千葉・幕張メッセにて9月17日より開催中の「東京ゲームショウ2015」。アソビモブースで9月18日に行われた、新作タイトル「アルケミアストーリー」と「セブンソードセカンド」のステージをレポートする。
「アルケミアストーリー」はエンディングの存在するMMORPG
ステージには、「アルケミアストーリー」のプロデューサーを務めるアソビモの井上健介氏と、MCの原朋子さんが登壇。
改めて、新しくアソビモから発表されたMMORPGのタイトルは「アルケミアストーリー(アルスト)」であることが井上氏から語られた。
アソビモはこれまで沢山のMMORPGをサービスしてきたが、本作はもっとこうしたら面白いんじゃないかとというアイデアを融合させたタイトルだという。
従来のMMORPGはプレイ時間が長いが、本作ならば1回5分で遊ぶことができ、単純化したわかりやすいゲームを目指したそうだ。
ストーリーもあえて王道ストーリーにチャレンジ。錬金術と魔法があふれる世界で、魔王たちを倒すために旅に出るという、王道中の王道だ。
また、本作が目指すのは、必ずハッピーエンドにすること。もちろんストーリーの途中には山あり谷ありな部分もあるが、最後はハッピーエンドで終わらせるという。
ここで疑問になるのが「MMORPGでハッピーエンド?」というところだろう。井上氏は「MMOはエンディングがないものが当たり前でしたが、そこにあえてエンディングをつけました。物語の終わりとしてきちんとエンディングを用意します。皆さん、普通のRPGでエンディングの先を見た人はいないと思いますが、『アルスト』では、そのエンディングの先を見ることができます。それは強くてニューゲームという意味ではなく、エンディング後に行けるようになる場所が増えたり、新たな悩みを持った人が現れたり、プレイヤーがなんらかのアクションを起こすことでゲームのなかの住人のリアクションも変わっていきます」と説明していた。
キャラメイクはかなりの自由度。フィールドやバトルなど、グラフィックにこだわりぬいた作品
MMORPGで特に重要な要素を占めるキャラメイク。本作のキャラメイクは自由度が高く、身長はもちろん体重なども含め、顔も口の大きさや肌の色、眼の大きさ、眼の位置など事細かに設定できるという。これまでに出してきたゲームの中でも抜群にこだわりぬいて作っている、と井上氏も自信を覗かせた。
フィールドは、影などで高度な処理を実現。「影の処理などは別に必要な要素ではないが、そういうところで手を抜かないことでリアリティをだしたかった」と井上氏。
ビジュアルは、モーションブレンドによる新しい映像表現にチャレンジしている。キャラクターにはきちんと表情があり、この世界の住人として生きているのだと実感してもらうために、とことんこだわったという。
バトルはエフェクト用のミドルウェアを利用し、派手な戦闘を実現している。
ひとりでもクリアできるMMO…そのためのサポートシステムは「YOME!」
「アルスト」は、MMOに慣れていない人でも遊びやすいゲームを目指しているそうだ。そのため、MMOでありながら、ソロでも必ずエンディングに辿り着けるように作成しており、「YOME!」システムを投入している。
「YOME!」は、プレイヤーをサポートしてくれる存在で、クエストの誘導などをしてくれるそうだ。ゲームを開始した時点ですでに一緒にいる存在で、「YOME!」もプレイヤー同様に外見を細かくカスタマイズできるので、好みのキャラクターを作ることができる。
男性と女性、男性と男性、女性と女性など、好きなように組み合わせることができるそうなので、思う存分に自分の趣味で楽しんでほしい。
敵だって生きているんだ、モンスターだもの
「今作ではぜひ敵にも着目してほしい」と井上氏は語る。通常のゲームならば、敵の種類が違うときに敵の見た目が異なるというのが普通である。しかし、「アルスト」では、敵がかぶっている頭巾ひとつとっても、きっちりかぶっていたり、ちょっとあけていたり、人間の世界では当たり前のことを実現しているそうだ。
モンスターにも個性があり、同じモンスターでも攻撃的だったり保守的だったりとさまざま。なので「このモンスターは必ず襲ってくる」といったような特徴づけはされていないはされないという。
モンスターの視線にもこだわり、背の低いモンスターはプレイヤーが近づけば見上げるし、背の高いモンスターはプレイヤーが近づくと見下ろすという。モンスターたちもこの世界でちゃんと生きているんだと感じられることだろう。
「YOME!」の声優オーディション開催決定!
本作のリリースは2016年を予定。サービス開始まではもう少し時間があるが、この場では、「YOME!」の声優オーディションが開催されることが発表された。オーディションでは、パートナーキャラクター「YOME!」のボイスを担当する声優を男女1名決定する。そのほか、最終審査通過者(30名ほどを予定)は全員、本タイトルのどこかで出演できるそうだ。詳しくはオーディション募集ページを確認しよう。
「アルケミアストーリー」パートナーオーディション募集要項
http://alchemiastory.jp/audition.html
続いて、「セブンソードセカンド」の情報に!
続くステージでは、「セブンソードセカンド」の最新情報を伝えるべく、プロデューサー兼アートディレクター山本祐氏が登壇した。
「セブンソードセカンド」は、2014年8月に惜しまれつつもサービスを終了した「セブンソード」の続編であり、ゲームの基礎は「セブンソード」と同様のものとなる。
プレイヤーは3国のいずれかに所属し、戦うことになる。国にはさまざまな思想があり、自分にあった思想の国に所属するのがおすすめだ。前作では国の思想が薄めに設定されていたが、今作では、世界観に力を入れたこともあり、プレイヤーはそれぞれの国の思想の違いから起こる戦争を戦いぬくことになる。
国同士が争うバトルは、なんと50vs50のPvP。総勢100名で戦うバトルに勝利して敵国のフィールドを奪うのがゲームのベースだが、バトルだけで領土を奪うのではなく、クリスタルを採掘してそこから壁などを作成し、敵の侵攻を防ぐようなこともできるので、戦闘が苦手な人も領土を広げることに貢献できるという。
「セブンソードセカンド」はバトルがすごい!
水場のマップや凍りついたマップ、溶岩のマップなど、それぞれのマップのギミックを利用して、自軍に有利に戦闘を進めていく。マップは砂嵐などさまざまあな環境を用意するそうだ。
マウントに乗って、戦場を駆け抜けることも可能。炎のマップでグリフォンを呼んで飛び越えるなど、自軍に不利な地形をマウントで有利に変えたりすることができるとのこと。
敵の拠点を制圧して、戦況を大きく変化させ、自軍を勝利に導くことが目的。拠点よりも砦などを制圧すれば、一気に勝敗がひっくり返るようなこともあるそうだ。負けていても最後まであきらめない、そんなバトルシステムになっており、さまざまな戦略パターンを選べる設計にしていると山本氏は語った。今夏紹介したもの以外にもさまざまなバトルコンテンツを用意するとのことだ。リリース時期は2016年末頃を予定。
山本氏は、「前作の「セブンソード」よりも更に戦略性が増したゲームになっているので、1からの方も2からの方も楽しみにしていてほしい」と、ステージの最後を締めくくった。
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