バンダイナムコエンターテインメントが開催した「ドラゴンボール Sparking! ZERO」先行プレイ体験会&プロデューサーインタビューの模様をお届けする。
本作は、かめはめ波や舞空術など、ドラゴンボールならではの技を駆使しながら闘う3D対戦アクションゲーム。キャラクターの持つ個性豊かな能力や特徴を活かし、超サイヤ人への変身や、極限まで気を溜めて放つ強力な必殺技での一発逆転など、ドラゴンボールらしいドラマチックな闘いを思いのままに楽しめる。
吹っ飛ばしからの追撃や、タイミングを読んでのカウンターなどの「Sparking!」シリーズ伝統のバトルシステムはそのままに、新たなアクションが加わり進化。シリーズ最大規模のキャラクターが登場する究極の3Dドラゴンボールバトルゲームとなっている。
今回のプレイでは、前回のメディア体験会では触れなかったキャラクターでの対戦に加えて、カスタムバトルやエピソードバトルを遊ぶことができた。インタビューで登壇したプロデューサー・古谷純氏から伺うことができた情報も交えつつ、これらの要素を紹介していく。
本作の概要やインタビュー内容については、前回のメディア体験会と重複する部分も多いので、そちらの記事を参照してほしい。
今回の試遊では、本作に登場する全182キャラクターほとんど全てのキャラクターが解放。シリーズ最多となるその数に圧倒されつつ、誰を選んで遊ぼうかとしばらく悩んでしまったほどだ。その中から、筆者としても思い入れの深いグレートサイヤマン、タピオン、孫悟空(GT)、ゴジータ(GT)超サイヤ人4、超ゴジータ(Z)たちを選択し、相手もキャラに合わせて因縁深いキャラたちをチョイスした。
前回のプレイ時にもZや超のキャラたちは選んでいたが、今回はGT、少年編、劇場版のキャラたちも登場。登場キャラについて気になっていた人も多いだけに嬉しいポイントだろう。
グレートサイヤマンではサタン、孫悟空(GT)とゴジータ(GT)超サイヤ人4では超一星龍を相手に戦ったのだが、対戦前の掛け合いではこのキャラ同士だからこそ展開されるようなセリフを聴くことができ、一ファンとしてもそれだけでテンションが上がってしまった。
またゴジータ(GT)超サイヤ人4を操作時に確認できたのが、キャラらしさ溢れる動き。ゴジータ(GT)超サイヤ人4であれば腕を組みながらの追撃など、細かなところまで再現されているのは嬉しいポイントだ。
タピオンと超ゴジータ(Z)では、相手にヒルデガーンとジャネンバを選択。一部のキャラは通常のキャラとは違い、一回りも二回りも大きい“大型”のキャラになっているのだが、ヒルデガーンたちがそれに含まれる。
大型の敵を相手にする時に注意しなければならないのが、一部の“アルティメットブラスト”が通用しないという点だ。特に突進系のアルティメットブラストについては、はじかれる仕様(一部例外あり)になっているので闘う際は注意してほしい。逆に大型のキャラを使用する際は、そういった強みを最大限に活かして闘っていこう。
ちなみにプレイアブルキャラクターについて、最初から操作可能なのは100キャラ以上になるとのこと。その他のキャラについては、エピソードバトルやカスタムバトルの進行、ゼニー(ゲーム内通貨)を使用して解放していくことができるようだ。
ビーデルとの共闘による“ジャスティスジャッジメント”、超サイヤ人4での“龍拳”や“ウルトラビッグバンかめはめ波”、そして筆者が個人的に大好きな“スターダストブレイカー”といったド迫力のアルティメットブラストを堪能した後は“カスタムバトル”をプレイすることに。
カスタムバトルでは、オリジナルのシチュエーションのバトルをプレイ&作成が可能。“エクストラバトル”は、あらかじめ用意された30以上のバトルを楽しめる。中には特殊なギミック(行動制限、時間制限、特殊勝利条件など)があったり、難易度の高いバトルなどもある。
“エディットモード”ではキャラクター、バトル前後のカットシーン、発生するイベントなどをカスタマイズして、オリジナルのバトルを作成できる。カットシーンは最大5つを作成し、繋げることが可能。シーン内ではキャラクターの配置、ポーズ、表情、エフェクト、字幕、カメラワーク、BGM、画面効果など、細かい部分まで設定でき、字幕については5,000以上のベーステキストが用意されている。
