「アイカツ!」シリーズ新プロジェクト「アイカツアカデミー!」の魅力や、間違いなく「アイカツ!」シリーズだと感じる理由、そのほか押さえてほしいポイントなどを、女児アニメ好きライターがご紹介します。
目次
「アイカツ!」「アイカツスターズ!」「アイカツフレンズ!」「アイカツオンパレード!」「アイカツプラネット!」に続く、シリーズの新プロジェクトとして2024年7月より始まった「アイカツアカデミー!」(略称は「デミカツ」)。
過去シリーズのTVアニメと筐体ゲームからYouTubeの動画配信へと展開の場を移した本作。開始前後はその大きな路線変更に戸惑った方もいたかもしれませんが、いまやその魅力に夢中になっている「アイカツ!」のフアンは多いことでしょう。とはいえ大きな変化だったため、まだ楽しむ取っ掛かりが掴めていない人も多いはず。
そこで今回は、活動開始からもうすぐ3ヵ月が経とうとしている「デミカツ」をここまで夢中で追ってきた筆者――とくに好きなシリーズは「アイカツ! あかりGeneration」、「アイカツスターズ!」、「アイカツプラネット!」、推しアイドルは大空あかり、桜庭ローラ、香澄真昼、湊みお、姫石らき、ルリ、キューピット、好きなアイカツ曲は「Blooming♡Blooming」、「サマー☆マジック」、「スタージェット!」、「荒野の奇跡」、「Have a Dream」、「Inner Voice」ほか多数(気分によって変わる)――が、その魅力や楽しみ方をご紹介したいと思います。
「アイカツ!」が好きな人、以前好きだった人はもちろん、これまで「アイカツ!」に触れてこなかった人にも、日々の新たな楽しみと出会う切っ掛けにしていただけたらうれしいです!
「アイカツアカデミー!」とは?まずは気になるアイドルの個人配信をチェックするのがおすすめ
アイドル養成校“アイカツアカデミー!”に入学した姫乃みえる、真未夢メエ、和央パリンの3人が、まわりの生徒たちに負けない自分たちだけのアイドル活動をするため“アイカツアカデミー!配信部”を立ち上げる……というのが「アイカツアカデミー!」の導入部。
このように「アイカツアカデミー!」にはアニメシリーズと同様に“縦軸”となるストーリーがあり、これは毎週土曜の20時から配信される「デミカツ通信」で進展していきます。「デミカツ通信」では次のライブで着るドレスの名前や細部のデザインをリスナー投票で決めるなど配信の双方向性が活かされており、こうした試みが「みんなでつくる、新たなアイカツ!」たるゆえんです。
「デミカツ通信」が配信されるYouTubeチャンネルが「アイカツアカデミー ! 配信部【デミカツ】」。これとは別に姫乃みえる、真未夢メエ、和央パリンの個人チャンネルがあり、それぞれの個人での配信活動はこれらのチャンネルで個別に行っています。
毎週ひとりひとりが雑談配信、ゲーム実況配信、歌枠などの個人配信によるアイドル活動を重ね、土曜日の「デミカツ通信」でそれぞれの活動により成長していく3人の成果が見れる、というのが全体の大きな流れというわけです。
ストーリーを追うだけなら「デミカツ通信」をチェックすればOK! ではありますが、筆者的にはむしろ個人チャンネルでの活動を念入りにチェックして、3人のアイドルたちの個性・魅力を知ってほしいです。それぞれのことをよく知ってこそ、「デミカツ通信」の節目のライブなどで垣間見える3人の成長は、大きな感動をもたらすはず!
