「プロジェクトEGG」に「スーパーシュヴァルツシルト2」「バイブルマスター2」「メルヘンヴェール」が一挙ラインナップ

「スーパーシュヴァルツシルト2」

「スーパーシュヴァルツシルト2」は、1992年に工画堂スタジオよりリリースされたターン制シミュレーションゲーム。本作では艦隊指令による用兵、研究による兵器開発、小惑星探査による資源調査、惑星の防衛強化などを行いながら富国強兵に勤しみ、敵国との戦いを演じていくこととなる。

基本システムは前作を踏襲しているが、射程距離の調整、艦隊の戦艦数増加、フォーメーションの重要性の向上、空母/ステルス機といった新兵器などが盛り込まれており、より壮大な戦いが展開するようになっている。シナリオによっては2時間近くもの長期戦になるなど、一瞬たりとも気が抜けない、手に汗を握る展開を味わえる。

また本作ならではの魅力となるのは、そのストーリー性だ。シナリオ間にはビジュアルシーンが用意されており、声優によるボイスが収録されているため、PCエンジンrom2ならではの環境で、ゲームの魅力を発見できるぞ。

ストーリー

大銀河シュヴァルツシルト。その辺境に位置するソマリ星系は、十数の国々からなる、美しき星々の群れであった。星暦3960年、軍事超大国エスパニアンの策謀からひき起こされた戦い、のちに云うソマリ大戦により、ソマリ全星域はかつてない戦乱の嵐に揺さぶられ、いくつもの星々がその運命を狂わされた。

それはソマリ星系の盟主イストラムーとて例外ではない。大戦により国王レムリア18世を失ったイストラムーは、深刻な滅亡の危機に直面した。亡き国王には嫡子がなく、王位は空白のまま、イストラムー統合提督ジェイムズ＝サンデッカーを中心とした臨時政権が帝国再建をはかったが、イストラムーの衰退の色は隠しようもなかった……。

「バイブルマスター2」

「バイブルマスター2」は、1994年にグローディアよりリリースされたシミュレーションゲーム。フィールド上でキャラクターが接触すると戦闘シーンに切り替わるシンボルオブジェクト方式が採用されており、戦況を見ながら任意で魔法/道具を使用していく前作のスタンスはそのままに、今作ではユニット同士の相性、地形効果の強化、射程距離の設定などを考慮した、より戦術的な戦いが展開するようになっている。

さらに、今作ではブレオルーツの5倍の面積を誇る「アグライア」が舞台となっているため、マップ面積が大幅にアップしているほか、プロフィールからキャラ特性をつかむバイブルモードもパワーアップされているのも見逃せないところだ。

ストーリー

ブレオルーツの大戦から一年余りが過ぎ、大陸全土が復興に向かっていた。そんなブレオルーツの5倍の面積を持ち、西から北に広がる大陸アグライア。その中の一刻エル＝ヴェドは邪神を呼び起こすことに成功する。邪悪な力を武器に大陸の支配へと向かうエル＝ヴェド。そしてアクライアは、かつてない戦火に包まれていく…。

「メルヘンヴェール」

「メルヘンヴェール」は、1985年にシステムサコムよりリリースされたアクションRPG。プレイヤーは世界の果てへと飛ばされてしまったばかりか、その姿を怪物にされてしまったしまった湖の王子となり、愛する姫が待つフェリクスへと旅を続けていく。

本作はトップビューのステージ制となっており、各地でモンスターと戦いながら話を進めていく。王子の武器は剣から放つ魔力で、新しい剣を入手することでより強力な魔力が発射できるようになる。

そして、ステージ毎に設定された目的を達成すると、ビジュアルシーンに移行。ここではゲームのヒントや、ゲームを深く理解するためのストーリーが語られる。ちなみに、マニュアルにも書かれていることだが、本作ではビジュアルシーンこそが重要で、通常のゲームはビジュアルシーンとビジュアルシーンをつなぐためのものといっても過言ではないとのことだ。ゲームに詰まったらビジュアルシーンの内容を思い出してみるのが先決だという。このアドバイスを忘れずに攻略に臨もう。

ストーリー

フェリクスの森の国の王は、愛する娘、王女の花婿としてふさわしい若者を見つけ出そうと、フェリクス中におふれを出しました、それを見て集まった多くの若者にさまざまな試練が与えられますが、最後に2人が残ります、1人は、フェリクスの湖の国の王子、もう1人は美しい若者に姿を変えた魔法使いでした、王女は、湖の国の王子に心を奪われ、2人は愛を誓い合います。しかし、それを知った魔法使いは、自分が王子になりすまして王女を我が物にしようと企てます。

そして…魔法使いの呪いによって、王子はフェリクスのはるか彼方、世界の果てへと飛ばされてしまいます。