LINEが運営するライブドアニュースは、ゲームで描かれた世界を現実に即して各分野の専門家に語ってもらう動画コンテンツ「ゲームさんぽ」の最新動画を、本日3月27日に公開した。
ゲームのミッションはまだ甘い!ゲームから見える現実のスナイパーの過酷さ
今回、シベリアを舞台にプレイヤーが傭兵のスナイパーとしてミッションをこなすシューティングゲーム「スナイパー ゴースト ウォリアー コントラクト」(以下、ゴースト ウォリアー)を、現役のスナイパーである永井宏樹氏が解説する動画をYouTubeにて公開いたします。
使用タイトル:スナイパー ゴースト ウォリアー コントラクト(H2 Interactive)
解説者: 現役のスナイパー 永井 宏樹(ながい ひろき)
現実のミッションはゲームよりはるかに辛い。現役のスナイパーがゲームをもとに現実のミッションを解説
「ゴースト ウォリアー」はシューティングゲームの中でも、相手を狙うときの手振れが大きく、距離も遠いので難易度が高いとされています。しかし、動画では永井氏が現実のミッションよりはるかに楽な設定といいます。
例えば、ゲーム内での狙撃距離は70mから100mくらいの距離から狙いますが、現実では数百m後半台から狙わないと安全が確保できないとします。また、現実のライフルは5kg以上ありゲーム内の手ブレは世界のスナイパーを見てもいないレベルの小さだといいます。
ゲーム内の主人公の立ち回りにおいても、向こうから狙われていない状況なので自由に移動できるが、現実だと相手のスナイパーが狙っている可能性もあり、100m進むのにも気づかれないくらいゆっくり進む必要がある点や全く動かずに相手が出てくるまで1週間以上も待つ必要があることも指摘します。
このように難易度の高いとされるゲームから見ても現実の方が遥かに辛い環境であることが語られます。
ゲーム内のマップを元にポジションを解説。スナイパーは場所の選定が9割。
ゲーム内の俯瞰図をもとにスナイピングをするポジションの解説も行います。ポジションを決めるときは自分が見やすい場所というだけではなく、脱出するための経路やいかに見えにくい場所を確保するかを考えなければならないと語ります。
相手側にもスナイパーがいることを想定し、自分が撃ちやすいと思う場所は相手もそう思っていることを前提に下調べにも時間をかけなければならず、現実のミッションでは場所を決めるのに95%以上の比重、射撃は5%ほどの比重の意識で取り組んでいるとします。
ためになる?スナイパーならではのアドバイスも多数登場。
更に実際に任務を遂行するときにためになる情報も登場します。例えば、実際スナイパーに狙われたときはスコープ外から出るためにジグザグに逃げることが重要という話やポジション取りが重要という点から潜入し、情報だけを収集して一回戻ってみることも重要だと話します。
部屋を見る際もコップの数、ポストイットに書かれていることから人数を探る、プロジェクターがある部屋は指揮官がいる場所だと推測できるなど、いかに情報を収集ための手法の解説も飛び出し、スナイパーならではのアドバイスが紹介されます。
後編は4月3日(土)18時に下記ライブドアニュースYouTubeチャンネルにて公開されます。
ライブドアニュースYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/gotouchi10sec