(1)まずは気になるアイドルの気になる個人配信からチェックしてみる。
(2)アイドル同士の関係性が気になったらコラボ配信の回をチェックしてみる。
(3)個人配信の楽しみ方がわかったら「デミカツ通信」を追い掛ける。
大まかにはこういった流れで視聴していくのが個人的なおすすめ。また、公式によるショート動画や、有志によるガイドラインを守った“切り抜き動画”も複数アップされており、これらから触れてみるのもいいかもしれません。
雑談などの配信ジャンルならば作業中や移動中などに“ながら聴き”もできますし、ぜひ自分のライフスタイルに合った「アイカツアカデミー!」の楽しみ方を見つけてほしいです。
姫乃みえる、真未夢メエ、和央パリン:「デミカツ配信部」の個性豊かな3人のアイドルたち
ここからは、配信部に所属する3人のアイドルさんたちをご紹介。皆さん「アイカツ!」シリーズが大好きで、まさにこれまでのシリーズのアイドルたちから“バトン”を受け取ったような、真っ直ぐで努力家な面々です。
ひとりひとりが異なる個性を持ったアイドルであるというのも過去の「アイカツ!」と同様。その魅力には「アイカツ!」を知らない人だって、きっと夢中になれるはずです! 最初にどのアイドルの配信をチェックするか迷った方は、ぜひ参考にしてください。
姫乃みえる(ひめの みえる):止まらない「アイカツ!」へのディープな愛。“王道キュート”の枠を軽々と飛び越える芸達者ぶり
「アイカツ!」が大好きな方におすすめなのが姫乃みえるさんの配信です。
配信部の3人からは全員が「アイカツ!」シリーズのことが大好きであることが伝わってくるのですが、中でも深い愛情が伝わってくるのが姫乃さんの配信です。現在、毎週火曜の20時からYouTubeの「アイカツ!チャンネル【公式】」で配信中の「アイカツ!」と「アイカツフレンズ!」の終了後には配信エピソードの感想配信を行っているなど、「いっしょにアイカツ!愛を共有できる」機会が多く設けられています。
また、その愛の“ディープさ”には歴戦の「アイカツ!」ファンもギョッとさせられること請け合い。「ディープな!?質問大会」の配信では菅野まあや、御堂マユ、幽木れいかといった過去のシリーズで決してメインとして描かれているわけではないアイドルの名前をスラスラと挙げてきて視聴者を驚かせたのが記憶に新しいです。
該当の場面はこちらから
https://youtu.be/3ODMnIM54Ac?t=1117
独特な感性を持っており、それを表現するために努力を惜しまない姿や、声質の幅広さを活かした歌枠での歌唱など、見た目からイメージされる“王道キュート”の枠を軽々と飛び越える引き出しの多彩さも特徴。姫乃さんのことを知れば知るほど、深みにハマることでしょう。
該当の場面はこちらから
https://youtu.be/1XmR17sBLto?t=1700
真未夢メエ(まみむ めえ):魔界出身、ご先祖さまは羊。「なんで!? どおしてぇ!?」と慌てながらも視聴者第一の心優しいアイドル
配信というリアルタイムなコンテンツならではの魅力が好きな方におすすめなのが真未夢メエさんの配信です。
配信にはアクシデントが付きもの。PCに不慣れであることや、意外に大雑把な性格などから予測不能な事態を巻き起こし、「なんで!? どおしてぇ!?」と慌てふためく姿をたびたび見せて配信前のミステリアス&クールっぽいイメージからのギャップで視聴者のハートを掴んだ「アイカツアカデミー!」の“おねえさん”ことメエさん。
最初はアクシデントのとき咄嗟に発した言葉を、“自分の個性”としてその後は積極的に口にしたりと、ピンチをチャンスに変えるお茶目なしたたかさも魅力です。個人的には咳払いがしたくなってミュートしようとして間違えてエコーを掛けてしまう場面が好き。
該当の場面はこちらから
https://youtu.be/2qBrnxin-to?t=1427
早寝早起きの健康的な生活リズムを活かした6時30分からの“朝枠”配信で「仕事にいってきます」とコメントした視聴者を「いってらっしゃい」と送り出したり、日曜にはラジオ番組風の配信を継続したりと、自分らしい、そして視聴者に寄り添った優しい配信もメエさんの特徴。“まったく怖くないホラーゲーム配信”で和ませてくれたことも。これからもさらなる予測不能な配信で楽しませてくれそうです。
該当の場面はこちらから
https://youtu.be/jOdQ801g_64?t=620
和央パリン(わお ぱりん):ゲーム大好き、天真爛漫、元気っ子。胸の内には“負けず嫌い”な秘めた想いが燃えている
ゲーム実況が好きな方におすすめなのが和央パリンさんの配信です。
3人の中でもとくにゲーム好きで、ゲーム配信の枠を多く取っているのがパリンさん。これまでに「漢字でGO」「Untitled Goose Game」「リトルナイトメア」「ネタバレが激しすぎるRPG」ほか、さまざまなゲーム実況を配信しています。
