2016年9月15日から4日間、千葉・幕張メッセにて開催中の「東京ゲームショウ2016」。カプコンブースにて9月15日に行われた、ニンテンドー3DS用ソフト「モンスターハンター ストーリーズ」のステージをレポートする。

目次
  1. 大黒氏による実機プレイでは、新システム「伝承の儀」の存在が明らかに
  2. DAIGOさんと辻本氏による対戦のあとには、驚きの新発表が!

ステージには、まずプロデューサーの辻本良三氏と世界観ディレクターの藤岡要氏が登壇。最新のPV映像が上映されたあと、これまでに公開された基本的な情報を振り返りながら、新たにPVで存在が明らかになった新キャラクターについての解説が行われた。

辻本良三氏、藤岡要氏
「モンスターハンター」初のRPGとなる本作。モンスターと共存するライダーが主人公として
描かれ、モンスター達の正気を失わせる“黒の狂気”と呼ばれる現象を調査することになる。
ナビルー以外にも、さまざまな役割をもったアイルーたちが登場。中でも今回その正体が
明かされなかった謎のアイルー達は、ストーリー的にも重要な存在なのだとか。

今回新たに紹介されたのは、50年もの間モンスターを研究し続けているというマネルガー博士と、その助手イチビッツ。博士は人間にとって驚異となるモンスターに対抗するため、モンスターを操って戦わせるという手段を取るようになった人物。モンスターと共存するライダー達との、それぞれのモンスターとの関わり方の違いが、本作のストーリーに大きく関わってくるのだという。

その後には辻本氏の口から、今回のステージのサプライズ発表として、すでにお伝えしている通り、熊本県の人気PRマスコットである「くまモン」とのコラボレーションが発表された。

オトモンとしてオリジナルモンスター「クマアシラ」が登場するほか、
ナビルーの衣装として「くまモンといっしょ」が無料DLCとして配信される。

会場にはその「くまモン」と、本作のマスコット的存在である「ナビルー」も駆けつけ、とても着ぐるみとは思えないキレキレの動きで、ダイナミックなパフォーマンスを披露する。既にナビルーとは仲良し(?)になっているようで、長いヒゲを引っ張っている微笑ましい光景も見られた。

今回公開された映像の中には、ライダーやナビルー達がくまモンと一緒にダンスを踊るシーンもあったのだが、これはクマアシラとの絆技「くまもとサプライズ」なのだという。

大黒氏による実機プレイでは、新システム「伝承の儀」の存在が明らかに

大黒健二氏(写真右)

続いてディレクターの大黒健二氏が登壇すると、「モンスターハンター ストーリーズ」の実機プレイも披露された。

最初に明らかになったのは、マイルームの新たな仕様。マイルームではギャラリーとして一度見たことのあるムービーを見直すことができるのだが、そのムービーに現在主人公が身につけている装備が適応されるようになっている。一度見た映像も、後で装備を入手したあとに見返すと、違った印象で見られるようになる。

また、ゲーム的な新要素として、「伝承の儀」と呼ばれるシステムも明らかにされた。

まずオトモンは遺伝子スロットと呼ばれる最大3×3の枠をもっており、それぞれのスロットに固有のスキルが設定されている。その中で空いているスロットが存在する場合、同じ位置に設定されている別のオトモンのスロットを「伝承の儀式」によって移すことができ、これによりまったく異なるオトモンのスキルが使用可能になるという。

会場ではラギアクルスのスキルをリオレウスに伝承させ、リオレウスが「雷ブレス」を使用できるようになるという、シリーズファンにとっては驚きの姿も確認することができた。

「伝承の儀」で重要になる遺伝子スロットは、種族の同じオトモン同士でも違いがあるとのことなので、同じモンスターを仲間にするのにも楽しみができそうだ。

その後実機プレイではナルガクルガに挑み、クマアシラとの絆技も実際に披露されていた。

さらに、「モンスターハンター ストーリーズ」で体験できる新しい遊びとして、あらかじめ設定したパーティをQRコード化し、他のプレイヤーが読み込むことで擬似的な対戦を行えるようになる「アリーナ」のほか、従来のシリーズファンにはお馴染みのすれ違い通信を生かした機能も健在。

ライダーカードの交換だけではなく、QRコードと同じようにすれ違ったパーティと擬似対戦が可能になるのに加えて、新たに「すれ違いダンジョン」にも挑めるようになる。これはパーティに設定されたオトモンの種類によって自動生成されるダンジョンで、登録されたオトモンがボスとして登場したり、オトモンの卵を入手できるなど、さまざまなバリエーションが登場するようだ。

セブンイレブンにて先行配信される「ゼルダの伝説」とのコラボレーションの詳細も発表。

DAIGOさんと辻本氏による対戦のあとには、驚きの新発表が!

その後ステージでは、本作のCMイメージキャラクターを務めるDAIGOさんも登場。辻本氏を相手にしての対戦が行われた。

DAIGOさんはCMの際に着用した本作の世界観をイメージした衣装に身を包んでの登場。
ライダーの証ともいえる“絆石”も身につけており、「会場にモンスターが出てきたら、
俺に任せてください!」とライダーとしての意気込みも十分の様子。

対戦は、初手にいきなりブラキディオスをセルレギオスに入れ替えるという奇襲に始まり、ことごとく辻本氏の作戦が裏目に出るという、終始DAIGOさんのペースで進行していく。

DAIGOさんは、対戦中にも送ることができるチャットスタンプで「次にパワーを出す」とアピールしながらテクニックで攻撃する心理戦も成功させつつ、最後は絆技でトドメを刺すというこれ以上ないほどの見事な完勝で、辻本氏を圧倒。実はDAIGOさんは以前のイベントでも辻本氏に勝利しており、今回でまさかの2連勝を果たす結果となった。

勝因としては絆石を身につけていたことでモンスターとの絆が深まっていた点を挙げつつ、「もし次に勝ったら、僕がプロデューサーになっているかもしれません」と冗談めかしたコメントで会場の笑いを誘っていた。

なおDAIGOさんは、TVアニメ版「モンスターハンター ストーリーズ」にもシルバ役の声優として出演することが決定。正義感の強い青年という、非常にカッコイイキャラクターになっているそうなので、その演技にも要注目だ。

そして最後には、辻本氏の口から「モンスターハンター ストーリーズ」を楽しみに待つファンにメッセージが送られ、ステージは締めくくられる……かに思えたのだが、ここで特大の爆弾発言が飛び出し、会場は騒然。

なんと驚くべきことに、現在ハリウッドではモンスターハンターの実写映画化が進行しているのだという。まだそれ以外の詳細は一切明かされなかったものの、新たな動きを見せる「モンスターハンター」シリーズから、今後も目が離せない。

モンスターハンター ストーリーズ

カプコン

3DSダウンロード

  • 発売日:2016年10月8日
  • 全年齢対象
  • ニンテンドーeショップ

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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