KLabは3月25日、東京・六本木ヒルズ森タワーにて新作ゲームラインアップ発表会「KLabGames NEXT VISION」を開催した。
目次
KLabGamesが2017年以降にリリース予定のタイトルを紹介する本イベント。まずはKLab専務取締役CGOの森田英克氏がKLabGamesのこれからの展開について説明。日本のIPを活かしたコンテンツの制作「Japanese IPs」、積極的な日本発の海外への展開「Global Growth」、ゲームの枠を超えた独自のプロジェクトの始動「Original Creations」という3つのピラーズ（柱）を軸としていくと宣言した。
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| 司会進行を務めた宇佐美友紀さんと | Klab専務取締役CGOの森田英克氏。 |
| ゲストとして登場したアメリカザリガニの平井善幸さん。 |
「キャプテン翼 ～たたかえドリームチーム～」
まずはひとつめの柱である「Japanese IPs」を構成する3つのタイトルが紹介された。最初に発表されたのは「キャプテン翼 ～たたかえドリームチーム～」。高橋陽一氏原作の人気サッカー漫画「キャプテン翼」を題材にしたサッカーゲームで、ディレクターの光野信雄氏によると「熱い対戦」「必殺技」「原作追体験」の3つをコンセプトとしているのだという。
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| ディレクターの光野信雄氏。 | 原作者である高橋陽一氏のビデオメッセージも公開。 |
まず「対戦」についてだが、本作はフォーメーション、ユニフォーム、選手の能力などを自由にカスタマイズすることが可能で、自分だけのドリームチームを使って友達同士や全国のプレイヤーとのオンライン対戦を楽しめるとのこと。操作もいたってシンプルで、パスやドリブルといったコマンドを状況に応じて選択するだけなので、誰でも手軽にプレイできるという。
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必殺技のシーンには自社で開発したという特殊なシェーダーを使用。「マンガのキャラクターがそのまま3Dになったような表現を追及している」という光野氏の言葉どおり、翼のドライブシュートや日向のタイガーショットなど、原作マンガがそのままアニメになったかのような迫力満点の映像を見ることができる。
また、初代「キャプテン翼」からグランドジャンプにて連載中の最新作「ライジングサン」まで、歴代シリーズの名シーンをあますところなく再現。アニメの昭和版で主役の大空翼を演じた日比野朱里さんら懐かしの声優陣もボイスキャストとして参加していて、原作ファン必見のこだわりの内容になっているという。もちろん、新規キャストも多数追加されており、こちらも乞うご期待だ。
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| こちらが今回発表された声優陣。 日比野朱里さんや山田栄子さんらおなじみの面々のほか 宮野真守さん、石田彰さん、沢城みゆきさんら人気声優が多数参加している。 |
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「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」
次に紹介されたのはブロッコリーの人気女性向け恋愛アドベンチャー「うたの☆プリンスさまっ♪」を題材にしたリズムアクションゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」。ゲストの平井さんがデモプレイに挑戦することになったが、さすがに名うてのゲーマーだけあって軽快なプレイを披露。プレイ後、平井さんは「初見でも操作しやすい、自分で歌っている気分になれる」と感想を述べ、宇佐美さんも「見ているだけで楽しい」と大いに盛り上がっていた
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| 平井さんは初見とは思えないスムーズなプレイで見事にAランクの評価を獲得。 | |
「幽☆遊☆白書 ゲーム化第2弾」
続いて、冨樫義博氏原作の大人気マンガ「幽☆遊☆白書」の新作アプリの開発が発表された。「ワールドクロスサーガ-時と少女と鏡の扉-」などを手掛けたアクセルゲームスタジオとの共同開発タイトルで、今年は原作のテレビアニメ放映25周年となることからプロデューサーの佐藤任氏は「記念すべき年に新作ゲームを提供させていただけることを大変光栄に思っております」と意気込みを述べた。
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| プロデューサーの佐藤任氏。 | アクセルゲームスタジオの山田直矢氏。 |
ゲームについての説明はアクセルゲームスタジオの山田直矢氏が行った。本作では滑らかなアクション、各キャラの細かな表情、爽快な必殺技の表現にこだわっており、「幽☆遊☆白書」ならではのバトルシーンを楽しめる作品になるとのこと。また、幽助、飛影、蔵馬らおなじみのキャラクターたちを自由に組み合わせてオリジナルのチームを結成することも可能。他のプレイヤーと対戦できる「暗黒武術会」の開催も予定しているとのことだ。
現在の開発状況は30～45％だが、佐藤氏は「100％に向けて一生懸命作り上げていきますのでご期待下さい」とメッセージ。山田氏も「100％中の100％の熱量で日々開発に取り組んでいますので、楽しみにしていてください」と語り、プレゼンテーションを終えた。
「MIRRORS CROSSING」
冒頭で掲げられたコンセプトのふたつめの柱である「Original Creations」を構成するタイトルとして紹介されたのが「MIRRORS CROSSING」だ。プロデューサーを務めるマグノリアファクトリーの高橋秀明氏によると、本作はハイファンタジー×ハイクオリティのアクションRPGで簡単な操作感と奥深い戦略性を楽しめるバトルが最大の魅力になるという。
