【特別連載】「History of TOMB RAIDER」第6回 ララ・クロフトのプロフィール

0コメント 仁志睦

スクウェア・エニックスが2013年4月25日に発売した「TOMB RAIDER」をより楽しむための連載企画「History of TOMB RAIDER」。今回は旧シリーズで登場したララのプロフィールやこれまで冒険した場所などを紹介していく。

過去の歴代作品の資料によると、ララは1967年2月14日、英国ウィンブルドンの生まれ。身長180センチ(高い!)、血液型はAB型でスリーサイズはシークレットとなっている。

父親は考古学者のリチャード・クロフト伯爵で、貴族の娘として何不自由ない生活を送っていたが、9歳のときにヒマラヤ山脈上空でチャーター機が墜落するという事故に遭遇。まだ幼少の身ながら10日間をたったひとりで生き抜き、奇跡の生還を果たすが、同乗していた母のアメリアは遭難時に迷い込んだ遺跡で消息不明となる。この壮絶な経験が、ララに冒険家の道を選ばせることになった。

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いかなる状況にも動じない強い精神力はこの飛行機事故でのサバイバル経験で培われた
(画像は「トゥームレイダー レジェンド」)。

飛行機事故の後、ネパールのカトマンズで父と暮らしていたララだったが、16歳のとき著名な考古学者であるヴァーナー・フォン・クロイ教授に師事。アンコールワットの探索に同行するなど、彼から遺跡発掘のてほどきを受けた。18歳のときに最愛の父・クロフト伯爵が逝去。クロフト家の遺産を相続したララはトレジャーハンターとしての活動を本格的に開始する。

カナダ山中で雪男を発見したことにより一躍有名となったララは、その後も冒険を重ね、考古学者にはなしえなかった数々の古代文明の秘密を解き明かすことに成功。さまざまな国の文化遺産を発掘し、その報酬で気ままに暮らしていた。そんな彼女のことを考古学界の天才と称賛する者もいれば、墓荒らしと揶揄する者もいるという。

単身で危険な地へと向かうタフさとチャレンジ精神を備えた稀代の冒険家なのだ
(「トゥームレイダー2」「3」のイメージイラスト)。

世界を股にかけたララの冒険の軌跡

続いて、ララが歴代のシリーズ作で訪れたおもな場所を地域ごとに紹介。アフリカのエジプト、中国の万里の長城、ローマのコロシアムといったメジャーな遺跡のほか、エリア51や原子力潜水艦などの軍事施設。さらには海底や南極大陸から伝説のアトランティスまで、秘宝をめぐってさまざまな場所で戦いを繰り広げたララの波乱万丈な冒険の軌跡を振り返っていこう。

中南米

なんといっても1作目の最初のステージであるペルーのインカ遺跡が印象深い。そのほかにララが探索したのは7作目の「レジェンド」で冒険の発端となるボリビアの秘境と9作目「アンダーワールド」の中盤に登場する南メキシコの遺跡の3カ所だ。

雪深い南米の山中にあるインカの遺跡。ララの最初の冒険の舞台となった記念すべき場所だ
(2点とも「トゥームレイダー アニバーサリー」)。

ヨーロッパ

1作目ではギリシャの遺跡を探検。2作目以降でもベネチア、ロンドン、ローマの市街地や遺跡などで冒険を繰り広げた。特に6作目「美しき逃亡者」は全編パリが舞台になっており、ルーブル美術館や謎の古代の遺跡などのさまざまな場所で冒険を展開。また、「レジェンド」ではアーサー王の墓とされるロンドンの遺跡の探索を行っている。

3作目では夜のロンドン市街を舞台にしたステージがあるなど、
ヨーロッパは本シリーズのメジャーな舞台のひとつだ(2点とも「トゥームレイダー3」)。

アジア

16歳のときに訪れたカンボジアのアンコールワット(4作目)を皮切りに、中国・万里の長城やチベットの山奥、謎の部族が住むというインド奥地のジャングルなどを探索。そのほか、ネパールの雪山やタイ沿岸の遺跡などでも冒険を展開している。ちなみに、「レジェンド」では日本にもおもむいており、このときは高層ビルでヤクザと激闘を繰り広げた。

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日本のステージではララがドレス姿で大立ち回りを演じた(画像は「トゥームレイダー レジェンド」)。

アフリカ

アフリカの遺跡といえば、やはり文明発祥の地のひとつであるエジプト。1作目と4作目「ラスト レベレーション」の2度にわたって冒険の舞台となっており、特に4作目ではセト神の墓、クレオパトラ宮殿、クフ王妃のピラミッドなど、エジプトにちなんださまざまな遺跡が登場した。ただ、ゲーム中ではエジプト以外の地はほとんど訪れておらず、「レジェンド」でガーナの遺跡を探索したのみだ。

4作目は全編エジプトが舞台で、ピラミッドやスフィンクスなどエジプトならではのステージが満載
(2点とも「トゥームレイダー4」のイメージイラスト)。

軍事施設・その他

UFOや宇宙人の研究が行われているという伝説で知られるアメリカ・ネバダ州のエリア51をはじめ、ロシアの原子力潜水艦やカザフスタンの基地など、厳重な警備を誇る軍事施設にもララはたびたび潜入。海底の沈没船、南極大陸のクレーター、北極海の遺跡などでも冒険を繰り広げている。中でも1作目の決戦の地である失われた大陸・アトランティスはインパクトが強く、シリーズを代表する遺跡(?)と言えるだろう。

