ほっとひと息ついて、ゲームしよう。女性目線でオススメのスマートフォンゲームをレビューする「ほっとアプリレビュー」。第8回目はスクウェア・エニックスが6月11日より配信を開始したiOS/Android「ドラゴンクエストVI 幻の大地」を紹介!
「ドラゴンクエストVI 幻の大地」とは
「ドラゴンクエストVI 幻の大地」は、ドラゴンクエストシリーズの第6作目。ふたつの世界を行き来するという独特なシナリオや、シリーズ初となる転職システムが導入されているなど特徴的な作品となっています。また、「カジノ」や「スライム格闘場」、「スライムカーリング」といったお楽しみ要素も充実していますよ。
今回は、ゲームの世界観や操作性、システムの特徴などをふまえてゲームのインプレッションを紹介していきます。
ふたつの世界を行き来する不思議な世界観
アプリを立ち上げると、今にもボス戦が始まる雰囲気。いきなり戦闘なのか!?と思いきや、どうやら主人公の夢だったようで、現実は全く平和な村が舞台です。
ですが、その後も主人公は何度も世界にぽっかりと空いている不思議な大穴や古びた井戸に落ち、その度にふたつの世界を行き来するという奇妙な現象に遭遇します。
どうやらもうひとつの世界では、自分と全く同じ姿をした別の誰かがそこで暮らしているようです。知らない人に違う誰かと間違われて名前を呼ばれ、戸惑うことも…。
果たして主人公たちの本当の姿はどちらの世界のものなのでしょうか?ふたつの世界をつなぐ真実とは一体?ストーリーにはそんなミステリアスな雰囲気が端々に漂っています。
スマホでも片手で快適!優れた操作性
マルチタッチ操作に対応で移動スティックいらずに!
移動スティックは8方向で、画面は縦向きというUIはスマホ版のドラクエではもはや定番。片手で操作しやすく、利き手にも考慮した優しい設計になっています。
そして今作のUIで最大の進化はマルチタッチに完全対応したこと!今までのアプリでは移動スティックが常に画面下部にあり、その範囲で操作を行ってきました。
前作のドラクエ5もマルチタッチに対応していましたが、操作パッドは常に画面下にある状態でした。ですが、今作からはその操作パッドも「なし」の状態にすることが可能!これで画面を広々使え、さらに快適に遊べるようになります!
360度回転する3Dグラフィック
画面下部のアイコンを押すとその方向に回転します。これで死角になっている扉や樽などに気づくことができますよ!グリグリと色々な方向に動かして世界の景色を楽しんだりすることもできちゃいます。
気になる戦闘は?
選択肢は「たたかう」「さくせん」「いれかえ」の3つで、「にげる」は画面右下。こちらは前作のドラクエ5から変わりありません。「さくせん」を駆使して効率よくバトルをすすめましょう。
モンスターによって様々なアニメーションが楽しめるのもポイント!
バトルの戦略に深みを与える「転職システム」
今作で最大の注目ポイントはこの「転職システム」!今までのドラクエではキャラクターそれぞれが修得できる特技が決まっていましたが、今作で導入された「転職システム」を使えば、キャラクターに好きな特技を覚えさせることが可能です。例えば、攻撃系のキャラクターにも関わらずあえて魔法使いにしてみたりということもできてしまうのです!
また、複数の職業に転職するとその分覚えられる特技も増えるため、様々な特技を組み合わせて戦略を立てたりすることが可能。さらにバトルに深みが増しますね。
転職は「ダーマ神殿」で行えます。それぞれのキャラクターの特徴や、どのようにバトルで活躍してほしいかを想像しながら職業を決めましょう。なお、職業は何度でも変えることが可能ですよ。
その他の楽しみポイント
高クオリティな美麗グラフィック
スマホ向けにリリースされて7作品目となる本作。前作をはるかに凌ぐ美麗なグラフィックに注目です。竜に乗って魔王の城へ行くシーンや、神の船の出港シーンなどは圧巻。
スライムカーリングやカジノなどのミニゲームも充実!
本作には氷の上でスライムを滑らせて遊ぶ「スライムカーリング」や、スロットなどのギャンブルが楽しめる「カジノ」など、ミニゲームも充実しています。息抜きに手を出したつもりが、ついついハマってしまいますよ。
いかがでしたか?今までよりミステリアスな雰囲気が強い作品なので、ストーリーが気になって面倒なレベル上げも苦にならず進められるのではないでしょうか。過去にスーパーファミコン版やDS版を遊んだことがある人も初めての人も楽しめる内容となっています。
価格は1,800円の有料アプリですが、買う価値アリの出来栄え。もうすぐ始まる夏休みを利用して、壮大な冒険の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。