステージに滑り台も登場。リハでは全然上手く行かなかったそうだが、黄金世代の見せ場として見事に全員が綺麗に滑りきり、嬉しそうにしていた。

TVアニメ第1期となる「ウマ娘 プリティーダービー」のオープニング主題歌「Make debut!」は、デビューとタイトルについていることもあり、どんなメンバーが歌うのか注目される曲のひとつ。この日は徳井さん、咲々木さん、中村さんの3人で披露。この3人は、TVアニメとは異なるシリーズとして配信予定の新作アニメでメインとなるウマ娘を演じるメンバー。中村さんのストレートな歌声や佐々木さんの格好良さ、徳井さんが見せるテイエムオペラオー全開の雰囲気など個性を出したパフォーマンスが光り、解説席の和多田さんからも声援が飛んでいた。

歌い終わると、その新作アニメの続報が発表に。タイトルは「ウマ娘 プリティーダービー Road to the Top」。公式YouTubeチャンネル「ぱかチューブっ！」にて2023年春ごろに配信予定となっている。ナリタトップロード、テイエムオペラオー、アドマイヤベガのキービジュアルも公開となり、ますます期待が高まるところだ。

続いて、同じく公式YouTubeチャンネル「ぱかチューブっ！」にて配信中のショートアニメ「うまゆる」の第1弾主題歌「ゆるパカ HAPPY DAYS!」を、オリジナルメンバーである青山さん、春川さん、松岡さんが披露。ステージの階段にもさまざまなマークが表示されるなど、曲も演出も賑やかなステージに。低音が魅力的な春川さんや松岡さんの声に、青山さんの可愛さがマッチ。間奏でのやり取りも楽しいパフォーマンスをみせた。

さらに、長谷川さん、和多田さん、前田佳織里さん、田澤さん、野口さんは「ENDLESS DREAM!!」を披露。センターステージに登場した5人は、後半には各ステージに散らばって歌い、5人の暖かく気持ちのいいハーモニーがドームに響き渡っていく。

スクリーンにピンクの星がのぼっていき、会場をピンクに染め上げたのは大和田さん。「立ち位置ゼロ番！順位は一番！」でトレーナーたちに可愛さをいっぱい届けていく。しかも、全体衣装からオリジナルの個別衣装に着替えており、トップウマドル（ウマ娘のアイドル）を目指すファル子そのままに、初披露時よりも完成度をましたステージでみんなを魅了。ダンサーを引き連れてセンターステージに向かう姿もめちゃくちゃ様になっていた。

ソロ曲は続き、今度はメインステージ上段に登場した山根さんが「笑っちゃお！」を初披露。バイブスあげて楽しむ彼女は、表情もコロコロかわって太陽のような明るさでみんなと一緒に自身も楽しんでいく。初出走でソロ曲は緊張もあったと思うが、それを感じさせないダイタクヘリオスらしいハイテンションなステージをみせた。

そして、おしゃれなメロディが流れ、Machicoさん、遠野さん、花井さん、立花さん、松岡さんが「ミッドナイト・エピローグ」を歌い上げる。5人のハーモニーはもちろんそれぞれの組み合わせも綺麗に響き、ダンスが得意な遠野さんの切れのある安定感や足の運びをはじめ、歌っていない人のダンスも可愛い。

このブロックのラストは、TVアニメ第1期の今度はエンディング主題歌「グロウアップ・シャイン！」だ。登場したMachicoさんに、上田さん、髙橋さん、衣川さん、田所さん、和多田さん、野口さん、春川さんが合流する形で歌い始め、賑やかに走っていく8人。今回のメンバーは格好良くパワフルな歌声が魅力の人も多く、新たな魅力を見せながら、飛び跳ねるように元気なパフォーマンスを披露した。

