カプコンは本日9月17日、東京ゲームショウ2015にてニンテンドー3DS用ソフト「モンスターハンタークロス」のスペシャルステージを実施した。

目次
  1. ここから実機プレイでゲームを紹介!
  2. 参加ハンター(武器種/スタイル)
  3. 目玉発表「ニャンター」システム
  4. DAIGOさんからのメッセージ&グッズ情報

本日開幕を迎えた「東京ゲームショウ2015」(9月17・18日はビジネスデイ)にて、カプコンブース最初のイベントとして、2015年11月28日発売予定の新作「モンスターハンタークロス」のスペシャルステージが開かれた。

壇上には「モンスターハンター」シリーズのプロデューサー・辻本良三氏、「モンスターハンタークロス」のプロデューサー・小嶋慎太郎氏、「モンスターハンタークロス」のディレクター・一瀬泰範氏が登壇し、ゲームの魅力を紹介してくれることに。

左から辻本良三氏、小嶋慎太郎氏、一瀬泰範氏

本作の大きな特徴は「狩技」と「スタイル」の存在。狩技は、クエスト中に使える各武器種の必殺技で、破壊力満点のド派手な攻撃アクションや、ステータス上昇などの特殊効果をもたらすものもあり、使い方次第で狩猟内容を大きく変える要素となりえる。

もう一方のスタイルは、従来の操作感を残したギルド、簡単操作で狩技も使いやすいストライカー、さまざまな空中行動を可能にしたエリアル、ジャストガード・回避といった行動を使えるブシドーと、どれを選ぶかで各々のプレイスタイルが大きく変わるものだ。

また、歴代シリーズでいうリオレウス、ジンオウガなどの看板モンスターだが、本作では4大メインモンスターとして、大きな刃状の尻尾が特徴の“灼熱の刃”ディノバルド、歴代最大の体格を誇る“不動の山神”ガムート、雷属性を蓄電して攻撃する一風変わった飛竜“雷の反逆者”ライゼクス、そして本ステージにて名前が初公開された“妖艶なる舞”タマミツネが存在する。

タマミツネはヘビなどの生物をモチーフにしたとのことで、PV中ではガノトトスのような激しい水流のブレスを披露。もちろん、歴代シリーズのモンスターも続々登場することが明かされているので、タマミツネともども今後の詳細に期待したい。

続いてハンターの拠点となる村だが、今回は新規の「ベルナ村」を中心に、ココット村、ポッケ村、ユクモ村といった歴代シリーズの拠点にも出向くことができる。また、クエストの目的地となるフィールドも、新発表の「古代林(こだいりん)」をはじめ、懐かしの森丘、雪山、渓流といった場所に赴くことができ、これらについて小嶋氏は「新旧をクロスする」という、本作のネーミングにちなんだコンセプトを語ってくれた。

もちろん、これらは発表された一部であり、中には古塔、火山といった強敵とまみえる目的地も盛り込んでいるという。

ここから実機プレイでゲームを紹介!

今回はスペシャルステージということで、小嶋氏を司会進行とし、辻本氏、一瀬氏、さらに開発メンバーの平岡拓郎氏、宇野恭祐氏を交えた4人で、試遊出展もされている最新バージョンの体験版でディノバルド討伐のクエストに挑むことに。

なお、ここでは討伐自体が目的ではなく、スタイルや狩技にフォーカスされ、それぞれの武器・スタイルでどんなアクションができるかを重点的に見せてくれた。

参加ハンター(武器種/スタイル)

辻本氏:弓/ギルド
一瀬氏:ランス/ブシドー
平岡氏:狩猟笛/ストライカー
宇野氏:大剣/エリアル

通常の挙動は従来のシリーズと大幅に変わっている様子はないが、大剣が縦斬り後に小ジャンプをしたり(エリアルの要素)、ランスが咆哮をジャストガードしてすぐさま派生攻撃を繰り出したり(ブシドーの要素)、狩猟笛が「重ね色」という効果の重複掛けを可能にしていたりと、新鮮味がそこかしこに溢れている。早速姿を見せてくれたディノバルドも火柱が立つブレスや鋭利な尻尾攻撃などでハンターの致命傷を狙ってくる。中々手強そう。

そんな中でいくつか披露された狩技は、「ブレードワイヤー」という弓のアクション。これは1アクションで効果を付与した後、発射される矢が一文字の剣閃のように飛んでいくもので、広い前方範囲を攻撃できるようだ。また斬属性であることから、これまで苦心していたであろう近接攻撃に頼らず、切断の部位破壊が行えるようになる。

ほかにもランスの「ガードレイジ」という狩技では、一度ガード行動をとった後、“ガード中に食らったダメージ分、攻撃力が上昇”というステータスアップが狙えるようで、モンスターの行動をしっかり読めるようになれば、討伐速度の大幅アップも夢じゃないだろう。

目玉発表「ニャンター」システム

そして今回の目玉発表として、なんと“プレイヤーがアイルーを操作する”ことが可能になったという。

これは「ニャンター」なるシステムで、自分のニャンターを操作してクエストに挑んだり、採取をしたりも可能で、オフライン/オンラインともに任意で選択できるようだ。

ニャンターはハンターができるアクションは殆どでき、その攻撃アクションも重厚というよりは軽快な印象。ただし、攻撃力は基本的にハンターよりも低く設定されていて、何よりアイテムの持ち込みができないのが難点。しかし当然、そのデメリットを補うシステムが搭載される。それが「サポート行動」というものだ。

サポート行動は従来のオトモアイルーが行っていた「回復笛」「タル爆弾」といった特殊行動に似ていて、画面右下に表示されているオトモゲージを貯めることで、さまざまな種類のアクションが発動できるというもの。

また、ハンターに比べるとニャンターはスタミナがないので、走りっぱなしで動き回れる。もちろん、これまでのシリーズで聴いていたような鳴き声のオマケ付きだ。そのほかの特徴的な部分は、体力ゲージの下に表示されている「どんぐり」だろう。

これはニャンターの残機数を示している。ニャンターは体力が0になって倒れてしまうと、そのままキャンプに運ばれるのではなく、どんぐりの分だけその場で復活し、“どんぐりが全部なくなると1落ち”と判定される仕組みなのだ。

ニャンターはサポート的な立ち位置で仕事ができるため、ハンター×3+ニャンター×1といったバランスのいい構成や、ハンター×1+ニャンター×3といった一騎当千をフォローする構成など、バリエーション豊かなプレイを楽しませてくれそうである。

DAIGOさんからのメッセージ&グッズ情報

会場ではCMイメージキャラクターを務めるアーティスト/タレント・DAIGOさんが、CM収録後コメントを届けてくれた。根っからのモンハンファンで、ずっと大好きでやり続けてた作品にこうして関われるというのは、もしかして「KSKD(公私混同)」なのでは? とDAIGO節を炸裂しつつ、会場を盛り上げてくる。

なお、TVCMは今後マルチプレイ編も予定されており、誰が出演するのかに期待しててほしいと小島氏より述べられた。

ここからはグッズ情報として、先にリリースでも紹介させてもらったクロスモンハン部ジャージ、ゲーム内でモンハン部ジャージが当たるクエストの存在や、サンリオのぐでたま、ユニクロ、ALOOK、ドデカミン、エポスカードとのコラボ、そしてカプコンカフェやTGS先行販売グッズに限定特典のオリジナルテーマ、さらには徳島のイベント「マチ★アソビ」、大阪、名古屋で行われる秋の“クロス”体験ツアーなど情報盛りだくさん。

特に注目なのが今年も決定した「モンスターハンター・ザ・リアル 2016」で、今回は2016年1月から6月までユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて開催されるのだが、前代未聞の“等身大モンスターがゲストに攻撃!?”なる要素が追加されるとのことなので、気を引き締めて臨んでみたい。

「モンスターハンタークロス」の受付嬢、通称“ネコ嬢”のカティ。公式Twitterも絶賛担当中だ。

最後に本作について辻本氏、小嶋氏は、今回ようやく紹介することができた「ニャンター」をはじめ、今後もたくさんの情報を送っていくのでご期待くださいとし、東京ゲームショウ2015 カプコンブースの開幕を締めた。

※Gamerでは大剣&操虫棍×エリアルスタイルのプレイレポートも掲載中

モンスターハンタークロス

カプコン

3DSパッケージ

  • 発売日:2015年11月28日
  • 15歳以上対象
モンスターハンタークロス

モンスターハンタークロス スペシャルパック

カプコン

3DSパッケージ

  • 発売日:2015年11月28日
  • 15歳以上対象
  • 同梱:New 3DS LL 4大メインモンスター仕様
モンスターハンタークロス スペシャルパック

モンスターハンタークロス

カプコン

3DSダウンロード

  • 発売日:2015年11月28日
  • 15歳以上対象

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー