日本一ソフトウェアは、2019年4月25日に発売を予定しているPS4/Nintendo Switch用ソフト「殺人探偵ジャック・ザ・リッパー」について、ストーリーや登場キャラクターなどの新情報を公開した。
本作は、医療技術が発達した架空のロンドンを舞台に、連続殺人事件の真相を追っていくアドベンチャーゲーム。タイトル発表に合わせて物語全体のあらすじや登場キャラクターを紹介したが、今回はそれらの続報としてゲーム内の第1章のあらすじ、追加で判明した登場キャラクターやシステムを紹介していこう。
1章「鏡像の殺人鬼」あらすじ
暗がりで人を襲い、金品を盗み取る「連続強盗殺人事件」がロンドンの街を騒がせていた。しかし多数の被害者が出ているにも関わらず、ロンドン市警は全く犯人像を掴めていない。
私立探偵アーサー・ヒューイットは自身の正義感から事件の調査に乗り出し、路地裏の殺人現場を発見するも、彼こそが連続強盗殺人の犯人ではないか、と警察から疑いの目を向けられてしまう。身の潔白を証明するため、そして凶悪な殺人事件を止めるため、アーサーは連続殺人犯を追う。
「切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)」を自称する男の幻影は、連続強盗殺人事件の調査に乗り出したアーサーを嘲笑し、からかう。
「おいおい……。そんな推測じゃ、いつまで経っても真実には辿り着けねぇぞ、探偵?」
「うるさいぞ、幻影め。殺人鬼なんかの指図は受けない」
しかし、彼が述べる現場検証や犯人の手口の考察には、ある程度の信憑性があった。
探偵と殺人鬼。同じ身体を共有しているのにも関わらず、まるで正反対の二人。奇妙な同居人を得たアーサーは、少しずつ事件の真相へと近づいていく。
同時期に、ヒューイット探偵事務所へ1件の依頼が持ち込まれる。メリル・ローズと名乗る少女からの「訳アリな兄」の素行調査依頼だ。少女の兄、ダリル・ローズは夜な夜な街を出歩き、どこからか大金を稼いでいるらしい。
メリルの纏う不穏な空気を察した”自称”切り裂きジャックは仕事を受けろと口を挟むが、アーサーとしては身の潔白の証明、強盗殺人事件の調査も捨て置けない。
優先するべきは少女の助けか、自身の潔白か。アーサーは選択を迫られる。
新たに判明した登場キャラクター
メリル・ローズ (CV:寺井らん)
ロンドン市街に住む少女。ヒューイット探偵事務所の噂を聞き、兄、ダリル・ローズの素行調査を依頼する。臆病で考えを口に出さない引っ込み思案な性格であるため、粗暴ながら自分の考えを貫く兄のことを男らしいと感じ慕っている。
ダリル・ローズ (CV:寺井らん)
メリル・ローズの兄。メリルの話によれば、乱暴者だが妹想いの優しい兄、とのこと。夜な夜なロンドンの街へ繰り出しては「仕事」を行い、大金を稼いできている。依頼を受けた場合、アーサーは彼の足取りを追うことになるが……。
ライリー・ローズ&キャロル・ローズ
メリル、ダリルの両親。娘のメリルの事を大切に思い慈しむ反面、ダリルについては無視を決め込んでいる。2人がダリルを「いないもの」として扱うのは、何やら事情があるようだが……?
本編の進行に合わせて解放されるサブストーリー
本編を進めていくと、進行状況に合わせてサブストーリーが解放されていく。プレイヤーがたどった選択肢によって解放されることもあれば、BADEND後に解放されるものもあるなど、その条件はさまざま。あるときは、仲を深めた特定のキャラクターとの話が展開されることもある。
このサブストーリーは全部で10話以上が用意されており、本編では語られないキャラクターの素性や思い、日常の姿などを垣間見ることができるぞ。
BADENDから這い上がるための「ボーナスシアター」
BADENDへたどり着いたプレイヤーを待ち受けるコーナーとして「ボーナスシアター」が用意されている。このコーナーは、デフォルメされたキャラクターたちがBADENDになってしまった原因を教えてくれるというもの。ヒント機能として活用できるのはもちろん、本編とはギャップのある姿や言動に加え、笑いあり、涙ありの寸劇にも注目だ!
アーサー (CV:ヒロオカユースケ)
「え!? そんな!
僕、レギュラーじゃなかったんだ……」
何度BADENDに辿り着いてしまっても、不屈の精神で立ち上がりゲームクリアを目指す。本編の主人公だが、おまけコーナーにまで出番があるとは限らない?
ダークソフィー (CV:川上ゆき)
「このおまけコーナーでは私こそが女王!
口答えはいっさい許さないから! ふふふっ」
自らを闇の化身と称するボーナスシアターの女王。プレイヤーに助言を与える”ついで”にアーサーをからかい、ジャックでさえ拳一つでぶちのめす。この空間では、誰も彼女に逆らえない……!
ジャック (CV:山口キヨヒロ)
「何の真似だと? 決まってらぁ、このコーナーを乗っ取って……。名前を『ジャックシアター』にしてやるんだ」
自称「切り裂きジャック」。おまけコーナーを乗っ取り、名前を「ジャックシアター」に変えようと暗躍する。
ローリィ (CV:夏川みつき)
「ここはゲームオーバーの原因を解説するためのコーナーニャんだから。建設的な意見を出さニャいといけニャいだろう?」
猫っぽいマフィア。おちゃらけた雰囲気に早々に順応し、楽しみながらプレイヤーへアドバイスを与えている。ソフィーにより、台詞に「ニャン」を付けることを強制されてしまう。
シャーロット (CV:山咲あいこ)
「あの、かなり喋りにくいので、この『ワン』は無しにしていただけませんかワン?」
犬っぽい警官。不可思議な空間に戸惑いながらも、己の責務としてプレイヤーへまともなアドバイスを授けようと奮闘するが……。ソフィーにより、台詞に「ワン」と付けることを強制されてしまう。
(C)2019 Nippon Ichi Software, Inc.
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
コメントを投稿する
この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー