2014年1月23日~1月27日まで台湾・台北市「台北世貿中心」にて開催される「台北国際ゲームショウ 2014」。1月24日にSCETブースで実施された「ウルトラストリートファイターIV」ステージをレポート。
台湾最大規模の「台北国際ゲームショウ」は、今年は会場を超高層ビル「台北101」の隣に位置する「台北世貿中心(台北世界貿易センター)」に戻しての開催となる。本記事では1月24日に実施されたSony Computer Entertainment Taiwan(SCET)ブース「ウルトラストリートファイターIV」ステージの模様をお伝え。
「ウルトラストリートファイターIV」ステージ
カプコンより、2014年に発売予定のPS3/Xbox 360版「ウルトラストリートファイターIV」。アーケード版は2014年4月に稼働を予定しており、日本国内のAlphaテストも2013年より全国のアミューズメント施設で実施された。
ステージに登壇したシリーズプロデューサー「小野義徳」氏とアシスタントプロデューサー「綾野智章」氏より、ゲーム概要が紹介された。本作では新しく「ポイズン」「エレナ」「ロレント」「ヒューゴー」が参戦することが明かされており、未だ謎のキャラクターも存在。総勢44キャラクターの参戦が発表されている。
また、すでに日本でも発表されているが、新システム「オンライントレーニング」&「チームバトル勝ち抜き戦」が実装されることも公開された。チームバトルでは体力ゲージが引き継ぐことにより、強いプレイヤーのみ生き残れなかったバトルもたくさんの人にチャンスが与えられる。
また、ワンボタンで自分の戦いを動画でYouTubeに配信できる機能も搭載されることが判明。台湾での発売に関して、アップデート版が2014年6月上旬mパッケージ版が2014年8月上旬と発表、値段もかなり安く設定されているとのこと。ステージでは小野氏のムチャぶりで綾野APからSCEのFacebookを通してアップグレード版がプレゼントされることも、たぶん決まったようだ(笑)。
続いて、台湾のプロゲーマー「GamerBee」氏とRB氏がスペシャルゲストとして迎えられ、小野氏と綾野氏と4人で開発中のROMを使用し、実際にPlayStation Networkに接続しての実機プレイが世界初でスタート。
試合では新参戦となるエレナやヒューゴー、ポイズン、ロレントなどを使用し、ステージも新たに収録されたものを使用。ポイズンのムチからの飛び道具、ヒューゴーの高い威力を誇るプロレス技などなど、新しいキャラの独特の動きに会場は大盛り上がり。想像通りのカプコンチーム敗退で、綾野APからのプレゼント数は20名に!
「MHFG」がスペシャルゲストとして乱入!中文版が2014年に登場予定!
続いてカプコン台湾の「越智雄一」氏が「モンスターハンターフロンティアG」のプロモーションで登壇。流暢(?)な台湾語でゲームの魅力を説明。G級へと進化した「モンスターハンターフロンティア」の魅力を語るとともに、中文版が2014年に登場することが明かされた。ちなみに越智氏からは本作を30本プレゼントされることも小野氏の一言で決定した!
最後のコーナーはスペシャルクイズ!
小野氏と綾野AP、そして越智氏から来場者に「ウルトラストリートファイターIV」や「モンスターハンターフロンティアG」に関するカルトクイズ(?)を出題。見事当てた人にはストリートファイターシリーズのフィギュアがサイン入りでプレゼントされた。簡単すぎるクイズに小野氏も軽快にツッコミ!
ステージ終了後の台湾メディア向けインタビュー
――YouTubeへの動画投稿機能について、アップロードは自分のアカウントにできるのでしょうか?画質の選択はできますか?
綾野氏:本作では各ユーザーのアカウントとSENアカウントに紐付けて利用します。また、画質は自動でエンコードされてアップされます。PS3上でのエンコードとなります。
――まだ発表されていない新キャラクターは「烈」ですか?