ゲームの腕前もなかなかのもの。アクション系のゲームも謎解きもサクサク進めていくのが観ていて心地よく、喜怒哀楽をハッキリ表現する天真爛漫なリアクションにはこちらも笑顔になってしまいます。ツッコミ力を鍛えるべくプレイした「ネタバレが激しすぎるRPG」の序盤における怒涛のネタバレに対する反応は必見です。
該当の場面はこちらから
https://youtu.be/dfJScdRBfAU?t=718
ルックスも含め、ポップアイドルの王道を行っているようなパリンさんですが、意外にも“憧れのアイドル”として必ず名前を挙げるのは「アイカツスターズ!」の桜庭ローラ。アニメの中で幾度となく壁にぶち当たりながらも自分を曲げることなく努力を続けた“もうひとりの主人公”と言えるローラへの共感は、自分が納得する歌を届け切れなかった“歌枠”のリベンジ配信を行うなど、ときおり覗かせる負けず嫌いな性格によるものかもしれません。
該当の場面はこちらから
https://youtu.be/s23gtId1AwY?t=597
「デミカツ」は間違いなく「アイカツ!」だ!「セルフプロデュース」「子ども向け」「楽曲の良さ」から考える
アニメでもなければ筐体ゲームでもない「アイカツアカデミー!」。しかし、すでにいくつもの配信を視聴している方ならば、本作もまた間違いなく「アイカツ!」であると胸を張って言えるはずです。
そもそも「アイカツ!」という言葉は、初代主人公・星宮いちごの台詞「うんうん、それもまたアイカツだね」に代表されるように、さまざまな意味合いを内包し得る“寛容さ”にこそ定義を見い出せる――みたいなことも言えるのですが、ここではもう少し具体的かつ本質的なところから「なぜデミカツもまたアイカツ!と言えるのか?」について論じてみようと思います。
まず、「アイカツアカデミー!」の3人のアイドルがそれぞれに“セルフプロデュース”を行い、自分の“個性”を大事にした活動をしているのは重要なポイントと言えるでしょう。セルフプロデュースは初代「アイカツ!」からずっと大切にされてきた「アイカツ!」アイドルたちの基本となる考え方です。
配信部には“先生”がいて、3人はこの先生に相談しながら配信内容を決めているということなのですが、誰かから押し付けられた役割ではなく、自分らしく、自分の好きなこと、得意なこと、挑戦したいことを活かしたアイカツ!をしているのは、先ほどご紹介した三者三様の配信内容からもよく分かります。まさにセルフプロデュース(ちなみに“先生”は、このあと言及するポイントにおいても重要な存在です)。
そしてそれぞれの個性を尊重し合っているからこそ、お互いを強くリスペクトしていることが「デミカツ通信」やコラボ配信のときの仲睦まじい3人の様子などから感じ取れます。これも「アイカツ!」シリーズでずっと描かれてきたアイドルたちの切磋琢磨しながらの友情・絆と通じるところですよね。
該当の場面はこちらから
https://youtu.be/L3GnZqQIq2M?t=606
配信の性質に目を向ければ「お子さんも安心して視聴できる」内容が徹底されていることも「アイカツ!」としてとても大事にされている点。これは先ほど名前を挙げた“先生”が万全の体制でチェックしていることで実現している面が大きいようです。コメント欄は誰かを傷付けるような発言のない、和やかで楽しい雰囲気がいつも保たれています。
また、ゲーム実況でプレイするタイトルひとつ取っても過度に暴力的なものは選ばないようになっており、ホラーゲームを配信する際はプレイ前に「ホラー表現があることを視聴者に注意喚起する」といったことが徹底されているのです。
「アイカツアカデミー!」と比較されがちなVTuberの大手事務所であるにじさんじやホロライブでは今年、「にじさんじGTA」、「ホロライブGTA」といった大型企画が開催されました。ゲームファンならばご存知のとおり、これらは「グランド・セフト・オート」という犯罪行為を含むゲームプレイが楽しめるタイトルを用いた企画であり、未就学児や小学生の段階で視聴するにはいささか過激であるのは否めません。
また、VTuberひとりひとりの個人配信においても、性的なネタが許容される空気感など、赤裸々であけすけな部分も間違いなく魅力ではある一方で、親御さんならば、お子さんが視聴するのはちょっと心配であろうと思います(もちろん、そうしたネタからは一定の距離を置いて活動されている方もたくさんいらっしゃいますが)。
個人的には、これらの要素がお子さんにとってただちに悪影響だとは思いませんが、それでも「まだしばらくそういうものは避けてほしい」「もう少し段階を踏んでほしい」と感じるのも自然なことだと思います。
筆者の感覚では「アイカツアカデミー!」の配信において、これまでプレイされたゲームの中で比較的刺激が強かったのは“棘に串刺しになってゲームオーバー”といった描写がある「Super Bunny Man」ではないかと感じます。本作には初期設定では出血表現がありますが、これを表示しない設定でプレイしているなど、ここでもお子さん、そして親御さんを意識した調整が徹底されているのです。