最高のスタートダッシュを決め、ここではトレーナーと一緒に「トレセン体操」で体を温め、再びライブパートへ。

まずは、ゲームの映像が流れ、センターステージに登場したMachicoさん、田所さん、矢野さん、青山さんが、スタンドマイクを使い「winning the soul」で魂をぶつけ合う。4分割されたスクリーンに映し出された4人の表情も格好良く、キックや腕を突き上げる姿も決まっていた。

そのままMachicoさんと田所さんによる「SEVEN」へ。2人が演じるトウカイテイオーとシンボリルドルフの関係はご存知だと思うが、一緒に〈勝利をこの手に！〉と叫び、憧れではなく横に並び立って歌う姿は胸が熱くなる。歌唱力抜群の2人だけに、お互いが相乗効果となり、どんどんスイッチが入ってすごみを増していくかのよう。間奏でのやり取りや、膝をついて気持ちを込めて歌うシーンも惹きつけられるものだった。

DAY1で初披露となった「ウマ娘」1.5周年記念楽曲「Gaze on Me!」は、大和田さん、和多田さん、遠野さん、田澤さん、のぐちさん、山根さん、松岡さんが披露。DAY1とは歌唱メンバーが全く異なり、新たな趣を出しつつ歌い上げていくと、続けてLynnさん、髙橋さん、咲々木さん、渡部さん、花井さん、立花さん、野口さん、中村さん、松岡さんが「Ms. VICTORIA」で高らかに凱歌を響かせる。

センターステージには炎が吹き上がり、激しいドラムのリズムにのせて熱さと格好良さ全開だ。野口さんの圧巻の歌声をはじめ、サビで響かせる凱歌はとても格好良く、体のすべてを震わせてくる。

「NEXT FRONTIER」（上田さん、前田玲奈さん、徳井さん、石見さん、矢野さん、春川さん）では、今度はメインステージに炎が吹き上がる。スクリーンの映像も燃え上がり、熱く格好いいステージを繰り広げる6人。解説席の田所さんからも檄が飛ぶ。普段は可愛さやコミカルなところのあるメンバーも、格好良さに振り切って表情も魅力的だ。

さらに、炎が吹き荒れたのは「BLOW my GALE」（和氣さん、Lynnさん、前田玲奈さん、徳井さん、衣川さん、前田佳織里さん、佐伯さん）。この炎3連ゾーンはまさに熱く激しく、魂まで燃やし尽くすぐらいの熱量に。曲中の叫びは佐伯さんが担当し、キングヘイローらしい口調で気合を入れていた。

熱さをいったん落ち着かせるように、MCでは「4thイベント」東京・横浜公演で行ったのと同様にマルチアングルのカメラを利用したチーム対抗のアピール合戦を実施。題して「カメアピ☆盛り上げ対決」。過去の公演で連敗したリベンジを果たすべくやってきた「チーム超新生ゴールドシップ」（上田さん、長谷川さん、のぐちさん、山根さん、青山さん）と返り討ちをせんと目論む「チームマルゼンスキーカノープス」（Lynnさん、前田佳織里さん、遠野さん、田澤さん、花井さん）による対決だ。

先攻の「チーム超新生ゴールドシップ」は、のぐちさんが考案したという上田さんを囲む見事な連携のゴージャスポーズを決めたのに対し、「チームマルゼンスキーカノープス」は組体操をやろうとしたのだが……完成度はいまひとつとなってしまい、会場の拍手では「チーム超新生ゴールドシップ」が優勢。特別審査員を務めた沖野さんのジャッジも「チーム超新生ゴールドシップ」であり、見事にリベンジを果たした。

ライブパートは後半戦へ。武豊騎手とクリストフ・ルメール選手からの豪華な曲振りVTRから、次の曲はLynnさん、田所さん、春川さんによる「大好きのタカラバコ」。最近は全員で披露する機会も多かったが、原曲は田所さんを含む格好いい3人による楽曲。今回は3人体制で、それぞれが素敵な歌声を響かせていく。特に田所さんの声の伸びはやはり抜群で、少人数だからこその味を感じさせながら、その歌声が会場を包み込んでいった。

