セガサミーホールディングスとセガサミーグループは、2018年8月に実施したグループ本社機能の集約に際し、新たに「大崎ガーデンタワー」にオフィスを移転。ここでは、本日9月11日に行われたメディア向け内覧会の様子を紹介する。
セガサミーホールディングスやセガ・インタラクティブ、セガゲームス、そしてアトラスやサミーネットワークスなどからなるセガサミーグループは、これまで各支社毎に別々の拠点を持っていた。2018年8月、その本社機能を一つに集約するため、都内近郊を中心とする20社が一つのオフィスビルへと集合する施策が実施された。
新たな本社の拠点となる「住友不動産大崎ガーデンタワー(以下、大崎ガーデンタワー)」は、大崎駅南エリアの大規模複合開発地区「大崎ガーデンシティ」の中核として、1フロア約1,600坪となる都内最大級のフロア面積を誇る地上24階建てのオフィスビルだ。セガサミーとグループの20社約6,500名の従業員が、この大崎ガーデンタワーの12フロアにて従事している。
今回の内覧会では、“Journey(セガサミーの飽くなき旅)”をコンセプトとして、セガサミーグループの世界観を体現する総合エントランスや、広々としたメガフロアの特徴を最大限に活かした、部門間の壁を極力取り払った風通しの良いオフィスのほか、グループ従業員の交流促進を図ることを目的として、カフェやバー、ライブラリーを併設した700席、約2,000名の喫食対応が可能な大型社員食堂を見学することができた。
“航海”に紐づくさまざまな意匠が施されたフロアはわくわくがいっぱい!
来訪者を最初に出迎える、オフィスの顔ともいうべき受付フロアにてまず目に飛び込んできたのは、巨大な木造の装飾だ。弧を描くように天井から床へと張り巡らされたそれは、船体の骨組みをイメージして造られており、コンセプトである“Journey”を真っ先に知らしめてくれる。
木造の温かみある受付の裏には、白を基調とした瀟洒なソファーが並べられており、船の客室をイメージした待合フロアになっていた。
またここには、ほかの会社ではあまり見かけない珍しい施設として、セガのオフィシャルグッズを取り扱うギフトショップも併設されている。オフィスで働く社員はもちろん、仕事の関係で外から来訪した人も、このギフトショップでグッズを購入することができるという。今後はここでしか手に入らないグッズの展開も予定されているとのことで、普通には入り難い場所ではあるものの、もし何かの機会に来訪できた際はぜひ覗いてみるといいだろう。
総合受付と同じフロアには、ベンチャー企業やスタートアップ企業向けのコワーキングスペースも用意されている。LED照明をふんだんに取り入れた近未来的な通路の先がそのエリアとなり、ここには顔認証システムも設置されているため、雑多に人が行きかうレンタルオフィスの中でもプライベート性が保たれやすいのは嬉しいポイントではないだろうか。こうした貸しスペースの相場を鑑みると、「大崎ガーデンタワー」は駅から少し離れた位置にあるため需要が少ないのでは、という声もあったそうだが、貸しスペース利用者は後述する大型の社員食堂やリラクゼーション施設なども利用可能なため、こうした利便性の部分で差別化を図っていくようだ。
なお、こちらはまだ改修中であり、実際の利用は10月からを予定しているそうだ。
社外の人などと打ち合わせを行う会議室は、それぞれ世界の有名な港町の名前が付けられていた。横浜(日本)、ナポリ(イタリア)、ウェリントン(ニュージーランド)、リオデジャネイロ(ブラジル)等々、それぞれの部屋は掲げられた国に合わせて内装が細かに異なっているのも面白かった。
また会議室があるエリアの一角には、巨大な羅針盤と望遠鏡のオブジェも設置されていた。これからどんどん新しいものが創出されていくこのエリアには、まさに必需品ともいえる品だろう。
実際に社員が業務を行うオフィスエリアは、都内最大級となる1フロア約1,600坪のメガフロアの特徴が最大限に活用された、風通しの良い場所になっていた。部門間の壁を極力取り払い、部門を超えたコミュニケーションを活性化。また驚くことに、役員用デスクもオープンスペースへ配置され、役員と社員間の交流活性化も企図された構造になっていた。
代表取締役社長グループCOOである里見治紀氏は、この構図を提案した時のことを振り返り、「何十年に渡って役員として職務をこなしている方には、最初は難色を示されました。でも、僕もやるんだから!となんとか説得しましたね」と、膨大な人数の従業員を抱える大企業ならではの出来事を語ってくれた。
オフィスエリアには、上記した会議室とは別に、予約なしで利用可能な会議スペースや、区画分けされた役員用の会議スペースなども併設されており、とことん働きやすい機能性を追求した空間に設計されている印象だった。
バーやカフェは新たな創作の糸口になる
“Journey”をコンセプトに掲げたフロア作りや、フラットに刷新されたオフィスも注目度が高いが、最大の魅力はなんといっても大型の社員食堂だろう。ここは単に従業員の食を満たすだけではなく、グループ従業員間の交流が図られるよう常時開放されているという。
食べ物はラーメンやカレーといったオーソドックスな人気メニューはもちろん、和洋中のプレードメニューが完備されている。ビュッフェスタイルの量り売りコーナーもあり、季節のサラダや野菜、白米や健康米、味噌汁などのスープ類からから揚げなどの一品物のおかずまで、自分の食べたいものを食べたい量だけ自由にチョイスすることができた。
また、食堂には焼きたてのパンを販売するベーカリーやお弁当の販売、さらにはコーヒー類を提供してくれるカフェや、流行の書籍が読めるライブラリスペースもある。さらに18時以降は酒類の提供も行われ、ダーツなどの遊技台が設置されたBarスペースもあり、社員のリラクゼーションに最適な空間になっている。
ただ、ここは単なる休憩スペースではなく、社員間の交流を活性化させる要所にもなっているという。複数のグループ会社が一つのビルに集約されることで、さまざまな人々がこのスペースに集うことになる。自身の業種とは違う人もいれば、同じ仕事をしていてもあまり交流がない人もいるだろう。
そうした多種多様な人々が混在する場所だからこそ、この開かれたスペースで偶然席が近かったことをきっかけに互いの見聞が広がることもあれば、新しいアイディアが生まれることもある。新しいものを創出し続けなければいけない仕事だからこそ、さまざまな人と交流する機会があるこの場所は、オフィスの中でも特段有用なスペースになっているようだ。
ちなみに、社員食堂の会計はすべて電子マネー決済となっている。量り機で測定された重量がトレイに埋め込まれたチップに記録されており、食器を返却する際にチップを機械に読み込ませて会計を済ませる。クレジットはもちろん、交通系電子マネーも利用可能で、近くにチャージ機も完備されていた。
グループ会社の力を集結させ、新たな旅路へと出港したセガサミーグループ。その旅路の途中で、同グループからどんな新しいものが創出・発見されていくのか、今後もぜひ注目しておこう。
「セガサミーホールディングス」コーポレートサイト
https://www.segasammy.co.jp/japanese/
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