セガ・インタラクティブは2月19日、幕張メッセにて開催中の「ジャパン アミューズメント エキスポ 2016(JAEPO 2016)」にて、2016年春に稼働を予定している「艦これアーケード」のプレイデモンストレーションステージを実施した。
昨年のJAEPO 2015でも出展され、大きな反響を呼んだセガと「艦これ」運営鎮守府の共同開発による「艦これアーケード」。それから1年が経過し、稼働が間近に迫る本作を紹介すべく、開発スタッフの荒堀氏が解説を交えてプレイの流れを紹介。ステージ上には、加賀役などでおなじみの井口裕香さんがゲストとして登場。井口さんが自らプレイするかたちで、ステージは進行していった。
井口裕香さん(写真中央) |
取材時は当日2回目のステージだったこともあり、やや慣れている様子でプレイを進めていったが、敵艦隊を撃破した時や自艦隊の艦娘たちがダメージを受けた瞬間など、ゲーム中のさまざまなシーンで大きなリアクションを返していた。
索敵や雷撃なども駆使し、撃破には至らなかったものの見事勝利。一喜一憂しながらゲームを楽しむ姿は、「艦これアーケード」の面白さをそのまま表現しているようで、印象的なステージとなった。
ステージの取材後、筆者も「艦これアーケード」の試遊出展バージョンをプレイすることができた。昨年のJAEPO 2015で試遊したバージョンとゲームの流れに大きな変化はないものの、ゲームシステムがより洗練されていて驚かされた。
1クレジットによってGP(ゲームポイント)が300GP補充される。 一定時間の経過後、1秒毎に減少していき、GPが0になるとゲームが終了となる。 |
海戦はその難易度によって消費するGPは異なるが、戦闘中はGPを消費しない。 |
今回のバージョンでは、筐体に装備されている「操舵輪」と「船速レバー」で最大6体で編成された自艦隊を操作し、射程距離内に入った際に主砲・副砲・雷撃・航空攻撃などのいずれかを選択し、発令ボタンで攻撃を行う。
主砲は、敵艦隊側に表示された照準内に、サークルが重なったタイミングで発令ボタンを押すと攻撃を繰り出すことができる。一度攻撃した後は、艦娘ごとに待機時間が発生するが、攻撃タイミングによっては一斉攻撃も可能となっている。
副砲は威力こそ劣るものの、射程圏内であればリアルタイムに砲撃可能、そのほかにも回数や待機時間の制限などがあるものの、先んじて相手に攻撃を繰り出す航空攻撃、敵の動きを予測してダメージを与える雷撃があることで、攻撃のバリエーションが生まれている。
もちろん、攻撃だけに意識を傾けていると、敵から砲撃を受けてしまう場面も。事前に敵からの攻撃範囲は表示されるのだが、艦娘たちは常に船速レバーで設定した速度で前進しているため、回避行動が取れずにピンチに陥ることも。また、T字や同航といった敵との位置関係でステータスの変動が発生するので、攻撃を加えつつも常に相手の出方を見極める必要があるだろう。
以前のバージョンでも常にプレイヤー側が操作していく要素はあったものの、本バージョンではよりリアルタイムに楽しめるようになっている。それによって常に緊張感を持った艦隊戦を体験できることが、プレイしていて面白かったポイントのひとつだ。
戦闘以外はホーム画面(母港)上での操作が基本となるが、ここでも艦娘たちとのコミュニケーションを楽しんだり、PCでサービス中の「艦隊これくしょん -艦これ-(以下、艦これ)」ではおなじみの補給や入渠といったアクションをとったり、部屋の模様替えをしたりすることが可能となっている。
こうした要素を盛り込みつつも、やはり提督(プレイヤー)たちが気になるのは艦娘たちのことだろう。3DCGで表現されていることで、コミュニケーション時の生き生きとした姿や、戦闘中のアクションなど、これまでの「艦これ」とはまた異なる体験が楽しめるはずだ。
なお、20日は一般公開日となるが、同会場で「艦これアーケード」をプレイした人には、「艦これアーケード」特製カードケースと艦娘カード「大井」がセットでプレゼント。また、「艦これアーケード」特製カードケースと艦娘カード「大井」のセットを抽選で各回30名にプレゼントする抽選会も、6回に分けて開催されるとのこと。気になった人は併せてチェックしておこう。
プレゼント抽選券の配布時間:10:45~11:15、11:30~12:00、12:30~13:00、13:15~13:45、14:15~14:45、15:00~15:30
※当日の混雑状況によっては、抽選券の配布枚数を制限する可能性がありますのでご了承ください。