エレクトロニック・アーツは、10月11日発売予定のPS5/Xbox Series X|S/PC用ソフト「バトルフィールド6」のマルチプレイヤープレビューイベントを実施した。
プレビューイベントでは、オープンベータでは体験することのできなかった2つのマップ“ミラクバレー”と“オペレーションファイアストーム”でのゲームプレイが実施されたほか、開発者へのインタビューの機会を得ることができた。本記事では、マップのプレイレポートと共に、インタビューの様子をお届けする。

ビークルが入り乱れる全面戦争を体感できる2つのマップ
今回プレイすることができた2つのマップ“ミラクバレー”と“オペレーション ファイアストーム”は、陸と空のビークルが全て登場する大規模マップだ。
「バトルフィールド6」史上最大規模を謳う“ミラクバレー”
“ミラクバレー”は、オープンベータでプレイできた“リベレーションピーク”と同じく、タジキスタンの広大な戦場が舞台になっている。しかし、マップの規模はより大きいものとなり、本作のローンチ時点では最大規模のマップになるという。
本マップは、車両に焦点が当てられており、戦車からヘリコプター、戦闘機など全ての種類のビークルが登場するものとなっており、まさに本作の大きな特徴である全面戦争を体現したものとなっている。


中央に配置された巨大な建設現場を特徴的で、中央は歩兵同士の接近戦を楽しむことができる。外周にそっては開けた地形となっており、戦車をはじめとしたビークル同士の激戦が繰り広げられる。リベレーションピークと比べて平坦な地形となっているため、戦車はより動きやすいはずだ。
上空ではヘリコプターをはじめ、戦闘機が入り乱れる空戦を体験可能。なお開けた地形も多いため、歩兵も油断しているとヘリコプターに攻撃されたりすることも。

コンクエストにおけるキャプチャポイントは全部で5つで、各陣営のHQ付近に1つずつ、中央の建設現場に向かい合う形で2つ、マップ下部の集落1つ配置されている。そのためゲーム中は中央の建設現場を奪い合うか、C地点が存在する集落で戦いが繰り広げられる形だ。
中央は歩兵を中心とした接近戦となるため、近距離戦闘に適した武器を使うことで、敵との戦いを有利に運ぶことができる。また、建設現場には大型のクレーンが設置されており、上に陣取ることができればスナイパーライフルによる狙撃で敵を翻弄することができるはずだ。


中央付近からC地点に関しては、開けた地形が多く戦車の活躍が期待できる。基本的に車両はこのC地点を中心に攻めてくるため、歩兵として参戦するプレイヤーはビークル攻撃に特化した工兵を使用することで有利な状況を作り出せるかもしれない。
オープンベータでは歩兵戦に特化した小・中規模マップを楽しむことができたが、ミラクバレーでは広大なフィールドでキャプチャポイントを奪い合うバトルフィールドらしいゲームプレイを楽しむことができた。

「バトルフィールド3」の人気マップをリメイクした“オペレーション ファイアストーム”
“オペレーション ファイアストーム”は、2011年に発売された「バトルフィールド3」にて登場した同名のマップをリメイクしたものだ。中央に配置された巨大な製油所が特徴で、ミラクバレーと同じくビークルが活躍する大規模マップとなっている。
オリジナル版を忠実に再現しつつ、ビジュアルやオブジェクトの配置などを再調整しているといい、現代に適した形でアップデートされている点が大きな特徴だ。


コンクエストにおいては、中央に存在する製油所にはB地点とC地点が存在し、ここでは歩兵を中心に大規模な戦闘が繰り広げられる。一方、マップから見て製油所の下に位置するD地点とF地点は開けた砂漠地帯となっていて、戦車やヘリコプターが戦うのに適した場所となっている。

特にD地点とEの間が大きく開けているため、ビークルを上手く活用してこの2拠点を押さえることで中央を包囲することができそうだ。この場所を歩兵で移動していると戦車に一方的に攻撃される場面が多いため、歩兵はビークルに便乗したり、対戦車兵器を駆使したりすることで状況を逆転することができるかもしれない。


コンクエストとブレークスルーが融合したような新モード“エスカレーション”
新たに追加された“エスカレーション”は、コンクエストらしさを残しつつも、ブレークスルーのような進行形のルールが特徴的なゲームモードだ。両陣営はキャプチャポイントの奪取を目指し、先に3ポイント確保したチームの勝利となる。

両陣営が各拠点の確保を目指し、拠点の確保数が敵よりも上回ると画面上部のゲージが進んでいく。ゲージがいっぱいになるとポイントを1獲得し、エリアの拠点の数が徐々に狭まっていく仕組みだ。両陣営がポイントを確保するほど、戦闘エリアは少なくなり、最初は7のキャプチャポイントだったものが、最後は3つのポイント奪い合うことになる。
コンクエストのようなキャプチャポイントを奪い合う自由度を残しつつ、ゲームの進行によって戦闘エリアが狭まっていくため、コンクエスト以上に激しい戦いを体験することができるゲームモードだ。


オープンベータから変更された点
今回のプレビューでは、オープンベータ時からいくつかの変更も加えられている。
本プレビューでは兵科ごとのガジェットが選択できるようになっていた。兵科ごとに異なるガジェットが用意されており、今回は突撃兵の梯子と援護兵の迫撃砲を使用することができた。

梯子は本作のトレーラーにも登場していたもので、足場のない高所への侵入をサポートしてくれるガジェットだ。建物やコンテナといったところで使用することができ、時間経過で再使用ができる仕組みとなっている。
梯子をかけることができる高さは建物2階分のおおよそ5メートルほど。敵の拠点内の建物に迅速に侵入することができるほか、通常ではたどり着けないようなエリアにも登ることができる便利なガジェットだ。


