KongStudiosとYostarがサービスを予定しているiOS/Android向けアプリ「ガーディアンテイルズ」。8月24日から8月31日までの期間で実施されたクローズドβテストのプレイレポートをお届けする。
「ガーディアンテイルズ」は、KongStudiosが手掛けるドット絵アクションRPG。物語の舞台は、未知なる敵、インヴェーダーの襲撃を受けたカンタベリー王国。世界の危機に対抗するため、プレイヤーは新米騎士として、小さなお姫様と冒険の旅へ出る。魅力あふれるキャラクターとスタイリッシュなアクションが特徴のタイトルだ。ここでは、クローズドβテストで実際にプレイして感じた本作の魅力を紹介していく。
爽快感抜群のアクション&やり込み要素たっぷりの謎解き!
本作をプレイして、まず目につくのがレトロ調なドットで描かれるグラフィック。ジャンルとしては、2Dトップビュー形式のアクションアドベンチャーとなっており、キャラクターを操作して敵を倒したり謎を解きながらステージをクリアしていくことでストーリーが進行する。昔ながらのコンシューマーゲームを遊んでいるような感覚でプレイできるが、スマートフォンゲームでお馴染みの育成システムやガチャといった要素も備えている。
操作方法は画面に表示されている仮想パッドで行う。移動用の十字キーと攻撃ボタン、スキルボタン、アクションボタンと構成はシンプルだが、アクションボタンは状況に応じて様々な行動に変化するので、取れる反応は意外にも多い。
操作感は良好で、バトルはスキルのド派手なエフェクトも相まって爽快感抜群。ザクザクと敵を倒していく快感は病みつきになる魅力があった。
また、アクションの幅は広く、キャラクターの武器を変更すると攻撃モーションも大きく様変わりする。例えば主人公の初期装備は近接に特化した剣だが、ステージ攻略中に手に入った弓に装備を変えてみたことろ遠距離から攻撃が可能に。さらに、武器にはスキルが付与されており、同じ武器種であっても操作感が変わるのが面白い。
新しい武器が手に入ったらどのようなスキルが使えるのかワクワクしながら試す感覚はハクスラ系のゲームのようでもあった。
1ステージはサクッとクリアするのであれば大体5分程度で駆け抜けることができるのだが、フィールドには様々な遊びがぎっしりと詰まっており、全ての要素を回収しようとすると予想以のボリュームを楽しむことができる。この謎解き要素・やり込み要素が本作のもう一つの魅力。
フィールドをくまなく探索すると実は隠された入り口があったり、草に火をつけることで新たな道が開けたり、石を動かしてスイッチを押すパズルのようなものだったりと多種多様なギミックが存在する。もちろんこれらをスルーして遊ぶこともできるが、その先では新しい武器や防具が手に入ったりと嬉しい要素が多いので、ついついフィールドを探索してしまうのだ。
ステージにはプレイヤーが操作するキャラクター1人に加えて、最大3人までNPCを連れていくことができる。一応、主人公キャラクターは存在しているが、操作するキャラクターは自由に変更が可能だ。
キャラクターはストーリーの進行でも入手できるが、ガチャからの入手が主となる。ガチャは1回召喚が300石、10回召喚で2700石になるので10連で回すと少しお得。キャラクターはおもちゃのパッケージのような形で排出されるのだが、個人的にはこのガチャの演出が好みでコレクション欲がくすぐられる。
本作には装備ガチャも存在するのだが、キャラガチャで手に入る高レアリティのキャラは最初から強力な武器を所持しているので、キャラクターが揃うまではこちらをメインに回すと良さそうだ。なお、キャラクターのレアリティは全て最大レア度まで上昇させることができるので、お気に入りのキャラクターをずっと使い続けることもできる。
オールドスクールな魅力を継承した最新アクションアドベンチャー!
見下ろし形の2Dドットアクションアドベンチャーのツボをしっかりと押さえながら、スマートフォンゲームに最適化された本作は、プレイをしていて懐かしさと新鮮さが同時に味わえる稀有なタイトルになっていると感じた。かわいいドットキャラが縦横無尽にフィールドを駆け回っている姿はどこか微笑ましく、コミカルな作風と共に楽しむことができた。
今回は期間の限られたクローズドβテストだったということもありゲームの基本的な部分の紹介となったが、最大4人のマルチプレイや、自分だけの浮遊城をつくり上げる箱庭要素などもあるようで、楽しみはまだまだ広がっていきそうだ。本作は、現在事前登録を実施中なのでプレイレポートを読んで少しでも興味を持った人は、こちらもチェックしておこう。