バンダイナムコエンターテインメントは、「アイドルマスター(以下、アイマス)」をテーマにしたライブ「961 PRODUCTION presents 『Re:FLAME』」を、ロームシアター京都メインホール(京都府京都市)と、ASOBI STAGEにて8月24日・25日に開催。ここでは、最終公演となる「Re:FRAME/SUN」の模様を中心にお届けする。

目次
  1. 「Re:FRAME/SUN」は「オバマス」アレンジから「Colorful Days」まで“色とりどり”なステージに
  2. セットリストが異なる「Re:MEMBER/MOON」と「Re:SIST/STAR」を含めた印象的なシーン(余談)
  3. 「Re:MEMBER/MOON」セットリスト
  4. 「Re:MEMBER/MOON」セットリスト
  5. 「Re:FRAME/SUN」セットリスト
「アイマス」961プロライブ「『Re:FLAME』Re:FRAME/SUN」レポート――新曲「FlaME」や驚きの「Colorful Days」披露で大興奮!の画像

本公演は、「961プロダクション」(961プロ)がお届けするエンターテインメントステージとして行われたもの。961プロは、黒井崇男社長が率いるライバル芸能プロダクションとしてアイマスシリーズに登場している。

出演したのは星井美希、四条貴音、我那覇響。3人は2009年に発売されたPSP用ソフト「アイドルマスターSP」において、961プロ所属アイドルとして登場。3人でユニット「プロジェクト・フェアリー」を結成していた。今回、961プロの“あったかもしれない未来”のひとつという位置づけではありつつも、長年の月日を経て待望の単独ライブイベントが実現した。

会場ではきらびやかなステージで3人がパフォーマンス。また配信ではxRライブストリーミングと題して、配信ならではの特別な演出とともに届けるという、2024年3月に行われた「菊地 真 ・ 萩原 雪歩 twin live “ はんげつであえたら ”」の流れをくむ、意欲的な3DCGライブになっていた。

なお、本記事はASOBI STAGEでのオンライン配信を視聴してのレポートとなっており、演出についても、配信上の内容に準じている点はあらかじめお伝えする。

「Re:FRAME/SUN」は「オバマス」アレンジから「Colorful Days」まで“色とりどり”なステージに

オープニングでは、“9時6分1秒”を示す時計や大きな歯車、そして近未来の工場をイメージさせるような仮想空間上のステージが映し出されたのち、せり上がりで登場した3人のシルエットに、モニターには「9」「6」「1」の数字が表示されたなかでライブがスタートした。

オープニングを飾ったのは「オーバーマスター -Rio Hamamoto Rearrange-」。プロジェクト・フェアリー始まりの曲である「オーバーマスター」の2024年アレンジバージョンと表現できるような、エフェクトやギターサウンドを強くきかせたエッジのあるサウンドにのせ、3人がユニット衣装である「ビヨンドザスターズ」をまとってパフォーマンスを行った。

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これに続いたのは、このライブのために制作された新曲「FlaME」。アラビアン風とも、K-POP風とも感じられるような独特なサウンドにのせて、3人がフォーメーションダンスを駆使しながらパフォーマンス。“今のプロジェクト・フェアリー”の姿を存分に見せていた。

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ここで貴音からメドレーの歌唱を告知しつつ、「relations」「キミはメロディ」「THE IDOLM@STER 2nd-mix」を披露。前2公演では行われなかったメドレーかつ、765プロダクション(765プロ)のイメージが強い2曲が歌われるたことでざわつきも聞かれるなか、3人が軽快に歌っていた。ちなみにセットリスト上の曲目は「キミはrelations-mix MEDLEY」で、「アイドルマスター ステラステージ」のなかで用意されている楽曲となっている。

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暗転したステージから姿を見せたのは響で、歌ったのは「Pon De Beach」。響の明るく元気な、そして夏気分が味わえる楽曲で、コールアンドレスポンスやクラップを交えながらのパフォーマンス。途中からは美希と貴音も登場し、場内が一体となったコールを楽しんでいた。

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MCでは自己紹介や楽曲の振り返りをしつつ、ライブが進行。まずは、プロジェクト・フェアリーを代表するもうひとつの曲でもある「KisS」。アダルティな曲調に甘い歌声、セクシーで挑発的にも感じられる振り付け、そして身体の一部をあえて映し出すようなカメラワークも相まって、見る人を引きつける魅惑のステージとなっていた。

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さらに響のソロ曲「Next Life」が続き、ダンサブルなナンバーに響のかっこよさが際立つステージが展開。さらに美希と貴音による「edeN」も披露され、クールに攻めていくような楽曲が続く。そして3人による「Fate of the World」では、サビでのステージ全体を使った、炎がイメージするような演出も相まって、圧巻ともいえる熱いステージとなった。

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このまま3人による「1st Call」へ。「アイドルマスター スターリットシーズン」に登場する961プロのユニット「ディアマント」の楽曲であり、負けず嫌いな気持ちを示すような楽曲を、貫禄を見せるように3人が歌っていた。

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MCでは「1st Call」を“ディアマントが歌っている曲”と紹介する一幕もありつつ、美希が「eden」の歌詞に触れつつ、「みんなのことが大好き」ということを、貴音が京都での、響が沖縄での言い方で言って盛り上がっていた。また、響がよく口にする「なんくるないさー」の意味についても解説するという、ためになるトークも展開していた。

ライブに戻り、まずは貴音のソロ曲「風花」から。ミステリアスな雰囲気とはかなさを感じさせるバラードソングというなかで、優雅さを感じさせる振りを交えながら芯のある歌声を響かせていた。さらに響による「DREAM」が続く。ラテン調がイメージされる楽曲で、赤に染まったステージで、背景には炎のゆらめきも感じさせる演出も交えながら、情熱的に歌っていた。

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ソロパートのラストとなったのは、美希のソロ曲「Day of the future」。疾走感あふれるナンバーで、ゴールドカラーに染まるステージに、ビヨンドザスターズのゴールドカラーもお似合いというぐらにマッチした楽曲というなかで、降り注ぐ紙吹雪もあいまってきらびやかな空間に包まれながら軽快なダンスとともに歌っていた。

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MCでは美希が“このライブを何度も繰り返す夢”の話をしたり、貴音がこのライブへの想いや未来に向けたことを語ったりと、少ししんみりした空気感のなかで、響が明るくしていくというやりとりが行われたあと、ライブもクライマックスに。ここで歌われたのは「ダンス・ダンス・ダンス」。「アイドルマスター スターリットシーズン」の楽曲で、サイバーライクな曲調のなかで、一体となったクラップもあるなかで、楽しむかのように歌い踊る3人。そして、曲中では時計の針が動き出し、終盤には“7時6分5秒”で止まるという演出も。充実感にみちた表情で挨拶を行い、最後まで手を振りながら一旦降壇する。

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アンコールの声に応えて3人は再登場。改めての挨拶をしつつ、最後は3人で考えて決めた曲とし、響が「好きな色の振っていいからね!」と言うと、それで察した方も多かったのか、ざわつきも聞こえてくる状態に。

こうして歌われたラストナンバーは「Colorful Days(12 Colors)」。「アイドルマスターSP」のテーマソング「Colorful Days」で、765プロをイメージする楽曲。さらに“12 Colors”美希、貴音、響が加わった12人バージョンとなっているもの。まさかの楽曲披露に、イントロが流れた段階で歓声が聞こえてくるぐらいのものに。ソロパートではそれぞれのイメージカラーのライトが当てられたり、歌詞にあるイメージカラーは3人で歌い、自身のときはソロで歌うという細かいところもありつつ、さまざまな色で鮮やかに彩られたステージで3人が軽快に歌って締めくくる。

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改めて3人が感謝の挨拶を行い降壇したところで、ライブにおける3人のリハーサルと思われる光景を納めた動画とともにエンドロールが流れて終幕。場内には「961」コールと大きな拍手が響き渡って大団円となった。

