ウォーゲーミングジャパンは、9月18日から21日まで千葉・幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2014にブース出展。「World of Warships」などの同社タイトルについて開発陣にインタビューした。

目次
  1. Wargaming CEOのVictor Kislyi氏に日本市場について伺った
  2. 東京ゲームショウでプレイアブル出展された「World of Warships」
  3. Android版の提供も迫る「World of Tanks Blitz」
  4. 今後のアップデートで新たな国の実装も!?「World of Tanks: Xbox 360 Edition」
  5. 戦車でレース?

同社のポータルサイト「Wargaming.net」のプレイヤーアカウント登録者数が1億人を突破し、勢いにのるWargamingが2度目となる東京ゲームショウ出展を行った。今回、2日間に渡ってWargaming CEO Victor氏や開発スタッフへのインタビューを行うことができたので、その模様をお届けする。

Wargaming CEOのVictor Kislyi氏に日本市場について伺った

2013年9月に日本での正式サービスが開始されから約1年が経った「World of Tanks」。Victor氏に日本市場に参入してからの1年間を振り返ってもらうと「日本オフィスの設立と日本市場への参入は、もっとも的確で素晴らしい判断だったと思います。日本のプレイヤーの熱意を感じることができてとても嬉しいです。」と答え、日本市場への手応えを語ってくれた。

スマートフォンで展開する「World of Tanks Blitz」は、日本のプレイヤー数がロシアについで2位になっていることを明かし、日本市場へ大きな期待を持っているようだ。

アニメとのコラボレーションについては「日本独自でとてもおもしろい発想」と高く評価。東京ゲームショウの会場で発表されたアニメ「蒼き鋼のアルペジオ」とのコラボレーションについても、「ガールズ&パンツァー」とのコラボレーションの成功を高く評価したうえで、企画がすんなりと通ったそうだ。

今回、東京ゲームショウ2014で初出展となった「World of Warships」。日本とアメリカの艦船が活躍することから、是非日本のプレイヤーにも遊んでほしいとのこと。Victor氏は、戦艦大和がお気に入りだそうだ。

「ガールズ&パンツァー」とのコラボレーションは大成功と高く評価していた
ガールズ&パンツァー

東京ゲームショウでプレイアブル出展された「World of Warships」

同社のブースで目玉となる「World of Warships」。ブースの裏側にクローズドな試遊エリアが設けられ、限られた来場者がミッションをプレイすることができた。今回の試遊バージョンは、gamescom2014で出展された、空母を護衛するミッションから、日本仕様の戦艦大和を護衛するミッションに変更されたもの。

本作のDirector of Global Operationsを務めるIvan Moroz氏によると、ミッション内容の変更以外にもさまざまな改良が行われていたそうだ。まず、重巡洋艦高雄が実装されている点、さらにグラフィックが向上し、ミッション前にカットシーンが挿入されストーリー性が増したという。

現在実施中のβテストでも多くの反響が届いており、ポジティブな意見が多いという。テスターからの意見を元に改良した点も多数あるそうで、例えば、以前に比べカメラを船に近づけることができるようになり、実際に操縦していかのような間隔になれるほか、被弾箇所による破損など細かい点にも手を加えたそうだ。

日本の艦船の特徴を伺ったところ、魚雷発射装置を搭載した巡洋艦がある点や他国と比較して3倍の航続距離がある酸素魚雷などを挙げてくれた。国による操作難易度の違いは殆ど無く、低いTierであれば、どの国の艦船でも操作しやすく、Tierが上がるにつれて難易度が上がっていくとのことだ。

本作のリリース時には、スコールや霧といった天候が導入される予定。当初は視覚効果のみの実装だが、今後のアップデートで海が荒れると照準がバラけたり、視界が悪くなるといった効果の追加も検討しているそうだ。潜水艦の実装は現段階では予定していないとのことだが、リリース後に実装する可能性もあるという。

さらに、Wargaming Asia ProducerのAlexandre Leblanc氏、Technical Art QA Specialistを務めるTatiana Sagirova氏にお話を伺うことができた。

