セガのレトロゲームも遊べる！「ボーダーブレイク」のコミュニティスペース「ボダ家」のメディア向け内覧会をレポート

セガ・インタラクティブは東京・渋谷にて4月2日よりオープンとなる、ロボットアクションゲーム「ボーダーブレイク」のリアルコミュニティスペース「ボダ家-BORDER BREAK HOUSE」のメディア向け内覧会を開催した。

「ボダ家（ボダハウス）-BORDER BREAK HOUSE」は「BORDER BREAK」ファンのためのコミュニティスペースだ。東京・渋谷に現存する古民家を改装したもので、会場内には20台ものPS4を設置。10人対10人のチームバトルをはじめとする、さまざまなプレイヤー同士の交流を楽しむことができる。

開催期間は4月2日（火）から4月20日（土）までで、昼の部（14時30分～16時半）は25名を上限として一般に開放。夜の部は17時～19時、19時30分～21時30分の2部制で事前予約が必要となっている。

「ボタ家」と書かれた表札と提灯がお出迎え。この提灯は夜になると本作のイメージカラーである緑にライトアップされる。

昨年発売された、Tyrell（タイレル）とのコラボによる限定モデルのスポーツバイクも展示。

玄関に入るとハティとマーナガルの特大パネルがお出迎え。

会場内には「α部屋」と「β部屋」というふたつのスペースが用意されていて、それぞれの部屋にPS4が10台設置されている。「α部屋」はまさに古民家というべき和のスペースで、昨年披露された実物大プラモデル「輝星・空式」のブースターと肩のパーツなどのブレイクグッズが展示。「戦線突破」と書かれた掛け軸も掛けられていて、こちらは青木氏の直筆とのことだ。こうしたグッズ類が、こちらの部屋の見どころとなっている。



DUALSHOCK 4のほかRazer社製のマウスとHORI社製の専用コントローラーが用意。

「β部屋」にはメガドライブ、セガサターン、ドリームキャストという、往年のセガの名機が遊べるコーナーが設置。「ぷよぷよ通」、「バーチャファイター2」、「電脳戦機バーチャロン」、「スペースチャンネル5」など、ソフトも多数用意されているが、自分で持ってきたソフトをプレイしてもかまわないとのことだ。さらに、「BORDER BREAK」10周年とのことで、この10年間に流行したさまざまな漫画を陳列。プレイの合間にこれらのマンガを読みながら、くつろげるようになっている。

メガドラやサターンのプレイ用モニターはブラウン管テレビで、かつてとほぼ同じ雰囲気で往年のセガの名作ゲームを楽しめる。

「ワンピース」、「NARUTO-ナルト-」、「進撃の巨人」、「名探偵コナン」などの超人気マンガがズラリ！

最大の目玉は部屋同士での10人対10人の対戦だが、ひとりで遊びに来て通常のマッチング対戦を楽しむというのもアリ。3月14日から配信が開始された「Ver.2.00」にて新たに搭載された「フレンド機能」を使って、会場に来ていない友達とプレイすることも可能で、プレイヤーの好みやスタイルに応じた遊び方ができる。


こちらがプレイの様子。このようにひとつの部屋につき、最大10人が一緒にプレイできる。

自分のPSNオンラインIDでログインできるが、ゲスト用アカウントも用意されているとのこと。

さらに、飲食の持ち込みも自由で、出前も取ってよいとのこと。プレイの合間に飲んだり食べたりしながら歓談できるので、自宅のような感覚でリラックスしながら対戦やプレイヤー同士の交流を楽しめる。また、室内からは古民家ならではの和風の庭が見えるようになっていて、夜にはライトアップもされるそうだ。古民家のゆったりとした雰囲気の中で「BORDER BREAK」を楽しむというのも、なかなか乙な体験と言えるのではないだろうか。

このように「α部屋」「β部屋」のそれぞれから庭の景色を楽しむことができる。

各部屋に用意されているお菓子、飲み物も食べ放題、飲み放題となっている。ただし、アルコール類は持ち込み禁止となっているので、来場予定の人は覚えておくように。

本企画について「BORDER BREAK」のプロデューサー・青木盛治氏は、PS4版のコミュニティを強化したいという考えからだと説明。今年の9月でリリース10周年を迎えるアーケード版はゲームセンターというコミュニティの場がある。しかし、PS4版はなかなかプレイヤー同士で集まることができないため、ここを基点にしてプレイヤーたちの交流を盛んにしていきたいと語った。

プロデューサーの青木盛治氏。

同時に、プレイヤーたちと開発・運営スタッフのコミュニケーションも図っていきたいという。開催中は自身も頻繁に会場に足を運ぶ予定で、「ここに住む勢いですので、ぜひ直接ご要望やご意見を言っていただきたい。開発チームに持ち帰って、今後の運営の検討材料にしていきたいと思っています」と展望を述べた。

古民家を会場にした理由だが、場所がアクセスしやすい渋谷で、20台のPS4を置けるスペースがあるというのが大きかったと青木氏は打ち明ける。とはいえ、普通のスタジオを使った通常のプロモーションではつまらない、最新のIT機材と古民家という組み合わせはギャップがあって面白いのではないかという考えがあったのも事実で、さまざまな検討を行った結果、「ここがベストだ」となったそうだ。

ちなみに、今回は東京のみだが、地方でも似たようなイベントをやっていきたいという考えがあるとのこと。また、4月28日に「BORDER BREAK」初の全国大会「エースボーダー頂上決戦」がベルサール高田馬場にて開催されるので、こちらもぜひ注目してほしいと語っていた。