スクウェア・エニックスは10月13日、「星のドラゴンクエスト」リアルイベント「星のドラゴンクエスト 3周年ギガ前夜祭」を、東京・TFTホールにて開催した。

目次
  1. スキルフィニッシュ選手権では、次々と驚きの高スコアが
  2. 会場内で行われた髪型人気投票と、冒険者国税調査の結果は……!?
  3. ゲームの最新情報では、気になる「モンスター闘技場」の実装時期も明らかに

iOS/Android向けに配信中の「星のドラゴンクエスト」(以下、星ドラ)。今回のリアルイベントは、その三周年を目前に行われたもので、会場ではグッズの販売や「星ドラ」に関連したフードコーナー、「ドラゴンクエスト」関連の展示やフォトスポット、会場に集まったプレイヤー同士でパーティを結成して挑む「マルチキャンプ」など、さまざまなコーナーが用意され、大きな賑わいを見せていた。

武器やぼうけんのしょが設置されたフォトスポットでは多くの来場者が写真撮影を行っていた。
会場内で販売されていた、アクリルスタンドにモーテルキーホルダー
マルチキャンプやフードコーナーも大盛況

本レポートでは、その会場内にて実施されていたステージイベント「3周年ギガ前夜祭」の模様をお届けしていく。

スキルフィニッシュ選手権では、次々と驚きの高スコアが

ステージには、MCを務める喜屋武ちあきさん、佐藤仁美さんに加え、本作のプロデューサーを務める市村龍太郎氏、運営プロデューサーの永野雄太氏、ディレクターの畑信太郎氏に、スペシャルゲストとしてお笑いコンビ「次長課長」の井上聡さんを始めとした、「星ドラ愛してる芸人」(ボルサリーノ山田さん、ソラシド水口さん、ロードスター矢崎さん、とべま~しさん)の面々が登壇。

作中のキャラクター「ガイアス」と「オリオリ」もステージ登場……と思いきや、
「ガイアス」の正体は「星ドラ愛してる芸人」の一人でもあるマサルコさんであることが判明。
いきなり恒例のギャグである「ポールマッカートニー」を披露していた。

ステージでは、まず3周年に合わせて実施されていた、3周年記念ダンジョンに潜るための鍵を入手できる「モガふり」に井上さんが挑戦。約3400人もの冒険者が集まり、見事「モガ将軍のお宝の鍵」を引きあてることに成功していた。

続いて行われたのが「スキルフィニッシュ選手権」のコーナー。これは4人1組のパーティで、指定された5つのクエストのいずれかに挑み、トドメの一撃となるスキルフィニッシュダメージの大きさを競うという内容で、ステージ前には決勝に進出する上位2チームを決める予選も実施されていた。

決勝の前には、井上さん率いる「星ドラ愛してる芸人」チームと、「星ドラ」運営チームが、エキシビジョンとしてスキルフィニッシュ選手権のクエストに挑戦することに。

まず「愛してる芸人」チームは、バトルマスター3人にスーパースター1人という構成で、お題となるクエストの一つであるカンダタに挑む。作戦としては「こだまする光撃」での連続攻撃と、バイキルトでのダメージ増加を狙うという内容だった……のだが、戦闘中に井上さんの端末のバッテリー残量が20%を切るというまさかの事態が発生。

そのため途中から、「井上さんの端末のバッテリーが尽きる前にカンダタを倒すこと」に目標が切り替わりそうになったり、「こだまする光撃」の追撃が発生しないという不運も重なるも、作戦通りの流れを作ること自体には成功し、「20592」ダメージというなかなかのスコアをマーク。

井上さんによると、練習では700ダメージで終わってしまうこともあったそうで、本番ではベストに限りなく近いスコアを叩き出すことができていたようだった。

一方、運営チームの挑戦には、バトル全体の監修を行うバトルディレクター・カルビ氏らも参加することもあり、プレイヤーからの注目も集まる。カンダタを相手に、「こだまする光撃」での追撃を狙う部分までは「星ドラ愛してる」芸人チームとほぼ同様だが、こちらはさらにHP全快時にダメージをアップする効果をもつ「賢王の冠」を合わせた作戦を取り、見事「31815」という高ダメージを記録し、多くのプレイヤーからの期待に答えていた。

その後には、共に5万を超える桁違いのスコアで予選を通過した2位の「あつく」チームと1位の「ぺぇ」チームによる決勝戦が行われた。

先に挑戦したあつくチームは、開発チームと同じくバトルマスター4人という編成ながら、クエストにカンダタではなくリバイアさまを選択。マヒ攻撃を使った、ゲームの仕様を完全に把握した緻密な戦術を展開し、「52685」ダメージという文句なしのスコアを叩き出すことに成功。残る「ぺぇ」チームに、大きなプレッシャーを掛ける。

一方の「ぺぇ」チームも、「あつくチーム」と同じくリバイアさまを相手にチョイスする。しかし、前準備が完了して、トドメの攻撃ラッシュを開始したタイミングで、プレイヤーの一人が状態異常で行動不能へと陥ってしまう最悪の展開に。しかし、その一人を欠いた状態でも、「38327」という運営チームを上回るスコアを記録。惜しくも敗れはしたものの、その戦いぶりには大きな拍手喝采が贈られていた。

状態異常が解除されることを祈り、必死に端末をタップする姿も。「あつく」チームは、行動不能のリスクを考え、
ギリギリのタイミングで状態異常対策に枠を割く決断をしていたそうで、
結果的にその判断が勝負の分かれ目となることとなった。

その後にはスペシャルゲストとして「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親である、堀井雄二氏も登壇。堀井氏は「4人で5万越えということは、一人で1万以上のダメージを出しているわけですから、本当にすごいこと」と2チームの健闘を讃えながら、色紙やグッズなどのプレゼントを贈呈していた。

会場内で行われた髪型人気投票と、冒険者国税調査の結果は……!?

続いて、会場内で実施されていた「新“髪型”投票」、及び、3周年を振り返る「全国冒険者国勢調査」の結果発表も行われた。髪型投票では、今後実装が行われる、男性・女性のそれぞれの部門で上位4位までにランクインした髪型が明かされていたが、使い勝手のよさそうなオーソドックスで流行りの髪型が人気を集める形に。

なお、これらの髪型の実装時期については「まだしばらく掛かりそう」と言葉が濁されていたが新しい髪型を一つ増やすには、髪型と全ての装備の組み合わせに不具合が出ないかを確認する作業が必要になるため、多くのプレイヤーが想像している以上の手間が掛かるためとのことだった。

一方、全プレイヤー分の「戦いのきろく」を集計した「全国冒険者国勢調査」では、「主人公3人の全職業の合計レベル=22億2176万6901」「獲得した累計ゴールド数=1兆6645億9036万3996G」「モガふり探検隊で集めた人数=28億3589万4589人」「討伐されたまものの総数=68億896万2016体」といった、桁が大きすぎるあまり、すごいのかが判断が難しい数値の数々が発表されていた。会場では堀井氏が、「これまでに配った無料ジェムの総数」を気にすると、市村氏から「3255億ジェム」という驚きの数値が発表される一幕も。

またそれらとは少し趣向の異なる「もっとも多くのクエストに使用された武器」の項目では、1位に「天空のつるぎ★」、2位に「ロトのつるぎ★」と、「ドラゴンクエスト」シリーズを代表する伝説級の剣がワンツーフィニッシュを決めるという、納得のランキングとなっていた。

ゲームの最新情報では、気になる「モンスター闘技場」の実装時期も明らかに

その後には、いよいよゲームに関する新情報が発表に。

まず開催中のイベント「魔神獣と絶望の凶星」に、新たなボスとなる「真星神 ゼイアン」が登場。変身前のゼイアンは、ユーザーの間でそれほど強くないと語られることも多かったようだが、真の姿となったゼイアンは凄まじい強さを誇るモンスターとなっているという。また、新ボスの追加にあわせて、アイテムなどを獲得できる発掘ポイントも新たに追加されるので、既に全てのポイントを発掘し終えたというプレイヤーも安心だ。

新たな武器としては、「ルビスの短剣」と「黄金竜のやり」の2種類が追加。「ルビスの短剣」は、二刀流が可能となっており、パーティの味方を回復するなどのサポート能力ももつのが特徴。一方のの「黄金竜のやり」は、他の槍と同様に変身能力をもち、変身後には凄まじい攻撃力の技を繰り出せるようになっているという。

加えて「ルビスのつるぎ」「ルビスの弓」を始めとしたルビス装備一式の錬金も可能となる。ルビス装備の錬金については、プレイヤーから非常に多くの要望が寄せられていたようで、会場にリアルなルビスのつるぎとたてが登場すると、大きな「ルビス」コールも沸き起こっていた。

だが、今回の発表は武器やイベントの追加だけには留まらず、「覚醒」とよばれる新システムが発表された。これは錬金と対をなす装備の新たな強化要素で、プレイヤーは「錬金」か「覚醒」かのいずれか片方を選んで武器を強化することになる。最初は「ルビスのつるぎ」と「ルビスの弓」の2つが対応となり、覚醒には「覚醒結晶」と呼ばれる新素材が必要。開催中の「魔神獣と絶望の凶星」の他、今後の開催予定のイベントなどでも入手が可能になるという。

ゲーム性を大きく変化させそうな新要素に、客席からはやや不安げな声も上がっていたものの、覚醒は錬金の上位互換ではなく、スキルが追加される錬金とは別の強みを得るような方向性で調整されているとのこと。

発表の後には、追加された新武器を使ってのデモプレイも行われていたのだが、そこで使用された覚醒済のルビスのつるぎは、攻撃やダメージを受けると溜まっていくゲージを解放することで、超強力なスキル「ルビスのさばき」が使用できるという、一風変わった性能であることが明らかになっていた。

加えて、現在の最高難易度である「魔王級」を上回る「大魔王級」のクエストが追加され、その第一弾が「真星神 ゼイアン」にて実装されることも明らかに。

そんな強化されていくモンスター達に対抗するべく、さらなるプレイヤーの新装備として「星神そうび」が実装される。最初に実装されるのは、全身の防具一式に加えて「星神のムチ」、「星神の杖」、「星神砲」の3つの武器。完全新装備ということもあり、かなり強力な性能になっているという。

ご存知のプレイヤーも多いかと思うが、今回発表された新装備は、
全て本イベントから数時間後の10月14日の午前0時から配信がスタートしている。
まだアプリの更新を終えていないというプレイヤーは、しっかりとご確認を。

また以前から発表されていた新要素「モンスター闘技場」についても、2018年の11月の実装を目処に開発が進んでいることが明らかとなった。

闘技場のモンスターはオートで戦闘を行うが、自らスタンプなども使いながら戦闘を行うため、見ていても楽しい内容となる。また、スカウトしたモンスターにスキルを装備させ、それをさらに育成するというやりこみ的な楽しみも用意されており、ほぼ別のゲームを新しく1本作るほどの手間が掛かった内容となっているという。特定のプレイヤーを指定して対戦を挑むことも可能なので、プレイヤー同士の交流をより深めるツールとして盛り上がりそうだ。

新情報発表の後には、井上さんらが用意したという巨大ケーキとクラッカーで、会場が一つになって「星ドラ」の3周年を祝うという一幕も。

最後には、「(星ドラは)これからもやることが一杯で、今から『闘技場で一番になるんだ』と意気込んでいるような人たちも楽しめる内容になると思います。今後も『星ドラ』をよろしくお願いします!」という堀井氏からのメッセージも贈られ、記念すべきイベントは締めくくられた。

星のドラゴンクエスト

スクウェア・エニックス

iOSアプリiOS

  • 配信日:2015年10月15日
  • 価格:基本無料

    星のドラゴンクエスト

    スクウェア・エニックス

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2015年10月15日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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