バンダイナムコゲームスが6月1日、2日に横浜アリーナで開催した「テイルズ オブ」シリーズのファンイベント「テイルズ オブ フェスティバル 2013」。ここでは、6月2日公演の模様をお届けする。

目次
  1. チーム対抗で行われた大運動会の行方は…?
  2. 櫻井さん&河原木さんの「グレイセス」コンビがミュージカルを披露!?
  3. インフォメーションコーナーでは最新情報が続々と登場!
  4. ライブコーナーではDEENが「永遠の明日」「夢であるように」を披露!
  5. 「テイルズ オブ フェスティバル 2013」6月2日公演

6月2日公演では、PS3用ソフト「テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック」が発表された前日の勢いそのままに、キャストが会場を走り回ったスペシャルスキット、小野坂さんのムチャぶりにキャスト陣が応えたスペシャルトークや企画コーナー、記念すべき初回開催以来の出演となるDEENによるライブなど、3時間以上にわたり盛りだくさんの内容で送られた。

「テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック」のララビットマーケット特装版のサンプルが早くも展示されていた。

6月2日公演の出演者

<声優>
小野坂昌也(ゼロス・ワイルダー役/テイルズ オブ シンフォニア) ※司会
河原木志穂(シェリア・バーンズ役/テイルズ オブ グレイセス) ※司会
小西克幸(ロイド・アーヴィング役/テイルズ オブ シンフォニア)
鈴木千尋(ルーク・フォン・ファブレ役/テイルズ オブ ジ アビス)
鳥海浩輔(ユーリ・ローウェル役/テイルズ オブ ヴェスペリア)
井上麻里奈(コハク・ハーツ役/テイルズ オブ ハーツ)
松風雅也(ヒスイ・ハーツ役/テイルズ オブ ハーツ)
櫻井孝宏(アスベル・ラント役/テイルズ オブ グレイセス)
近藤隆(ルドガー・ウィル・クルスニク役/テイルズ オブ エクシリア2)
伊瀬茉莉也(エル・メル・マータ役/テイルズ オブ エクシリア2)
沢城みゆき(ミラ=マクスウェル役/テイルズ オブ エクシリア2)
水島大宙(ヒューバート・オズウェル役/テイルズ オブ グレイセス)

<テーマソングアーティスト>
DEEN (テイルズ オブ デスティニー、テイルズ オブ ハーツ)

チーム対抗で行われた大運動会の行方は…?

オープニングで登場したのは、1日目に続いて本イベントの総合司会を務めた小野坂さんと、サブ司会の河原木さん。1日目のコスプレ姿とは打って変わって、合体秘奥義Tシャツとドレス姿で登場した2人は、「やってみたらハマりそう」(河原木さん)、「何回も着ているからヒモがゆるゆるだった」(小野坂さん)とコスプレに関する感想をそれぞれ語りつつ、「キャストが登場したら『キャーキャー』と言ってください!」と言いながらの土下座を披露するなど、ハイテンションでのスタートとなった。

続いて、キャスト総出演によるイベント恒例のスペシャルスキット。冒頭に登場したユーリとミラによると、今回はなんとタイトルごとにチームに分かれて絆を確かめ合う「第1回 テイルズ オブ 大運動会 ~フィールドより愛をこめて~」を開催することに。

出場者として、コハクとヒスイの「テイルズ オブ ハーツ」チーム、アスベルとシェリアの「テイルズ オブ グレイセス」チーム、ロイドとゼロスの「テイルズ オブ シンフォニア」チーム、ルドガーとエルの「テイルズ オブ エクシリア2」チームと、2人ペアの4チームが入場。

ユーリから「勝利を握るのは各チームの絆」という対戦のポイントと、1つの種目ごとにチームから1名を選出するというルールの説明が行われたあと、アスベルが代表して選手宣誓を行おうというところで、突如親善大使のルークが出現。「テイルズ オブ ジ アビス」チームとして参加すると息巻くルークに対して、無垢で素直なエルから「1人なのにチームで出るの?」ともっともな質問が。