続いては「Ambitious World」。これまでの公演でも披露してきたが、なんと今回は幼少期のキタサンブラックとサトノダイヤモンドの衣装で矢野さんと立花さんが登場。元気いっぱいに歌う2人は、見つめ合って笑顔で手を振ったり、ソロパートではお互いを嬉しそうに見ていたりと微笑ましく、間奏のやり取りから約束するところも胸に来るものがあった。

そして、ステージ上段にDJブースとともに登場したのは、山根さんとのぐちさん。ズッ友の2人による「ぱか☆アゲ↑ミックス」のステージが始まった。リミックスされた「走れウマ娘」「Exercise the Right」「禁断 Burning Heart」「ゴルシラップ」「Never Looking Back」が次々に披露されていき、パフォーマンスも楽しさや新鮮さがいっぱいだ。

「走れウマ娘」では、チーム＜カノープス＞の4人（前田さん、遠野さん、田澤さん、花井さん）がTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」（以下、TVアニメ第2期）で持っていた「めざせG1制覇」「個性を大事に」「無病息災」「妥当スピカ！」と書かれた看板を手にして登場。途中で一緒に歌っていた長谷川さんがそれを手渡されて戸惑う場面もあるなど、チーム＜カノープス＞のらしさ全開の時間に。

さらに、佐伯さんがキングヘイローのソロ曲「Exercise the Right」で美しい歌声を響かせれば、マルゼンスキーのソロ曲「禁断 Burning Heart」はLynnさんがしゃくりも特徴の歌い方で披露。ウマ娘ブラスバンドのサックス奏者と山根さん、のぐちさんの3人がサングラスをかけて一緒に盛り上げ、自撮りをしたり、トレーナーたちの拍手で波を作ったりといつもとはまた違った楽しさをみせた。

「ゴルシラップ」はタイトル通り上田さんの独壇場。センターステージに登場すると、会場は一瞬にしてゴルシワールドとなり、スクリーンにはゴールドシップの楽しさいっぱいの映像が流れる。そして、「Never Looking Back」は山根さんとのぐちさんを含めた9人が披露。原曲の格好良さや切ない感じは残しつつ、アゲアゲなリミックスが新鮮で、ギャルピースなどポーズも映えていた。

そんなノリノリな楽しさを振りまいた「ぱか☆アゲ↑ミックス」からステージを引き継いだのは、前田佳織里さん。気持ちを込めてソロ曲「アウト・オブ・トライアングル」を歌い出す。振り付けを以前から一新したそうで、手でトライアングルを描くところや、彼女を頂点としたダンサーとのトライアングルフォーメーションも印象的だ。〈負けは…いやだよ！〉とのひと言をはじめ、歌詞にはナイスネイチャの秘めた思いが紡がれており、それを美しい歌声で表現していった。

次のステージの前には映像が流される。

「そのチームの名前はCANOPUS」

そうやってチーム＜カノープス＞のメンバーが紹介され、ステージにはチーム＜カノープス＞のメンバーである、前田佳織里さん、遠野さん、田澤さん、花井さんが集結。先ほどの「走れウマ娘」では楽しいパフォーマンスをみせてくれた4人が、ステージ上で円陣を組んで気合を入れて、TVアニメ第2期のオープニング主題歌「ユメヲカケル！」を披露する。出走者が発表されて、これを待ち望んだトレーナーも多かったのではないだろうか。

4人のチームワークは抜群で、満面の笑顔を絶やさない花井さんの特徴的な歌声はいいアクセントになっていたし、前田佳織里さんと遠野さんのソロパートも可愛く美しい。そしてそれを支える田澤さんは冷静でありつつ嬉しさをにじませるのがイクノディクタスらしい。スクリーンにはTVアニメ第2期での彼女たちの名場面も映し出され、それをバックに歌う姿、ようやく4人が揃った歌声に思い出が蘇って涙腺崩壊。〈トモダチ以上 仲間でライバル〉のところでお互いに拳を突き出すところや、ラストに満面の笑みを浮かべた4人がピースをする姿も素敵だった。

