千葉・幕張メッセにて9月20日より開催中の東京ゲームショウ2018。ガンホー・オンライン・エンターテイメントブースでSwitch「Ninjala」をプレイしてきたため、プレイインプレッションをお送りします。

ガンホーブースは和風の建物をイメージしたような外観なので、忍者をテーマにしたゲームなのは十分に伝わってくるのですが、外から見えるゲーム画面は巨大なスクリーンのみ。実際のゲームにお目にかかるためには、建物の中に入るために、まずは行列に並ばなくてはなりませんでした。

今回プレイしたのはビジネスデーの9月21日の昼頃だったのですが、それなりに行列ができていて、「120分待ち」のプレートが出ていました。並んでいると、途中でステージイベントが始まってしまい、どうやら忍者たちと写真撮影ができるチャンスがあったようですが、並んでいるので撮影に参加できません。巨大スクリーンにゲームの映像が流れる中で、時々BABYMETALの「メギツネ」が流れてきて、プレイへのモチベーションだけは高まっていきます。たまに数人ずつ建物に入っていく状況が見えました。よくチェックしてみると、8人ずつ建物の中に入っていくのがわかりました。

そんな状況を過ごしているうちに、やっとのことで中に入ってみると、迷路のような通路を通り抜けた後で、1つ目の部屋に到着しました。この部屋は、テーマパークなどであるような、事前説明をするブースのよう。映像でゲームのチュートリアルの説明を受けながら、気分を盛り上げてもらいます。

ゲームのルールに慣れると、2つ目の部屋でゲームの練習に入ります。設定的には忍者が対戦を行うアクションゲームなのですが、舞台は高層ビルが立ち並ぶ、現代の都会でした。

移動やジャンプ、カメラ操作にカメラリセットなど、3Dアクションゲームをプレイしていれば、何ら問題なく行える簡単操作。対戦ゲームの場合、初見の方でもすぐに基本操作ができることが大事なので、この点では何の問題もありません。

続いて、大事になるのが、「ニンジャガム」を膨らます行為。今作では、通常の状態でプレイヤーの操作するキャラクターは口から風船ガムを膨らませています。

この「ニンジャガム」を膨らませると、自分よりも大きく風船が膨らんでいきます。我々がコンビニで買ったチューインガムをどんなに大きく膨らませようとしてもすぐに破裂してしまいますけど、とりあえず膨らませすぎて破裂してしまうことはなさそうです。

「ニンジャガム」を膨らませると、膨らんだ風船から武器「バルーンカタナ」を作り出します。どの状態まで風船を膨らませるかによって「バルーンカタナ」のサイズが変わってきます。小さい「バルーンカタナ」は威力が弱いけど素早く振ることができ、大きな「バルーンカタナ」は威力が強い代わりにスイングにちょっと時間がかかります。

「ニンジャガム」は武器をつくるだけでなく、膨らませた風船を前方に飛ばすことで、敵を足止めすることができます。我々が道路を歩いていて、なんとなく足に粘着力を感じたと思ったら靴でガムを踏んでいるような経験がありますけど、あれの延長線上のような感じですかね。とにかく、敵がガムに埋もれている姿を拝むことができます。

また、「ニンジャガム」を膨らませている状態でビルの壁に突っ込むと、壁を登ることができ、橋の裏側などの立つとさかさまになるような状況でもそのまま走る抜けることができます。

何にしても大事な「ニンジャガム」ですが、常に「ガムボトル」に入れて複数常時しているため、ストックが切れることはなさそうです。

操作に慣れるための2回の勝負が終わると、ついに3つ目の部屋での実践。勝てば「NinjalaオリジナルTシャツ」を貰えるというので、本気の勝負に挑みます。8人で部屋に入っていて、どうやら8人対戦に対応しているようですが、今回のプレイでは4人ごとに分かれて、それぞれが4人対戦をプレイするようになっていました。

対戦では、敵を倒すことが大事なのは当然なのですが、マップ上に動き回るドローンを破壊したり、マップに配置されている提灯を取りまくってもスコアに加算されるため、無理に強い敵に突っ込んでいく必要はありません。

実際に対戦してみると、風船を膨らませてから武器にするところのタイムラグがあるため、どこで武器をつくるかが重要になってきそうです。また、風船を飛ばして敵をガムの中に埋もれさせるとしばらくは殴り放題の状態になるのですが、武器となる「バルーンカタナ」は数回使うとなくなってしまうため、タイミングが悪いと決定的なチャンスを逃すことになります。

また、風船を当てれば敵を足止めできるとは言っても、狙うのが結構困難。正面に敵を捕らえて風船を発射するのが、今回プレイした限りではかなり難しく感じました。プレイした感じではロックオンがなかったので、普段3Dアクションゲームでロックオンを多用している人は、慣れるまではかなり難しいのではないかと思いました。

プレイ中、必ずしも敵を狙わなくてもいいつくりや、キャラクターやUIなどの色味など、いろいろなところで「スプラトゥーン」を意識しているような感じがしました。現状、対戦以外のモードの詳細がわからないので、単独でプレイするモードなどがどのように展開されていくのか、かなり気になります。

対戦が終わってみると、残念ながら2位でした。一応、試合結果で一度順位が出た後、敵を倒して「IPPON」を出した数や破壊した「ドローン」の数などでトップの人に加点があるのですが、それもトップの人が取っていってしまい、ダントツに突き放された上での2位。とても残念です。

今回はまともな対戦を1回しかできていないため、かなり消化不良な状況ですが、それでも対戦ゲームという意味では1回のプレイがコンパクトで、試合が終わるとすぐに「もう一回!」と言いたくなるような作りのため、とにかく続報が待たれます。

何よりも、メインビジュアルにもある主人公らしき彼の武器が気になりますし……。

残念ながら「NinjalaオリジナルTシャツ」はもらえませんでしたけど、リアルな「バルーンカタナ」を振り回しながら、発売を待つことにしますか。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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