文化放送エクステンドがおくるNintendo Switch/スマートフォン向けアドベンチャーゲーム「BUSTAFELLOWS」をGamerで大特集!第1回は本作と同じスタッフが手がけたアドベンチャーゲーム「Side Kicks!」の魅力と、これまでに明らかになっている「BUSTAFELLOWS」の情報をおさらい!

目次
  1. 警察チームとしてドラッグや連続殺人事件を追う「Side Kicks!」
  2. あざやかな“悪”に染まる――「BUSTAFELLOWS」のポイント
  3. ストーリー
  4. スタッフコメント

文化放送エクステンドの女性向けコンテンツブランド「eXtend」がおくる、本格クライムサスペンスをテーマとしたアドベンチャーゲーム「BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ)」。Nintendo SwitchとiOS/Andoroid向け(買い切り型)として、2019年に発売を予定しています。

Gamerでは、同ブランドが2017年3月に発売したPS Vitaソフト「Side Kicks!(サイドキックス)」(前編後編)に引き続き、制作スタッフが再集結した「BUSTAFELLOWS」も大特集! 発売までたくさんの情報をお届けしていきますので、ぜひご期待ください。

警察チームとしてドラッグや連続殺人事件を追う「Side Kicks!」

まずは「BUSTAFELLOWS」とあわせて、改めて「Side Kicks!」についてお話ししていきます。「BUSTAFELLOWS」が気になってる方も、「Side Kicks!」はまだよく知らないという方も、ここからそれぞれをチェックしてみてくださいね。

さて、まずはこの2作品に共通する「クライムサスペンス」という言葉。これは海外ではとくに人気の高い、クライム(=犯罪)を題材としたスリリングでハラハラするような展開が魅力のジャンルです。ちなみに「サイドキック」には、ヒーローの相棒や仲間という意味がありますよ。

そんな「Side Kicks!」の舞台は、アメリカ・カリフォルニア州の架空の街「サクラダ」。予知夢を見る主人公・イノリが、その能力で起こるはずだった大事件を見事に回避! それをきっかけに、特殊なスキルをもつメンバーで構成された特別捜査課「サイドキックス」へ勧誘されるところから物語がスタートします。

このチームには、銃の扱いや格闘に秀でた運動神経抜群の「チカ(CV:石川界人)」、心理分析を得意とするプロファイラー「ヒバリ(CV:遊佐浩二)」、ちょっとトゲのある天才ハッカー「シシバ(CV:白井悠介)」、見たものを瞬時に覚えるカメラアイ(=瞬間記憶)をもつ「リコ(CV:蒼井翔太)」、そしてリーダーの「タテワキ(CV:津田健次郎)」が在籍。さらに、独自に事件を調べているフリーの記者「ノラ(CV:杉田智和)」、真実を追い求めるミステリアスなタレント「シスイ(CV:森久保祥太郎)」が、さらにストーリーを盛り上げます。

そんな魅力的な男性たちと共に、数年前からサクラダで流行しだしたドラッグ、通称「リップコード」を追うのが物語の大筋です。さらに、雨の日に現れる殺人犯「レインキラー」という存在も見過ごせません。一体誰が犯人なのか、何のために犯罪に手を染めたのか……といった部分もきちんと明かされるので、推理しながら楽しむのも一興です。すべて分かったあとで見直すと「このシーンにあの人がいない理由って……!」とか「ここで仕組んでたんだ!」とか、行動の裏が分かってより楽しめますよ。

ゲームそのものは選択肢で変化するストーリーを読み進めていき、個々のルートに入っていくというオーソドックスなテキストアドベンチャーです。プレイヤーの会話ごしに誰かの話し声が聞こえてきたり、映画のスタッフロールのようなものが流れたりと、海外ドラマや洋画のような雰囲気を味わえる演出も楽しめますよ。

ちょっとユニークなシステムとしては、例えば飲み物の好みを聞かれた主人公が「○○」と答えると、後々キャラクターが「前に○○が好きって言ってたよね?」と返してくれる……なんてことも。物語の最中もメンバー同士がチャットアプリを使ってやりとりしているので、そこからもキャラクターの個性をしっかり感じることができました。

とくに、個別ルートで明かされる男性たちの過去や胸に秘めた想いには心を鷲掴みにされること間違いなし! キャラクターごとにまったく異なる内容や事件が巻き起こり、やがて主人公と心を通わせるまでの過程を丁寧に描いています。絆や信頼関係がやがて愛情へと変わっていく、奥深いストーリーをじっくり味わうことができますよ。

そして個人的なオススメポイントは、なんといっても「まるで本当の存在するのかと思うほど作り込まれた、リアリティのある世界観」です。例えばゲーム内の背景ひとつとっても、想像するアメリカの空気がそのまま描かれていますし、スチルの差分も非常に多いので静止画ながらキャラクターの生き生きと躍動する姿を感じらます。

このこだわりはゲーム内にとどまらず、コラボカフェのノベルティでもサクラダの世界を切り取ったようなものばかり用意されていますし、公式Twitter上ではサイドキックスメンバーが来日したという雰囲気の企画も行われました。アートブック「SAKRADA FAIR special issue」もサクラダで売っているファッション雑誌というデザインを取り入れ、読み物としてはもちろん、キャラクターが生きている世界をそっくりそのまま味わうことができるんです。

そんな、強いこだわりや熱意のある制作スタッフが再集結するという「BUSTAFELLOWS」。この「Side Kicks!」の魅力をさらにパワーアップさせた作品になっているはずですから、期待できないわけがありません! 続いては、現在まで発表されている「BUSTAFELLOWS」の情報についてご紹介していきたいと思います。

