ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは、PS Vita「SOUL SACRIFICE」試遊体験イベントを、3月2日に大阪にて開催、その会場に駆け付けた本作のコンセプター「稲船 敬二」氏に発売を前にお話を伺った。

目次
  1. 試遊体験イベント「ソウル・サクリファイス」共闘サミット
  2. 「共闘サミット」開催場所
  3. 「共闘体験会」開催店舗
  4. 会場に駆け付けた稲船敬二氏に直撃インタビュー!
  5. 稲船氏も参戦!発売前夜にカムバック!ニコニコ生放送もチェックせよ!
  6. 番組概要

試遊体験イベント「ソウル・サクリファイス」共闘サミット

大阪を皮切りにスタートした試遊体験イベントには、「ソウル・サクリファイス」制作陣も駆けつけ、スペシャルグッズプレゼントの抽選会や、PlayStation Storeにて現在無料配信中の体験版には未収録のクエストの試遊などが実施され、寒い中でもたくさんのファンや、たまたま通りかかった人も参加し、かなりの盛り上がりとなった。

「共闘サミット」開催場所

3月2日(土)11:00~19:00
なんばパークス キャニオンコート(大阪市浪速区難波中2)

3月9日(土)11:00~19:00
ベルサール秋葉原(東京都千代田区外神田3-12-8)

3月24日(日) 11:00~19:00
新宿ステーションスクエア(東京都新宿区新宿3丁目38-1)

「共闘体験会」開催店舗

2月23日(土)ジョーシンディスクピア日本橋店
2月24日(日)エディオン豊田本店
2月26日(火)ゲームズマーヤ葛西店
2月28日(木)シータショップ溝の口店
3月2日(土)ジョーシンディスクピア日本橋店
3月2日(土)ヤマダ電機LABI1池袋モバイルドリーム館
3月3日(日)ジョーシンディスクピア日本橋店
3月3日(日)ヤマダ電機LABI1池袋モバイルドリーム館
3月3日(日)いまじん春日井南店
3月7日(木)SHIBUYA TSUTAYA
3月16日(土)ソニーストア名古屋
3月17日(日)ソニーストア名古屋
3月24日(日)WonderGOO守谷店
その他

会場に駆け付けた稲船敬二氏に直撃インタビュー!

「SOUL SACRIFICE」コンセプターを務める、株式会社comcept CEO「稲船 敬二」氏がなんと、家族で体験会の会場に駆けつけてくれた。実際に試遊イベントで遊ぶユーザーとフレンドリーに交流していた稲船氏にお話を聞くことができたのでお伝えしよう。

――まずは発売日を直前に控え、どんな気持ちですか?

稲船氏:たぶん、日本中で一番ワクワクしている人だと思いますよ(笑)。不安はまったくないんです。ユーザーさんと同じ視点で「早く発売しないかな?」という感じです。当然僕もゲームを楽しみたいですし、楽しんでくれるユーザーさんの顔をみたいなと思って今日会場に来ました。実は高校生になる息子も一緒に来ていて、彼もかなり期待しているみたいです。一生懸命プレイしている姿が想像できるので発売が楽しみです。

――今回の大阪を皮切りに、東京でも体験会が実施されますが?

稲船氏:秋葉原ではステージに出演予定ですし、他会場にもできるだけ顔を出したいと思っています。また発売前日からのニコニコ生放送での番組など、SCEさんがメチャメチャ頑張って盛り上げてくれています。僕も25年以上ゲームを作ってきていますが、なかなか発売前に「良い盛り上げ方」をできることは少ないんですが、SCEさんが真剣に皆で取り組んでくれているので、とてもいい形に仕上がってきていると思います。

――やはりTGS会場での試遊や体験版配信の影響があるのでしょうか?