Sagirova氏は、実際の写真や設計図を見比べ、明らかになっていない箇所や矛盾などを解明する業務を行っている。船体や主砲といった主要部分の資料は比較的多く存在するらしいのだが、甲板の素材などの資料は見つからないことも多く、「救難艇があるはずだけど資料がない」「写真だと煙突らしいものがあるのだけれども図面だとわからない」といった点を一つ一つ調べていくそうだ。

資料や写真といった資料が何も無い場合はどうするのか伺ったところ、歴史の担当者や艦船のエンジニアと共に当時の技術資料を調べて研究するそうだ。あらゆる専門家が揃っているあたりが、同社の強みだ。こだわりについては、World of Warshipsステージの記事でも触れられているので、あわせてご覧頂きたい。

現在は、日本とアメリカの2カ国、合計80隻の艦船が実装されている。登場する艦船は、1906年から1955年までの期間に活躍したものだ。リリース後のアップデートでは、イギリスやドイツ、ロシアといった国が追加される予定だという。

気になる今後のサービススケジュールだが、今冬にクローズドβテストを予定しており、その結果を見てその後の展開を判断するという。クローズドβテストは日本の枠も用意されるそうなので、続報を待とう。

Android版の提供も迫る「World of Tanks Blitz」

iOS版が6月26日にリリースされた「World of Tanks Blitz」。PC「World of Tanks」の戦車バトルをスマートフォンでも快適に楽しめるよう新たに制作されたタイトルだ。本作のProduct Manageを務めるRoman Bui氏によれば「公開からとても良い結果が出ています」と、好調な滑り出しのようだ。現在の開発状況としては、コンテンツの継続な追加と共にグラフィックのさらなる向上に努めているという。

Android版も開発中で、実機を見せてもらうことができた。実際にプレイしてみたところiOS版と同じクオリティと操作性になっていることが確認できた。さまざまなメーカーが端末を開発しているAndroidだが、Roman氏は「いろいろな性能や解像度の端末がありますが、可能な限りすべての端末に対応したい」と語っていた。

Android版のリリース後は、iOS版と同じアカウントを使い、同じサーバーで遊ぶことができるそうだ。外出先ではiPhoneで遊び、自宅ではAndroidのタブレットで遊ぶといったことも可能とのことだ。iOS版では、新しいマップや車両、国家、ミッションの追加が予定されており、Android版は2014年末にリリース予定だ。

今後のアップデートで新たな国の実装も!?「World of Tanks: Xbox 360 Edition」

Xbox 360で展開中の「World of Tanks: Xbox 360 Edition」。Senior ProducerのOzan Kocoglu氏に本作の現状を聞いたところ、日本は人数と売上規模でアジアでもトップクラスに入るほど好調で、サービス開始当初から高い水準を保っているという。8月に実装されたアップデート1.4「レッドスチールレイン」は特にアジアで好評で、今後も国家やコンテンツを増やして欲しいとの意見が寄せられているそうだ。

気になる今後の予定としては、次回のアップデートとなる1.5でイギリスの新たな車両や新モード「オペレーション」が実装される。その後のアップデートはヨーロッパのどこかの国が実装されるそうだ。最後に次世代コンソール機への対応について聞いたのだが、検討中との回答だった。

戦車でレース?

インタビューの最後にOzan氏から「World of Tanks」に実装予定の「TANK RALLY」モードのムービーを見せてもらうことができた。以前行われた「サッカー」イベントと同じノリで、戦車を使ったレースが楽しめるのだという。ムービーでは今まで見たことのないようなスピードでコースを走る戦車の姿がを確認できた。コースでジャンプしたり、ドリフトをしたり、息抜きにはピッタリのゲームに仕上がっているようだ。サービス開始日は9月29日とのことなので、開始を楽しみに待とう。

ムービーではものすごい速度で走り、軽々とジャンプする戦車の姿が。
左からIvan Moroz氏、Roman Bui氏、Victor Kislyi氏
左からAlexandre Leblanc氏、Tatiana Sagirova氏、Ozan Kocoglu氏

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー