ドリコムは、2022年11月5日・11月6日に開催された「アニメイトガールズフェスティバル(AGF) 2022」へ新作IP「悪魔王子と操り人形」を出展。ここでは本作の概要やブースの模様、ドリコムのプロデューサー 池田氏とキャラクターデザインを手掛けた尾崎ドミノ氏へのインタビューをお届けする。

人間、悪魔、天使が織りなすダークファンタジー

まずは「悪魔王子と操り人形」について紹介していこう。2019年に公式Twitterアカウントや公式サイトが開設され、最新情報に加えてキャラクターたちの日常が垣間見えるサイドストーリーや季節に合わせたイラストなどをも公開中。2023年リリース予定と発表されたスマートフォン向けゲームは“悲しくも儚いダークファンタジーの世界を描くアドベンチャーゲーム”になるそうだ。

本作の世界には「人間」「悪魔」「天使」といった異なる種族が存在し、魂を食らう悪魔に対抗すべく、人間は軍を率いて戦争を引き起こしている。そんな両者を天使が仲裁しているが、人間の中には私利私欲のため悪魔と取引する者もおり、複雑な関係性となっているようだ。

かつての繁栄は見る影もない最果ての地「コルチカム王国」には、この国の王子として寵愛されながらも悪魔に堕ちた少年「ディア(CV:小林ゆう)」、人間に処刑されるところをディアに救われた恩から忠誠を捧げる「エスパダ(CV:古川慎)」、人間でありながら悪魔である彼らに近づいた隣国の姫「フィオーリ(CV:花江夏樹)」が暮らしている。プレイヤーとなる主人公は、まずディアたちと出会うことになる。

このほか強大な軍事力を誇る「アキレギア帝国」では、優秀な司令官「クロード(CV:甲斐田ゆき)」を2人の部下が支えている。「エリク(CV:島﨑信長)」は名家に生まれたがゆえに苦悩を抱え、帝国屈指の剣士「オスカー(CV:前野智昭)」は大切なものを失った反動で長らく前線から離れていたという。

聖なる領域「聖地ジプソフィラ」では、寵愛の天使「メーレ(CV:櫻井孝宏)」、メーレの哀しみの感情から生まれた「カイ(CV:豊永利行)」、メーレの楽しみの感情から生まれた「ティス(CV:西山宏太朗)」が地上を見守っている。「世界の秩序を整える」という使命により他の種族を管理・統率しようとしているが、その使命を与えた神はこの地から去ってしまったようで……?

イベントブースにはグッズやキャラクターパネル、タペストリーなども展示され、今後の展開を待ちわびる多くのファンが足を運んでいた。グッズは公式ショップや各ECサイトなどでも購入できるので、気になったら覗いてみよう。

プロデューサー 池田氏&キャラクターデザイン 尾崎ドミノ氏へインタビュー

――本日はよろしくお願いいたします。まず「悪魔王子と操り人形」という企画は、どのように始まったのでしょうか?

池田氏:弊社で新規IPを企画していこうとした際に、色々なモチーフが浮かんでいましたが、尾崎ドミノ氏の得意なジャンルやテーマから着想を得て「ワガママな王子様の作品を作りたい」という話をさせていただきました。その次の日くらいに描いてきてくれたのが現在のディアとほとんど変わらない、生意気そうだけど影のある少年でした。そこから「これ面白くなりそうですね」と、少しずつ世界観を詰めていくような形でプロジェクトが進んでいきました。

――ゲームのリリースに先駆けて、さまざまなグッズ販売も行われていますね。

池田氏:弊社はゲーム開発を手掛ける会社なので、当然ゲームとしてのアウトプットはもちろんですが、ゲームを作るまでに色々なチャレンジもしてみようとグッズ販売にも力を入れてきました。最初にイラストしかなかった状態でも多くの会社様から「ぜひグッズを作らせてほしい」とお声がけいただいたこともあり、より認知も広がっていいかなと。

――本作には人間、悪魔、天使といった種族が登場しますが、どのように存在しているのでしょうか?

池田氏:人間、悪魔、天使がごく当たり前にいる世界で、それぞれお互いに認知もしています。そうした中で起こる種族による対立があり、和解があり……といった部分を描いていきたいと思っています。最初企画の段階では悪魔だけだったんですが、そこに人間が転がり込むとか、その悪魔も実はもともと人間だったとか、ほかの種族との関わりもどんどん増えてきましたね。

――それぞれ単純な敵対などではなく、複雑な関係性がありそうですね。

尾崎氏:各陣営がそれぞれ「こうしなければ生きていけない」という条件のようなものが違うんですよ。どこも色々な問題を抱えていて、どう立ち向かっていくのか、それを通じてどう成長していくのかを物語の中で伝えられたらいいなと制作しています。

――プレイヤーはまず生贄としてディアたち悪魔と出会うようですが、普通の人間なのでしょうか?

尾崎氏:人間ですが、少し特殊な力を持っています。まだ詳しくは言えませんが、その主人公が持つ力を巡って各陣営と関わることになり、彼らの抱える問題を助けていくような形でストーリーが進んでいくようなイメージです。

――本作のキャラクターデザインは、どのように作り上げていったのでしょうか。ジャンルは「ダークファンタジー」となっていますが、そうしたイメージもありつつ透明感やきらめきのようなものも感じます。

尾崎氏:これは結果論になってしまうかもしれませんが、まず私個人として常に光を取り入れた、キラキラしたものを好んで描く傾向があります。それと池田さんと一緒に企画を詰めていく中で「この絵にはダークな雰囲気や、しっかり考えさせられるストーリーが合いそう」という方向性になり、キャラクターと設定を結び付けながら進んでいきました。

それとキャラクターをデザインするうえで、ぱっと見て「こういうキャラクターなんだ」と分かりやすいよう、一人ひとりのテーマやモチーフをしっかり考えてデザインしています。

――主に3つの陣営が登場しますが、それぞれに共通したモチーフなどはあるのでしょうか?

