目次
  1. ten選手とta1yo選手がSwitch版「オーバーウォッチ」で対戦
  2. 「ハースストーン」のグランドマスターAlutemu選手とglory選手が対決!
  3. 初の大会!? 「ハースストーン:バトルグラウンド」で8人対戦
  4. 最後はじゃんけん大会で締め!

このイベントは、日本のファンに感謝の意味を込めて行われたものだ。同社の人気タイトル「オーバーウォッチ」「ハースストーン」「ディアブロ3」をピックアップし、様々なデコレーションやプレイエリア、ステージイベントが実施された。

参加費無料で、事前応募の先着130名で行われたイベントだったが、15時の開場より徐々に人が集まりだし、あっという間に多くのBLIZZARDファンで埋め尽くされていった。

ten選手とta1yo選手がSwitch版「オーバーウォッチ」で対戦

オープニングに続き、最初に行われたステージイベントがGreen Leaves所属のten選手とJUPITER所属のta1yo選手による、Switch版「オーバーウォッチ」を使った1on1のスペシャルマッチだ。

両選手とも、11月に開催されたオーバーウォッチ ワールドカップの日本代表選手として出場していたが、「練習中は全員勝ちたいという気持ちがあり真剣でした」と、ten選手は当時を振り返っていた。

惜しくも大会ではイタリアに負けてしまったが、それについてta1yo選手は「個人技だったら僕たちの方が上でしたが、構成やゲーム自体の理解度高くてやりづらかったです。個人技が出せずにもったいなかったです」と、対戦相手の印象をのべていた。

同大会が行われていた「BlizzCon 2019」では、注目のタイトルとして「オーバーウォッチ2」の発表も行われた。実際に会場内でプレイアブルな環境も用意されていたが、ta1yo選手によると「オーバーウォッチ」には似ているが別のゲームだったという。「オーバーウォッチ2」ではグラフィックも綺麗になり、ヒーローもリデザインされるということもあり、そちらも楽しみだという。

写真左からten選手とta1yo選手。

普段PC版でプレイしている両選手だが、今回はSwitch版「オーバーウォッチ」での対決ということもあり、ten選手は2日間ほど練習して対戦に臨んでいた。一方のta1yo選手は、この会場についてから1時間ほどプレイした程度であった。

この対戦では、ランダムに同じヒーローが選ばれるモードで、5本先に先取したほうが勝ちというルールで行われた。

最初のヒーローは、ソンブラ対決。いきなりステルス性能を持つキャラクターということで、相手の位置を探り合うところから始まる。こちらは相手を見失ったten選手を、ta1yo選手がしっかりとしとめて1本目を勝ち取った。

2戦目はリーパー対決。お互い相手にダメージを与える役割のDPSということで、どちらが勝つのか注目が集まった。こちらはten選手が勝ち、1対1のタイに持ち込む。

3戦目はハンゾー対決。スナイパーキャラだがなぜか近距離での戦いになり、ta1yo選手が無傷でten選手を倒していた。4戦目はシンメトラ対決。移動が可能なテレポーターやタレットが設置できるキャラクターということあり、インテリジェンスな攻防になったが、ta1yo選手が制した。5戦目はヒーラーながら射撃性能も高いバティストで対決。6戦目はジャンクラットでの対決だったが、どちらもten選手が勝ち3対3のタイに。

7戦目は、ふたたびスナイパー対決となるウィドウメイカーでの対決だったが……Switch版の操作に慣れていないということもあってかスナイパーよりも近距離での撃ち合いという、アサルトライフルでの戦いのような近接戦に。プロ同士の対戦で普段の試合ではめったに見られないような泥仕合であったが、こちらもten選手が勝利しリーチ。8戦目はドゥームフィストでの対決。ten選手の得意ヒーローでもあるが、こちらも連勝しten選手が勝負を決めていた。

試合後感想を聞かれた両選手。ten選手は「最初負けるかと思いましたが、切り替えて頭を冷やしました」と語り、ta1yo選手は「最初は調子が良かったので……裏で練習していたときは、毎回5-0で負けていたので、勝てるのかな? と思いました」と感想を語っていた。

「ハースストーン」のグランドマスターAlutemu選手とglory選手が対決!

