千葉・幕張メッセにて9月12日より開催の「東京ゲームショウ2019」。KONAMIブースで9月13日に行われた「イザナギゲームズ新作発表会」の模様をお届けする。

日本のクリエイターと作ったゲームを世界に向けて発信する会社として、梅田慎介氏が新たに立ち上げた「イザナギゲームズ」。すでにTooKyo Gamesの小高和剛氏、打越鋼太郎氏らとともに取り組む「デスマーチクラブ」が注目を集めている。

梅田慎介氏

そして本ステージでは、先日発表になったばかりの新作「冤罪執行遊戯ユルキル」を紹介。本作は、「賭ケグルイ」の原作者である河本ほむら氏が原作・シナリオを担当、漫画家・イラストレータの清原紘氏がキャラクターデザインを手掛けており、梅田氏はディレクター兼プロデューサーを務める。ステージでは、河本氏、清原氏のコメントが寄せられるとともに、清原氏が発表に際して描き下ろしたメインビジュアルが紹介された。

本作のゲームジャンルは、脱出ADV&弾幕シューティングゲーム。一見すると繋がりのないように感じられる2つのジャンルの組み合わせだが、本作においてはゲームパートが大きく2つに分かれており、前半部分では脱出ADV、後半部分では弾幕シューティングが楽しめるようになっているようだ。

脱出ADVのパートでは、ゲームを進めていくとさまざまな証拠や証言が入手できる。そこからシューティングパートに切り替わり、登場するボスや中ボスにダメージを与えると、そこに乗り込んでいるキャラクターからプレイヤーへの問いかけが発生。その問いかけに対して正しい証言や証拠品を当てていくことにより、クリアに近づいていくそうだ。

このように、2つの要素それぞれがストーリーに対して連動性を持っているが、シューティングパートのみを楽しめるパートも用意されている。梅田氏は、シューティングファンに届けたいという気持ちがコアにありつつも、新たにシューティングの楽しさに気づいてもらえるゲームにしたいとその展望を語った。

ここで、BGMを手掛ける、「モンスターハンター」シリーズの作曲家としても知られる小見山優子氏、シューティングパートを開発するグレフの丸山博幸氏がステージ上に登場して、それぞれ自身が手掛ける要素に関してのトークが展開。

梅田氏とは以前から親交があったという丸山氏は、今作のシューティングゲームについては作品の持つ要素を尊重した間口の広いものにしたいと考えていると話す。一方、小見山氏は、冤罪をテーマにした作品の世界観ならではの音楽表現に触れつつ、自身にとって初となるシューティングゲームの音楽制作を楽しく取り組めているとコメントしていた。

(左から)丸山博幸氏、小見山優子氏
(左から)丸山博幸氏、小見山優子氏

その後、河本氏が手掛けているストーリーのあらすじも紹介されつつ、ステージ上で1章部分のシューティングパートを丸山氏が実演プレイすることに。

弾幕シューティングとしての要素が軸にありつつも、キャラクター同士の対話が随所に盛り込まれていたり、画面左下にあるアウトバーストゲージがプレイにおける重要なポイントになっていたりと、独自の要素も盛りだくさん。プレイ中に流れる楽曲に対する小見山氏のコメントもありつつ、シューティングパートのみでも十分に楽しめるクオリティになっていることが感じられた。今後見ることができるであろう脱出ADVパートも含め、続報にも期待したいところだ。

冤罪執行遊戯ユルキル

イザナギゲームズ

PCダウンロード

  • 発売日:2022年7月8日
  • 15歳以上対象

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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