やっと気づいたルークが強がっているところにさらなる追い打ちをかけるようにエルが「泣いてるの?」と声をかけると、ルークからは「泣いてねーよ!」と被せ気味に反応、会場の笑いを誘った。

ここで怒ったルークがエルに手をあげようとするが、ここでルドガーが無言で守りに入る。「何だこいつは!?」といぶかしがるルークに対し、エルは「ルドガーはいつも選択肢で喋るんだよ」と説明すると、画面上にはゲーム本編さながらに選択肢が。ひとつ明らかにおかしい選択肢が混ざっていたが、ここでは無事「エルに危害を加えるなら、誰であっても許さない」という選択肢を選び、会場からは黄色い声援が飛び交った。

なぜか選択肢以外は喋れないルドガーの言葉をエルが「運動会で勝負をつけよう!」と代弁し、ルークの参加も特別に決定。話がまとまったところでミラの音頭で大運動会がスタートした。

第1種目として行われたのは、魔神剣の早さを競う「100M魔神剣」。「テイルズ オブ」シリーズならではの種目に参加したのはアスベル、ルーク、エドガー、ヒスイ、ロイドの5人だ。

各出場者がパートナーからの応援を受けつつ、魔神剣を繰り出したものの、出てきた魔神剣の数は4つ。ここまでで気づく人もいるかと思うが、魔神剣は剣を使って繰り出す特技であり、唯一ボードを武器としているヒスイは繰り出せないため失格となった。


そのほかの4人はほぼ同着でゴールしたものの、ユーリが「勝ったらカレーを食べさせてあげる」というシェリアの一言がアスベルを駆り立てたことが絆を感じさせたということで、アスベルが勝者となった。

続く第2種目は、走りながらゴールの途中にあるグミを全て食べる「グミ喰い競争」にコハク、シェリル、ゼロス、エル、ルークが参加。レースがスタートし、全員がコースの途中にあるグミを食べると、シェリル、ゼロス、エルの3人はその不味さに悶絶するも、コハクだけは美味しいという。

それもそのはず、そのグミの味はなんと“イカの味噌漬け味”。それを聞いたルークは一目散に棄権し、全てのグミを食べたコハクがそのままゴール。実はヒスイがあらかじめグミ置き場のグミを取りやすいように選り分けておいたのだ。妹の勝利を兄が縁の下で支えるという、これまたひとつの絆のかたちを見せた。

第3種目は、今回のために特別に用意した標的を倒して前に進む「障害物競走」にアスベル、ロイド、ヒスイ、エドガー、ルークが参加。キャストが実際に会場内を走るという滅多に見れない光景の中、最初に障害物として登場したのは、「テイルズ オブ レジェンディア」のワルター。

ここでエルを介してエドガーがロイド、ヒスイ、ルークにとある作戦を提案。その作戦とは、中の人つながりでみんなでアスベルを倒すことで、なぜかアスベルを倒したらワルターも消えて作戦は大成功。ひとりわけも分からず倒されたアスベルはここで失格となった。

続いては、ここまでなぜか出番のなかったヒューバートが登場、いきなり秘奥義「アンスタンヴァルス」を繰り出してロイドとヒスイが脱落。今年はいないパスカルと一緒に、来年は司会をさせてもらえるようにお願いするという条件に燃えるヒューバートはそのままルークとエドガーを倒そうとするが、ここでエドガーの選択肢が登場する。

「自分を盾にしてルークが攻撃」と「俺は悪くねぇ、と言って逃げる」の2択から前者を選んだエドガーは、その言葉通り「祓砕斬・零水」でヒューバートの「エキスパンション」を受け止めると、ルークがそのまま「レイディアント・ハウル」を決め、ルークが勝利。奇しくも勝ちを譲ってもらうかたちになったルークが悪態をつくとなぜかルドガーが謝る構図となり、ここでイベント恒例となった「俺は悪くねぇ!」を会場全体で唱和した。

3チームが1ポイントずつ獲得したところで、最終種目としてリレーが行われた。こちらは各チーム2人とも参加するかたちとなり、勝者には2ポイントが手に入るという一発逆転のチャンス。障害物競走で負傷したエドガーとエルという不利な組み合わせの「エクシリア2」チームに、ミラと入れ替わるように突如として現われた分史ミラが助っ人として参加を申し出るも、ルドガーには作戦があるという。