尾崎氏:ディアたちは色々な国の人たちが集まっているので例外的になっていますが……人間たちは単純な力でいえば弱いんですけど、そこを統率された高い軍事力で補っています。そうした力強さがほしいので、見て分かるとおりですが軍服をイメージしています。

天使については、私にちょっとひねくれているところがあって(笑)、ただ綺麗な純白の天使にはしたくなかったんですよ。「天使だけれど、ちょっと怖いな」と思わせるような存在になってほしかったので、そこは表情とか、衣装にも黒の面積を多めに取り入れて「何かありそうな天使」をイメージしています。

――確かに天使たちは行動自体は正しいと言えるものなのに、何を考えているのかよく分からない、ある種の不気味さも感じました。

尾崎氏:とくにメーレはそうですよね。その辺りはうまく表現できたかなと思います。

池田氏:デザインで面白いなと思っているのは、単純なファンタジーの衣装ではないんですよ。少し和服の要素や現代的なモチーフを入れるとか、そうした部分で個性が出ているんじゃないかなと。

尾崎氏:やっぱり、ちょっとひねくれてるんだと思います(笑)。

――そうしたところが、ファンにとっても「なんだか気になる!」と感じる部分なんでしょうね。その中で、とくに気になるのがフィオーリなのですが……一見、女性ですがボイスは花江夏樹さんが担当されていますよね。

池田氏:キャスト公開PVでも怒鳴ってる場面がありますし、インパクトはありますよね。

――「姫」となっていますし見た目通り女性なのか、はたまた男性なのか気になるところです。

池田氏:我々としてはとくに性別を気にしていなくて、例えば「男の子が女の子の格好をしています」とか「実際は女性だけど……」みたいな要素を売りにしているのではありません。何故こうした格好なのか、何を考えてむき出しの感情を見せつけるのかみたいな部分を、きちんと物語で伝えたいんです。これはどのキャラクターも同様ですね。

尾崎氏:まだお話しできませんが、フィオーリがこうした姿である理由はきちんとストーリー内で語られますので、フィオーリが気になった方には期待してお待ちいただければと思います。

――このほか、とくに注目してほしいキャラクターはいらっしゃいますか?

池田氏:それは……ちょっと選べないですね!

尾崎氏:うーん、ここは全員に注目してほしいです。選べません(笑)。

――開発中のゲーム画面がいくつか公開されましたが、いわゆるガチャでキャラクターを獲得し、クエストをクリアしてストーリーを読み進めるオーソドックスな形式なのでしょうか?

池田氏:そのようなイメージですね。まだゲーム部分はほとんど公開できていませんが、いくつか独特の仕組みも取り入れています。現在はプロトタイプまで進んでいて、プレイヤーの皆さんに楽しんでもらえるようなものに仕上がりつつあります。こちらは随時情報をお届けしていくので、楽しみに待っていてください。

――いよいよゲームのリリース時期も決定して、ファンも一層盛り上がりそうですね。

池田氏:Twitterは3年近く運営していますが、やはり「いつゲーム出るの?」といったお声がとても多かったですね。今回やっと2023年にリリースできそうだとご報告できて、それに合わせてAGFでも出展させていただきました。

これまでインターネット上でもコメントなどリアクションを数多くいただけましたが、実際にブースへ来てくださる方を直接目にすることができて、すごく嬉しいです。企画を進めてきてよかったなと。

尾崎氏:実際はTwitterもまだ運営していない2018年から作っていたので、自分の中でもキャラクターがどんどん生きていくというか、解像度が上がっていく中で「早くこのキャラクターを皆さんに届けたい!」という気持ちがすごく強くありました。ようやくリリースの予定が出せましたが、お祝いモードはすぐ切り替えて、これまで以上にゲームのリリースに向けて真剣に取り組んでいこうと改めて気が引き締まりました。

――リリースを楽しみに待つファンへ、メッセージをお願いします。

尾崎氏:お待たせしている状態ではありますが、信頼できるメンバーと制作を進めています。私自身も楽しみつつ、いいものが出来ていると実感していて、これからリリースまで頑張りますのでお待ちいただけると幸いです。

池田氏:やっと2023年リリースと発表できたのは、一緒に開発してくれるリベルさんというパートナーを見つけられたのが非常に大きいです。ノウハウももちろんですが、信頼できるメンバーとものづくりができているので、今後も応援していただければと思います。

――ありがとうございました。

悪魔王子と操り人形

ドリコム

MobileアプリiOS

  • 配信日:2023年予定
  • 価格:基本無料

    悪魔王子と操り人形

    ドリコム

    MobileアプリAndroid

    • 配信日:2023年予定
    • 価格:基本無料

      コメントを投稿する

      画像一覧

      全ての画像を表示(15枚)

      (C) Drecom Co., Ltd. All rights Reserved.

      ※画面は開発中のものです。

      関連ワード

      関連ニュース

      関連ニュースをもっと見る

      あわせて読みたい

      この記事のゲーム情報

      悪魔王子と操り人形

      ダークファンタジーアドベンチャー
      • セガ特集ページ
      • Figgy
      • プリコネR特集
      • 「黎の軌跡(くろのきせき)」特設サイト

      人気記事ランキング

      RANKING

      定期配信

      REGULAR
      • ゲーム発売日・配信日カレンダー