あざやかな“悪”に染まる――「BUSTAFELLOWS」のポイント

「BUSTAFELLOWS」は冒頭でもご紹介しましたが、この「Side Kicks!」チームによる完全新作。ジャンルの「あざやかな悪に染まるアドベンチャーゲーム」という名の通り「Side Kicks!」と同じくシナリオを読み進めるテキストアドベンチャーとして楽しむ作品です。Nintendo SwitchのほかiOS/Androidアプリでも発売され、いわゆるアイテム課金型のゲームではなく買い切り型となっています。スマートフォン版もNintendo Switch版と全く同じ内容、ボリュームが楽しめるとのこと。

「Side Kicks!」と同じ制作スタッフ、同じ世界観ではありますが、続編というわけではありませんので、「Side Kicks!」プレイの有無に関わらず新たな気持ちで楽しめますよ。今回の舞台はアメリカ東海岸にある架空の大都市「ニューシーグ」。「Side Kicks!」の世界ともどこかで繋がっているとか……?

ストーリー

アメリカ東部の街、ニューシーグ。
悪徳弁護士と名高い「リンボ・フィッツジェラルド」は、急な弁護の依頼を受け警察署へと向かった。
そこで出会った男は「この面会がなければリンボは死んでしまう運命だった」と言う。
奇妙な話に困惑するリンボ。
そして男は、まるで女のような不自然な口調で言った。
「“今日”は私にとっては再放送なの。私はあなたが死ぬのをこの目で見た」

「BUSTAFELLOWS」に登場するのは、フリージャーナリストの主人公「テウタ(CV:近藤唯/名前変更可能/デフォルトネームボイス有/ボイスOFF可)」、殺人罪でも無罪にしてしまう“絶対無罪”の悪徳弁護士「リンボ(CV:KENN)」、殺し屋の殺し屋……いわゆるキラー・キラー「シュウ(CV:細谷佳正)」、外見を作り変えるプロの美容形成外科医「ヘルベチカ(CV:吉野裕行)」、死のスペシャリストである検死官「モズ(CV:福山潤)」、自称“裏社会のボス”の「スケアクロウ(CV:白井悠介)」という、こちらもまた個性的なメンバーが揃っています。

警察組織の一員として、すでにチームとして動いていた「Side Kicks!」とは違い、彼らにどのような接点があるのかまだ詳細は分かりません。すでにパートナーとして行動しているメンバーもいるようですが、どんなきっかけでチームとなっていくのか……これも物語の見どころとなりそうですね。

そして物語全体のキーとなるのは、テウタがもつ「時間を遡る力」でしょう。「遡れる時間は限られている」「自分に戻ることはできない」といった制約があるため万能というわけではないものの、「Side Kicks!」のイノリのもつ予知夢のように、これから起こる未来の出来事を変えることもできそうです。

これを踏まえて公開されているストーリーを読み解くと、テウタは何らかの事情でリンボが死んでしまうことを知り、この「時間を遡る力」を使ってリンボの行動を変え、彼が死ぬ運命を変えた……ということになりそうですね。しかし、ここでリンボと会話をしているのは「男」の様子。いわゆるタイムリープと呼ばれる能力のようですが、テウタ自身ではない“違う誰か”として行動をしなければならないようです。これがストーリーにどのような影響を与えるのか、今から楽しみですね。

また、主要メンバー以外にもユニークなキャラクターが多数発表されています。テウタの幼なじみである刑事の「ルカ(CV:西川舞)」、同じくテウタの幼なじみで人気アンカーマン(=報道キャスター)の「アダム(CV:石川界人)」、クラブ“パライソ・ガレージ”のオーナー「カルメン(CV:柿原徹也)」、カルメンの店を手伝う少年「アレックス(CV:西山宏太朗)」、リンボが“魔女”と呼ぶ姉の「ヴァレリー(CV:園崎未恵)」、ヘルベチカの後見人である「サウリ(CV:杉田智和)」と、気になるキャラクターを実力派キャストが演じます。

このほか、リンボの仕事仲間「ナヴィード(CV:深町寿成)」、冷静沈着な殺し屋「ヤン(CV:小松昌平)」、ニューシーグアカデミア高等部の教師「トロイ(CV:森久保祥太郎)」、テウタの亡くなった兄「ゾラ(CV:武内駿輔)」、ストリートギャング「マグダ(CV:磯村知美)」、ニューシーグアカデミア高等部の生徒「アイビー(CV:味里)」、カルメンの店の用心棒「ぺぺ(CV:吉村和紘)」といったキャラクターも。公式サイトの相関図とあわせて、どのような関係性なのか想像がふくらみますね。

相関図

次回からは、個々のキャラクターについてより深く掘り下げていくのでお楽しみに! Gamer初出し情報もあるのでお見逃しなく!

スタッフコメント

「BUSTAFELLOWS」プロデューサーのminetakaです。今回、ゲーム紹介をGamerさんで発売まで連載して頂くことになりました。公式サイトの紹介だけではお伝えしきれない情報満載でお届けしますので、ご期待ください。皆さんからのご質問などにもお答えしていければと思っています。

▼「BUSTAFELLOWS」に関するご質問やメッセージなどはツイッターのハッシュタグ【#バスタフェ】をつけてツイートしていただくか、公式サイトのフォームからお寄せください!
https://joqrextend.co.jp/extend/bustafellows/275/

※画面は開発中のものです。

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