その作戦とはなんと骸殻化! 劣勢だったルドガーが一気に追い上げ、さらには力尽きたルークの代わりにアッシュが登場したりと、一進一退のシーソーゲームの中で見どころたっぷりのレースが展開。最後は全員が一斉にゴールするも、ルークとアッシュの絆が感じられたアビスチームの勝利。力尽きたルークに代わりエルがお礼を言うとアッシュは、「ふん、悪い気分じゃないな」と言い残して去っていった。

そのままアビスチームの優勝で幕を閉じるかと思いきや、目を覚ましたルークが事の顛末を知ると髪を切り出し、「この勝負は無効だ!」とこれまでの悪態が嘘のような改心した様子を見せる。

ここでユーリとミラから競技を経て「テイルズ オブ」シリーズ全体の絆を深め合うことこそが今回の目的だったことが明かされ、「引き分けでいいんじゃないか」と提案。次回に各自万全の状態で戦おうという約束が交わされ、大運動会は終了となった。

櫻井さん&河原木さんの「グレイセス」コンビがミュージカルを披露!?

スペシャルスキットから間髪入れずに行われたスペシャルトークコーナーでは、小野坂さんが初参加となるキャストに感想を聞く流れで進行。ルドガー役の近藤さんは、スキットでほぼしゃべらなかったことに触れつつ、実際に当日を迎えるまで少し不安だったと話し、ルドガーの通訳として活躍したエル役の伊瀬さんは、本編でもルドガーの心の声をエルが代弁したりと、セリフ数が多かったことそう。

東京ゲームショウで一度だけステージに参加したというヒューバート役の水島さんは、「テイルズ オブ フェスティバル(以下、TOF)」にやっと出演できたことへの思いの丈を述べる中で、兄のアスベルを演じた櫻井さんにも出演のアピールをしていたことが明かされた。

楽しいトークから引き継ぐかたちで行われたのは、本イベントの特別企画「あなたが考えるTOF2013ステージ企画」。前日にはリオンとユーリの殿堂入りパーティーが行われたが、2日目はまず事前に募集した企画から、惜しくも採用されなかったものを紹介することに。

“シリーズを超えたコンビで合体秘奥義を考えるコーナー”、“近藤さんがルドガーでひたすら悩みを語るコーナー”など面白い内容を実際にシミュレートしつつ紹介する中、“コント(孝宏さんのとか)”という企画が紹介されると、すかさず小野坂さんが櫻井さんにムチャぶりし、発売されたばかりのDJCDで罰ゲームとして行った“彼女を守るミュージカル”を舞台上でも披露することに。

シェリア役の河原木さん、ヒューバート役の水島さんが途中で参加しつつなんとかやり切った櫻井さんだったが、ここで終わらないのが「テイルズ オブ フェスティバル」。小野坂さんが「櫻井孝宏でーきる」と会場と一緒になって煽ると、ショートコント「大家族」を披露。妻役に河原木さん、息子役に小野坂さんが参加する中、「俺はこういう男だ!」をひたすら連呼してなんとかその場を乗り切ると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

そうした前置きをはさみつつ、ここでは一番多くの投稿があったという自分以外のキャラクターを全力でモノマネする「テイルズ オブ キャラクター ボイス チャレンジ」を実施することに。スクリーンに映しだされたセリフを小野坂さんの独断と偏見で選んだ人が挑戦するという流れで、ルークのセリフを水島さん、エルのセリフを井上さん、ケルベロスのセリフを松風さんがそれぞれ挑戦。

水島さんが言い終わった後の空気に耐えられずに「ワオ!」と茶化すと、なぜかその後に実演したルーク役の鈴木さんや会場全体でのセリフの時にも最後に「ワオ!」とつける流れに。その中でもエル役の伊瀬さんが「パパのエッチ」と言って会場を熱狂させたり、小西さんをして「女優魂を感じる」と言わしめた、昨年のスキットでケルベロスを演じた沢城さんによるガチンコな演技など見どころ、聴きどころ満載の内容となっていた。

インフォメーションコーナーでは最新情報が続々と登場!

