マップボックス・ジャパンは、同社が提供する地図開発プラットフォーム「Mapbox」について、コーエーテクモゲームスがiOS/Android向けに配信を予定している位置情報ゲーム「信長の野望 出陣」のベースマップとして採用されたことを明かした。

「Mapbox」の高度なデザイン性とカスタマイズ性、開発の簡便さや手厚い技術サポートにより、戦国時代のイメージ創出や安全なゲーム設計に貢献しているとのことだ。

以下、発表情報をそのまま掲載しています

位置情報ゲームの背景には、膨大な地図データが活用されています。地図データは、道路の大きさや名称、歩行の是非、土地の用途や種別(建物・公園・河川)など、さまざまな情報でレイヤーを形成しています。レイヤーごとにフィルタリングして非表示にしたり、ゲーム情報の搭載や画面加工を行うことで、ゲームの世界と現実世界をマッチさせたゲームを提供しています。

また、ゲームの世界への没入感を高めるためには、ゲームイメージに合ったカラーリングやフォントなどの地図表記のカスタマイズも必要不可欠です。

地図開発プラットフォーム「Mapbox」は、地図のカラーリングやフォントの種類、レイヤー数が多いことを特長としています。そのため、自由自在にデザインでき、また、細やかなフィルタリングでゲームを作り込むことが可能なため、ゲームの世界観に適した地図描画を実現します。

また、情報の処理スピードが速く、歩行や移動に合わせ滑らかに表示されることからプレイヤーのストレスを緩和させます。さらに、アイテム獲得スポットやチェックポイントの配置を、立ち入り禁止区域や歩行不能な道路などを判断し、適切な場所のみに設置できる「Playable Location」データも提供しています。

「信長の野望 出陣」では、Mapboxの多彩な地理データ(Mapbox ベクトルタイル情報)で、“戦国時代”をイメージした地図デザインの実現に貢献しました。また、豊富な地図レイヤーをもとに、道や線路に焦点を当てた、位置情報ゲームに適したタイルセット(Mapbox Streets v8)を提供し、遊び易さの向上にも貢献しています。

さらに、Playable Locationの活用にあたり、禁止エリアだけでなく一般に開放していないエリアやゲームプレイに相応しくない場所(学校の校庭や競技場、スタジアムなど)をマップボックス社で提供した上で、さらに細かく調整する支援を行いました。これにより、安全なゲーム環境への提供に貢献しています。

マップボックス社は、コーエーテクモゲームスの採用実績を皮切りとして、柔軟なカスタマイズ性や開発の簡便さという特長をもとに地図データを活用したゲーム開発に貢献していく考えです。

コーエーテクモゲームス様コメント(「信長の野望 出陣」開発プロデューサー 菊地啓介様)

Mapboxの特徴である機能のカスタマイズ性やサービスの柔軟性は、クオリティ向上のため常に仕様の変更や調整が発生するゲーム開発にマッチしていると感じています。

当社初の位置情報ゲーム「信長の野望 出陣」が多くのお客様に楽しんでいただけるように、サービスインに向けて協力して開発を進められればと思います。

※画面は開発中のものです。

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