援護兵で使用できる迫撃砲は、遠距離から敵を砲撃することができる携帯型の武器だ。敵に爆発ダメージを与える榴弾と、煙幕を張る煙幕弾の2種を切り替えて射撃することができる。なお、榴弾は弾薬が無制限となっており、時間経過で好きなだけ撃つことができる一方、煙幕弾は続けて使用する場合は補給箱等から再補給が必要な仕組みになっていた。

迫撃砲を使用する際は、着弾地点がハイライトされるため、目視で狙いを定めることが可能だ。射程をメートル単位で調整して砲撃する仕組みなので、スポットなどで正確な距離を割り出すことができれば、高い精度での攻撃ができるようになっている。
ほかにも、偵察兵のデコイや工兵の対ビークル兵器といった、各兵科のロールに沿ったガジェットが用意されていた。

使用できる武器やアタッチメントも、オープンベータ時と比べて大幅に増加。武器のカスタマイズは、反動を軽減する効果のあるものや、ADS速度を上昇させるものなどを組み合わせて、自分好みの武器を作成することができる。

オープンベータで猛威を振るっていたM87A1散弾銃については、敵を倒す際に必要な弾薬数が増加している。キネステティクス戦闘システムにも調整が加えられ、スライドからジャンプへと移行する際のスピードが削減や、ジャンプ・スライド中の射撃命中率の低下など、ゲームプレイが早すぎないように調整しているという。
そのほか、ビークルの移動速度を向上させるなど、より快適に操作できるようにもなっているという。

実装されるマップのサイズ感や新モードを開発陣に聞く
ここからは開発者インタビューの内容をお届けする。インタビューでは、本作の開発を手掛けたDICEから、プロデューサーのジェレミー・チャブ氏、シニアプロデューサーのデビッド・サーランド氏、プロダクトオーナーのシャシャンク・ウチル氏に、マップやゲームモードに関する話を伺うことができた。
――本作で新モード「エスカレーション」を導入するに至った経緯を教えて下さい。
チャブ氏:エスカレーションはコンクエストからインスピレーションを得たモードです。制作に至った理由としては、コンクエストは試合が長引きやすく、特に相手が格上の場合には逆転が不可能な状況でもプレイを続けなければならないことがありました。その点、エスカレーションでは最後まで白熱した展開を楽しめるようになっています。

――オペレーション ファイアストームでは、オリジナル版では遊ぶことのできなかったゲームモード“ブレークスルー”を遊べたことが印象的でした。開発陣は「バトルフィールド6」ならではの体験を、この懐かしいマップで再現できたとお考えですか。
ウチル氏:オペレーション ファイアストームはファンからの人気も高く、社内でもリメイクしたいという声があがるマップでした。そこで、オリジナル版の体験を損なわず、新しい要素は追加できないかと考え、ブレークスルーを追加しました。このマップは元々ブレークスルーに向けて制作されたものではないので、それ自体が非常にチャレンジングな内容でした。
その他の追加要素の開発にあたってはオリジナル版を手掛けた開発者へ連絡を取り、フィードバックを受けながら制作を進めました。相談を重ねる中で、当時は実装できなかった破壊要素などを追加することができたのです。オリジナル版の開発者からは“まさに自分たちがやりたかったことだ!”とお褒めの言葉をいただけました。

――ミラクバレーが本作における最大規模のマップの1つとのことですが、ローンチ時はどのような割合で小・中・大規模のマップが実装されるのでしょうか。
ウチル氏:ローンチ時は、歩兵戦にフォーカスを当てた小規模マップが2つ、歩兵、戦車、ヘリコプターが登場する中規模マップが4つ、全ビークルが登場する大規模マップが3つ登場します。
チャブ氏:オープンベータ時は技術的な側面から、あのようなマップの構成になりました。オープンベータだと都市部を中心とした近接戦闘に特化したマップが多かったかもしれませんが、その後は今回のプレビューイベントでお披露目したような大規模マップを披露する機会を得ることができました。

チャブ氏:(マップのサイズ感について)「バトルフィールド」シリーズは必ずしも大きなマップが人気なわけではありません。クラシックな体験が味わえるカスピアン ボーダーが好きな人がいれば、オペレーション メトロ、オペレーション ロッカーといった小規模マップが好きな人もいたりと、好みがわかれます。バリエーション豊かなマップを楽しめるのも本シリーズの魅力だと思います。

――本作のゲームプレイに不慣れなプレイヤーに向けて、トレーニング機能のような要素は存在しますか?また過去作に実装されていた射撃場のような訓練マップは実装されるのでしょうか。
サーランド氏:キャンペーンモードでは歩兵戦闘をはじめ、様々な乗り物の操作を体験することができるので、まずはそちらのプレイをおすすめします。射撃場に関しては、発売時には実装されません。ただし「バトルフィールド4」でも評判のいい機能だったので、ゆくゆくは実装したいと思っています。もしかしたらポータルの方で最初に取り扱うかもしれません。


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2つの大規模マップでのプレイを通して、オープンベータの時以上に「バトルフィールド」らしさを感じることができた。進化した歩兵戦はもちろん、戦車や戦闘機が登場するド迫力な大規模戦は、ほかのFPSでは味わえない「バトルフィールド」シリーズならではの体験だろう。開発陣も、ユーザーのフィードバックを元にさらに磨きをかけていくということで、これからの「バトルフィールド6」が楽しみで仕方がない。
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