2019年5月29日にリリースされたスマートフォン向けMMORPG「リネージュM」が本日4周年を迎えた。1000日記念インタビューに続き、今回もサービスチームにインタビューを行った。
「リネージュM」は、PC「リネージュ」の楽しさをスマートフォンで手軽に堪能できるスマートフォン向けMMORPG。王道ファンタジー世界を舞台に、血盟と呼ばれるクランシステムを軸に他血盟との大規模GVGなどオンラインゲームならではの楽しさを味わうことができる。
そんな本作が本日2023年5月29日に4周年を迎えた。5月24日に大型アップデート「Ep.exceed TRIGGER」の実装も行われ、盛り上がる本作についてマネージャー・大河内卓哉氏とサービスチームリーダー・鈴木一氏に話を聞くことができたので、その模様をお届けしよう。
――まずは自己紹介をお願いします。
大河内氏:大河内と申します。モバイル事業拡大に合わせてエヌシージャパンに入社し、主に「リネージュ」タイトルを担当しております。「リネージュM」に関しては、プロジェクト立ち上げや仕様、事業運営体制の構築など担当いたしました。
近年は他「リネージュ」モバイルタイトルのリリースを担当しておりましたが、事業運営として安定してまいりましたので、現在は「リネージュM」チームのマネージャーを兼任しております。
鈴木氏:サービスチームのリーダーをしております鈴木と申します。
――4周年おめでとうございます。5月29日に4周年を迎えました。4年間を振り返っていかがですか?
大河内氏:まずはリリース発表会につきまして、Gamer様、ご参加頂きましてありがとうございました。
リリース前の準備1年とリリース開始から1年は、寝る為だけに家に帰るような激動の日々でした。そこから更に3年経過ということで、「リネージュM」は名実ともに長く愛されるモバイルタイトルとなり、大変嬉しく思います。
アデン大陸の冒険者の皆さまにはこの場を借りて、改めて感謝の気持ちを伝えられればと存じます。いつもプレイ頂きまして、誠にありがとうございます。
鈴木氏:私たちは常にアップデートや調整を行ってきているので、こういった機会でもないと中々振り返ることがないのですが思えばサービス開始からもう4年も経つのですね。時間が過ぎるのが本当に早く感じています。
周年イベントで振り返ると去年よりも、「もっと、もっと」と盛り込んでいったら生放送では4年前では考えられない位、アイテムをプレゼントしてしまっていたり、イベントを盛り込んでいます。
年々「去年よりも!」という想いで実施しているので、来年はどうなるんだろう・・・と先を考えると少し心配です。
――2023年に入って、2月の「Ep.exceed LEGACY」、さらに5月24日に実装されたばかりの「Ep.exceed TRIGGER」、2つの大きなアップデートが行われました。プレイヤーの反応はいかがでしょうか?
大河内氏:新しい成長要素にトライして一喜一憂して頂いたり、狩場のアップデートにて混雑狩場の緩和動向が見られたりしました。各自の成長にご活用及び各々自分のペースに合わせてお楽しみ頂けている様子で嬉しいです。
鈴木氏:昨年11月23日に行った「Ep.exceed OASIS」アップデートより続く大型クラスケアにより、職業毎に個性が強調されるようになったので、プレイヤーの皆様がクラスチェンジを積極的に行ってくれました。これにより、特定の職業に対する偏りが緩和されました。
――「リネージュ」シリーズではおなじみのクラスケアですが、どのようなものかわからない読者もいると思います。改めて、クラスケアについて教えて頂けますでしょうか?
大河内氏:クラスケアは、「より使いやすく、よりわかりやすく、そしてより強く」をテーマに行われる事が多いアップデートの一つです。
そしてMMOにおいて強さはもちろん大切な指標としてありますので、「この職業が好きで使い続けたい!!やっぱりこの職で生きて戦いたい!!」という方へのアンサーでもあります。
また、この記事を読んで、これからはじめようとする方が最初に何の職を選んだとしても、アデン大陸での生活や交流を続けた際に、より何かしらの強さや特徴に基づいた体験を提供することを理想とした改善となります。
鈴木氏:職業やキャラクターの調整というものは、MMORPGに限らず良くあることですが、「リネージュM」におけるクラスケアは大規模アップデートとして成り立つ内容の大幅改修となります。
スキルの追加や強化だけでなく、スキルの統合やバフのパッシブ化など利便性も高めることで、プレイするとすぐに今までよりも強化されたことと、プレイの幅が広がったことを実感できる内容になっています。
――5月24日に実装されたアップデート「Ep.exceed TRIGGER」では、「銃士」「竜闘士」「暗黒騎士」の大規模クラスケアが行われました。プレイヤーの反応はいかがでしょうか?
大河内氏:クラスチェンジの分布では「銃士」が約60%、「竜闘士」と「暗黒騎士」はそれぞれ約20%となっており、今回アップデートのメインとなった銃士へクラスチェンジを行っているプレイヤーが多い傾向です。
鈴木氏:「銃士」へは「エルフ」のプレイヤーが最も多くクラスチェンジしていましたが、「騎士」や「死鎌士」などの前衛職業からもクラスチェンジしているプレイヤーが見られました。
大河内氏:本来はコレクションやエリクサーなどの進行度によって前衛職から遠距離職、遠距離職から前衛職へのクラスチェンジを行うプレイヤーはあまり多くないのですが、今回は「銃士」にクラスチェンジした約8割のプレイヤーが「エルフ」以外の職業のプレイヤーだったので正直驚いています。
鈴木氏:PVPでは、スキル統合により利便性も大幅に向上したので、デバフスキルが飛び交うようになり火力も大幅に向上したので今まで以上に「銃士」が際立つ存在になりました。
――2023年下半期のアップデートやイベントについて、話せる範囲で教えてください。
大河内氏:まず大切なことは、「もちろんサービスは続きます」ということです。
また新規キャラクター育成支援イベント期間が入りますので、いまからでも安心してご友人を誘ってはじめて頂き、当育成イベントなど活用いただきつつ、冒険と成長を楽しんで頂ければと存じます。これまで生き抜いてきた方の知見は新しい方には大切な情報となりますし、これまで途中でやめた方も、アップデートを繰り返してこんなに便利になったかと体験頂けますと大変うれしいです。
別途進めたいことは「利便性の向上」となります。こちらは内部検討項目として諸々進行中ですので、上手く進みましたらまた皆さまにご報告できればと存じます。
鈴木氏:今年もサマーフェスティバルやクリスマスなどのシーズンイベントは実施したいと考えております。アップデートについては今年中に本国で実装されている新職業をアップデート出来たら良いなと考えています。
――1000日記念のインタビューで新型コロナウィルスが落ち着いたらオフラインの取り組みも行いたいと仰っていましたが、いかがでしょうか?
大河内氏:オフラインの施策はガンガン行いたい想いはありますが、取り急ぎどこに住んでいても観れる放送施策などを強化しております。先行して、冒険を共にする仲間とお会いするなどの機会が皆さまの中でありますと嬉しい限りです。
鈴木氏:そうですね。ただ、すぐに大規模なものを実施するのではなく、慎重に少しずつ行っていきたいと考えております。
――4周年記念のイベントやキャンペーンについて教えてください。
大河内氏:色々ありますので詳しくは鈴木さんにご案内はお任せするとしつつ、各種放送やTwitterの企画などはぜひご参加頂けると嬉しいです。
皆さまが主人公であるゲームですので、ぜひ無理しない程度に目立つ形で遊んで頂けますと、花火などご用意した甲斐もあります。積極的なご参加をお待ちしております!
鈴木氏:4周年記念日となる5月29日は9:00に4周年記念プレゼント箱をプレゼントいたします。箱を開封すると「最上級カードガチャパック選択箱(イベント)」「スキルカードガチャパック箱(イベント)」「祝福付与の巻物(イベント)」「上級祝福の粉箱」を4周年にちなんで4個ずつ獲得できます。
また、プレゼントとは別に「花火箱」も10個ずつお届けいたします。5月29は「リネージュM」サービスチームより感謝のメッセージを9:00、12:30、18:30、20:00、23:00にゲーム内アナウンスで流します。
これが表示されている時に花火を上げてそれをスクリーンショットに撮影して、ハッシュタグ「#リネM4周年」をつけてツイートすると抽選で4名様に「[変身カード]デスナイト「黄金」」と「4周年記念オリジナルグッズ」をセットでプレゼントするイベントを実施します。
さらに45件以上のツイートがありましたら、「祝福の聖水(大)」をこちらも4周年に因んで4個、全プレイヤーにプレゼントいたします。
――次は大きな節目の5周年です。5周年に向けた抱負を教えてください。
大河内氏:「腰を据えて長く楽しむならば『リネージュM』は候補として良いよね。」と皆さまから言われ続けられるように、アップデートなどを継続できればと存じます。
鈴木氏:周年イベントと年末イベントは、毎年、特に皆様に喜んでもらえる一大イベントです。来年も皆様の喜ぶ顔が見たいので、5周年を記念したイベントを開催したいと考えています。
――最後に読者へメッセージをお願いします。
大河内氏:「リネージュM」は、おかげさまで4周年を迎えることができました。これもひとえにみなさまのご活動、ご支援のたまものと深く感謝申し上げます。
「リネージュM」事業運営チームといたしましては、これからも冒険者さまひとりひとりを大切に、よりよいアップデートやサポートを行い、それを通じてよりよい体験や思い出作りの一助となることを目標として活動してまいります。その為に、ひとつひとつの仕事、ひとつひとつのご信頼に誠実に応え、公式としての役割と使命を全うできればと考えております。
今後とも、「リネージュM」をお楽しみいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
鈴木氏:4年にわたりサービスを継続することが出来たのは、「リネージュM」に触れて頂いたことのあるプレイヤーの皆様のおかげであると感謝しており、心よりお礼申し上げます。
大河内氏:最後にひとつおすすめさせてください。5月25日から育成サーバー「グンター」が期間限定でオープンしています。このサーバーでは経験値が+500%になるなどレベル75まで快適に育成することができます。さらに、育成したキャラクターは任意の既存サーバーへ移動させることができるので、「リネージュM」を遊んでみようと思っている人に非常におすすめのサーバーになっています。
鈴木氏:成長スピードが全然違いますので、ぜひ体験してみてください。
――ありがとうございました。