TVアニメ第2期の感動をさらに蘇らせてくれたのは、続くMachicoさんと大西さんによる「木漏れ日のエール」（TVアニメ第2期エンディング主題歌）。トウカイテイオーの呼びかけに呼応するメジロマックイーンのやり取りから、今回はゲスト出走となった大西さんがついに登場し、言葉のひとつひとつに思いを込めて歌い上げる。2人のハーモニーは暖かく美しく、向かい合って微笑む2人や、アウトロでの思いが溢れたような表情も印象的だった。

MCでは大西さんから改めて挨拶があり、メンバーを呼び込んでDAY1でもみせた円陣から、沖野さんの合図でウェーブが会場に起こり、トレーナーの心が一つに。そして、DAY2もいよいよラストスパートに突入だ。

ここからは、ゲームのメインストーリー第1部に沿って、各章の主題歌を次々と披露していった。まずは、第1章「駆け出しの一等星」より「はじまりの Signal」。もともとはソロの楽曲だが、それを大西さんと立花さんのデュエットで歌う姿や2人のやり取りも感慨深い。サトノダイヤモンドがメジロマックイーンに会って嬉しそうにしているのと同じように、立花さんはすごく嬉しそうな表情を浮かべると、可愛さいっぱいの立花さんの声と芯のあって優雅な大西さんの歌声が合わさって美しい響きとなっていた。

そして、第2章「小さながんばり屋」から石見さんが「ささやかな祈り」を披露し、ライスシャワーの思いが会場いっぱいに広がっていく。サビの終わりで微笑みを浮かべ、2番ではより明るくなるなど、気持ちの変化が表情にも表れているようで胸が熱くなる。

この曲はTVアニメ第2期の第7話、第8話でも使われており、アニメでのライスシャワーの姿や思いに涙した人も多いだろう。その原曲では、最後のフレーズ〈もう 泣かないよ〉で涙を堪えているように声を震わせていたのも印象的だったのだが、今回のステージでは晴れ晴れとした嬉しそうな表情や歌い方をしていて、さらに一歩踏み出して強くなったライスシャワーの姿がそこに。歌い終わり、オフマイクで感謝を述べる姿からも気持ちが伝わってきた。

第3章「夢を掴む特急券」の「涙ひかって明日になれ！」も、青春の汗と涙を感じる楽曲で聴くと胸が熱くなる。渡部優衣さんが弾むような大きなステップで真っ直ぐに気持ちをのせて歌うと、その歌声が心を爽やかに駆け抜けていく。BNWの近藤唯さん（ビワハヤヒデ役）と渡部恵子さん（ナリタタイシン役）が居ない分も頑張ると決めたという言葉どおり、声が上ずってしまうぐらい気持ちがこもる場面もあり、感動的なステージとなった。

今度は、格好良さ全開で第4章「滾り、渇望す」の「BLAZE」を衣川さんが熱唱。メインステージには炎が吹き上がり、魂を滾らせる力強く気合のこもった歌声は、もがき追い求める思いがたっぷりで、ナリタブライアンそのもの。これまで以上にそのパフォーマンスは圧巻であり、抜群の格好良さだけでなく、高音の美しい響きでもみんなを魅了。ラストの〈さぁ戦うぞ〉のセリフもゾクッとくるものだった。

第5章「scenery」が映し出され、ラストは最終章「夢の原石 煌めきはどこまでも」より、「笑顔の宝物 -Beyond The Future!-」をチーム＜シリウス＞の和氣さん、上田さん、衣川さん、石見さん、渡部さん、大西さん、そして高野麻里佳さん（声だけ出演）が披露。メインステージに並ぶところでは、ちゃんと7人目の場所も照らされていたのが嬉しい。各シナリオでそれぞれ成長したウマ娘たち。その顔には微笑み浮かび、7人の歌声が重なり合う。歌詞に合わせて気持ちがより入っていたのも、ライブならではで感慨深い。