舞台となるステージは“バミリ”と呼ばれる立ち位置の目安となる×印や番号といった細部まで描かれており、ライティングも含めて作りこまれたと感じさせる演出、さらに躍動感のあるダンスパフォーマンスに豊かな表情、そして3人は髪が長いのだが動き回っても違和感のないアイドル個々の表現など、こだわりを感じられるものとなっていた。

配信のみでの視聴だったため、会場の様子や熱気はたまに映される程度ではあったものの、配信で映し出される3DCG空間ならではの演出に加え、場内の歓声があることによってより臨場感があって、アイドルたちの実在感も増すというもの。「“ はんげつであえたら ”」のときもそうだったが、より実感しつつさらに進化したステージと感じられた。

“ifの世界でのライブ”ではあるものの、いい意味でアイマスシリーズが持っている“なんでもアリ”なところや、今の時代の技術だからこそできる表現、そして何よりも待ち望んだ声が実現したライブでありつつ、961プロが標榜する“他を圧倒する最高のエンターテインメントステージ”と思えた次第だ。

セットリストが異なる「Re:MEMBER/MOON」と「Re:SIST/STAR」を含めた印象的なシーン(余談)

また余談ではあるが、筆者個人としても印象的な場面はいろいろとある。そもそもレポートは「Re:FRAME/SUN」の模様ではあるが、第1公演の「Re:MEMBER/MOON」、第2公演「Re:SIST/STAR」も見ていて、セットリストもかなり変わっているところもあるため、それらについても触れていきたい。

まず「Re:MEMBER/MOON」については初演であり、1曲目が「オーバーマスター」で、やはりこの曲を思いながら見つつも早速“空耳”なコメントが羅列されて、どこか令和の時代の映像ながらも平成を感じたり、コメントが画面上に横から流れてくる錯覚を起こしそうになったこととか、3人による「マリオネットの心」はもとより、そのあとで美希が「目が逢う瞬間」を歌い出したあたりから“想定外”感がありありと伝わってきたこととか、そもそも公演タイトルの「Re:MEMBER/MOON」「Re:SIST/STAR」「Re:FRAME/SUN」は、「アイドルマスターSP」の3つのバージョン「パーフェクトサン」「ミッシングムーン」「ワンダリングスター」になぞらえていることは容易に推察されるところで、ミッシングムーンでは如月千早とライバルアイドルとしては美希が登場することを思えば、961プロの美希として「目が逢う瞬間」を歌うことはいろいろと想像してしまうこととか、序盤のMCで響が挨拶をした際の「圧倒的な力でみんなをねじ伏せて、二度と目が離せないぐらい~」というくだりは「アイドルマスターSP」での響のセリフをほうふつとさせるもので歓声も沸き上がっていたこととか、ほかのMCでは響が貴音が“京都出身”と話すとざわつきも起きていたが、貴音曰く“故郷ではなく、京都で育った”と話していたところも関心を引いていたこととか、響が歌ったソロ曲「TRIAL DANCE」はシンガーソングライターの中西圭三さんが作曲を手がけたことでも知られ、響のかっこ良さも存分に発揮されている楽曲ではあるが、ステージに集中していないとアニメ「アイドルマスター」のハム蔵が活躍するシーンがちらついてしまうこととか、美希が歌ったソロ曲「Nostalgia」は「アイドルマスター ワンフォーオール」の楽曲なのだが、このときのコミュ(ストーリー)を思うと、961プロ所属としての美希が歌うのもエモーショナルな気持ちにさせてくれるところがまずある。

