12月22日に日比谷公園大音楽堂にて開催された、「BanG Dream!(バンドリ!)」発のバンド・MyGO!!!!!による7th LIVE「こたえなんてなくても」のレポートをお届けする。

出演者(敬称略)
MyGO!!!!!
羊宮妃那(燈役)
立石凛(愛音役)
青木陽菜(楽奈役)
林鼓子(立希役)
※小日向美香(そよ役)は医療機関によるインフルエンザA型の陽性診断を受けて出演をキャンセル
夢限大みゅーたいぷ(オープニングアクト)
仲町あられ
宮永ののか
峰月律
藤都子
千石ユノ
開演前にはバンドリ!の新バンド・夢限大みゅーたいぷによるオープニングアクトが届けられる。顔出しでのパフォーマンスとなり、「夢現妄想世界」「ビッグマウス」の2曲を畳み掛けるように披露した。
メンバーによる自己紹介が行われた後は、12月25日リリースとなった1st Singleの表題曲「コミュ着火Fire!」を届ける。どの楽曲もライブで映える、ハイテンポでの歌唱、演奏で盛り上げていった。

そして、MyGO!!!!!として初の野外単独公演がいよいよ幕を開ける。立希(林さん)のドラムのリズムに乗せてほかのメンバーがステージに登場すると、その流れのまま「砂寸奏」のパフォーマンスを届ける。観客とのコール&レスポンスで会場を温めると、続いては「処救生」を披露した。

「みなさんこんばんは。MyGO!!!!!です」という燈(羊宮さん)によるいつもの入りとともにメンバーそれぞれが挨拶。会場がロックの聖地と呼ばれていることに触れたり、冒頭で披露した2曲に関するトークを展開していった。
その後は軽快な歌唱とギターのパフォーマンスに惹き込まれる「歌いましょう鳴らしましょう」、MyGO!!!!!にとって初のオリジナル楽曲である「迷星叫」を届ける。楽奈(青木さん)がそよ(小日向さん)がいたであろうベースの立ち位置でパフォーマンスする姿など、4人でのパフォーマンスながらも、そよの存在を感じさせる。そこから口上を挟むかたちで間髪入れずにTVアニメのオープニングテーマ「壱雫空」を披露。ライブならではのアレンジも加わりつつ、観客との一体感のあるステージを楽しめた。
野外ならではの寒さに関するトークを繰り広げた後は、燈の語るような歌声と楽奈のホイッスルボイスとの組み合わせが印象的な「無路矢」、キャッチーながらもどこか鬱屈とした雰囲気も感じさせる「輪符雨」、愛音(立石さん)、楽奈のギターの音色からの燈のポエトリーリーディングで一気に楽曲の世界観に惹き込む「潜在表明」と、多彩な楽曲で魅せていった。

その後のMCではそれぞれがこの一年を振り返っていくと、ライブもいよいよ終盤戦に。12月18日にリリースされたばかりの2nd Album「跡暖空」にも収録された、ライブ映えする一曲「孤壊牢」の初披露から始まり、独特のステップや振り付けが可愛らしい「影色舞」、応援ソングとしてのメッセージ性も感じさせる爽やかなナンバー「碧天伴走」と続く。
そして一人ひとりの語りとともに締めくくりとして届けられたのは、こちらもライブ初披露となる、劇場版「BanG Dream! It's MyGO!!!!! 後編 : うたう、僕らになれるうた & FILM LIVE」のエンディングテーマ「歩拾道」だ。燈の一歩一歩を踏みしめるような動きも含めて、彼女たちの歩みを詰め込んだ楽曲となっていた。

アンコールでは、今回のライブタイトルがあしらわれた衣装に着替えたメンバーが登場し、エモーショナルなナンバー「端程山」を披露する。

改めてキャストとして観客に向けて挨拶すると、2025年春にMyGO!!!!! 6th Singleがリリースとなることなどをアナウンス。その後のメッセージでは、野外ならではのステージの感想や、今回残念ながら欠席となった小日向さんへの想い、そして一年の締めくくりとしてこれからへの抱負を語る。
最後はポエトリーからのメロディアスなサビの流れが耳に残る「音一会」、そしてパンクバンドとしての魅力が詰め込まれた強いメッセージが込められたナンバー「焚音打」を披露すると、アカペラからクライマックスへと繋いでいく、ライブならではのアレンジで締めくくった。

(C)BanG Dream! Project
Photo ハタサトシ
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