続けて、チーム＜シリウス＞でメインストーリー第1部のエンディング楽曲「Precious Star Dreamer」。スクリーンには各章の名場面が映し出される中、ソロパートではそれぞれの気持ちが個性とともに歌い上げられていく。そこは、辿り着いた最高の瞬間。背後にきらめくシリウスがみんなの道を照らしているようだった。そして、次の物語へと続く……。

「4thイベントEX」DAY2もいよいよ最後の直線に突入。本編ラストは再び出走者全員がステージに集結して「We are DREAMERS!!」を披露。中村さんのまだまだ走り続けるとの力強い言葉があったように、これまでの思いがステージに溢れると同時に、これからも夢に向かって走り続けていく姿を期待させてくれた。

アンコールを期待する拍手に応え、沖野さんと明坂さんが登場。みんなで「俺の愛馬が！」と叫びたいと沖野さんがトレーナー代表として気持ちを代弁していたように、今回たくさんのトレーナーが集まってくれた喜びはもちろんだが、やっぱり声を出して一緒に楽しみたいのはみんなの思いだろう。

そんな未来に向けて、最新情報が多数発表となった。その中でも、大きなざわめきと嬉しさの拍手が沸き起こったのは、TVアニメ第3期制作決定の報だ。制作をスタジオKAIが担当することも同時に発表となり、期待せずにはいられない。その他の情報も含めて、発表となった内容は別記事を参照いただきたい。

嬉しさが溢れた会場に、メンバーが衣装「ニュースターズ・ロゼ」を着て再登場……というのはDAY1と同じだが、ステージ中央に立つ和氣さんは“日本総大将”の衣装を身にまとって登場。メンバー紹介では、チーム＜カノープス＞と山根さん＆のぐちさんが「えい、えい、むん！」と気合を入れるなど、数人ごとの組み合わせのひと言も楽しい。

そして、全員で「GIRLS' LEGEND U」を披露。やっとみんなと会えたからこそ、これからも君と一緒に走っていきたいという思い、なによりこのステージが楽しかったという思いが歌声からも表情からも伝わってくる。

歌い終わり、出走者を代表して矢野さん、山根さん、前田佳織里さん、和氣さんが挨拶。感想や身につけていたリングのこと、振り付けのことなどが語られ、和氣さんは一緒にステージに立ちたい素敵なキャストがもっといるから、これからも応援して欲しいとトレーナーに呼びかけていた。

さらに、Machicoさんは話を振られると、突然指を3本立てる。その指が4本、5本となり、最後の大きな発表として5th EVENT開催が決定した。この嬉しい知らせに、TVアニメ第3期の発表と同様、会場は大興奮となった。

君と目指す5度目の奇跡へ……ますます楽しみが増えた「ウマ娘」。「4thイベントEX」DAY2の締めくくりは、やっぱりこの曲「うまぴょい伝説」を、明坂さんと沖野さんも加わってトラックや花道を歩きながら披露。チーム＜カノープス＞の4人が例の看板を掲げて練り歩いていたり、矢野さんと立花さんが手を繋いでいたり、上田さんが大西さんを振り回す勢いで抱きついていたり、思い思いにこの瞬間を楽しんでいた。

そして、最後はマイクを通さず生声で感謝の気持ちをトレーナーに伝え、4会場6公演走り抜けた「4thイベント」は幕を閉じた。次のレースでまた会いましょうとの言葉があったように、今度はどんなステージを見せてくれるのか期待して待ちたい。

「ウマ娘」新シリーズ配信アニメのタイトルが「ウマ娘 プリティーダービー Road to the Top」に決定！TVアニメ第3期も発表に

ウマ娘 プリティーダービー

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• 配信日：2021年2月24日
• 価格：基本無料

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ウマ娘 プリティーダービー

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