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戦闘システムは3×3のパネルをなぞることによって発動する陣形を使い分けながら敵と戦っていくというもので、なぞった形によってさまざまな攻撃が発動する。これらの陣形や攻撃をいかに駆使するかがポイントになるようだ。
もうひとつの大きな特徴がクエストの終着点に待ち受ける凶悪なボスモンスターとのバトル。敵は攻撃時に攻撃範囲を予告してくるので、これを見て敵の攻撃を避けつつ反撃を仕掛けていくという攻防一体のスリリングなバトルを体験できる。
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そのほか、個性的なキャラクターたちや広大なワールドマップ、多彩なシナリオが交差する物語なども要注目。高橋氏いわく「まだまだ魅力的な要素はたくさんあります」とのことなので続報に期待したい。
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| プロデューサーを務めるマグノリアファクトリーの高橋秀明氏がプレゼンを行った。 |
「BLEACH 境・界：中国・アジア版」
みっつめの柱「Global Growth」を司るタイトルとして、再び登壇した森田氏より紹介されたのが「BLEACH 境・界：中国・アジア版」だ。本作は中国の大手パブリッシャーである崑崙ゲームズとの共同開発タイトルで、日本を除く東アジアと東南アジア6カ国への配信が予定されている。
「『BLEACH』×MMORPG×アクション」を基本コンセプトとしていて、デモ映像を見た司会の平井さんは「それぞれの斬魄刀のイメージがちゃんと再現されていていいですね」と評価。森田氏も「崑崙ゲームズさんが原作アニメをよく研究してくれていて『BLEACH』らしさをしっかり表現できていると思います」と出来ばえに太鼓判を押した。
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サービス中タイトル最新情報
現在サービス展開中の「BLEACH Brave Souls」、「天空のクラフトフリート」、「ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル」の最新トピックスについてのアナウンスも行われた。それぞれの内容は以下のとおりなので楽しみにしておこう。
「BLEACH Brave Souls」
3月：全世界2000万ダウンロード突破記念各種キャンペーン実施中
7月：日本版サービスイン2周年達成、2周年企画計画中
「天空のクラフトフリート」
2月：配信3周年記念キャンペーン開催
4月：ファン感謝祭2017開催
5月：艦隊戦トーナメント～春の陣～開催
「ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル」
3～4月：配信開始4周年
6月：スクフェス感謝祭2017開催（6/10～11池袋にて開催）
秋：TVアニメ第2期放送
「Project FORCE（仮）」
最後に森田氏より「Project FORCE（仮）」の発表が行われた。自社開発の完全オリジナルタイトルで2018年以降の全世界でのリリースを予定しているという。
シナリオは生田美和氏（代表作「ファイナルファンタジーXII」、「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」）、メインテーマBGMは横山克氏（代表作「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」）、キャラクターデザイン・監修はThird Echoes（代表作「一血卍傑-ONLINE-」、「Caligula -カリギュラ-」）、コンセプトアートは土野拡覚氏（代表作「キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-」、「BioHazard Vendetta」）と塚本陽子氏（代表作「XenobladeX」（※一部コンセプトアートを担当）、「LORD of VERMILION」）と豪華スタッフが多数参加。すでに開発はスタートしており、「すごい作品になるんじゃないかという手応えを感じています」と森田氏は自信を見せた。
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今回見ることができたのはコンセプトムービーのみで詳細は不明だが、順調にいけば今年の秋くらいに次の発表ができるのではないかとのこと。
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また、森田氏によると、ほかにも未発表のタイトルがいくつか控えているとのことなので、こちらの続報も期待したい。
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(C)高橋陽一／集英社
(C) 高橋陽一／集英社・テレビ東京・エノキフィルム
原作「キャプテン翼」高橋陽一（集英社文庫コミック版）(C)KLabGames
(C)早乙女学園 (C)KLabGames
原作／冨樫義博「幽☆遊☆白書」（集英社「ジャンプコミックス」刊）
(C)Yoshihiro Togashi 1990年－1994年 (C)ぴえろ／集英社
(C)KLabGames
(C)KLabGames (C)Magnolia Factory Co.,Ltd
(C)Tite Kubo/Shueisha,TV TOKYO,dentsu,Pierrot
(C) KLabGames (C)Kunlun Games
(C)KLabGames
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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