小野氏:ネット上でいろいろと議論されていますが、烈は出ません。今のところネット情報の中でかすっているのは、全世界で4人くらいです(笑)。
――まだ公開されていないキャラクターについて何か情報を教えて下さい。
綾野氏:それは僕の口からは言えません…。
小野氏:では私から(笑)。いつもこのようなインタビューを受けると世界中のカプコンのPRがヒヤヒヤするんですが、今回はいないので…。ヒントは「女性」「ちょっと動きが早い」「リリースされると厄介」「発表した際に喜ぶ人は最初はいない」です。ストリートファイターワールドには存在していますが、一度たりともプレイアブルキャラとして登場したことはないキャラクターです。
綾野氏:もう、それくらいで勘弁して下さい…(笑)。
――新システムの「レッドセービングアタック」を導入したのは?
綾野氏:「ストリートファイターIII」のブロッキングは、高度な腕を持つプレイヤーしかできなくて、真空波動拳のような多段技を連続でブロッキングすることも非常に大変でした。それをもう少しカジュアルに「多段ブロッキングの爽快感はそのままに、操作は簡単に」という調整をしたのがレッドセービングアタックです。もちろん「ストIII」のブロッキングには思い入れもあるので、リスペクトした部分もありますね。
小野氏:「僕はブロッキングができないので、レッドセービングアタックを作りました!」という思いでできたんですよね?
――今回の台北国際ゲームショウ2014では会場がここに戻りましたが、印象はどうでしたか?
小野氏:ここの会場(台北世貿中心)は因縁のある場所なんです。数年前に来た時にカメラが盗まれるという出来事がありました。印象というと「カメラを腰に下げるな、首から下げよう」という人生の教訓と、「コンパニオンを近くでボーっと眺めない」という反省も得られた、場所ですね(笑)。
綾野氏:真面目な印象を僕からお伝えしますね(笑)。日本ではPS4がまだ販売されておらず、会場で売っていて僕も欲しいなと思ったんですが…。台湾では会場でもすぐ完売、街中でも売っていないので、この勢いは日本に持って行って人気が爆発するといいですよね。
――PS4、PS3、PS Vitaなどたくさんのプラットフォームが存在する中、開発での苦労する点などを教えて下さい。
小野氏:プラットフォームやサービスのマルチ化によって、開発の負担は減ることはないと思います。ただ、それぞれが持つハードのターゲット層やマーケットがきっちりとSCEさんのファミリー像などにマッピングされているので、それに合うものを、合う形で、合うであろうタイトルを供給していくことが、現在のカプコンの姿勢ですし、これからもそのような流れで開発を続けていきたいと思っています。
また、現在カプコンはPS4対応タイトル「deep down」を開発していますが、本作はPS4ユーザーが喜ぶであろう機能、PS4の時代にマッチすると思われるサービスというものを念頭に置いて開発しており、これをマルチで作るというよりはPS4の向けてのアイデアや企画、表現などを詰め込んで開発する方向にシフトしていますし、大変さはありますが、「マーケット」と「購入してくれる人」がしっかりと見えているので、やりやすくはなっていると思います。ちなみに「ストリートファイターIV」やストリートファイターシリーズがPS4にマッピングされていないのですが…。
綾野氏:逆インタビューですか(笑)。小野さんが作れというなら作りますが…。
小野氏:あれ!?マッピングしてなかったっけ…?
――「ウルトラストリートファイターIV」ではロケテを繰り返していますが、テスターの意見などを聞いて、どのくらいバージョンは変わってきているんでしょうか?
綾野氏:台湾でもロケテをさせていただいたんですが、新キャラクターについての意見・要望が大きかったので、メスを多く入れています。レッドセービングアタックに関してはバトルバランスやEXゲージの消費コストなどに調整を入れています。
小野氏:本作ではロケテをかなり開催しており、SCETさんの会議室でも「出て行け!」と言われるような遅くまで実施させてもらいました。特に台湾のPS3を所持している格闘ゲームが好きなユーザーさんからの意見・要望もたくさんいただき、取り入れていこうと考えています。それはカプコンが台湾の市場を重要視している現れなんです。
――今後ストリートファイターのナンバリングタイトルが開発されるときには現行のエンジンを使う予定ですか?
小野氏:いま開発中の「deep down」では「Panta Rhei」というエンジンを使用しています。PS3の時代は「MT Framework」という共通エンジンでした。現在「Panta Rhei」に載せるシェーダーや各種機能などが格闘ゲームを見据えた使い方をしていません。今後格闘ゲームを作る際に「Panta Rhei」を改造するのか、その他のエンジンを使うのか、というのをその時に判断します。
――ありがとうございました。
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