先生によるチェック体制のみならず、ゲームによってはふとした拍子に乱暴な台詞が出てきた際、その言葉づかいに対して配信中にしっかり注意するなど、アイドルの皆さんも「お子さんが観ても大丈夫な配信」という点はとても意識している様子。そうした精神性もやはり「アイカツ!」が好きで、アニメで活躍するアイドルたちに影響を受けたからこそのものであろうと思うと、ファンとしてはうれしくなりますよね。
このように、「アイカツアカデミー!」は“アニメ「アイカツ!」シリーズが主要ターゲットとしていた年齢層も安心して楽しめる配信コンテンツ”となっているのです。大人であってもお子さん向けのコンテンツを愛してきたならば、そうした“安心して楽しめる空気感”を求めてきた人は多いはず。「アイカツアカデミー!」は、きっとそうした気持ちにも応えてくれることでしょう。
「なぜデミカツもまたアイカツ!と言えるのか?」最後のポイントとして挙げたいのは「楽曲が良い!」ということ。初代「アイカツ!」でスーパーバイザーを務めた水島精二氏の方針から「子供の時期に、良い音楽に幅広く触れて欲しい」という方針が受け継がれているシリーズの最新作に恥じないオリジナル曲がすでに「アイカツアカデミー!」にはあります。
初のオリジナル曲「満開!エリオント」、2曲目の「アコガレスカイ」と「アイカツ!らしさ」を体現するような楽曲を発表した上で、3曲目の「Peek-A-Boo!!」は挑発的な歌詞とサウンドの尖った楽曲に。そしてこの振れ幅の大きさもまた、まさに「アイカツ!らしさ」だとシリーズファンなら思うはずです。
配信部の3人によって生まれ変わった“名曲カバー”の数々が楽しめるのも「アイカツアカデミー!」の魅力。「アイカツ!」シリーズからの初のカバー動画はアニメでの大空あかり、氷上スミレ、新条ひなきによるパフォーマンスが記憶に残る「Pretty Pretty」。配信部3人のキュートさを最大限に引き出す、絶妙な選曲でした!
先日は「アイカツ!」以外のカバー動画として、いぎなり東北産の「わざとあざとエキスパート」も公開されました。いぎなり東北産と言えば「アイカツプラネット!」で主人公・音羽舞桜/ハナを演じた伊達花彩さんが所属するアイドルユニット。こういった文脈も込みで、最高にアガる選曲ですよね。
「あれも歌ってほしい」「こんな曲を歌うところも見てみたい」といった妄想が広がりつつ、まだ見ぬ新曲にも期待したくなる日々が続いています。
「アイカツアカデミー!」プロジェクト継続を支える?4つの課金方法
急に現実的な話になりますが、この「アイカツアカデミー!」もまた商業的なプロジェクトであり、末永く続けていくには収益を上げる必要があるのは間違いないものと思われます。シリーズファンならば「筐体ゲームのない本プロジェクトが、どんな方法で収益に繋げているのだろう?」と疑問を抱くかもしれません。筆者の把握している範囲で「アイカツアカデミー!」にファンが直接お金を払って応援する方法は、現状4種類あります。
まずは「配信部」のチャンネルと姫乃みえる、真未夢メエ、和央パリンの個人チャンネルでそれぞれに加入できるメンバーシップ。メンバー限定動画や継続日数に応じて絵柄が変化するメンバー専用バッジ、コメントで使えるメンバー専用絵文字スタンプなどが用意されています。
それから、配信中の投げ銭、スーパーチャットにも対応しています。200円以上を課金することで色付きのコメントを送れるので、コメントを読んでもらえる可能性がアップするかもしれません。が、読まれることが目的になってしまうと精神衛生上あまりよろしくないので、あくまで“気持ち”として課金するというのを第一に考えたほうが良いでしょう。
「アイカツアカデミー!」マイページに登録すれば、アイドルたちのボイス付きの「デジタルカード」が入手できるように。現在は“メモリアルコレクション0弾、1弾、2弾”までが1回200円で購入できます。
配信部の活動が新たな局面を迎えると新弾が追加される模様。ゲットできるカードはランダムですが、ほかの利用者とトレードもできるようになっています。このデジタルカードのコレクションが、これまでのシリーズのデータカードダスの代わりになっていると言えそうです。
入手したカードはデジタルアルバムに記録されるので、今後も配信部の活動が続けば、アルバムをめくるたびに3人の成長が実感できる、めちゃくちゃ“エモい”アイテムになりそうですよね。
最後に、「プレミアムバンダイ」サイト内や期間限定ショップとして展開している「アイカツ!デザインマート」、秋葉原のバンダイナムコ Cross Store アトレ秋葉原店内にある「アイカツ!オフィシャルストア」などでぬいぐるみやアクリルスタンドなどのグッズも販売されています。“推しアイドル”ができたら、これらのグッズでいつもいっしょに居られたらうれしいはず。
「アイカツアカデミー!」は無料の範囲でも幅広い楽しさがあります。その上で、これらの応援方法は推し活としての選択肢をさらに広げるものです。お互い無理のない範囲で楽しんでいきましょう。
歴代「アイカツ!」アイドルや「ヴイアラ」とのコラボも!