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さらに「Re:SIST/STAR」については、オープニングナンバーが「インセインゲーム」で、間奏のギターサウンドが「オーバーマスター」を想起させるメロディとなっているなど、同曲を意識した楽曲で出だしの盛り上がりのふさわしく、そして結果的にこの公演では「オーバーマスター」が歌われないままだったというのも攻めている感じがしたことをはじめ、MCで3人が長髪であることの触れた際、美希が「短い髪もいい」と語ると、Xbox360版の「アイドルマスター」における“覚醒美希”をイメージした方も多くざわめく一幕もあったうえに、美希のソロ曲「relations」を披露するというエモーショナルなシーンもあったこととか、この公演で歌われたなかに美希と響が歌った「inferno」はもとより、貴音が歌った「炎ノ鳥」や「聖炎の女神」といった“炎”にまつわる楽曲があり、特に貴音の2曲ではステージ周囲に炎が吹き上がるという、ある意味3DCGライブとしての大迫力なステージとなっていたこととか、炎だけではなく“赤”も象徴的で、特に響のソロ曲「Rebellion」といえば“真実の赤”で一面赤く染まる光景は配信でも表現しつつ、会場でもコンサートライトが一面赤……と言いたいのだが、配信ではその光景が見られなかったので、きっと実現したんであろうと信じているといったこととか、この「Rebellion」と美希が歌った「Marionetteは眠らない」は「アイドルマスター ミリオンライブ!」としての楽曲なので、この世界線には765プロライブ劇場(シアター)ならぬ“961プロライブ劇場”があるのか……と妄想してみたり、「Marionetteは眠らない」だけではなく3人による「マリオネットの心」も披露されており“ダブルマリオネット”な状態になっていたこととか、貴音が水瀬伊織のソロ曲「フタリの記憶」を歌っているのだが、これも「ワンダリングスター」において伊織とライバルアイドルとして貴音が登場することを踏まえればいろいろ想像するところもあるとか、ここでのアンコールに3人による「1st Call」が初披露され、大きく盛り上がっていたということもある。

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そして「Re:FRAME/SUN」を含む全般的なところで言えば、この前2公演が961プロらしさを感じさせたら、「Re:FRAME/SUN」ではアイドルがのびのびとして歌っていたり明るい雰囲気や765プロらしさもあることから、3公演のなかでもifの世界があるのか……と妄想したり、「edeN」のあとに“エデンの末路”を示す「Fate of the World」が歌われるのも意味深なところがあるとか、ソロパート終盤で貴音の「風花」、響の「DREAM」と「Re:MEMBER/MOON」でも歌われた楽曲が披露されたため、美希だけソロパートは3公演全て変えると思ってなかったうえに、「Day of the future」が披露されたときのざわめきも大きく、また個人的に美希の曲のなかでは愛好している楽曲なので見ることができてよかったと思ったこととか、こと8月25日は「Re:SIST/STAR」と「Re:FRAME/SUN」の公演に加え、アイドルマスターシリーズのライブイベント「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR -初声公演-」渋谷クラブクアトロ会場での2公演も行われており、公演時間のかぶりがなかったために配信では京都と渋谷を反復横跳びするかのごとく約7時間にわたって公演をはしごし、配信を見続けたであろう方(筆者含む)も少なくなかったように感じたこととか、配信とはいえリアルタイムで公演をはしごできるのも時代の流れを感じたこととか、反復横跳びと言えば、筆者が「学園アイドルマスター」で応援しているアイドルである花海佑芽のソロ曲「The Rolling Riceball」のMVで高速サイドステップを繰り出すデフォルメの佑芽がかわいい……と、余談とはいえ話がそれすぎているので元に戻すと、個人的にグッときたところでいえば3公演ともそうだが、ライブ冒頭の「961」の数字とともにアイドルがシルエットでせり上がる登場シーンで、それは約15年前の「アイドルマスターSP」のプロモーションムービーで、3人が登場するシーンをモチーフとしていることが感じられるものだった。

「アイマス」961プロライブ「『Re:FLAME』Re:FRAME/SUN」レポート――新曲「FlaME」や驚きの「Colorful Days」披露で大興奮!の画像