稲船氏:TGSのSCEブースでまず体験してもらったことが大きくて、あんなに大がかりに試遊ブースを用意したに関わらず、会期中ずっと行列が絶えなくて。それを見て体験版は必須だなと感じましたね。もちろん体験版は配信するつもりではありましたが、より体験版の概念をブチ破るような体験版にしよう、と決まったんです。「体験版はタダだからこれくらいでいいか」というようなボリュームや内容で配信するのは、あんまり意味が無いと思うんですよ。しっかり楽しんだ上で「それでもまだまだ遊べる」ものにしようと。もちろん「体験版でこれだけ遊んだから製品版は買わなくてもいいや」となってしまうリスクも大きいことは確かですが、僕らはそうならないに「見せるだけ見せる」体験版をSCEさんとギリギリまで調整しながら配信したんです。

でも、体験版って製品の完成が近づいているときに作業しなきゃいけないので、ものすごいパワーがいるんですよ(笑)。プロモーションとしては体験版は絶対欲しい、開発側としては作業量が…、という戦いなんですね。でも「ユーザーに届ける」ということは開発側の満足にもつながりますし、制作中にユーザーを常に意識するということに置いては、体験版配信して良かったな、と感じますね。

――今日体験しているユーザーと触れ合ってどう感じました?

稲船氏:「体験版面白かった!」「ソフト予約しました」といった声をたくさん聞けたので本当にパワーをもらいました。試遊イベントだけだと「面白かった」「行けば良かった」で終わってしまいますが、体験版なら友達などに「ちょっとこれやってみてよ」とPS Vita本体を直接渡して遊ばせて、さらにまだ本体を持っていない人が「面白かったから本体買おうかな!」となりますよね。ゲームのヒットってメディアで紹介するだけではダメだと思うんです。実際に遊べる体験版を遊んだ友達に聞いたりして伝染していくのが大事ですよね。

――本作はインターネット経由でもアドホックでもマルチプレイが楽しめますよね?

稲船氏:最初のコンセプトに「マルチプレイ」要素をしっかりと作るというのがありましたから、4人で遊ばせることについてはまったくブレていません。インターネット対応を追加したのは、マルチハンティングアクション系のゲームでよく経験する「アドホックで遊びたいんだけど忙しくて集まれない!」という悩みに対処するためでもあるんです。

――体験版のシングルモードでちょっとボスが強く感じたんですが…?

稲船氏:やはり防御と攻撃のバランスは考えないと勝てないですね。ガンガン押すだけでもダメです。自信のない人は救済と生贄を均等にバランスを取って戦ったほうが、やりやすいかもしれませんね。まあ色々なスタイルで試してみることもこのゲームの面白さだと思いますよ。

――苦戦した魔物もマルチプレイだとあっさり倒せたりしますね。

稲船氏:マルチプレイだと上手い人がガンガン攻撃してくれますからね。またマルチでの連携も大事です。例えばうちの息子も「攻撃はみんなに任せる、それがカッコイイんだ」って自分のスタイルを持っています。本作は「聖」と「魔」のバランスを自由に選択できるゲームデザインなので、どんな戦いかたをするのもプレイヤーの自由です。

――共闘サミットでは体験版で未収録の魔物と戦えますが、特徴を教えて下さい。

稲船氏:クラーケンは出てきた瞬間、動きが遅いだろうなと思っていると、なんと足が生えて走ってくるんです(笑)。サイクロプスは巨大なハンマーを持っていますが、メインはハンマーなんです。つまりサイクロプスが振り回されているとも言えますね(笑)。戦いながらつい笑ってしまいますよ。でも攻撃は強力なので注意しましょう。マルチプレイでクラーケンを見ながら「コイツ、走るのかよ!」というツッコミを入れる楽しみがこのゲームにはあるんです。出てくる魔物はみんなツッコミどころ満載ですよ。また文献を読めばその魔物のことがよく分かりますよ。

――ちなみに稲船さんの供物魔法や禁術などでお気に入りはありますか?

稲船氏:あまりにも数が多くて(笑)。あと挑戦する魔物によってお気に入りだけど通用しない魔法もあるんで。割とハデな魔法が好きですが、横で息子には「それだけじゃあ勝てない」と日々ツッコまれています(笑)。

――数多い魔法を組み合わせを探していくのも楽しみのひとつということですね。

稲船氏:そうなんです。マルチプレイで他の人が使っている魔法の組み合わせなどを見ると勉強になりますよね。ゲームをやり込んでいる人は見ただけでパッと使える組み合わせを理解しちゃうんです。そんなユーザーが喜ぶような作品に仕上がっていますよ。

――持っていける魔法の枠も6つというのも悩ましいですよね?