続いて「ハースストーン」のグランドマスターであるAlutemu選手とglory選手が「激闘!ドラゴン大決戦」で対戦するコーナーに。両選手とも「ハースストーン・グランドマスターズ」に出場していたが、こちらはトッププロリーグのような大会だ。2018年度の生涯獲得賞金と、大会などで獲得するHCTコンペティティブ・ポイントなどが集計され、アジア太平洋、南北アメリカ、ヨーロッパといった地域の中から16名が選出される。Alutemu選手とglory選手は、その日本代表として戦っているプレイヤーである。

写真左からAlutemu選手とglory選手。

グランドマスターに出場前と後についてglory選は、「生活が変わりハースストーン漬けの毎日です。期間中は練習して試合してということを2ヵ月ぐらい繰り返していました。ファンは大分増えたので、ありがとうございます」と、自身の生活の変貌ぶりを語っていた。

一方のAlutemu選手は、「体調管理に気を付けています。毎週ベストなコンディションで臨みたいので」と、アスリートさながらの自身のケアを行っているようだ。

今回の対戦は、Alutemu選手のデッキ名は「ガラクロンドハンドロック」で注目カードは「空を覆う暗黒」。glory選手のデッキ名は「ガラクロンドクエストシャーマン」で、注目カードは「天変地異のガラクロンド」だ。

グランドマスター同士の激しい攻防が繰り広げられていったが、序盤はglory選手がやや優勢な状況に。Alutemu選手が盤面を取り返す場面もあったが、終始優勢だったglory選手が勝ちきり勝負を決めていた。Alutemu選手にとっては思惑と違う展開になってしまったようだが、そうした何が起こるかわからないというところも「ハースストーン」の魅力のひとつでもある。

初の大会!? 「ハースストーン:バトルグラウンド」で8人対戦

3つ目のステージイベントは「ハースストーン:バトルグラウンド」の8人対戦コーナーだ。こちらは予選を勝ち抜いた6名の選手に加えて、この日MCを務めていたシンイチロォ氏と蒼汁氏が参戦し行われた。

この「ハースストーン:バトルグラウンド」は、「オートチェス」のような自動バトルによる8人対戦が行えるゲームモードである。まだオープンベーターで、ゲームモードが登場してから2ヵ月ほどしか経っていない状況である。そのため、日本でこちらのゲーム大会が行われるのも初ということになる。

写真左からシンイチロォ氏と蒼汁氏。

序盤負け知らずで絶好調だったシンイチロォ氏だったが、蒼汁氏とともに途中で敗戦。この時点で最後まで残っていたのはらんぷさんとメリーさんのふたりだ。らんぷさんの方がヒーローの体力が多く有利ではあったものの、メリーさんが善戦し粘りに粘るという熱い展開に。そのたびに会場内からは「これはあるぞ!」という声援が飛び交っていた。熱戦が続いたが、最終的に勝利を決めたのは、らんぷさんだった。

「勝てると思っていなかった」と感想を語る、優勝者のらんぷさん。

最後はじゃんけん大会で締め!

楽しい時間もあっという間に過ぎ、18時45分より閉会式が行われた。この会場内では7つのクイズが張られており、全問正解した人にはBlizzardの関連グッズがプレゼントされていたのだが、その答え合わせが行われた。

さらに、「オーバーウォッチ」や「ハースストーン」のグッズがもらえるジャンケン大会も実施。グランドマスターのじゃんけんが強く、多くの参加者が脱落するなどなかなかの盛り上がりであった。

これにて今回のイベントは全て終了となった。数年前まではこうしたイベントが日本でも行われることになるとは夢にも思わなかったが、それだけBlizzardのファンも増えてきたということなのだろう。次回の開催は未定だが、機会があればぜひ参加してみてほしいイベントである。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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