TGA2025で公開された新トレーラーでは人気キャラ・レオンも登場!「バイオハザード レクイエム」の合同インタビューの模様をお届けストーリーの構成やアクション、ビジュアルコンセプトを制作陣に聞く

インタビュー
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2026年2月27日に発売予定のPS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch 2/PC(Steam)「バイオハザード レクイエム」。同作の開発者インタビューをお届けする。

2026年12月12日に開催の全世界に向けたゲーム表彰式典「The Game Awards 2025」(以下、「TGA2025」)で、新たなトレーラーが公開。その中で、本シリーズの人気キャラの一人であるレオン・S・ケネディがプレイアブルとして登場することを発表され、大きな話題となった。

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その発表に併せ、メディア向けの合同インタビューが開催。プロデューサー・熊澤雅登氏とディレクター・中西晃史氏の二人がゲーム内容に関するさまざまな質問について、答えてくれた。

本稿では、質疑応答の内容についてまとめてお届けする。

――「TGA2025」で公開された最新トレーラーではレオンが登場していました。レジェンドキャラクターの登場により、他の過去作のキャラクターも登場するのか気になります。

中西晃史氏(以下、中西):まず、プレイアブルとなるのはグレースとレオンの2人です。それ以外のキャラクターについては、ぜひプレイしながら楽しみにしていただければと思います。

――トレーラー内でレオンがチェーンソーで敵を切り裂くシーンがありました。かなりハードなアクションでしたが、他にもアクション面で見どころはありますか。

中西:「バイオハザード RE:2」(以下、「RE:2」)のスタイルをベースにしたグレースに対して、レオンは「バイオハザード RE:4」(以下、「RE:4」)のスタイルになっています。そのため、近接攻撃も含めて幅広いアクションが楽しめます。

レオンはリメイクを除けば「バイオハザード6」以来の登場です。年齢を重ね、その間にさまざまな戦いを経験してきました。2026年現在の彼がどんな境地に立っているのかというのは、本作の大きなテーマの一つです。皆さんがご存じの通り、レオンは誰かを救いたいという強い動機で行動しており、その中で多くの悲劇を目の当たりにしてきました。バイオテロがいまだ絶えない世界で、彼の心境がどこへ向かうのかというところを描いています。

また新人だった「RE:2」から「RE:4」、「6」と戦闘技術がどんどん磨かれてきたわけですが、現在の彼がどこまで熟練しているのかというところを、「RE:4」ベースのアクションに新しい要素を加える形で盛り込んでいます。

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――今回は、グレースでは恐怖、レオンでは爽快アクションが楽しめるとのことですが、それぞれ単独で進む構成が中心になるのでしょうか。

中西:ストーリーはあくまで一本の軸があり、その中でレオンとグレースのパートが進行に合わせて切り替わっていきます。もちろん2人が出会うシーンもあります。バイオ未経験でシリーズ史上もっとも怖がりなグレースと、超ベテランのレオンという対照的な組み合わせも、本作ならではの面白さですね。

――トレーラーで「エルピス」という言葉が登場しました。一般的には「パンドラの箱」に残された希望、もしくは災厄の予兆という解釈があります。本作ではどのような意図で使われているのでしょうか。

中西:希望というイメージが強い一方で、悪い兆しを示すという解釈もある言葉ですよね。本作では、グレースは母親を殺された理由を追っており、レオンにも今回ひとつ秘密があります。そのどちらも「エルピス」という言葉が深い意味を持つようになっています。こちらは物語を進める中で明らかになっていきますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。

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――シリーズ屈指の人気キャラのレオンの登場で喜ぶファンも多いとは思いますが、グレースの存在感に影響しそうではありますが…。

中西:作中での2人のストーリーのボリュームは、ほとんど同じくらいです。その2人がどのように絡んでいくのかが、一つの大きな見どころになっています。もちろんレオンには多くのファンがいますが、その人たちにもきちんと堪能してもらえるようにしています。

まず、これまで「東京ゲームショウ」などでグレースのゲームプレイ映像を公開してきましたが、その中にあった巨大な化け物に追われ続けるような静かな恐怖のシーンはレオンには合わないんです。レオンには、今回のトレーラーで見せたような血沸き肉躍る激しいアクションシーンを用意していますし、グレースはより恐怖寄りになっています。そういった振れ幅は明確にしていて、テンションの違う二つのゲームが一つの作品の中に入っているような構造で、これは我々にとってもチャレンジだったんです。最初はユーザーがついてきてくれるかという不安もあったのですが、いざ組み合わせてみると、この高低差が独特の体験を生んで、感情が揺さぶられる面白い内容になりました。

また、先ほどもお話ししたように、ストーリーは一本で、その中をグレースとレオンが入れ替わりながら進んでいきます。シリーズで言うと「バイオハザード リベレーションズ」に近い構造だと思っていただければ分かりやすいかもしれません。

そして、もう一つ、お話しておきたいのは二つのストーリーの緩急のつけ方はかなり気にしながら調整しました。ずっと緊張しっぱなしでも疲れてしまいますし、逆にずっとアクションだけではホラー要素の楽しみが薄れますよね。その意味で、レオンとグレースのパートが最適なバランスになるように構成しています。

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――レオンについてもう少し伺います。「RE:4」をベースにしたアクションとおっしゃっていましたが、今作には三人称視点に加え一人称視点もあります。レオンのアクションは主観視点でどのような手触りになっているのでしょうか。

中西:おっしゃる通り、グレース同様、レオンも主観視点を選べます。ここも我々にとってチャレンジでしたが、主観視点でも問題なく遊べるよう、細かな工夫をたくさん盛り込んでいます。映像を見ていただく方が早いと思いますので、今後のショーケースなどでレオンのプレイ動画もお見せできればと思っています。

――レオンは作品ごとに成長してきたキャラクターというお話と共に、年齢を重ねたことでアクションや内面的な部分にも変化があったことも感じられました。トレーラーでは、外見についても変化は見られていますが、今作のビジュアル面での方向性を教えてください。

中西:彼が背負ってきたものをどう表情や佇まいに落とし込むかというところと、まずは何より「イケメン」であることですね。これを表現するためにバランス調整をしましたが、今回発表した後、早速多くの反応をいただけて、チームへの最高のご褒美になりました。

熊澤雅登氏(以下、熊澤):社内にもレオンファンは多いんです。特に女性ファンは細かなところまで鋭く指摘してくるので、みんな本当に頑張ってくれました。最終的にはベストな姿に仕上がっています。

中西:そしてレオンにとって、今回はラクーンシティに再び足を踏み入れることはとても意義のあることなんです。「RE:2」以来の帰還で、彼の原点とも言える場所ですよね。警官としての最初の一歩が、いきなりバイオハザードに巻き込まれたところから始まったわけですから。その街に、年齢を重ねた彼が戻って何を感じ、どう動くのかというところも非常に大きな見どころです。

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――トレーラーで、レオンが乗っていた車がポルシェでした。今回ポルシェとのコラボが実現した経緯を教えてください。

熊澤:レオンが車で登場するシーンがあるので、そこに合うコラボ先を探している中で、ありがたいことにポルシェさんから快諾いただけたのがきっかけで、今回、レオンの愛車として「Porsche Cayenne Turbo GT」を採用させていただきました。作中の世界観に合わせてカスタムしているので、実車とは少し異なる、世界でたった一台の特別な車になっています。映像はまだですが、どこかでお見せできればと思います。

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――今回、初めてバイオハザードに触れる人もいると思います。そういった方々に向けて、レオンという人物の魅力を改めて教えてもらえますか?

熊澤:まず、レオンの過去を全部知っていなくても問題ありません。唯一、知っておいてほしいのは、彼がかつてラクーン事件に関わった人物だということで、その上で、年齢を重ねた彼が新たな事件にどう立ち向かっていくのかを楽しんでもらえればと思います。

中西:先ほども挙げましたが、何より「イケメン」なんですよね。これは外見の良さだけではなくて、内面的にもということです。誰かを救うためなら犠牲もいとわないという揺るぎない信念があるんです。そういった自分を奢らず、飄々としていながら内には熱いものを秘めています。そんな強さがありつつも、一方で軽口も飛ばせる余裕もあるという、あのバランス感覚こそ魅力ですよね。

熊澤:今回の英語版トレーラーでは「セカンドオピニオン」なんてウィットの効いたジョークを言っていますが、そうした言葉選びも海外で特に人気で、年齢を重ねたからこそ出てくる味わいを、今回も大切に作っています。

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――以前のクリエイターズメッセージで当初からレオンを主人公にする構想があったというお話でした。ということは、グレースは後から加わった主人公なのでしょうか。

中西:そうですね。当初の企画段階ではレオンの物語を軸に考えていました。ただ、制作をスタートする段階では、すでに「2人の主人公、二つの体験でいこう」という形になっていました。試行錯誤の中で自然とそういう構造に落ち着いていきました。

――「バイオハザード7 レジデント イービル」で怖すぎるという声があったことも影響したのでしょうか。グレースを採用して恐怖感を高めた狙いが気になります。

中西:そこはむしろ逆で、もしグレースだけで一本作ったら、本当にとんでもなく怖いゲームになると思います。レオンのパートがあることで、緊張と緩和のバランスが取れるんです。次はレオンのパートだからなんとかなるという安心感が生まれる。その一方で、またグレースに戻ると一気に不安になるという流れを意識して組んでいます。結果として、ただ怖いだけでなく、開放感や爽快感を味わえる作品になりました。二つの全く違う体験を組み合わせたことで、これまでのシリーズにはない満足感が得られていると思います。

熊澤:今回、ストーリーを分けずに、一つに繋げたのは、恐怖体験の後に爽快なアクションをすることで、気持ちよさが突き抜けると思ったんです。一方、グレースの恐怖パートもさらに引き立ちますよね。

中西:アクションでパート分けせずに、同じ敵でもレオンだと対処できるけど、グレースだと無理なのではという落差も含めて、強い体験になるはずです。

――ムービーでレオンがハンドガンやチェーンソーで敵を返り討ちにするシーンがありましたが、あれはカウンターアクションでしょうか。プレイヤーが任意に出せるものなのですか。

中西:そのあたりはショーケースで映像を交えて詳しく紹介する予定です。ですが、成長したレオンならではの新アクションは多く用意しています。レオンパートは主観視点の比率も高く、より開放的で爽快なアクションを楽しんでもらえるようにしています。

――最後に、ユーザーへメッセージをお願いします。

中西:レオン発表をすごく盛り上がって迎えていただけて、本当にうれしく思っています。今回、彼は過去一追い詰められることになるはずです。ある意味では、限界に挑む戦いになるので、ここは重要なポイントです。また、改めて、アクションの詳細や内容は、来年1月のショーケースでお話しする予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください。

※画面は開発中のものです。

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2026-01-22 09:22:23