稲船氏:絶妙ですよね?魔法の回数の制限についても、うまく6つの枠を使って「回数に不安がある魔法は複数持っていく」などでなんとか対処できますし。ただ強化はもちろんしないとダメですね。

――変な質問なんですが、現実の世界でネコやネズミが瀕死だったら救済しますか、それとも生贄にしますか?(笑)。

稲船氏:ネズミは救済…しないですよね(笑)。あの表現に関しては苦労したんです。当初魔物を倒した後に元の動物に戻る設定はなく、あまり救済したイメージを感じなかったんで、瀕死のビジュアルと声を導入したんです。そうしたら救済したときに「ああ、なんか自分、今良いことしたかも」と感じることができたんです。カワイイ動物は救済したくなりますね。また同行者のセリフやキャラクターにも生きた表現を付けています。

――3月9日、24日に東京でも体験会が開催されますが、参加しようと思っているユーザーにメッセージをお願いします。

稲船氏:どんな人たちがどんなプレイをしているのか、そしてこのゲームにどんな期待をしているのか、家で発売を楽しみにしているだけではわからないことも体験会で感じることができると思います。また、制作陣がどんな風に楽しみながらゲームを作ったのか、スタッフと交流しながら知ることもできます。SCEさんのプロモーションに乗っかって、お祭りとしてみんなで盛り上げてくれると嬉しいですね。

――ありがとうございました。

稲船氏も参戦!発売前夜にカムバック!ニコニコ生放送もチェックせよ!

2012年12月22日に放送されたスペシャル番組「ドキッ!魔法使いだらけの超魔法バトルナイト (命)ポロリもあるよ!」がパワーアップして、発売前夜にカムバック! クリエイターのトークや、プレイヤーたちの共闘が、3時間に渡って配信されるぞ。

トークコーナーには、スペシャルゲストとして本タイトルの企画・開発を手掛けたコンセプター・稲船敬二氏(株式会社comcept)、プロデューサー・本村健太郎氏(株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント)が登場。発売前夜の心境や、マル秘制作エピソードがじっくりと語られる予定だ。

強敵に挑戦するマルチプレイコーナーでは、ハンティングアクションゲーム好きで知られる麒麟・川島明さん、田村裕さん、笑い飯・西田幸治さん、ニブンノゴ!・森本英樹さんの4名と、人気ゲーム実況者2名、クリエイター2名が登場。もちろん、ゲストMCの松嶋初音さんも参戦する。
そのほか、本作ゆかりの人物からのメッセージビデオ、視聴者が参加するアンケートやスペシャルプレゼント、注目の新情報など、盛りだくさんの内容となっているぞ。

番組概要

タイトル

ついにこの日がやってきた!「ソウル・サクリファイス」発売記念スペシャル「ソルサク爆誕☆前夜祭 ドキッ!魔法使いだらけの超魔法バトルナイトリターンズ」(新情報)ポロリもあるよ!

放送日

2013年3月6日(水)

放送時間

22:00~25:00(予定)

URL

http://live.nicovideo.jp/watch/lv127373709

出演者

MC

松嶋初音さん

ゲストプレイヤー

川島明さん(麒麟)
田村裕さん(麒麟)
森本英樹さん(ニブンノゴ!)
西田幸治さん(笑い飯)

実況プレイヤー

ガッチマンさん
まっくすさん

ゲスト

下川輝宏さん(株式会社comcept)
鈴木一徹さん(株式会社マーベラスAQL)

スペシャルゲスト

稲船敬二さん(株式会社comcept)
本村健太郎 プロデューサー(株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント)

番組内容(予定)

「ソウル・サクリファイス」紹介
クリエイタートークセッション/稲船敬二氏、本村健太郎氏
“共闘”マルチプレイ/よしもとチーム、ゲーム実況者・クリエイター混合チーム
「ソウル・サクリファイス」ゆかりの皆さまからのビデオメッセージ
視聴者プレゼント
告知コーナー

※出演者や内容は予定です。予告なく変更になる場合がございます。

SOUL SACRIFICE

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン

PSVitaダウンロード

  • 発売日:2013年3月7日
  • 18歳以上のみ対象
  • PS Store ダウンロード版
SOUL SACRIFICE

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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