作成したバトルについてはサーバーにアップロードでき、世界中のプレイヤーと共有可能となる。自分の作成したバトルを他の人へ共有するのはもちろん、他のプレイヤーが作成したものもダウンロードして楽しむことができる。
エクストラバトルはもちろんだが、エディットモードもかなり細かい分、遊びだしたらきりがなさそうということで、時間に限りがある今回はほんの一部を触れるだけにとどまったが、製品版を遊んだ際にはとことん遊び尽くしたいと思う内容となっていた。
対戦とカスタムバトルに続き、前回は一部を見ることしかできなかったエピソードバトルを実際にプレイすることに。あの時見られなかったifのルートをこの目で! と意気込んだものの、肝心のラディッツ戦では制限時間内に倒すことできず、原作通りのルートをたどることになった。
とはいえ、自分でプレイしながら魔貫光殺砲のシーンを一人称視点で見られることにワクワクしながらプレイを続けていた。
その後はナッパを無事倒すも、続くベジータ、大猿ベジータ戦に大苦戦。結局大猿ベジータには勝つことができずに悟空編の試遊は終了となってしまった。対戦で闘った時よりも明らかに相手の動きが違っていたのだが、これはより原作のリアル感を味わってもらうため、敵の強さも高めになっているとのこと。
そのため、原作で苦戦した相手ほどゲームでも強くなっているようだ。…とはいえ、倒せないままではストーリーが進まなくなってしまうので、一定回負け続けるとバトルの難易度を下げることができるようになっている。
また、バトルの内容によってifのルートに分岐するのだが、それが全ての場面に用意されているわけではないというのは覚えておいてほしい。例えばベジータと大猿ベジータ戦で敗北してしまった場合は、その後の展開が少し語られるものの、先に進めるためには戦闘のリトライが要求されるものとなっている。
その他、エピソードバトルを進めていく中で気が付いたのが、ストーリーにあわせて操作キャラの技構成も変化しているという点。一番わかりやすいアルティメットブラストでいうと、ラディッツ戦ではかめはめ波、ベジータ戦では元気玉となっており、原作に沿った内容で展開されるというのは、ファンとしても嬉しいポイントだ。
悟空編の後には、フリーザとゴクウブラックのエピソードバトルを選んでプレイすることができたので、筆者はゴクウブラック編を選択。筆者は原作・アニメ・劇場版などを含め、「ドラゴンボール」「ドラゴンボールZ」「ドラゴンボールGT」を子どものころからチェックしているほど好きな作品であるが、実は「ドラゴンボール超」からは少し知識が乏しくなる。そんな筆者がゴクウブラック編のエピソードバトルをプレイして、置いてけぼりにならないのかという確認も含めて選択をしてみた。
先に遊んだ悟空たちのエピソードバトルはボリュームも多くなるのだが、ゴクウブラックは「ドラゴンボール超」の未来トランクス編のみということで、他と比べると遊べる範囲は少なくなってしまう。その分、話はしっかりと描かれているので、あまり知らない筆者でもストーリーを理解することができ、ゴクウブラック 超サイヤ人ロゼが新たなお気に入りキャラになったほどだ。
ゴクウブラック編では、いきなり孫悟空(超)超サイヤ人ゴッド 超サイヤ人、ベジータ(超)超サイヤ人ゴッド 超サイヤ人、未来トランクス 超サイヤ人の3人に1人で挑むことになり、クリアできるのかかなり不安になっていたが、何とか進めることができた。後半になると操作キャラが合体ザマスになるものの、相手はベジット 超サイヤ人ゴッド 超サイヤ人と新たな絶望が待ち構えていた。
初戦は敗北してしまったため、何度もリトライしなければと思っていたが、そのままエンディングへ。ボリュームが短い分、分岐ポイントが多く設定されている点は面白く、何度も繰り返してプレイしたいと思ったほどだ。
エピソードバトルでは、今回プレイした悟空とゴクウブラックのほかにも、まだ用意されていたので、どんなキャラで遊べるのか製品版の発売を楽しみにしておいてほしい。
(C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
(C)Bandai Namco Entertainment Inc.
※画面は開発中のものです。
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