観客も終始笑いっぱなしな内容となったトークコーナーが終わると、小野坂さんと河原木さんによるインフォメーションコーナーが行われた。

まず最初に、Mobage/mixiゲーム/dゲームにて配信中の「テイルズ オブ キズナ」と、「ビバ☆テイルズ オブ マガジン(以下、ビバマガ)」、「TOF」とのコラボレーションイベントを紹介。こちらは「TOF」の出演者が演じているキャラクターに「ビバマガ」を通じて依頼を募集、好きなキャラクターに好きな依頼品を集めてもらえるという企画となっている。

小野坂さんと河原木さんも依頼を出しており、河原木さんはマイマイク、小野坂さんは美女に着せるセクシーな水着をそれぞれ集めてもらっているそう。すでにゲーム内に緊急依頼として登場しており今後も追加予定、さらにクエストの内容を反映したサイン入りのオリジナルカードも手に入るとのことだ。

ここからは、各社より発売予定のグッズを紹介。バンプレストより2013年9月下旬に発売予定の「一番くじ『テイルズ オブ シリーズ2』」では、A賞のドラマCD&ポスターほか豪華なラインナップを用意しており、特にドラマCDは「テイルズ オブ シンフォニア」をテーマに、ここだけのオリジナルドラマが展開するという。

そのほか、プライズ商品としてきゅんキャラのユーリ、ルーク、エルが展開しているほか、「テイルズ オブ」シリーズクリアポスター2種(「テイルズ オブ ヴェスペリア」、「テイルズ オブ エクシリア2」)も登場予定だ。

続いてバンダイナムコゲームスの公式通販サイト「ララビットマーケット」から、ロイドやゼロスのエクスフィアをモチーフとした新作アクセサリーや、可愛らしいルルパーカーなどの新作アパレルを紹介。会場限定商品の合体秘奥義Tシャツなどについても6月6日からララビットマーケットにて販売されるとのことだ。

東京と大阪で開催中の「テイルズ オブ ファンストア」では、6月3日より新景品や新商品が登場。さらに、今秋からはナムコ・ナンジャタウンでのイベント開催も決定した。

このほか、コトブキヤ、ムービック、アルター、アスキー・メディアワークス、一迅社、エンターブレイン、コスパの関連商品がそれぞれ紹介された。

ライブコーナーではDEENが「永遠の明日」「夢であるように」を披露!

インフォメーションが終わるとDEENの3人が登場し、早速「テイルズ オブ ハーツ」のテーマソング「永遠の明日」を披露。歌い終わってメンバー紹介をした後、ボーカルの池森秀一さんは「アニメーションを見ながら歌ってグッと来た」と映像とのコラボができたことに対する喜びを表現した。

20周年を迎えたDEEEのデビュー曲である「このまま君だけを奪い去りたい」、そして「瞳そらさないで」「君さえいれば」「ひとりじゃない」とアニメのテーマソングとしても起用された楽曲を含んだメドレーを続けて披露。当時、アニメソングのタイアップは珍しかったことを懐かしく話す場面も印象的だった。

そして最後を締めくくったのは、「テイルズ オブ デスティニー」のテーマソング「夢であるように」。こちらも映像とのコラボレーションでの披露に会場全体が映像とともに聴き入っていた。

司会の2人を交えてのトークでは、開発側から上がってくる映像に対して楽曲をよりよいものに向上させていったという、
当時の制作話も語られた。

そのままキャストが集合して迎えたエンディングでは、伊瀬さんが先ほど紹介したエルパーカーを着て登場したり、各キャストが合体秘奥義や決めポーズを決めたりと最後まで手綱をゆるめない盛り上がりとなり、興奮冷めやらぬまま恒例となった「ビバ!テイルズ オブ!」を会場全体で唱和しイベントは幕を閉じた。

「テイルズ オブ フェスティバル 2013」6月2日公演

開催時間

開場15:00 開演16:30

開催場所

横浜アリーナ

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー