2019年1月25日~27日の三日間にかけて、千葉・幕張メッセにて開催中のジャパン・アミューズメント・エキスポ 2019(JAEPO2019)。ここでは、1月26日に実施された「Fate/Grand Order Arcade ファンミーティング」の模様をお届けしていく。

目次
  1. 振り返りトークから質問コーナー、ステージ上での全国対戦も
  2. 公式サイトやカルデアwebマイルームの機能追加、「カルナ」「酒呑童子」「スカサハ」の3Dモデルが公開

振り返りトークから質問コーナー、ステージ上での全国対戦も

大人気スマートフォンアプリ「Fate/Grand Order」のサーヴァント達が、3対3でのチームバトルを繰り広げるアーケードゲーム「Fate/Grand Order Arcade」(以下、FGOアーケード)。

JAEPO2019の会場内にて行われた今回のファンミーティングには、本作のコアなプレイヤーとして知られるゲームライターのブンブン丸氏、本作のディレクターを務めるゲームセンターいかみ氏に加えて、「FGO」Projectクリエイティブプロデューサー・塩川洋介氏、マーケティングディレクター・クイック石倉氏の4名が登壇。

左からブンブン丸氏、ゲームセンターいかみ氏、塩川洋介氏、クイック石倉氏

実は、今回のステージには登壇予定ではなかったと明かす塩川氏。本来はFGOアーケードプレイヤーとしても知られる、声優の植田佳奈さんも登壇予定だったのだが、当日の体調不良により欠席に。そんな時、JAEPOの会場内を歩いていた塩川氏に白羽の矢が立ち、少なくなった人数を埋めるために急遽登壇することになったのだという。

ステージではそんな塩川氏も交えて、2018年の「FGOアーケード」を振り返るトークが展開され。ブンブン丸氏が、クイック石倉氏がアプリ版に先駆けてのダ・ヴィンチの実装をそれぞれ挙げる中、いかみ氏と塩川氏は「第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン」をチョイス。

アーケード版のオルレアンでは、第一特異点からいきなり魔神柱が出現するというアプリ版と異なる展開が用意されており、多くのプレイヤーを驚かせたが、その開発にはかなりの右翼曲折があった様子。それでも、FGOアーケードならではの展開の第一歩として実装を決めたようで、今後もアプリ版と異なる展開が出てくる可能性もあるという。

開発陣は魔神柱の撃破タイムは当初30秒を切るのは難しいのではと考えていたようだが、
実際には20秒代を記録するプレイヤーも出てくるなど、想定を越えたやりこみで開発陣を驚かせた。
23日に実施された、バトルバランスの調整についての話題も。
できるだけサーヴァントの使い勝手は変えないようにしながら、より選択肢が増えるような形での調整を目指したという。
会場では、アップデート後のバランスに対して好意的な意見がほとんどを占めていた様子だった。

その後には、プレイヤーから送られてきた質問に出演者が答える、ファンミーティング恒例のコーナーも実施された。

中でも客席が盛り上がっていたのは、「これからFGOアーケードにどうなって欲しいか?」というブンブン丸氏への質問で、グレイルウォー(全国対戦)をメインにプレイしているというブンブン丸氏は、プレイのモチベーションとなるようなランクマッチの導入を希望。

会場にいたプレイヤーのほとんどがこの意見に賛同するなど、グレイルウォー回りの機能の充実を望む声が根強い様子。それを聞いたいかみ氏は、やや歯切れが悪そうにしているのを塩川氏らから突っ込まれながらも、「グレイルウォーをメインで遊んでくれている人たちが喜ぶような施策はやっていきたい」と語っていた。

機能改善については、塩川氏からも「マイルームでもっと自由な角度にカメラを回したり、ズームできるように」という要望が上がると、客席から自然と拍手喝采が沸き起こる。こちらについても、今後対応を検討するようで、こうした改善のための意見を今後もどんどん送って欲しいとのことだ。

ゲーム開始時のGPを消費しない時間が600秒に増えたことについては、ゲーム開始時に編成が間に合わずにGPを消費し、
クエストをこなせる回数が減ってしまう問題への対策として行われたという。

続いて行われたのは、ステージ上で実際に全国のプレイヤーとの対戦に挑む「グレイルウォー リアルマッチングに挑戦」のコーナー。本来であれば、植田さんが挑戦する予定だったのだが、今回は植田さんが想定していた編成を受け継ぎ、普段からグレイルウォーをやりこんでいるブンブン丸氏がプレイを担当することに。

植田さんがチョイスしていたのは、エミヤ・マルタ・アルトリアの3騎。
さらにコストが許す限りのカレイドスコープをつけるという、コンセプトが非常に分かりやすい編成となっていた。

試合開始当初は、敵の集中攻撃を受けて味方のアルトリアオルタが倒され、さらに敵のダヴィンチの宝具を受けて、ブンブン丸氏のエミヤもやられてしまうという不利な展開となる。しかし、味方のハサンも宝具を発動してサーヴァントを撃破、聖杯を獲得したことで試合はイーブンに。

その後も、サーヴァントが倒され倒しあうシーソーゲームが続くも、ブンブン丸氏のチームは残り時間わずかの状況までリードを保つことに成功。しかし、聖杯を所持していたブンブン丸氏のアルトリアに、敵のゲオルギウスの宝具が炸裂し、逆にリードを奪われてしまう。

これは勝負があったかと思いきや、最後の最後の瞬間に、打たれ弱い敵チームの金時にチーム全員で狙いを定めて撃破するという息のあった連携が決まり、まさかのドローという形で試合は終了。どちらが勝ってもおかしくない、見応えのある熱戦に、客席から大きな拍手が送られていた。

公式サイトやカルデアwebマイルームの機能追加、「カルナ」「酒呑童子」「スカサハ」の3Dモデルが公開

その後には、いよいよ「FGOアーケード」に関する最新情報が公開に。

まず2019年1月31日より、「Happy Valentine限定召喚」の実施が決定。ジャンヌ・ダルクやアルトリア[オルタ]といったサーヴァント達に加えて、新たに実装される6種の期間限定概念礼装(★5「キュート・オランジェット」、★5「ショコラティエ」、★4「チョコ・エンゼル」、★4「ビター・ブラック」、★3「ブレスフル・タイム」、★3「勝者の余裕」)がバレンタイン限定の特殊なフレーム仕様で登場する。今回明かされたのはバレンタイン前半のラインナップで、後半からはラインナップがになるという。

2019年1月27日からは、カルデアゲートの全クエストの消費GPが、全て150になる期間限定のキャンペーンも実施。種火・修練場・宝物庫といったクエストが、難易度に関わらず従来よりも少ないGPで周回できるようになる。

それにあわせて、「FGOアーケード」公式サイトからクエスト内でドロップする素材の一覧を確認できるようになったり、Aimeと連動した公式webサービス「カルデアwebマイルーム」内の所持アイテム一覧から素材をタッチすると、素材がドロップするクエストが分かるようになる機能の追加も実施される。

さらに、今後実装される予定の新サーヴァントとして、「カルナ」「酒呑童子」の3Dモデルが一足先に公開。ともに既にかなりのイラストの再現度の高い、ハイクオリティな3Dモデルとなっていたが、まだ実装までにはしばらくの時間が必要になるという。

その後には、同様の流れで開発中のサーヴァントとして「スカサハ(ランサー)」が紹介され、一際大きな歓声が上がっていたのだが、その直後に「スカサハ(ランサー)」の実装時期が、ステージ終了の約2時間後となる26日の18時からであることが判明し、客席は大盛り上がり。

また同時刻より開催される「スカサハ(ランサー)」ピックアップ召喚では、★5「紅蓮なり影の国」★4「みこっと!花嫁修業」★3「生射必中」の3つの礼装が期間限定で登場する。ピックアップガチャの詳細についてはこちらの記事も参照して欲しい。

スカサハの宝具「貫き穿つ死翔の槍」の映像も公開された。

さらにステージの最後には、いかみ氏が新たな映像を公開。アルトリアやエリザベートとおもしきサーヴァントと、巨大なドラゴンのような存在が対峙し、「ともに挑め、全てのマスター達よ」というメッセージが表示される、非常に意味深な内容となっていた。

その詳細については一切明かされなかったものの、今後の「FGOアーケード」の展開に関わるものであることは間違いなく、続報に要注目だ。

今回発表された内容の実施時期一覧。既にほぼ実装が完了しているが、
バレンタイン限定召喚のみ、1月31日からの実施となっているので注意して欲しい。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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