配信を中心としたコンテンツならではの魅力のひとつに“コラボ企画”があります。我々が生きるのと限りなく近い世界に存在しながら「アイカツ!」シリーズのアイドルでもある3人は、ときに歴代シリーズのアイドルたちとの“スペシャルアイドルコラボレーション”を行う機会も。
第1弾として披露されたのは姫乃みえる×星宮いちごによる「Growing for a dream」。そして現在、真未夢メエ×大空あかりによる「Du-Du-Wa DO IT!!」が準備中です。
さらに「アイドルマスター」シリーズの“ライバーアイドル”プロジェクト「vα-liv(ヴイアライヴ)」とのコラボも進行中。それぞれのYouTubeチャンネルでプロフ交換会や歌枠リレーが企画されているほか、配信部の個人チャンネルでは「アイドルマスター」のアニメやゲームの実況配信を行うなど、「アイカツ!」ファンにも「アイマス」ファンにも楽しい配信が目白押しとなっています。
コラボ企画の魅力のひとつは「“好き”を通してさらに“好き”が広がる」ことだと思います。今後もさらなる予想外のコラボがあるかもしれないと、期待が高まります。
すべての配信は追えない――でも、それでいい
最後に、これはすでに配信者のファンをしている方ならば心得ているかと思うのですが、推しアイドルと言えども「すべての配信を観るのは難しい!」ことは肝に銘じたほうがいいでしょう。
アニメシリーズの「アイカツ!」ならば“1週間に30分”の放送を視聴すれば物語を追っていけました。一方で「アイカツアカデミー!」のすべてを見届けようと思ったら、1週間で“約1時間の「デミカツ通信」”と“週に2〜4回ある30分〜2時間弱の個人配信”を3人ぶん。とてもじゃないものの、すべては追い切れません。
筆者の場合、このことを“「アイカツ!」の世界との接点が広がったんだ”と捉えています。
通年放送が続くアニメだった「アイカツ!」シリーズはもともと、我々の生活と同様に過ぎゆく季節ごとのイベントがあり、それらにともなうアイドル活動が描かれ、春になると進級して新たな出会いがあるという「視聴者とともに時を過ごし、成長していくアイドルたちを見守る作品」といった側面がありました。
つまり我々にも1週間の生活があるように、彼女たちにも1週間の生活があり、その中から“物語”として切り取った30分がアニメとして放送されているのであり、アニメでは描かれていない出来事やふとした瞬間がたくさんあるのだろうと感じているのです。
「アイカツアカデミー!」のアイドルたちにもまた、日々をせいいっぱい生きる人生があります。これまでの「アイカツ!」と違うのは、“配信活動”という形を取っていることで、我々の世界にその活動を届けてくれる頻度が増えたという点。
すべての活動に目を通さずとも、見届けられた配信の中から我々ひとりひとりがアイドルたちの“物語”を汲み取ることはできるはずです。接点が増えたことで「どんな物語と捉えるか?」を考える上での選択肢もまた増えた――そう考えれば、あまり気構えずに「アイカツアカデミー!」を楽しめるのではないかと思うのですが、いかがでしょう?
そうすれば「アイカツアカデミー!」もまた、あなたが疲れたときに元気をくれて、人生の大事な局面では勇気をくれて、道を誤りそうになったとき道しるべになってくれる、いままでどおりの「アイカツ!」であると思えるかもしれません。
「アイカツアカデミー!」公式サイト
https://aikatsu-academy.com/
(C)AIKATSU ACADEMY
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