「FFXV」との衣装コラボが決定！岸田メル氏や高田憂希さんら出演声優陣が思いを語った「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」完成発表会

岸田メル氏の持つ世界観が表現されたタイトルに

冒頭で挨拶を行ったのは、コーエーテクモゲームス 専務取締役の小林伸太郎氏。「アトリエ」シリーズなどを手がけるガストブランドより新たに展開するタイトルである本作について、イラストレーターの岸田メル氏が細かいところまで監修し、ガストでしかできない美少女たちの登場するタイトルになっていると説明した。

続いては本作のプロデューサーを務める細井順三氏、そしてキャラクターデザイン・監修として参加している岸田氏より、本作の立ち上げの経緯やゲームの特徴が語られた。

ガストブランドと岸田氏で完全新作のRPGを作るためにスタートしたという本作は、岸田メル氏の中にある世界観を作品として表現するというコンセプトが掲げられている。キャラクターデザインに加えて、監修として細かい部分まで一緒に開発に携わってきた岸田氏は、いろんなセクションの協力を得て、結果的に自身のイメージが表現されたタイトルになったと自信を覗かせる。

また、岸田氏は原案としてシナリオやキャラクター設定などにも深く関わっており、バレリーナとしての夢を足の怪我によって閉ざされてしまう主人公の白井日菜子を通じて、ジュブナイルとしての青春物語を描いているという。さらに、司城夕月・来夢の姉妹と出会うことで魔法少女（リフレクター）としての力を得て、さらには生徒たちとの絆を深めていき、強大な敵に立ち向かっていく。

ここからはディレクターの高橋梓氏も加わり、より具体的なゲーム内容が語られる。本作のイベントシーンは空気感をテーマに、あえてBGMを無くして効果音のみで演出するシーンを多く用意したり、ライトや環境光などを調整したりと、邦画のような映像作りを意識しているという。また、本作において重要な立ち位置を担う美少女の表現については、日常シーンでのフェチシズムや絶妙なカメラワークもポイントとなっている。

また、校内を歩き回って生徒たちと交流していく日常パートでは、日菜子の成長を描くとともに、悩める生徒たちの問題を解決するために異世界に赴いて問題を取り除く必要がある。

戦闘パートでは、MPを使って攻撃を行うターンバトルを採用。MPのほかにエーテルゲージという要素が用意されており、消費することでMPの回復や敵の行動順を遅らせるなどの行動をとることができる。エーテルはエーテルチャージを行うことで上昇、それに伴ってMPの回復やガードも行える。

戦闘パートにおけるさらなる見どころとなるのが、原種と戦うボス戦だ。原種は本体とそれぞれに特徴を持つコアで構成されており、コアを優先して破壊することで本体の弱体化へとつながる。また、原種戦は異世界ではなく現実世界で起こるもので、日菜子たちを助けるサポーターが登場する。

また、原種戦でも重要となるオーバードライブというシステムも用意。これはエーテルゲージを消費することで連続攻撃を行うことができ、攻撃力の上昇やMPの消費減少などの恩恵が用意されている。さらに一定回数のオーバードライブを重ねることで、協力技であるリンクアタックを発動、大きなダメージを与えることが可能だ。そのほか、原種線では戦況に応じて、敵の位置やBGMが変化するなど迫力・緊張感のあるバトルが楽しめる。

出演声優がキャラクターの魅力を語る

ここからはゲストとして、本作の出演声優より白井日菜子役の高田憂希さん、司城夕月役の高野麻里佳さん、司城来夢役の秦佐和子さんが登場。高田さんが独特なセリフ回しで元気いっぱいに挨拶するなど会場を盛り上げつつ、早速それぞれが演じるキャラクターにまつわるトークへと移った。

正統派の主人公として、黒髪ショートで物憂げな、でも芯は強い少女というキャラクター像を作り上げていったという日菜子。演じた高田さんは悩みながらも演技に臨んだそうだが、岸田氏は収録を通じてキャラクターを一緒に作り上げていき、高田さんの声が無ければ成立し得ないと太鼓判を押していた。

また日菜子が着ている制服のデザインについては、一見すると紺のセーラー服ではあるものの、スカートにチェックが入っていたり、ボタンがダブルになっていたりと、エンターテイメントとしてのデザインになっていると話す岸田氏。制服の現物はマウスショップ内で展示されているそうなので、興味のある人は足を運んでみるのもいいだろう。

高野さんが演じる夕月は、日菜子をサポートする役割を持ちつつも可愛い妹分として、髪型を三つ編みにするなど快活で幼い感じを表現しているという。高野さんの声を聴いてピッタリだと思ってキャスティングしたそうだが、収録では思っていた以上に可愛くて元気なお芝居だったことでその後にゲーム内の表情を明るくしたというエピソードや、収録に際しては演技に対してディスカッションを重ねていったことなどが語られた。

また、夕月とは姉妹であるものの雰囲気の異なる来夢については、そのゆるふわな雰囲気からお淑やかに見える部分もあるが、実はドライで合理的に物事を進めたいタイプであるということが紹介される。岸田氏と細井氏は、ドライとゆるふわのバランスを取りながらも幼さを残すという、難しいお芝居に秦さんが応えてくれたことをアピールしていた。

岸田氏にとってはアニメとも他のゲームとも違う、このタイトル独特のオリジナルのお芝居を作り上げていきたいという思いがあったそう。また音楽、グラフィック、そして声優によるお芝居が入ったことで魂がこもった作品になったと確かな手応えを感じている様子だった。

その後もさまざまな話題でも盛り上がる中、Yokky氏をデザインに起用した原種戦などに代表されるように、今作では対比を重要なポイントとして挙げていた。

「ファイナルファンタジーXV」衣装コラボレーションも発表！

ゲスト3人の降壇後は、本作で予定されている各種コラボレーション情報として、まずは現在実施中の「ガスト美少女祭り」について紹介。こちらは発売中の「フィリスのアトリエ ～不思議な旅の錬金術士～」、2017年発売予定の「よるのないくに2 ～新月の花嫁～」との連動キャンペーンで、タイトルの同時購入による特典が用意されている。

続いて、リアルイベントしてナムコ、ランシステムとの謎解きコラボレーションイベント「BLUE REFLECTION 光彩のリフレクター」、よだかのレコードとのコラボレーションによるドラマチック謎解きゲーム「BLUE REFLECTION『精神暴走フラグメント』」が紹介される。

そして、ゲームとのコラボレーションとして、PS Vita/PS4版「乖離性ミリオンアーサー」でのコラボレーションイベントが発表。作中に「BLUE REFLECTION」のキャラクターが登場するほか、岸田氏が今まさに描いているというコラボレーションイラストも用意する予定だという。

さらに、「ファイナルファンタジーXV」との衣装コラボレーションも発表。詳細は後日公開するということだが、作中に登場する「アラネア・ハイウィンド」と「シドニー・オールム」の衣装を、白井日菜子と三井香織がそれぞれ着られるようになる予定だという。詳しくは記事末尾をチェックしてほしい。

最後に挨拶した岸田氏は、イラストレーターに留まらずに表現者として活動をしていく中で、本作に関しては真剣に取り組み、表現したいと思ったことを120％込めた、綺麗で美しいゲームになっていると改めて強調。一方、細井氏はプレミアムボックスの告知を行いつつ、新規IPとして明日の発売をもってスタートを切る本作への意気込みを語って発表会を締めくくった。

会場に展示されていたアイテムを紹介！