アナログな遺跡とは一味違う近代的なステージが登場するのも「トゥームレイダー」シリーズの魅力だ
(2点とも「トゥームレイダー5 クロニクル」)。

ララとかかわりのある人物たち

最後に、ララを取り巻く主要な登場人物たちを紹介しておこう。執事のウィンストン、よき協力者のジップとアリスター、宿敵というべきヴァーナー・フォン・クロイ教授など、ララの冒険を彩ってきた個性豊かなキャラクターたち。今後、彼らが再び登場してくることはあるのか? シリーズのファンは期待して待とう。

ウィンストン・スミス

クロフト家に仕える忠実な執事。ララが生まれる前に妻を亡くしており、以降はクロフト邸に住み込みで働いている。ララのよき理解者であり、いかなるときも彼女への献身を怠らない揺るぎない忠誠心の持ち主。初めて登場したのは2作目で、5作目の「クロニクル」で名前が明らかになった。

左が初登場時のウィンストン。右が「レジェンド」での姿で、こちらのほうはかなり若々しい。

ジップ

ララの冒険を技術面でサポートするアメリカ出身の名うてのハッカー。5作目「クロニクル」の4番目のエピソードで初めて登場。時系列ではそれより前の物語になる「レジェンド」「アンダーワールド」でもララのアシストとして活躍している。ユーモラスな性格で口は軽いが、ハッカーとしての腕は確かでララの信頼は厚い。

アリスター

ジップとともにララの冒険を助ける英国人の男性。古代史の知識が豊富で、遺跡内での彼女の発見をもとに素早く状況を分析し、次の行動の指針を与える。登場作は「レジェンド」と「アンダーワールド」。

ジップ(左)は陽気な黒人青年。アリスターは普段は真面目だがちょっと怒りっぽい。

リチャード・クロフト&アメリア

ララの両親。父のリチャードは伯爵号を持つ貴族にして考古学者で、青年時代には自説の証明のために世界中の歴史的遺跡を探索したという経歴を持つ。母のアメリアはララとともに飛行機事故に遭遇。謎の失踪を遂げている。アメリアが行方不明となって以降、リチャードはカトマンズでララと暮らしていたが彼女が18歳のときに他界した。

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失踪した母の謎の解明は「レジェンド」に始まる後期3部作の大きなテーマになっている。

ヴァーナー・フォン・クロイ

4、5、6作目に登場したララの最大のライバルというべき人物。ララとアンコールワットを探索したときに足に大ケガを負ったため、いつも杖をついている。著名な考古学者で、ララに遺跡探索の基礎を教えた冒険の師だが、秘宝「虹の水晶」をめぐる争いを機に敵対関係になり、エジプトではホルスのアミュレットをめぐってララと激しい争奪戦を繰り広げた。その後、パリでララと会おうとするが、何者かの手によって殺されてしまう。

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かつては良き師だったフォン・クロイだが、やがてララの強大な敵となる。

ジャクリーヌ・ナトラ

バイオや医療研究など、さまざまな分野で最先端をゆくナトラ・テクノロジー社のCEOで、ララにインカの秘宝「シオンのかけら」の探索を依頼した人物。世界有数の巨大企業のトップながら、ほとんど表舞台に姿を見せないため私生活の多くは謎に包まれている。登場作は1作目とリメイク版の「アニバーサリー」、9作目「アンダーワールド」の3作。

アマンダ・エバート

7作目と9作目に登場。ララの古い友人で、かつては一緒に遺跡を探索する仲だったが、発掘時に遺跡が水没するという事故に遭遇。逃げ遅れたために溺死したと思われていた。だが、実は生きのびており、ララが自分を見捨てたという思い込みから彼女への復讐を決意。強敵としてララの前に立ちふさがった。

ナトラ(写真左)とアマンダのふたりは「トゥームレイダー」シリーズを代表する強敵だ
(2点とも「トゥームレイダー アンダーワールド」)。

ウィラード博士

3作目に登場した科学者。南極の地質調査中に謎の力を秘めた隕石を制御する4つの秘宝の存在を知り、インドで出会ったララに収集を依頼した。

ジャン・イヴ

4作目に登場したララの古い友人にしてよき協力者。優秀な考古学者で、ララにセト神を封印するための秘宝「ホルスの鎧」の情報を与えた。

カーティス・トレント

6作目に登場した超能力を持つ元軍人。性格はキザだが、殺された父や仲間の遺志を継ぐなど強い正義感の持ち主。ララとのロマンスを予感させたが……。

実直なララの協力者のジャン。何やら謎を秘めたウィラードやカーティスなど、
ほかにも個性豊かなキャラクターが多数登場した。

次回でいよいよこの連載も最終回! 最後はララのルックスにスポットを当て、シリーズを追うごとに彼女の外見や体型がどのように変わっていったのか解説。シリーズのお約束になっていた「ララハウス」の変遷も併せて紹介するのでお楽しみに!!

※本記事の内容は、あくまで旧シリーズにのっとった紹介になるので、新作とは多少齟齬があるかもしれないことを了承願いたい。

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