コーエーテクモゲームスより2014年発売予定のPSP用ソフト「下天の華 夢灯り」。今回は、織田信長を演じる松風雅也さんにお話を伺ったので紹介しよう。
本作は「信長の野望」30周年記念作品として2013年3月に発売された恋愛アドベンチャーゲーム「下天の華」の続編タイトルだ。前作「下天の華」に登場した織田信長、明智光秀、羽柴秀吉をはじめとする恋愛対象キャラクター7名に加え、新たに「黒田官兵衛」「竹中半兵衛」の登場が決定。プレイヤーは戦国時代を舞台に“くのいち”として、織田信長が住まう安土城にて与えられた密命を遂行していくこととなる。
数回に渡ってお送りするキャストインタビューではアフレコを終えての感想やキャラクターに感じる魅力、また本作を通したキャスト自身の話なども聞くことができた。今回は“天下統一を目前にした、才気溢れる魔王”こと、織田信長役の松風雅也さんだ。
――アフレコを終えての感想をお願いします。
松風さん:完全にオリジナルの新作なので、すごいボリュームでした。前回の収録より1年近く経っていますが、その間にイベントもあったので勢いが止まっていた気がしませんね。ただ「本能寺の変」の後ということで史実とは全く異なっていますし、信行との関係性もどうなるのかなと、ちょっと不思議な気分になりました。「よく新しい物語を作れたな!」と思いますし、皆さんにもきっと楽しんでいただける内容に仕上がったと思います。
――信長の恋愛ルートを一言で言うなら?
松風さん:「甘さ増量+ヤキモチ」ですね。他のキャラクターと比べるとまだまだ甘いというよりカッコイイらしいんですが、甘さが増量した分、これまで見えなかった部分もよく見えました。とはいえ、プラス30%増量くらいですかね。いきなり200%アップというような、そんなチャラい信長にはなりませんので安心してください(笑)。
当然、本作でもさまざまな事件が発生しているんですが、これまでよりはずいぶん主人公と関わる時間も増えたように感じました。前作をやっているとその差がはっきり分かりますから、ぜひ前作から遊んでほしいですね。本作からでも十分楽しめるとは思うのですけど、やっぱり前作から楽しんでほしいです。思いっきり信長のルートを突き進んでもらって感想を聞きたいですね。
――「本能寺の変」より後の信長という、特殊な設定についてどう演じようと思われましたか?
松風さん:「本能寺の変」というのは、歴史的にも信長の人生にとっても大きなアクシデントですよね。でも、これまでも彼の人生にとっては色んな出来事があったじゃないですか。「本能寺の変」というのも、結局はその中の1つにしか過ぎないんです。生き残ったから、さあどうしようということではない。あの場で命を落とすことがなければ、自然に続いていたであろう「そのまま過ごしている信長の人生」が描かれています。
もし「本能寺の変」の後、急に何かを決意するようなことがあれば強烈なフィクションになってしまいますよね。もちろんその後にもさまざまな出来事があるわけですが、どのように続いたかはぜひ本作をプレイして確かめて頂ければと思います。
――本作ならではの信長がもつ魅力について教えてください。
松風さん:前回は、やはり城主として天下統一を目指すことがメインという感じで、あまり恋にうつつを抜かすわけにはいきませんでした。でも、最後の最後まで恋のほうに傾きすぎなかったのが却って良かったのかなと。やるべきことをきちんと見据えているのが信長の魅力だと思います。ただ今回は甘さが増量しているので、そんな部分がプラスされた信長もより魅力的なのではないでしょうか。
――改めて、キャラクターとご自身に共通点は感じましたか?
松風さん:性別が男性というところくらいですね(笑)。もちろん信長の采配についてはすごく共感できますし、女性を追い掛け回すこともなく、だからといって国のことばかり考えて女性を無下にしているわけでもない。それに本作中に信長が言うんですけど、周りに集まっているのは非常に濃くて面白いキャラクターばかりななんです。でも、そうしたキャラクターとのやりとりにも違和感はありませんから、信長はすごく納得のできるキャラクターだと思います。
――新キャラクター「黒田官兵衛」「竹中半兵衛」への印象をお聞かせください。
松風さん:信長と直に接することはほとんどないのですが、信長は全員の主ですからね。彼らが巻き起こしたさまざまな出来事にも、最終的には関わるといった感じです。現場でもほとんど役者に会うことはなかったので、どんな仕上がりなのか純粋に楽しみですよ。この2人の対比はすごく素敵だなと思うので、シナリオに期待してください。
――前作もふまえ、特に気になったキャラクターはいますか?
松風さん:やはり、新たに秀吉の部下として登場する両兵衛は皆さんも気になるところかと思うのですが、どのキャラクターもすごく自然に生きてるんですよ。相変わらず天下統一を目指してますので、これといって大きな変化はないんです。ですので信行も含め、誰かが突出しているような印象は受けませんでした。
――もっと絡んでみたいなと思うキャラクターはいますか?
松風さん:特定の誰かというより、皆で結束して天下統一に向けて進軍していくのが楽しそうですよね。意見のぶつけ合いとか戦略を詰めるとか、実際に信長が生きていてもそうなったでしょうし。明確に敵がいた場合、どんなふうに一致団結するのか非常に興味があります。本作は、こうした状態に向かう前の話という感じですね。
――本作から有能な軍師が新たに登場しますが、もし松風さんが従えられるとしたら誰がいいですか?
松風さん:「下天の華」のキャラクターでいったら、考えるまでもなく光秀です。次は秀吉ですね。彼らには「よきにはからえ」の一言で大丈夫ですし。例えば喉が渇いても、頼むんじゃなくて「喉が渇いてますよね」って飲み物が出てくると思います(笑)。
――軍師といえば策略ですが、松風さんご自身は駆け引きをするほうですか?
松風さん:四六時中ずっと駆け引きしてます(笑)。例えばメールでも、あらかじめ3パターンくらい考えますね。どんな顔文字を使うかとか、語尾にフェイクを入れるとか、どこに食いついてくるんだろうと観察します。とはいえ「駆け引きをしません」とアピールする駆け引きもありますからね。本当の策士はこんなこと言いませんから、気をつけてください(笑)。
――2013年6月に開催されたファンイベント「下天の華 ~蛍見の宴~」などをはじめ、実際にファンの反応を見たご感想は?
松風さん:ファンの方から言ってほしいセリフ募集する企画などもありましたけど、反応はどんどん知りたいです。僕自身の感想ですけど、信長はあまり周囲の人に押し付けてない気がするんです。取りようによっては偉そうだし、でも偉そうじゃないようにも感じる。すごく中間にいる気がするので、皆さんがどのような心持で信長を見ているのかで人格が決まっていくような気がします。
一番好きなセリフやシーンは人によってもずいぶん違うと思いますし、どういうものが好まれるのか聞いてみたいですね。信長のどこが好きかを一方的に言ってもらうだけのイベントとかやりましょうか。僕はずっと聞いてるだけですけど(笑)。
――前作よりも甘い信長が見れるとのことですが、ご自身が他人に甘くなってしまうシチュエーションはありますか?
松風さん:女性に対してはいつも甘いですけど、特にいい匂いの人がいると思わず振り返っちゃいます。以前、ある現場では女性も含め「なんで女性っていい匂いがするんだろうね」って話題にもなりましたね。いい香りのする人には甘々です(笑)。
――主人公は凛々しいくのいち姿と、可愛らしいお姫様姿を披露していますが、どちらのほうがお好みですか?
松風さん:実際の女性にもいえると思うのですけど、ギャップとか差にぐっとくるので、どちらかというものではないですね。両方ともすごくいいですし、変化したカエルの姿だってお腹触りたいくらいですよ(笑)。
女性がTPOに合わせて色々な服を着るのと同じですよね。アクティブな忍者姿があるからこそ姫の姿が際立ちますし、可愛らしい姫の姿があるから忍者がいいと思うような。それに、忍者が可愛いからカエルも許せるんでしょう(笑)。
――最後に、ファンへメッセージをお願いします。
松風さん:無事に収録も終りましたので、もうすぐ皆さんに手に本作が届くと思います。チームとして今後と加速していきますので、存分に「下天の華 夢灯り」を、とくに信長を中心に遊びつくしていただきたいと思います。ますます盛り上がっていければいいなと思いますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。
――ありがとうございました。
イラストディレクター/森まゆら
キャラクターデザイン/琥狗ハヤテ
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※画面は開発中のものです。
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