吉田沙保里さんは卓球でも強かった！？「東京2020オリンピック The Official Video Game」CM発表会レポート

セガゲームスは本日7月23日、東京・神田明神ホールにてPS4/Nintendo Switch用ソフト「東京2020オリンピック The Official Video Game」のCM発表会を開催した。

「東京2020オリンピック The Official Video Game」は、東京2020オリンピック公式のゲームとして15種目以上の競技が楽しめるスポーツゲーム。セガゲームスでは「マリオ＆ソニック AT 東京2020オリンピック」、「ソニック AT 東京2020オリンピック」と合わせて東京2020オリンピック公式ゲームを3タイトル展開するが、本作はその先陣を切る形で7月24日に発売を迎える。

今回の発表会は、明日より新たなCMが放映されることを記念して行われたもの。CMには本作の公式アンバサダーに就任した、女子レスリング金メダリストである吉田沙保里さんが出演しており、会場にもゲストとして登壇。セガゲームス代表取締役会長CEOの里見治紀氏とのトークや、実機を用いたデモプレイを披露してくれた。本稿ではその模様をお届けしていこう。

吉田沙保里さんの公式アンバサダー就任も会場で明らかに。

（写真左から）里見治紀氏、吉田沙保里さん

会の冒頭では、里見氏からゲームの紹介が行われた。本作では東京2020オリンピックで採用された正式競技を収録しており、100m走や走幅跳といった陸上競技をはじめ、テニスや卓球といったお馴染みのスポーツ、さらに今回から正式種目に加わったBMX（のフリースタイル）などがプレイできる。競技場もリアルに再現されているため、まだ建設中の場所で競技をするなど、ゲームならではの楽しみ方も可能だ。

また、出場選手として自分のアバターを自由に作成できるのもポイント。幅広い表現が可能となっているようで、自分に似たキャラを作るもよし、好きなキャラクターや人物に似せるもよし、誰もがオリンピックに参加しているような体験ができるという。実際のゲームプレイでは家族や友達と集まりオフラインで一緒に遊べるのはもちろん、オンラインプレイにも対応。全世界のプレイヤーと金メダルを目指して戦えるようになっている。

ゲーム説明の後には、さっそく明日より放送開始となる新CMが上映された。CMは吉田さんが扉を開けると、その先にオリンピックの世界が広がっているというもので、「東京2020オリンピックへの扉」をコンセプトに制作したとのこと。別バージョンとして、ケンブリッジ飛鳥選手と共演したCMも用意されているようだ。

ここで吉田さん本人も登場。まずは本作の公式アンバサダーに就任されたことについて、突然のことで驚いたものの「ゲームの内容を知ってやりがいがあると思いました。このような形で東京2020オリンピックのゲームに参加できることも嬉しいです」コメントした。なお、里見氏によると吉田さんを公式アンバサダーに起用したきっかけは、オリンピックを代表する人と考えた時、ギネス記録保持者であり、国民栄誉賞受賞者である吉田さんが一番だろう、という考えがあったとのこと。

CMお披露目のあとには、吉田さんによるゲームの実機プレイが行われた。甥っ子と一緒に遊ぶため普段からゲームをするという吉田さんは、自身そっくりなアバターを使い卓球（シングルス）、100m走、ボクシングをプレイ。

卓球は7ポイントマッチで、先制点を取るとその後もゲームの支配権を握ったまま進行。なんと1ポイントも落とさずストレートで勝利を飾った。卓球ではラリーを続けているとゲージが溜まっていき、それを消費してスペシャルショットが放てるのだが、相手のスペシャルショットを平然と打ち返し、吉田さん自身はゲージが溜まったところでちょうど試合を決めるという余裕っぷりを見せてくれた。

続く100m走では、画面に表示された加速のコマンドにしっかり対応し、10.961秒でこちらもブッチギリの1位で圧勝。吉田さんは1位で嬉しそうにしながらも、「9秒台を出したかったですね」と、アスリートらしい上を目指すコメントも。

最後のボクシングは、里見氏との真剣勝負に。容赦なく勝ちに来る里見氏に徹底抗戦の構えで、互いに必殺技を決めてダウンを奪ったりと、白熱した試合展開が続く。3ラウンドが終わり判定までもつれ込み、結果は1ポイント差で里見氏が勝利。練習では吉田さんの圧倒的勝利だったようだが、里見氏も会長として本番に強いところを見せる形となった。

最後にゲームの今後の展開として、発売後も新たな競技を追加していくことが説明された。2019年9月のラグビーを始め、11月には柔道、2020年2月にスポーツクライミング、4月に4×100mリレーがDLCとして配信される。

また、「トップアスリートへの挑戦」と称した企画として、実在のトップアスリートたちが期間限定でゲーム内に登場することも発表となった。陸上では山縣亮太選手とケンブリッジ飛鳥選手が、水泳は中村克選手と松田丈志さんが、卓球は福原愛さん、平野美宇選手、早田ひな選手が、ビーチバレーボールは村上礼華選手と坂口佳穂選手がペアで登場する。さらに吉田さんは全種目に登場する。

本企画での選手は本人にそっくりのアバターだけでなく、本作のために新規でボイスも収録しているとのこと。いずれの選手も高い能力を持っているため勝つのは難しいが、勝利すると“何かいいこと”があるという。このほか、ゲーム購入者向けに東京2020オリンピックの観戦チケットが25組50名に当たるキャンペーンの告知も行われた。