なにより印象的だったのは、やはり「Colorful Days(12 Colors)」だ。前述のように「アイドルマスターSP」のテーマソング「Colorful Days」で、貴音と響のイメージカラーが加わった“12人バージョン”と言えるもの。ちなみに私ごとで恐縮だが、筆者がウェブメディアでアイマスの個別記事を初めて書いたのが、東京ゲームショウ2008のイベントステージで行われた「アイドルマスターSP」のイベント「765プロダクション新曲発表会 in TGS 2008.10.11」で、この場で「Colorful Days」が発表され、披露もされたのでよく覚えているのと同時に、聴くとあのころを思い出すというのが個人的にある。

「アイドルマスターSP」では765プロとライバルの961プロにスポットが当てられた内容であり、「Colorful Days」と「オーバーマスター」はそれぞれ765プロと961プロを象徴する楽曲として、CDが当時発売されるような“対”の曲とも言えるもの。『Re:FLAME』として「オーバーマスター」から始まり、「Colorful Days」で締めくくるというのも感慨深いというのもあるが、「Colorful Days」の歌詞には765プロアイドルのイメージカラーが盛り込まれているなか、最後が「ブラック」となっているのも“いいな”という感覚になれた次第だ。

「アイマス」961プロライブ「『Re:FLAME』Re:FRAME/SUN」レポート――新曲「FlaME」や驚きの「Colorful Days」披露で大興奮!の画像

なお3公演ともにアーカイブ配信を期間限定で実施。アーカイブ視聴期間は共通で9月23日23時59分まで(チケットの販売は9月23日21時まで)を予定。詳細はイベント公式サイトまで。

「961 PRODUCTION presents 『Re:FLAME』公式サイト
https://idolmaster-official.jp/live_event/re/

「Re:MEMBER/MOON」セットリスト

M01.オーバーマスター/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M02.マリオネットの心/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M03.目が逢う瞬間/星井 美希
M04.I Want/四条 貴音・我那覇 響
M05.きゅんっ!ヴァンパイアガール/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M06.ショッキングな彼/星井 美希
M07.TRIAL DANCE/我那覇 響
M08.風花/四条 貴音
M09.FlaME/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M10.Nostalgia/星井 美希
M11.DREAM/我那覇 響
M12.ふたつの月/四条 貴音
M13.Fate of the World/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M14.KisS/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響

「Re:MEMBER/MOON」セットリスト

M01.インセインゲーム/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M02.Fate of the World/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M03.inferno/星井 美希・我那覇 響
M04.炎ノ鳥/四条 貴音
M05.マリオネットの心/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M06.relations/星井 美希
M07.フタリの記憶/四条 貴音
M08.KisS/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M09.Rebellion/我那覇 響
M10.聖炎の女神/四条 貴音
M11.Marionetteは眠らない/星井 美希
M12.FlaME/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M13.僕たちのResistance/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M14.1st Call/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響

「Re:FRAME/SUN」セットリスト

M01.オーバーマスター -Rio Hamamoto Rearrange-/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M02.FlaME/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M03.キミはrelations-mix MEDLEY/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M04.Pon De Beach/我那覇 響
M05.KisS/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M06.Next Life/我那覇 響
M07.edeN/星井 美希・四条 貴音
M08.Fate of the World/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M09.1st Call/我那覇 響
M10.風花/四条 貴音
M11.DREAM/我那覇 響
M12.Day of the future/星井 美希
M13.ダンス・ダンス・ダンス/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響
M14.Colorful Days (12 Colors)/星井 美希・四条 貴音・我那覇 響

本業はテクノロジー&ビジネス情報メディアの硬派(自称)なIT系編集記者。にもかかわらず、ゲームエンタメ担当としてこれまで特定のキャラにスポットをあてたゲーム記事や、キャラコンテンツのライブイベント記事を書き続け、特に「アイドルマスター」と「ラブライブ!」シリーズは、10年以上にわたってあわせて100本以上を執筆。諸般の事情により、副業ゲームエンタメライターとして寄稿も行うことに。アイマス歴は、アーケード版ロケテスト1回目からのプレーヤー。

X(旧Twitter):https://x.com/310kazuya

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